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1 僕は薬屋のキース
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「はい、傷の塗り薬と喉の薬」
「ありがとうね、キース。はいお代」
「ありがとうございますー」
僕はキース。大きくも小さくもない街で薬屋さんをやっている。
「キース。頼んどいたやつ出来てる?」
「えーと、あ、ない。待ってくださいね。ファイさんーできてます??」
「取りに来い!」
店の奥からファイさんの声が聞こえるので、僕は奥に入り、薬を受け取った。
「キース、今日から下弦だからな……」
「あ!はい!嬉しいなぁ」
喜ぶな!スコーンと調薬に使う乳鉢を投げつけられた。でもファイさんに必要とされるのは嬉しい。
へらへらと笑いながら店に戻ると注文してくれたおっちゃんが心配そうに声をかけてくれた。
「キース、大丈夫かい?ファイの旦那、また機嫌が悪いのか?お前、いじめられてねえか??」
「まさかー!僕、ファイさんのこと大好きですもん」
本当に大好きなんだよー!
「でもここだけの話、ファイの旦那って「ぷれーやー」だったんじゃねぇか?」
「それは僕にも分かんないですけど、その話はやばいですって」
僕たちは声を潜める。半年くらい前だろうか。突然街に「ぷれーやー」と言う人たちが現れたんだ。元々冒険者はたくさんいたんだけど、「冒険者」が消えて「ぷれーやー」って言われ始めたんだよね。何が違うって……何か違うってしか僕たちは分からない。
「なんだ?!「アリアゲートオンライン」からログアウト出来ねぇんだけど?!」
よく分からないけれど、「ぷれーやー」達は困っていて、更に
「お前達の世界はこの闇魔族が支配させて貰う!」
「はぁ?!こんなのゲームにいなかったじゃん?!」
「ぷれーやー」を狙う闇魔族の出現。世界は混乱したけれど、僕たちは生きている。
「はい、魔除けの薬です」
「ありがとうな!」
おっちゃんはお金を払って帰って行く。とにかく「ぷれーやー」達は強かったり、いろんな事が出来たりしてすごくありがたい存在なのだが、トラブルも多かった。一部の「冒険者」が「ぷれーやー」になったんだろうって事が分かった。
でも「ぷれーやー」だと分かると闇魔族が狩りにくる。闇魔族はとても強くて「ぷれーやー」は隠れて暮らすようになった。だから「ぷれーやー」の話は厳禁なのだ。
この薬屋は僕が店に出て、ファイさんが奥で調合している。ファイさんは「ぷれーやー」だ。何でも「あばたーちぇんじ」中に「ろぐあうと」出来なくなり、錬金術師の「さぶきゃら」になってしまったらしい。
「くそっ!なんで「竜騎士」か「アークメイジ」じゃないんだ!弱い!弱すぎる!!」
ファイさんの「めいんきゃら」は「竜騎士」だったらしいけど。更に追い討ちをかけるようにファイさんは闇魔族に捕まりかけ、呪いをかけられた。
「お前は、月が上弦の間は力が満ちるが、下弦ではするすると抜けて行く!闇夜にぶるぶると震える哀れな存在になるのだ!」
「くそっ!錬金術師なんかじゃなければ、あんな奴っ!!」
弄ばれたが、命からがら逃げ延びたファイさんは、死にかけていた僕と契約で繋がった。
「下弦に抜けて行く力の先をお前に集める。上弦で溜まってゆく力もお前に集める。そして下弦で俺に返すんだ」
よく分からなかったが、死にかけていたし、ほかに家族もなかった僕はファイさんと共にいることを望んだ。
今日から下弦。大好きなファイさんともっとくっ付いていられる。僕はとても嬉しい。
「ありがとうね、キース。はいお代」
「ありがとうございますー」
僕はキース。大きくも小さくもない街で薬屋さんをやっている。
「キース。頼んどいたやつ出来てる?」
「えーと、あ、ない。待ってくださいね。ファイさんーできてます??」
「取りに来い!」
店の奥からファイさんの声が聞こえるので、僕は奥に入り、薬を受け取った。
「キース、今日から下弦だからな……」
「あ!はい!嬉しいなぁ」
喜ぶな!スコーンと調薬に使う乳鉢を投げつけられた。でもファイさんに必要とされるのは嬉しい。
へらへらと笑いながら店に戻ると注文してくれたおっちゃんが心配そうに声をかけてくれた。
「キース、大丈夫かい?ファイの旦那、また機嫌が悪いのか?お前、いじめられてねえか??」
「まさかー!僕、ファイさんのこと大好きですもん」
本当に大好きなんだよー!
「でもここだけの話、ファイの旦那って「ぷれーやー」だったんじゃねぇか?」
「それは僕にも分かんないですけど、その話はやばいですって」
僕たちは声を潜める。半年くらい前だろうか。突然街に「ぷれーやー」と言う人たちが現れたんだ。元々冒険者はたくさんいたんだけど、「冒険者」が消えて「ぷれーやー」って言われ始めたんだよね。何が違うって……何か違うってしか僕たちは分からない。
「なんだ?!「アリアゲートオンライン」からログアウト出来ねぇんだけど?!」
よく分からないけれど、「ぷれーやー」達は困っていて、更に
「お前達の世界はこの闇魔族が支配させて貰う!」
「はぁ?!こんなのゲームにいなかったじゃん?!」
「ぷれーやー」を狙う闇魔族の出現。世界は混乱したけれど、僕たちは生きている。
「はい、魔除けの薬です」
「ありがとうな!」
おっちゃんはお金を払って帰って行く。とにかく「ぷれーやー」達は強かったり、いろんな事が出来たりしてすごくありがたい存在なのだが、トラブルも多かった。一部の「冒険者」が「ぷれーやー」になったんだろうって事が分かった。
でも「ぷれーやー」だと分かると闇魔族が狩りにくる。闇魔族はとても強くて「ぷれーやー」は隠れて暮らすようになった。だから「ぷれーやー」の話は厳禁なのだ。
この薬屋は僕が店に出て、ファイさんが奥で調合している。ファイさんは「ぷれーやー」だ。何でも「あばたーちぇんじ」中に「ろぐあうと」出来なくなり、錬金術師の「さぶきゃら」になってしまったらしい。
「くそっ!なんで「竜騎士」か「アークメイジ」じゃないんだ!弱い!弱すぎる!!」
ファイさんの「めいんきゃら」は「竜騎士」だったらしいけど。更に追い討ちをかけるようにファイさんは闇魔族に捕まりかけ、呪いをかけられた。
「お前は、月が上弦の間は力が満ちるが、下弦ではするすると抜けて行く!闇夜にぶるぶると震える哀れな存在になるのだ!」
「くそっ!錬金術師なんかじゃなければ、あんな奴っ!!」
弄ばれたが、命からがら逃げ延びたファイさんは、死にかけていた僕と契約で繋がった。
「下弦に抜けて行く力の先をお前に集める。上弦で溜まってゆく力もお前に集める。そして下弦で俺に返すんだ」
よく分からなかったが、死にかけていたし、ほかに家族もなかった僕はファイさんと共にいることを望んだ。
今日から下弦。大好きなファイさんともっとくっ付いていられる。僕はとても嬉しい。
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