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49 ご兄姉様
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「うわぁ! でっかいなぁ」
「んんー?? そのそばかす、茶色の髪、黄緑の目で細身。君はヨキシャかい?」
「そうです! ヨキシャ・ルマンと言います。多分、間違いなくアルバルスト様のお兄様ですよね! お世話になっております!」
「うむ! 私は2番目の兄でキリアスラルという。手紙通りで驚いたぞ。そしてそっちのより細い金髪がレンスンだね?」
「はひぃ! レンスン・リータと申しますぅ! キリアスラルさまぁ」
「ははは! これまた手紙通りの子だ。アルバルストが迷惑をかけているね」
「とんでもないですぅ! いつも助けて貰ってるのは僕らの方です! 今日もアルバルスト様とアウラリス様がいなかったらこんな豪華な夜会には来れませんでしたぁ」
ほんの近くでヨキシャとレンスンの少し緊張した声が聞こえる。一体何かと振り向いてみると、理由はすぐに分かった。人混みから頭一つ……ううん、もう少し大きくはみ出した人物がいる。アロウ様より少し背が高く、アロウ様より体ががっしりしていて、アロウ様より幾分年嵩に見える男性……そして顔つきはアロウ様より厳ついけれど、似ている……間違いない、アロウ様のお兄様だ!
私達は夜会内で賓客としていらしていたアロウ様のお兄様に会うことができた。
「キリアス兄上!」
「おお、アルバ! 息災か」
「勿論ですとも。兄上、兄上! こちらが私の愛しの婚約者、アウラリスですよ」
アロウ様に声をかけるより早く、アロウ様にずずいっと前に押し出された。早く紹介したくて仕方がないそんな感じだったけれど、初めてお目にかかるアロウ様のお兄様に少し緊張してしまう。
「あ、あの……」
「これは美しい。姿絵の何倍も可憐だな!アルバも幸運な男だ、このような方と婚約できるとは兄としても鼻が高いぞ!」
「そうでしょうとも。アウラリスは見た目が美しいだけでなく、とても努力家なのです。勉強も魔法も頑張っているんですよ」
「ほほう、文武両道とな! アウラリス殿、弟のことをよろしくお願いしますよ」
「え、あっはいっ!」
「うむ! はるばるフィーラからやって来た甲斐があったというものよ! シュバリエラ兄上にも良く伝えおこうぞ、めでたい!」
「沢山自慢して下さい、兄上」
「するとも! そうだ、モンティも来ておるんだよ。モンティ、どこだ? お前の大好きな可憐な美青年がおるぞ! しかもお前の義弟になる美青年だぞ!」
目が白黒してしまうが、シュバリエラ兄上とは、アロウ様の一番上のお兄様で、フィーラ国王のお名前だ。間違えようもない! そして、キリアスラル様は次兄にあたられる方で、フィーラの軍部を取り仕切っていらっしゃる大変お強い将軍。そしてモンティとお名前を呼ばれた方は、アロウ様のお姉様に当たるモンティラスティ王女殿下に間違いない。そんな大物がどんどん出て来て、流石の私も圧倒されていく。すぐに大柄な美女が現れて満面の笑みを見せてくれた。
「キリアス兄上! どこに私好みの美青年が……うわっ! 目の前だ、これは可愛らしい上に美しい、なんと素晴らしい! アルバ、お前素晴らしい幸運に恵まれるだけでなく、この姉にも幸せを届けてくれるとは! よーし、結婚祝いにブルーサファイアの鉱山を一つくれてやろう!」
「なんと、本当ですか? モンティ姉上」
「うむ! あのミスティブルーに輝く宝石はアウラリスを飾るために生まれて来たに相違ない! 美青年には希少な宝石、これは正義だ、正義の行いだ!」
私は何もせず突っ立っていただけなのに、宝石の鉱山をもらってしまったのか?! 良いのか?!
「んんー?? そのそばかす、茶色の髪、黄緑の目で細身。君はヨキシャかい?」
「そうです! ヨキシャ・ルマンと言います。多分、間違いなくアルバルスト様のお兄様ですよね! お世話になっております!」
「うむ! 私は2番目の兄でキリアスラルという。手紙通りで驚いたぞ。そしてそっちのより細い金髪がレンスンだね?」
「はひぃ! レンスン・リータと申しますぅ! キリアスラルさまぁ」
「ははは! これまた手紙通りの子だ。アルバルストが迷惑をかけているね」
「とんでもないですぅ! いつも助けて貰ってるのは僕らの方です! 今日もアルバルスト様とアウラリス様がいなかったらこんな豪華な夜会には来れませんでしたぁ」
ほんの近くでヨキシャとレンスンの少し緊張した声が聞こえる。一体何かと振り向いてみると、理由はすぐに分かった。人混みから頭一つ……ううん、もう少し大きくはみ出した人物がいる。アロウ様より少し背が高く、アロウ様より体ががっしりしていて、アロウ様より幾分年嵩に見える男性……そして顔つきはアロウ様より厳ついけれど、似ている……間違いない、アロウ様のお兄様だ!
私達は夜会内で賓客としていらしていたアロウ様のお兄様に会うことができた。
「キリアス兄上!」
「おお、アルバ! 息災か」
「勿論ですとも。兄上、兄上! こちらが私の愛しの婚約者、アウラリスですよ」
アロウ様に声をかけるより早く、アロウ様にずずいっと前に押し出された。早く紹介したくて仕方がないそんな感じだったけれど、初めてお目にかかるアロウ様のお兄様に少し緊張してしまう。
「あ、あの……」
「これは美しい。姿絵の何倍も可憐だな!アルバも幸運な男だ、このような方と婚約できるとは兄としても鼻が高いぞ!」
「そうでしょうとも。アウラリスは見た目が美しいだけでなく、とても努力家なのです。勉強も魔法も頑張っているんですよ」
「ほほう、文武両道とな! アウラリス殿、弟のことをよろしくお願いしますよ」
「え、あっはいっ!」
「うむ! はるばるフィーラからやって来た甲斐があったというものよ! シュバリエラ兄上にも良く伝えおこうぞ、めでたい!」
「沢山自慢して下さい、兄上」
「するとも! そうだ、モンティも来ておるんだよ。モンティ、どこだ? お前の大好きな可憐な美青年がおるぞ! しかもお前の義弟になる美青年だぞ!」
目が白黒してしまうが、シュバリエラ兄上とは、アロウ様の一番上のお兄様で、フィーラ国王のお名前だ。間違えようもない! そして、キリアスラル様は次兄にあたられる方で、フィーラの軍部を取り仕切っていらっしゃる大変お強い将軍。そしてモンティとお名前を呼ばれた方は、アロウ様のお姉様に当たるモンティラスティ王女殿下に間違いない。そんな大物がどんどん出て来て、流石の私も圧倒されていく。すぐに大柄な美女が現れて満面の笑みを見せてくれた。
「キリアス兄上! どこに私好みの美青年が……うわっ! 目の前だ、これは可愛らしい上に美しい、なんと素晴らしい! アルバ、お前素晴らしい幸運に恵まれるだけでなく、この姉にも幸せを届けてくれるとは! よーし、結婚祝いにブルーサファイアの鉱山を一つくれてやろう!」
「なんと、本当ですか? モンティ姉上」
「うむ! あのミスティブルーに輝く宝石はアウラリスを飾るために生まれて来たに相違ない! 美青年には希少な宝石、これは正義だ、正義の行いだ!」
私は何もせず突っ立っていただけなのに、宝石の鉱山をもらってしまったのか?! 良いのか?!
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