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ん?キノコの様子が……?
57 俺*
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しまった。野生に帰り過ぎていた。キノコには恵みの雨でも人間の体に秋雨は少し冷たい。まだ戻るつもりは無かったのに、名前を呼んでしまった。
「や、ちょっと待て!ゼル!ゼ、んーーっ」
ぱしゃんとお湯が揺れ壁に押しつけられながら、唇を塞がれる。半ば強引に舌を差し込まれると、深く絡まれる。
最近、毒に耐性ができたのか、あの解毒剤を飲まなくても腹を壊さないらしい。毒キノコかじりすぎだろう。
「ルド」
呼ぶ声が甘い。そして最近、この声に弱い。呼ばないで欲しい。
「ルド」
やめてくれ、とろりと溶けそうだ。
だいたいにして、長いおかしなキノコ生活で、俺に物をくれたのはゼルが初めてだとか、心底驚いた。
アルトもフィルも貧乏人の研究馬鹿だったし、エドは忙しすぎだった。1人でいたら、何か欲しがる前にやる事あったとか……俺はどうなってんだ?
しかもだ、いくら欲しかったとは言え森だぞ、森。普通プレゼントする物じゃないし、プレゼントにしても森はない。
そして秋は野生キノコでいて良いと言うなんて頭がおかしいのかな?おかしいんだろうなー。なんせキノコに卵を産ませる大変態だ。
「ルド……」
あーやめて、そんな声で呼ぶな、そんな顔で見るな。
全部許したくなるから
「ん、あんっ!」
ぬぷりと久しぶりに差し込まれて、小さく声を上げる。ぱしゃんとお湯が揺れるが、
「ルド、可愛い」
急にやめろ!驚いて締めちゃうだろ!
あーっバレた。楽しそうに笑っている。この性悪!
「ゼーーー……」
お湯の中でゼルの膝の上に乗り上げる形で向き合って座っている。上に浮きそうになるが、しっかりと腰を押さえてららていて、抜けそうに無い。
こいつは……テイゼルは、俺がキノコで居ても良いと言う。秋の間だけだけれども、普通の毒キノコでいて良いのだと言う。
皆、俺が普通のキノコでいる事を望まなかったのに、テイゼルだけは違うから悪い。
「お前のキノコっぷりが見たいんだ」
と、人間にはつまらないであろう秋の森でぼーっとする俺をニコニコと見ている。そんな事している暇があったら仕事をしろ!と思うが、人員の見直しや、作業の簡略化などでそれを可能にしてしまった。本気を出せば出来る男だった。
しょうがないよな、俺は出来る男が好きなんだから。
「ルドっ!ルドっ」
バシャリバシャリとお湯を波立たせて、俺は揺さぶられる。お湯が邪魔だが、それでも久しぶりのセックスは気持ち良い。
「お、奥、入れて……」
堪らず俺は呻いた。ここまで来たらもう、ドロドロになるくらい愛して欲しい。
「良いのか?すぐイっちゃうぞ?卵出来ちゃうぞ?」
知ってる。ぜーんぶ知ってる。けど
「ん……卵、産みたいの……」
胞子が外の空気の中に舞っていく。ああ、気持ちいい、気持ち良いね。来年はゼルに少し似た変種の毒キノコが生えるかもしれない。
「ねぇテイゼル。俺はキノコでいて良いかい?」
旦那様は少し考えたがにっこり笑って言った。
「勿論だとも」
だから俺は秋だけはただのキノコのままなんだ。王様にもお妃様にも聖女にも成り上がれない、森のキノコでいて良いんだ。
「俺の側にいてくれるならね」
ええ、ええ。いますとも。森のキノコは貴方のそばに!
終
「や、ちょっと待て!ゼル!ゼ、んーーっ」
ぱしゃんとお湯が揺れ壁に押しつけられながら、唇を塞がれる。半ば強引に舌を差し込まれると、深く絡まれる。
最近、毒に耐性ができたのか、あの解毒剤を飲まなくても腹を壊さないらしい。毒キノコかじりすぎだろう。
「ルド」
呼ぶ声が甘い。そして最近、この声に弱い。呼ばないで欲しい。
「ルド」
やめてくれ、とろりと溶けそうだ。
だいたいにして、長いおかしなキノコ生活で、俺に物をくれたのはゼルが初めてだとか、心底驚いた。
アルトもフィルも貧乏人の研究馬鹿だったし、エドは忙しすぎだった。1人でいたら、何か欲しがる前にやる事あったとか……俺はどうなってんだ?
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そして秋は野生キノコでいて良いと言うなんて頭がおかしいのかな?おかしいんだろうなー。なんせキノコに卵を産ませる大変態だ。
「ルド……」
あーやめて、そんな声で呼ぶな、そんな顔で見るな。
全部許したくなるから
「ん、あんっ!」
ぬぷりと久しぶりに差し込まれて、小さく声を上げる。ぱしゃんとお湯が揺れるが、
「ルド、可愛い」
急にやめろ!驚いて締めちゃうだろ!
あーっバレた。楽しそうに笑っている。この性悪!
「ゼーーー……」
お湯の中でゼルの膝の上に乗り上げる形で向き合って座っている。上に浮きそうになるが、しっかりと腰を押さえてららていて、抜けそうに無い。
こいつは……テイゼルは、俺がキノコで居ても良いと言う。秋の間だけだけれども、普通の毒キノコでいて良いのだと言う。
皆、俺が普通のキノコでいる事を望まなかったのに、テイゼルだけは違うから悪い。
「お前のキノコっぷりが見たいんだ」
と、人間にはつまらないであろう秋の森でぼーっとする俺をニコニコと見ている。そんな事している暇があったら仕事をしろ!と思うが、人員の見直しや、作業の簡略化などでそれを可能にしてしまった。本気を出せば出来る男だった。
しょうがないよな、俺は出来る男が好きなんだから。
「ルドっ!ルドっ」
バシャリバシャリとお湯を波立たせて、俺は揺さぶられる。お湯が邪魔だが、それでも久しぶりのセックスは気持ち良い。
「お、奥、入れて……」
堪らず俺は呻いた。ここまで来たらもう、ドロドロになるくらい愛して欲しい。
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胞子が外の空気の中に舞っていく。ああ、気持ちいい、気持ち良いね。来年はゼルに少し似た変種の毒キノコが生えるかもしれない。
「ねぇテイゼル。俺はキノコでいて良いかい?」
旦那様は少し考えたがにっこり笑って言った。
「勿論だとも」
だから俺は秋だけはただのキノコのままなんだ。王様にもお妃様にも聖女にも成り上がれない、森のキノコでいて良いんだ。
「俺の側にいてくれるならね」
ええ、ええ。いますとも。森のキノコは貴方のそばに!
終
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