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27 ちっちゃいにゃあ!
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「よく……生きていてくれた……ルドガー」
「あー。オーリは約束守ってくれてありがとうね。魔王討伐おめでとう、この世界に生きているものとしてありがとうって言わなくちゃ」
「あの時……ルドガーの犠牲があったからだ。あの時は本当に私は死にかけていた……いや、死んでいたと言っても過言じゃない。それをエセルが無理やり引き戻してくれたんだ……ルドガーの命を使ったと聞いて後悔した」
「結果として生きてたけどね」
オーリの隣でぶるぶるエセルが震えてる。お、怒るのかぁ?受けて立つぞお!
「なんで……なんで生きてるなら知らせてくれなかったんだよ!兄さん!! 」
「知らせるって、魔王のお城の傍まで行って、私は生きてましたよーって言えっていうの?そっちの方が死んじゃうだろう?」
「でも、だって!僕、僕めちゃくちゃ落ち込んで、僕の存在はやっぱり兄さんの迷惑にしかならないって、絶対そうだって……昔からそうだった。僕はせっかく拾ってもらったのに、兄さんの足ばっかり引っ張って!兄さんの役に立ちたくて始めた魔法の研究だったのに、何か失敗して吸血鬼になっちゃうし!」
「魔法の失敗だったんだ……」
「そうだよ!それなのに吸血鬼になったら僕の中にあった、黒い想いみたいなのが、おかしな形で出て来ちゃうし。確かに兄さんのことは好きだった。ちょっと触ってみたいなあって思って触ったこともあったけど、あんなふうに虐めるつもりもなかった!でも、止められなかった……いや、あの時はその黒い想いに素直に従ってたと思う……でもやっぱり違うってオーリに怒られて……それで、僕、僕……」
「黙れ、エセル。その辺はお前が悪い」
「ご、ごめんなさい……」
で、でたーオーリの一喝。私でもちょっと怖い。
「俺達は一生ルドガーの子供と周りのやつらの面倒を見ていくって決めただろう。どんな気持ちでルドガーが命を差し出したのか……子供がいるのに、命を差し出す重さを知ったんだろう!」
「……はい、そうでした……」
流石オーリ、有言実行の男だ。完全にあのエセルの手綱を取っている……とても安心できる。と、言うかあれ?
「えーと……エセル、赤ちゃんは……まさか」
確かにあの時、エセルのお腹には別の命があった。だから私はあんな決断を出来たんだ……エセルとオーリの子供、きっと力のある子供になるだろうし、絶対に赤ちゃんにはお父さんがいた方が良いもの。今の私は吸血鬼であった時と違って、命の光が見えなくなっている。やっぱり吸血鬼よりサキュバスの方が弱い魔物になるんだろうか?
「あ、紹介するね……アーリ、大丈夫怖くないよ。兄さんは凄く優しいから」
エセルが自分の襟元から服の中に手を突っ込んでごそごそとまさぐっている。え?なに。また服の中に何か入れてるの??そう思うと優しくエセルに掴まれて出て来たのは銀色の赤ちゃんこうもりだった。小っちゃくて可愛い!
「小っちゃいにゃ!」
「あらぁ!」
にゃんこちゃんとこうちゃんが驚いて声を上げた。その子はエセルの手のひら位しかなくて、親指にしがみついてプルプル震えている。ちっちゃああい!
「この子はアーリ……僕とオーリの子供だけど……小さくて、人間の姿にもなれないんだ」
「かっ……可愛いねえ!アーリは男の子だね!可愛い、可愛いよ。良かったね、オーリ」
「……情けないと思わないのか?ルドガー。君の子供は、子供の姿だ……でも私達の子はまだこんなコウモリの姿だ……」
オーリのいうことはよくわからないなぁ。銀色のアーリは……そっか、毛の色はオーリの髪の毛と一緒で、目の色がエセルと同じ緑色で、キラキラしていて凄く可愛らしい男の子だった。
「だって、魔王退治で忙しかったんでしょう?ゆっくりアーリに栄養を上げてる暇もなかったし……もしかして卵だったとか?だって危ないもんね……きっとエセルが自分が攻撃されてもお腹のアーリだけは助かるように硬い殻に包んで育てたんだろう?」
「っ……!!」
アーリに手を差し出すと、ちいさなコウモリはふんふんと匂いを嗅いでから私のほうによちよちとやってきた。
「あ、エセルと私が兄弟だって分かるんだね。うんうん。そうだ、ルーシェ達と遊んだらいいよリー達は自分より小さい子がいなくて不満そうだったからきっとすごく喜ぶ。にゃんこちゃん、子供達呼んできて」
「かしこまにゃん!」
早速にゃんこちゃんは子供達を呼びに行って……全員が行儀悪く廊下を走ってやってきた。
「ママ、従弟の子ってどのこ!?」
「アーリって言うんでしょう……わあ!赤ちゃんだあ!可愛いねえ」
「ぼく、だっこ!だっこする~~!」
アーリはびっくりして一度エセルの親指に戻って言ったけれど、ワクワクキラキラ見上げる子供達をもう一度みてから、おずおずとリーシェの頭の上にぽすんと降りた。リーシェが一番下のおっとりさんだからね、気が合うかもしれない。
「アーリは旅してたんでしょう、凄い」
「キ、キチチ……」
「ええええええ!まおー!まおうこわい! 」
「チチ」
「アーリ……すごい」
子供達で話が盛り上がってきた。でも何を話しているか今の私には分からない……吸血鬼じゃなくなったときにコウモリの高音言語が聞き取れなくなっちゃったんだ。でも子供達は問題なくお話が出ているみたい。良かった良かった。
「アーリが……アーリがあんなに……嬉しそう……ふ、ふえ……ふえええええん」
「エセル!?」
どうしてエセルが泣くの!?
