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22 ぽやーっとしてないはずの俺
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「ていう訳でー俺、ジュードと付き合うからーよろしくぅー」
「あれ??」
生徒会室の扉を開けるなりシシュ先輩が大きな声で言い放つ。え?そ、そうだっけ??
「う、うさぎちゃん!ちょっとこっちに来て!」
生徒会副会長と上の姫達に隣の部屋に拉致られる。
「うさぎちゃん!シシェリアと付き合うの本当?!騙されてるんじゃない??」
「え、あの、俺、シシュ先輩と付き合うんですか?あれ?薬草学を教えてくれるから、お願いしますって言ったけど」
「うさぎちゃん!騙されてる!」
「こんな時までぽやーっとして!」
お、俺はぽやーっとなんてしてませんよ!?
「でも、アンシェル。会長よりシシュの方がうさぎちゃんには良いかも」
「う、そう言われてみれば……」
え?なに、そうなの?!
「最悪会長は私が受け持ちます」
「分かった。頼むことになるかも」
俺以外の3人でなにやら話し合っている。え?なんなんだ??俺にはよく分からないけど、なにかあるんだ?
そして最後に
「良い?うさぎちゃん!シシュの後にホイホイついて行っちゃ駄目だからな!」
「あ、はい」
と、念を押されたのに
「ジュード。薬草学の本余ってるのあるから取りに来て」
「はい!」
と、シシュ先輩の部屋までコトコトついていき、即ベッドに押し倒されている訳です。
「せ、先輩!先輩!あの、本!本を!」
「本はちゃんと上げるけど。良いだろ?やらせてよ。去年から狙ってたんだから」
「い、嫌です!」
「そう言うなよ、俺達恋人だろう?恋人はやるもんだ」
そ、そうかもしれないけど、それは男女でやって欲しい!俺は男だ!!
「そ、そういう事は女の人と!」
「どこに女がいるのさ?ここ、男子校だよ。なーに、皆やってるんだ、大丈夫大丈夫。ちゃーんと専用の潤滑油も売ってるだからさ、公認みたいなもんよ」
チャプチャプと小瓶を振ってみせる。うわ、そうなんだ!でも確かに性欲ムラムラの若い男子しかいないこの学園、そういう事があって然るべきなんだろう。
そして無理矢理やって怪我なんてしては学園としても面倒なんだろうね。先にそういうのを用意しておく。ありなのかもしれない。
って冷静な分析してる場合じゃないぞ!俺!今、ピンチなのは、俺!俺だ!!
「初めてなんでしょ?優しくするから、大丈夫」
あー!思い出してきた!あの痛みを!ここに逃げて来る羽目になったアデレードに襲われた事を!
「あの!お、俺!子供の頃、お、襲われて!痛くて、怖くて、む、無理です!!」
やめてくれ!本当に怖いんだ!俺が多少使えた治癒魔法でなんとかなったけど、本当に痛くて痛くて……勘弁して欲しい。
「ふむ……」
シシュ先輩は一瞬手を止めたが
「面倒くさい子を可愛がるのも、結構好きなんだ。大丈夫、今度は気持ちよくしてあげるから。痛くしないから安心して?」
「や、やめてぇ」
先輩は大丈夫しか言わない!
「あれ??」
生徒会室の扉を開けるなりシシュ先輩が大きな声で言い放つ。え?そ、そうだっけ??
「う、うさぎちゃん!ちょっとこっちに来て!」
生徒会副会長と上の姫達に隣の部屋に拉致られる。
「うさぎちゃん!シシェリアと付き合うの本当?!騙されてるんじゃない??」
「え、あの、俺、シシュ先輩と付き合うんですか?あれ?薬草学を教えてくれるから、お願いしますって言ったけど」
「うさぎちゃん!騙されてる!」
「こんな時までぽやーっとして!」
お、俺はぽやーっとなんてしてませんよ!?
「でも、アンシェル。会長よりシシュの方がうさぎちゃんには良いかも」
「う、そう言われてみれば……」
え?なに、そうなの?!
「最悪会長は私が受け持ちます」
「分かった。頼むことになるかも」
俺以外の3人でなにやら話し合っている。え?なんなんだ??俺にはよく分からないけど、なにかあるんだ?
そして最後に
「良い?うさぎちゃん!シシュの後にホイホイついて行っちゃ駄目だからな!」
「あ、はい」
と、念を押されたのに
「ジュード。薬草学の本余ってるのあるから取りに来て」
「はい!」
と、シシュ先輩の部屋までコトコトついていき、即ベッドに押し倒されている訳です。
「せ、先輩!先輩!あの、本!本を!」
「本はちゃんと上げるけど。良いだろ?やらせてよ。去年から狙ってたんだから」
「い、嫌です!」
「そう言うなよ、俺達恋人だろう?恋人はやるもんだ」
そ、そうかもしれないけど、それは男女でやって欲しい!俺は男だ!!
「そ、そういう事は女の人と!」
「どこに女がいるのさ?ここ、男子校だよ。なーに、皆やってるんだ、大丈夫大丈夫。ちゃーんと専用の潤滑油も売ってるだからさ、公認みたいなもんよ」
チャプチャプと小瓶を振ってみせる。うわ、そうなんだ!でも確かに性欲ムラムラの若い男子しかいないこの学園、そういう事があって然るべきなんだろう。
そして無理矢理やって怪我なんてしては学園としても面倒なんだろうね。先にそういうのを用意しておく。ありなのかもしれない。
って冷静な分析してる場合じゃないぞ!俺!今、ピンチなのは、俺!俺だ!!
「初めてなんでしょ?優しくするから、大丈夫」
あー!思い出してきた!あの痛みを!ここに逃げて来る羽目になったアデレードに襲われた事を!
「あの!お、俺!子供の頃、お、襲われて!痛くて、怖くて、む、無理です!!」
やめてくれ!本当に怖いんだ!俺が多少使えた治癒魔法でなんとかなったけど、本当に痛くて痛くて……勘弁して欲しい。
「ふむ……」
シシュ先輩は一瞬手を止めたが
「面倒くさい子を可愛がるのも、結構好きなんだ。大丈夫、今度は気持ちよくしてあげるから。痛くしないから安心して?」
「や、やめてぇ」
先輩は大丈夫しか言わない!
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