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59 だから嫌だったんだと後悔しても遅かった
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「君ってさ、人形じゃないよね」
突然アレンが訳の分からないことを言い出した。
「君はこの行為がどういう物かよく知っているんだ。分かるかい? 人形はこの行為の意味を普通は知らないんだよ」
「……どういう……こと……」
「だって人形は子供を孕めない。だからラグラデール達は自分で作った人形にしっかり仕込むんだ、これは欲を晴らす行為、または愛する行為、愛を育む行為……嫌な事、ダメなことは何もない良いことだよって丁寧に教え込む……それ以外の戦闘人形に関しては何をしているかすら分からない。君と一緒にいるコアに聞いてみたら分かりやすいだろうね、弱点になり得る場所を弄られて嫌な気はするだろうけど、そこまで拒否することでもない。特に私なんて怪我をさせる気もないんだし、気にすることはないっていうよ」
柔らかに諭すように語るアレンに反論できず言葉に詰まってしまう……コアは私を無理矢理引っ込めて主導権を取ったのがよっぽど疲れたのか、あれからずっと寝ている。長過ぎる睡眠だが、死んではいないので寝かせておいているが、アレンのいうことは正しい。コアなら間違いなく大したことはないというだろう。むしろこの程度のことでアレンの機嫌が取れるなら好きなだけさせればいいとまでいいそうだ。
「だから君はこの行為をそこまで嫌なことと捉える所が実に人間的だ! だから私は君を人形ではない、なんらかの事象により人間の心か何かを持った特殊な状況の人形なのではないかと思ったんだよ、ギア」
「だ……だったら……やめてくれ……」
そう呟いてしまってから後悔した。それではアレンの推測を全部肯定したようなものだ。でもやめて欲しかった……だからつい言葉が漏れてしまった。
相手がどんな変態かすっかり失念していたんだ。アレンの整っている顔が更に輝いて大輪の花をいくつもいくつも咲かせたのだ。
「いゃぁ~そんな特殊な状態の可愛いコを可愛がらずにどうするんだ?! ますます好みだよ! ギアちゃん」
「ひいっ」
流石に引き攣った声が出た。
「ねぇねぇ、知ってるでしょう? 私達、今エッチなことしてるの。君の性行為用に特別調節された尻の穴に私のアレをぐっぽり突っ込まれてるの」
「あ……な、何を」
アレンの声が響く、聞きたくない状況を嬉しそうに説明し始めた。耳を塞ぎたいのに両手はまだいうことを聞かない。
「ふふ、凄く気持ちが良いよ。流石リオリだねぇ、調整が完璧だよ。凄いよねぇ、尻の穴なのに濡れるんだよ。元々人形の排泄機能って大して使わないじゃない? 汚れもほとんどないからそのまま突っ込んでも平気なのが良いんだよ。ねぇ、聞こえる? ぐっちゃぐちゃだよ」
「ひっ!」
感覚はない、痛みも何もないけれど聴覚はしっかりしている。粘度の高い水音がはっきり聞こえる……。それがアレンの言葉が真実だと分かってしまう。
「本当ならさぁ、人形は感度が悪いんだよ。でもそこがラグラデールの恐ろしい所だよね。戦闘が一切出来ないのに三強に入り込む人形制作の技術の高さ! この内臓を触られる感覚を増大させて不快感ではなく、これが快感だって教え込ませるの……でも、ギアちゃんは教えなくても知ってるんだよね? ココでイけちゃうことをさぁ」
「い……嫌だ……」
「あはー……やっぱり知ってるんだぁ? 経験じゃなくて知識かなぁ? まあ、経験も今からできちゃうんだけどね。あ、もうヤっちゃってたねぇ」
「も、もうやめてくれ……」
アレンの顔が今まで見た中で一番気持ち悪くそして楽しげで可愛らしく笑ったのだ……ああ、やっぱりアレンは頼るべきじゃなかった。
突然アレンが訳の分からないことを言い出した。
「君はこの行為がどういう物かよく知っているんだ。分かるかい? 人形はこの行為の意味を普通は知らないんだよ」
「……どういう……こと……」
「だって人形は子供を孕めない。だからラグラデール達は自分で作った人形にしっかり仕込むんだ、これは欲を晴らす行為、または愛する行為、愛を育む行為……嫌な事、ダメなことは何もない良いことだよって丁寧に教え込む……それ以外の戦闘人形に関しては何をしているかすら分からない。君と一緒にいるコアに聞いてみたら分かりやすいだろうね、弱点になり得る場所を弄られて嫌な気はするだろうけど、そこまで拒否することでもない。特に私なんて怪我をさせる気もないんだし、気にすることはないっていうよ」
柔らかに諭すように語るアレンに反論できず言葉に詰まってしまう……コアは私を無理矢理引っ込めて主導権を取ったのがよっぽど疲れたのか、あれからずっと寝ている。長過ぎる睡眠だが、死んではいないので寝かせておいているが、アレンのいうことは正しい。コアなら間違いなく大したことはないというだろう。むしろこの程度のことでアレンの機嫌が取れるなら好きなだけさせればいいとまでいいそうだ。
「だから君はこの行為をそこまで嫌なことと捉える所が実に人間的だ! だから私は君を人形ではない、なんらかの事象により人間の心か何かを持った特殊な状況の人形なのではないかと思ったんだよ、ギア」
「だ……だったら……やめてくれ……」
そう呟いてしまってから後悔した。それではアレンの推測を全部肯定したようなものだ。でもやめて欲しかった……だからつい言葉が漏れてしまった。
相手がどんな変態かすっかり失念していたんだ。アレンの整っている顔が更に輝いて大輪の花をいくつもいくつも咲かせたのだ。
「いゃぁ~そんな特殊な状態の可愛いコを可愛がらずにどうするんだ?! ますます好みだよ! ギアちゃん」
「ひいっ」
流石に引き攣った声が出た。
「ねぇねぇ、知ってるでしょう? 私達、今エッチなことしてるの。君の性行為用に特別調節された尻の穴に私のアレをぐっぽり突っ込まれてるの」
「あ……な、何を」
アレンの声が響く、聞きたくない状況を嬉しそうに説明し始めた。耳を塞ぎたいのに両手はまだいうことを聞かない。
「ふふ、凄く気持ちが良いよ。流石リオリだねぇ、調整が完璧だよ。凄いよねぇ、尻の穴なのに濡れるんだよ。元々人形の排泄機能って大して使わないじゃない? 汚れもほとんどないからそのまま突っ込んでも平気なのが良いんだよ。ねぇ、聞こえる? ぐっちゃぐちゃだよ」
「ひっ!」
感覚はない、痛みも何もないけれど聴覚はしっかりしている。粘度の高い水音がはっきり聞こえる……。それがアレンの言葉が真実だと分かってしまう。
「本当ならさぁ、人形は感度が悪いんだよ。でもそこがラグラデールの恐ろしい所だよね。戦闘が一切出来ないのに三強に入り込む人形制作の技術の高さ! この内臓を触られる感覚を増大させて不快感ではなく、これが快感だって教え込ませるの……でも、ギアちゃんは教えなくても知ってるんだよね? ココでイけちゃうことをさぁ」
「い……嫌だ……」
「あはー……やっぱり知ってるんだぁ? 経験じゃなくて知識かなぁ? まあ、経験も今からできちゃうんだけどね。あ、もうヤっちゃってたねぇ」
「も、もうやめてくれ……」
アレンの顔が今まで見た中で一番気持ち悪くそして楽しげで可愛らしく笑ったのだ……ああ、やっぱりアレンは頼るべきじゃなかった。
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