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26 ダンジョンへ!(それぞれの視点
「ねー!最近全然遊んでくんないじゃん!遊ぼーよー!」
ダグラス様を知る前の私ならカズハの誘いに乗っただろう。しかし、あの方の奥深さの前では……カズハはなんだか薄っぺらい。
「すまんな、今日は用事があって」
これからトレヴァーを訪ねて剣の修行をせねば。そして実力をつけて9階のボスを殺しまくらねばならない!すべては若返りの秘薬の為に!
若返ったダグラス様はきっとお可愛らしいだろう……お歳を召した今でもあんなに可愛いのに、若くなったら……早くダンジョンへ行かねば!
「ちぇー!」
拗ねるカズハを置いて、一人佇んでいるトレヴァーを見つけた。
「ダンジョン、ですか?」
「ああ、どうしても攻略したいボスがいる。頼む!付き合ってくれないだろうか」
しばらくトレヴァーは悩んだが、カレリオ……私は知っているがダグラス様に大怪我を負わせてしまったトレヴァーは教室に居づらいとずっと言っている。なら、ダンジョンへ同行してもらおうというわけだ。
「お付き合いします」
心強い返事を貰えた。その日から、私とトレヴァーはダンジョンに通い始めた。
「セブスト!生徒会の仕事が……!」
「すまない!どうしても欲しいものがある!頼む!」
サディーアに頭を下げる。私があまりに真剣に言うので驚いたようだが、サディーアはごねながらも
「暇な時は私もご一緒しますよ」
と、生徒会の仕事を全て引き受けてくれた。今までカレリオにやらせていた仕事も、やると決めてしまえばサディーアはスラスラと進める事が出来た。
元々頭の良いサディーアなのだ、やる気を出せば何の問題もなかったらしい。とても頼りになる男だ。
ただ、サディーアもカズハにかける時間が無くなっただけだ。
私達は順調にダンジョンを攻略して行く。
「……私も入れてくれないか?」
ジェスターまで加わって、4人でダンジョンに挑み、順調に攻略していった。
「も、もう殿下はこぬかの……?」
「大丈夫ですよ!大旦那様!ここしばらくセブスト殿下は現れておりませんから!」
お庭恐怖症を克服して、ワシはまた散歩をしたりして元の生活に戻りつつあった。やっと自分の足で歩けるようになったぞい!
我が家の医師や介護士は優秀じゃのう!たんとボーナスと休暇をくれてやったわい。
そしてカナンはどんどんスリムになるし、カレリオとアルフォンスの距離は近くて……いちゃいちゃしておる。
「アル、ペン取って」
「はい、カレン。根を詰めすぎないようにね?」
「うん」
にこにこと笑いながら顔が近い。そのままチューなどしてしまいそうな勢いだった。
「……チューくらい良いか」
挨拶でもするしの……。本格的なのは18歳を過ぎて結婚してからにして欲しいがのう。
まあ、ワシはガタが来た体を労りつつ、ジジイ生活をエンジョイしていた。
「それにしてもあの殿下が諦めるでしょうか」
「若者特有の勘違いじゃよ。きっと勘違いに気づいたんじゃろ」
うーん、リドリーは顎に手を当てて考え込んでいる。
「何か最後に歳がどうとか言っていましたし……。まさか大旦那様を若返らせて婚約者にでも据えようと画策しているのでは、と思ってしまいます」
「まさか、そんな秘薬が存在する訳がなかろ……秘薬……秘薬?!」
あるぞ!ある!若返りの秘薬が!9階のボス、ケルベロスを倒した時にドロップするレアアイテムだ!
BLゲーム「ねこ★てん」には学園での恋愛パートのほかに取ってつけたようなダンジョン攻略編がある。
しかしダンジョンは超ヌルくて怠いのだが、それぞれのボスからのドロップアイテムが鬼畜だった。例えば6階ボスからは特殊配合最高級媚薬が入手出来て、これを使うとエロいスチルが一枚増えるとか、そう言う鬼畜仕様だ。
スチルを見るために何度も何度も各階層のボスを虐殺しまくり、たった数%しかないレアアイテムを求めるのだ。
しかもこのレアアイテムによって増えるスチルが、裏コンプ画面で確認できたりしたものだから、ネット上ではすごく盛り上がったんだけど……。
「ま、まさかな」
9階のボス、確か5%ドロップで出る「若返りの秘薬」。これをNPCに飲ませるとその人が若返るスチルが手に入る。飲ませる事が出来るNPCは50人以上いて
「鬼畜」「変態」「公式は病気」
そしてネットには40枚近く集めた猛者もおり……。
「あ、あの中にダグラスは居なかった……というかカレリオの祖父なんて出なかったし!大丈夫、大丈夫!」
「お、大旦那様?凄い汗ですよ!もう今日はお休みになった方が宜しいかと……」
「そ、そうじゃな、リドリー。わしは、ね、寝るぞ」
それからワシは不眠に悩まされる事になってしもうた。
ダグラス様を知る前の私ならカズハの誘いに乗っただろう。しかし、あの方の奥深さの前では……カズハはなんだか薄っぺらい。
「すまんな、今日は用事があって」
これからトレヴァーを訪ねて剣の修行をせねば。そして実力をつけて9階のボスを殺しまくらねばならない!すべては若返りの秘薬の為に!
