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新しい土地
37 雑草より価値がない
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「はぁ?!ジュール・セーブルから領地だけでなく、家から爵位まで全部取り上げただと?!」
珍しくヨシュアの所に行かなかったのは、今日王太子からの手紙が届くと知っていたからだ。
ジュリアスは驚いて声を荒げた。
「暗愚だと聞いてはいたがこれほどとは……なんで生きてるんだ?その王太子とやらは?」
「知りませんよ!」
「そこら辺に生えてる雑草の方が値があるぞ!あーやだやだ!外堀を埋める所の騒ぎじゃねぇじゃねぇか……う、すまんなぁ…お父様よぉ」
相変わらず気が早いですね、とレギルに嫌味を言われたが、さらりと無視する。
「ダリウスから連絡が来ています。予定通り元セーブル領はすぐに押さえます」
「すぐに宣戦布告を出せ…マロードに潜ませている奴らを使えばすぐだろう。終わったらすぐに引き上げさせろ」
わかりました。レギルはトントンと書類を
叩いて、手順を確認する。
「あ、陛下。マロードの国王が倒れたそうです」
もののついでのように報告する。
「ほう。死ぬか?」
「なんでもただの病でなく、呪いのようであると報告が上がっています」
「呪いか…マロードは何かが起こっているようだな」
ジュリアスは深いため息をついた。
「あーヨシュアが泣いてなきゃ良いなー」
「早く終わらせて会いに行ったら良いじゃないですか」
「え?良いのか?」
書類を片付けるジュリアスの能力が高いのか、そのジュリアスを使うのがレギルが上手いのか。
仕事はどんどん片付いて、ジュリアスは飛んで行った。
「え、メロウが仔馬を?!」
ジュリアスは馬小屋に走って行った。
「メロウ!良くやった!なんて可愛くて、足早そう!」
「あ、やっぱりそういう感じなんですね」
「やはり足の早い馬は良いものだ」
足の数なんてどうでもいい。
「か、可愛い……!」
「レギル……?」
「あの、小さい方の仔馬!わ、私にください!はー!可愛い!黒いメロウそっくりのつぶらな目!首から栗毛がだんだんと黒くなって行く毛色!小柄なのにどっしり太い足!しかも6本もある!」
メロメロとはこの事だろうか。
「はぁん!絶対上品で美しい馬になりますよ!お願いです!ジュリアス!私にあの子を!」
「え?あ、うん?メロウが良いって言ったらな?」
「ジュリアス殿、少しよろしいか?」
笑いながらメロウと仔馬達の元から戻って来たジュリアスを、ジュールは呼び止める。その真剣な様子に誰も口を挟めなかった。
「奥の部屋を使いなされ」
マクドルは部屋に案内し、自らは戻ってきた。
皆と残ったヨシュアはただならぬ様子に、不安が募る。
「お母様、お父様は……?」
見ればマリーも悲しげな顔をしていた。
「ヨシュアとレンが仔馬の世話をしているときに、少しだけ旦那様がお手紙の内容を少しだけお話しして下さったのです」
それはとんでもない内容だった。
「ジュリアス殿、私は腹芸などは得意ではないので、はっきり言わせて貰う」
2人きりで通された部屋で、椅子に座る事もなくジュールは切り出した。
「……聞こう」
「あれを……ヨシュアを貰ってやってはくれないだろうか……妻として。とんでもない事を頼んでいる自覚はある」
「いや、それは願ってもない事だが」
本気だったのか!とジュールは驚いたが、ジュリアスは冷静だ。
「どうした、ジュール殿。あれほど目の黒いうちは、と俺をのしてきたのに……その手紙が原因だな?」
ジュールは観念したのか、王太子からの手紙をジュリアスに手渡した。
「……ありえん内容だが従う気か?」
「私にはもう親族はいないのだが、妻の実家に迷惑がかかる……」
「ふむ……」
もう一度手紙に目を通して、ジュリアスはため息をついた。そこには長年仕えた相手に向けるべき言葉は1つも無かっ た。
王太子を裏切った罰として領地と爵位を返上すること。使っていた屋敷は使用人共々譲り渡す事。
末の息子を帝国の皇帝に差し出す事。正妃にすることで、皇帝の血脈を切る事。できぬ場合は親類縁者に罰を与える。はっきりそう書かれていた。
「胸くそ悪い」
吐き捨てた。ジュリアスならば殺すと脅されても絶対に書かないであろう内容だ。
「ジュール殿。俺はもともと子を成すつもりがない。俺の血筋は世に残してはいけないものだ。だからその辺りは何も気にしなくて良い」
だがな、と疲れたように近くのソファに腰を下ろした。
「まだ小さいヨシュアを魑魅魍魎うごめく宮廷に連れて行きたくない……が、何か目に見える形でせねば納得しないんだろうな」
しかし、セーブル家を奪ってしまっては確認のしようもないだろうに……マロードが帝国に間者を放つだけの力はまだあるのか?