「あー。オーリは約束守ってくれてありがとうね。魔王討伐おめでとう、この世界に生きているものとしてありがとうって言わなくちゃ」
「あの時……ルドガーの犠牲があったからだ。あの時は本当に私は死にかけていた……いや、死んでいたと言っても過言じゃない。それをエセルが無理やり引き戻してくれたんだ……ルドガーの命を使ったと聞いて後悔した」
「結果として生きてたけどね」
オーリの隣でぶるぶるエセルが震えてる。お、怒るのかぁ?受けて立つぞお!
「なんで……なんで生きてるなら知らせてくれなかったんだよ!兄さん!! 」
「知らせるって、魔王のお城の傍まで行って、私は生きてましたよーって言えっていうの?そっちの方が死んじゃうだろう?」
「でも、だって!僕、僕めちゃくちゃ落ち込んで、僕の存在はやっぱり兄さんの迷惑にしかならないって、絶対そうだって……昔からそうだった。僕はせっかく拾ってもらったのに、兄さんの足ばっかり引っ張って!兄さんの役に立ちたくて始めた魔法の研究だったのに、何か失敗して吸血鬼になっちゃうし!」
「魔法の失敗だったんだ……」
「そうだよ!それなのに吸血鬼になったら僕の中にあった、黒い想いみたいなのが、おかしな形で出て来ちゃうし。確かに兄さんのことは好きだった。ちょっと触ってみたいなあって思って触ったこともあったけど、あんなふうに虐めるつもりもなかった!でも、止められなかった……いや、あの時はその黒い想いに素直に従ってたと思う……でもやっぱり違うってオーリに怒られて……それで、僕、僕……」
「黙れ、エセル。その辺はお前が悪い」
「ご、ごめんなさい……」
で、でたーオーリの一喝。私でもちょっと怖い。
「俺達は一生ルドガーの子供と周りのやつらの面倒を見ていくって決めただろう。どんな気持ちでルドガーが命を差し出したのか……子供がいるのに、命を差し出す重さを知ったんだろう!」
「……はい、そうでした……」
流石オーリ、有言実行の男だ。完全にあのエセルの手綱を取っている……とても安心できる。と、言うかあれ?
「えーと……エセル、赤ちゃんは……まさか」
確かにあの時、エセルのお腹には別の命があった。だから私はあんな決断を出来たんだ……エセルとオーリの子供、きっと力のある子供になるだろうし、絶対に赤ちゃんにはお父さんがいた方が良いもの。今の私は吸血鬼であった時と違って、命の光が見えなくなっている。やっぱり吸血鬼よりサキュバスの方が弱い魔物になるんだろうか?
「あ、紹介するね……アーリ、大丈夫怖くないよ。兄さんは凄く優しいから」
エセルが自分の襟元から服の中に手を突っ込んでごそごそとまさぐっている。え?なに。また服の中に何か入れてるの??そう思うと優しくエセルに掴まれて出て来たのは銀色の赤ちゃんこうもりだった。小っちゃくて可愛い!
「小っちゃいにゃ!」
「あらぁ!」
にゃんこちゃんとこうちゃんが驚いて声を上げた。その子はエセルの手のひら位しかなくて、親指にしがみついてプルプル震えている。ちっちゃああい!
「この子はアーリ……僕とオーリの子供だけど……小さくて、人間の姿にもなれないんだ」
「かっ……可愛いねえ!アーリは男の子だね!可愛い、可愛いよ。良かったね、オーリ」
「……情けないと思わないのか?ルドガー。君の子供は、子供の姿だ……でも私達の子はまだこんなコウモリの姿だ……」
オーリのいうことはよくわからないなぁ。銀色のアーリは……そっか、毛の色はオーリの髪の毛と一緒で、目の色がエセルと同じ緑色で、キラキラしていて凄く可愛らしい男の子だった。
「だって、魔王退治で忙しかったんでしょう?ゆっくりアーリに栄養を上げてる暇もなかったし……もしかして卵だったとか?だって危ないもんね……きっとエセルが自分が攻撃されてもお腹のアーリだけは助かるように硬い殻に包んで育てたんだろう?」
「っ……!!」
アーリに手を差し出すと、ちいさなコウモリはふんふんと匂いを嗅いでから私のほうによちよちとやってきた。
「あ、エセルと私が兄弟だって分かるんだね。うんうん。そうだ、ルーシェ達と遊んだらいいよリー達は自分より小さい子がいなくて不満そうだったからきっとすごく喜ぶ。にゃんこちゃん、子供達呼んできて」
「かしこまにゃん!」
早速にゃんこちゃんは子供達を呼びに行って……全員が行儀悪く廊下を走ってやってきた。
「ママ、従弟の子ってどのこ!?」
「アーリって言うんでしょう……わあ!赤ちゃんだあ!可愛いねえ」
「ぼく、だっこ!だっこする~~!」
アーリはびっくりして一度エセルの親指に戻って言ったけれど、ワクワクキラキラ見上げる子供達をもう一度みてから、おずおずとリーシェの頭の上にぽすんと降りた。リーシェが一番下のおっとりさんだからね、気が合うかもしれない。
「アーリは旅してたんでしょう、凄い」
「キ、キチチ……」
「ええええええ!まおー!まおうこわい! 」
「チチ」
「アーリ……すごい」
子供達で話が盛り上がってきた。でも何を話しているか今の私には分からない……吸血鬼じゃなくなったときにコウモリの高音言語が聞き取れなくなっちゃったんだ。でも子供達は問題なくお話が出ているみたい。良かった良かった。
「アーリが……アーリがあんなに……嬉しそう……ふ、ふえ……ふえええええん」
「エセル!?」
どうしてエセルが泣くの!?
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