若返ったダグラス様はきっとお可愛らしいだろう……お歳を召した今でもあんなに可愛いのに、若くなったら……早くダンジョンへ行かねば!
「ちぇー!」
拗ねるカズハを置いて、一人佇んでいるトレヴァーを見つけた。
「ダンジョン、ですか?」
「ああ、どうしても攻略したいボスがいる。頼む!付き合ってくれないだろうか」
しばらくトレヴァーは悩んだが、カレリオ……私は知っているがダグラス様に大怪我を負わせてしまったトレヴァーは教室に居づらいとずっと言っている。なら、ダンジョンへ同行してもらおうというわけだ。
「お付き合いします」
心強い返事を貰えた。その日から、私とトレヴァーはダンジョンに通い始めた。
「セブスト!生徒会の仕事が……!」
「すまない!どうしても欲しいものがある!頼む!」
サディーアに頭を下げる。私があまりに真剣に言うので驚いたようだが、サディーアはごねながらも
「暇な時は私もご一緒しますよ」
と、生徒会の仕事を全て引き受けてくれた。今までカレリオにやらせていた仕事も、やると決めてしまえばサディーアはスラスラと進める事が出来た。
元々頭の良いサディーアなのだ、やる気を出せば何の問題もなかったらしい。とても頼りになる男だ。
ただ、サディーアもカズハにかける時間が無くなっただけだ。
私達は順調にダンジョンを攻略して行く。
「……私も入れてくれないか?」
ジェスターまで加わって、4人でダンジョンに挑み、順調に攻略していった。
「も、もう殿下はこぬかの……?」
「大丈夫ですよ!大旦那様!ここしばらくセブスト殿下は現れておりませんから!」
お庭恐怖症を克服して、ワシはまた散歩をしたりして元の生活に戻りつつあった。やっと自分の足で歩けるようになったぞい!
我が家の医師や介護士は優秀じゃのう!たんとボーナスと休暇をくれてやったわい。
そしてカナンはどんどんスリムになるし、カレリオとアルフォンスの距離は近くて……いちゃいちゃしておる。
「アル、ペン取って」
「はい、カレン。根を詰めすぎないようにね?」
「うん」
にこにこと笑いながら顔が近い。そのままチューなどしてしまいそうな勢いだった。
「……チューくらい良いか」
挨拶でもするしの……。本格的なのは18歳を過ぎて結婚してからにして欲しいがのう。
まあ、ワシはガタが来た体を労りつつ、ジジイ生活をエンジョイしていた。
「それにしてもあの殿下が諦めるでしょうか」
「若者特有の勘違いじゃよ。きっと勘違いに気づいたんじゃろ」
うーん、リドリーは顎に手を当てて考え込んでいる。
「何か最後に歳がどうとか言っていましたし……。まさか大旦那様を若返らせて婚約者にでも据えようと画策しているのでは、と思ってしまいます」
「まさか、そんな秘薬が存在する訳がなかろ……秘薬……秘薬?!」
あるぞ!ある!若返りの秘薬が!9階のボス、ケルベロスを倒した時にドロップするレアアイテムだ!
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しかしダンジョンは超ヌルくて怠いのだが、それぞれのボスからのドロップアイテムが鬼畜だった。例えば6階ボスからは特殊配合最高級媚薬が入手出来て、これを使うとエロいスチルが一枚増えるとか、そう言う鬼畜仕様だ。
スチルを見るために何度も何度も各階層のボスを虐殺しまくり、たった数%しかないレアアイテムを求めるのだ。
しかもこのレアアイテムによって増えるスチルが、裏コンプ画面で確認できたりしたものだから、ネット上ではすごく盛り上がったんだけど……。
「ま、まさかな」
9階のボス、確か5%ドロップで出る「若返りの秘薬」。これをNPCに飲ませるとその人が若返るスチルが手に入る。飲ませる事が出来るNPCは50人以上いて
「鬼畜」「変態」「公式は病気」
そしてネットには40枚近く集めた猛者もおり……。
「あ、あの中にダグラスは居なかった……というかカレリオの祖父なんて出なかったし!大丈夫、大丈夫!」
「お、大旦那様?凄い汗ですよ!もう今日はお休みになった方が宜しいかと……」
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