ぶつぶつとジュリアスは呟く。
「あと2年は親元でと思っていたのだがなぁ。まあ一度来ても戻れば良いか。大丈夫だ、悪いようにはしない。何せ嫁の実家だからな!ダリウスも言っていただろう?夕食前にはあの屋敷に戻れるだろう。……マロードの爵位だけはどうもしてやれんがな」
「ジュリアス殿……一体……」
ジュリアスは立ち上がって、バンバンとジュールの肩を叩いた。
「なぁに、物事には順序があると言うだけさ。……2年もあれば落とせると思ってたんだけどな!」
「まさか……本気……なのか?」
「俺はいつでも本気だぜ!」
ジュールは肩をワナワナと震わせ始めた。先程までまとっていた暗い重苦しい空気が吹き飛んで、武人のそれになる。
「じ……10歳で……可愛い息子を男の嫁にくれてやる父親はここにはおらんぞ……!ジュリアス殿……表に出られよ……少し話をしようではないか……?」
「お……おう……ヨロシクオネガイシマス……」
「はっはっは!なるほど、ジュリアスは手加減されていたと言う事ですね?あれほどボコボコにされたジュリアスを見るのは久しぶりです」
「うわーー?!ジュリアスさーん?!」
マクドル邸の庭でジュリアスは完膚なきまでに叩きのめされ、大地に沈んだ。
「流石、剣聖ジュール殿じゃのう……わしの息子なってくれんかのう……」
マクドルはニコニコと見守っていた。
珍しくヨシュアの所に行かなかったのは、今日王太子からの手紙が届くと知っていたからだ。
ジュリアスは驚いて声を荒げた。
「暗愚だと聞いてはいたがこれほどとは……なんで生きてるんだ?その王太子とやらは?」
「知りませんよ!」
「そこら辺に生えてる雑草の方が値があるぞ!あーやだやだ!外堀を埋める所の騒ぎじゃねぇじゃねぇか……う、すまんなぁ…お父様よぉ」
相変わらず気が早いですね、とレギルに嫌味を言われたが、さらりと無視する。
「ダリウスから連絡が来ています。予定通り元セーブル領はすぐに押さえます」
「すぐに宣戦布告を出せ…マロードに潜ませている奴らを使えばすぐだろう。終わったらすぐに引き上げさせろ」
わかりました。レギルはトントンと書類を
叩いて、手順を確認する。
「あ、陛下。マロードの国王が倒れたそうです」
もののついでのように報告する。
「ほう。死ぬか?」
「なんでもただの病でなく、呪いのようであると報告が上がっています」
「呪いか…マロードは何かが起こっているようだな」
ジュリアスは深いため息をついた。
「あーヨシュアが泣いてなきゃ良いなー」
「早く終わらせて会いに行ったら良いじゃないですか」
「え?良いのか?」
書類を片付けるジュリアスの能力が高いのか、そのジュリアスを使うのがレギルが上手いのか。
仕事はどんどん片付いて、ジュリアスは飛んで行った。
「え、メロウが仔馬を?!」
ジュリアスは馬小屋に走って行った。
「メロウ!良くやった!なんて可愛くて、足早そう!」
「あ、やっぱりそういう感じなんですね」
「やはり足の早い馬は良いものだ」
足の数なんてどうでもいい。
「か、可愛い……!」
「レギル……?」
「あの、小さい方の仔馬!わ、私にください!はー!可愛い!黒いメロウそっくりのつぶらな目!首から栗毛がだんだんと黒くなって行く毛色!小柄なのにどっしり太い足!しかも6本もある!」
メロメロとはこの事だろうか。
「はぁん!絶対上品で美しい馬になりますよ!お願いです!ジュリアス!私にあの子を!」
「え?あ、うん?メロウが良いって言ったらな?」
「ジュリアス殿、少しよろしいか?」
笑いながらメロウと仔馬達の元から戻って来たジュリアスを、ジュールは呼び止める。その真剣な様子に誰も口を挟めなかった。
「奥の部屋を使いなされ」
マクドルは部屋に案内し、自らは戻ってきた。
皆と残ったヨシュアはただならぬ様子に、不安が募る。
「お母様、お父様は……?」
見ればマリーも悲しげな顔をしていた。
「ヨシュアとレンが仔馬の世話をしているときに、少しだけ旦那様がお手紙の内容を少しだけお話しして下さったのです」
それはとんでもない内容だった。
「ジュリアス殿、私は腹芸などは得意ではないので、はっきり言わせて貰う」
2人きりで通された部屋で、椅子に座る事もなくジュールは切り出した。
「……聞こう」
「あれを……ヨシュアを貰ってやってはくれないだろうか……妻として。とんでもない事を頼んでいる自覚はある」
「いや、それは願ってもない事だが」
本気だったのか!とジュールは驚いたが、ジュリアスは冷静だ。
「どうした、ジュール殿。あれほど目の黒いうちは、と俺をのしてきたのに……その手紙が原因だな?」
ジュールは観念したのか、王太子からの手紙をジュリアスに手渡した。
「……ありえん内容だが従う気か?」
「私にはもう親族はいないのだが、妻の実家に迷惑がかかる……」
「ふむ……」
もう一度手紙に目を通して、ジュリアスはため息をついた。そこには長年仕えた相手に向けるべき言葉は1つも無かっ た。
王太子を裏切った罰として領地と爵位を返上すること。使っていた屋敷は使用人共々譲り渡す事。
末の息子を帝国の皇帝に差し出す事。正妃にすることで、皇帝の血脈を切る事。できぬ場合は親類縁者に罰を与える。はっきりそう書かれていた。
「胸くそ悪い」
吐き捨てた。ジュリアスならば殺すと脅されても絶対に書かないであろう内容だ。
「ジュール殿。俺はもともと子を成すつもりがない。俺の血筋は世に残してはいけないものだ。だからその辺りは何も気にしなくて良い」
だがな、と疲れたように近くのソファに腰を下ろした。
「まだ小さいヨシュアを魑魅魍魎うごめく宮廷に連れて行きたくない……が、何か目に見える形でせねば納得しないんだろうな」
しかし、セーブル家を奪ってしまっては確認のしようもないだろうに……マロードが帝国に間者を放つだけの力はまだあるのか?
ぶつぶつとジュリアスは呟く。
「あと2年は親元でと思っていたのだがなぁ。まあ一度来ても戻れば良いか。大丈夫だ、悪いようにはしない。何せ嫁の実家だからな!ダリウスも言っていただろう?夕食前にはあの屋敷に戻れるだろう。……マロードの爵位だけはどうもしてやれんがな」
「ジュリアス殿……一体……」
ジュリアスは立ち上がって、バンバンとジュールの肩を叩いた。
「なぁに、物事には順序があると言うだけさ。……2年もあれば落とせると思ってたんだけどな!」
「まさか……本気……なのか?」
「俺はいつでも本気だぜ!」
ジュールは肩をワナワナと震わせ始めた。先程までまとっていた暗い重苦しい空気が吹き飛んで、武人のそれになる。
「じ……10歳で……可愛い息子を男の嫁にくれてやる父親はここにはおらんぞ……!ジュリアス殿……表に出られよ……少し話をしようではないか……?」
「お……おう……ヨロシクオネガイシマス……」
「はっはっは!なるほど、ジュリアスは手加減されていたと言う事ですね?あれほどボコボコにされたジュリアスを見るのは久しぶりです」
「うわーー?!ジュリアスさーん?!」
マクドル邸の庭でジュリアスは完膚なきまでに叩きのめされ、大地に沈んだ。
「流石、剣聖ジュール殿じゃのう……わしの息子なってくれんかのう……」
マクドルはニコニコと見守っていた。
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