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8周目 産卵だと!?
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「ううっ……はぅうう……っ!」
「頑張って!頑張って!アルトゥス!」
俺は、何をしている?
「べ、便秘ぃ……」
「僕達の可愛い赤ちゃんをうんこ扱いしないで!!」
尻からまたバリウム、違う卵の頭が覗いてる。今回のは真っ白じゃなくて、少し黄色い。子供時代のルルゥの髪の毛を想像させられる色の卵だ。
「ひぃ……ひぃ……ふぅ」
「もう少し!良し、引っ張るぅ!」
「あああーーー裂けるぅ!でも出したいぃーー!」
「後で回復魔法かけるから!産んでぇー!」
「頑張ってー!アルトゥス様ー」
一晩中うん……違う卵と戦って、結局俺は黄色い卵を三つも産んでしまった……。裂けた尻はもう治して貰って痛くないけど、何かがとても痛い。心かな……。
「あーー!凄い!どれも可愛らしい卵だねぇ!」
ルルゥが頬擦りしている。
「本当ですなぁ!可愛らしい!」
ベル君まで頬擦りしている。
「あーなんだっけ鳥とか卵の形がたまらなく愛しく感じるから、大事にするんだっけ?」
鳥は恐竜から進化した。恐竜にどことなく似ている竜達もその性質がある、とか??
「そなの?でも可愛いよーもう少しあっためてあげないと出てこないなぁ~はぁ可愛い!」
「ルルゥ様!交代で温めさせて下さいませー!あー卵様、癒されます~」
ルルゥもベル君も卵達にメロメロだ。まあちょうど良いや。
「俺は休憩させてもらうぅ……」
三週間ほどして
「ピィ!」「ピィ!」「ピィ!」
可愛い真っ黄色のチビ竜達が殻を割って出てきた。皆、ちんちんが付いていた。男だな。
「まだ喋れない?」
「ボクとは違うね。でもすぐ喋るよ。過去の竜の記憶をついでいるもの!」
3匹はすぐに喋り始め、竜体から、人間体に変化も出来るようになる。
「真っ黄色だねぇ!って事は僕たちも黄金竜になるかな?」
「父様が居るうちはあそこまで輝きを放てないでしょうが、そこそこには」
「俺、ベル君を嫁にするから黄金竜にならなくていーよ」
息子達はなんとも頼もしい。
「僕たちは別の世界に行く。そしてそこでその世界の黄金竜になるんだ。ここじゃ父様に勝てないからね!」
2回目に産んだ子供達も旅立った。
《お兄ちゃん、もう少しショタ竜お願い……》
「何回ひりだせばいいんだよ!!」
《お兄ちゃんの子供達、大人気でさー!神様ってほら、八百万っていうじゃん?》
「はっ、800万回……?!うーん」
いや、いっぺんに3.4個卵が産まれるから、200万回?流石に唸って倒れてしまった。
流石に200万回産む前に、俺の体にガタが来た。ルルゥとのつがい契約で人間としては有り得ない長生きをしたが、何千年も生きて、時を超える竜には付き合いきれない。
「はー……もう無理だ卵は産めない」
「卵なんてもうどうでも良い!俺を置いていくな!アルトゥス」
まだギリギリ半ズボンがイケそうなルルゥが俺のベッドの横で泣いている。戻って来れる子供達は皆近くに来ている。
何となく分かるんだよね、いるって事が。
「仕方がないだろ、俺は人間だもん」
分かってたはずだろう?泣くなよ、旦那様。
「分かりたくない!」
「ルルゥはどっか子供なんだよなぁ。子供達の方が大人じゃねーか」
「竜の200歳なんて子供だ!」
あーそうですか。じゃあ俺はガキと子作りしたのか……犯罪の香りがプンプンするぜ。
「そんな事いうなよ、旦那様よー俺はガキに愛してるなんて言わないぞ」
「アルトゥス!俺も、俺も大好き!愛してる!」
笑うか。それが良い。俺がいなくなってもルルゥは子供達を育てて生きていかなきゃならないからな。
力の入らない口元を一生懸命持ち上げる。笑みの形になったろうか?
「おう、俺も」
そして俺の意識は闇に飲まれる。すーーーっと下へ落ちて行き、ある程度まで来ると、上へ凄い勢いで引っ張りあげられる。
目を覚ませばそこに心配してるのか、笑ってるのかよく分からない顔の妹がいるんだ。
あれ?
そろそろ上に引っ張られるはずなのに、今回はどんどん下へ落ちていく。
あれ?あれれ?
どんどん、どんどん落ちていく闇の底に、銀色の髪の毛の冷たい目の男が両手を伸ばして待っていた。
「さあ、仕込みを始めましょう。神の子よ」
ぞわりと寒気が走るが、ここには身動きが出来ない俺と、銀髪の男しかおらず辺りは真っ暗闇だった。
いも、妹!
《ザザッ!ガーガーピー……》
電波障害が起こった時のような音だけしか聞こえない。これは妹に繋がらないと言う事だろう。
怖い
「頑張って!頑張って!アルトゥス!」
俺は、何をしている?
「べ、便秘ぃ……」
「僕達の可愛い赤ちゃんをうんこ扱いしないで!!」
尻からまたバリウム、違う卵の頭が覗いてる。今回のは真っ白じゃなくて、少し黄色い。子供時代のルルゥの髪の毛を想像させられる色の卵だ。
「ひぃ……ひぃ……ふぅ」
「もう少し!良し、引っ張るぅ!」
「あああーーー裂けるぅ!でも出したいぃーー!」
「後で回復魔法かけるから!産んでぇー!」
「頑張ってー!アルトゥス様ー」
一晩中うん……違う卵と戦って、結局俺は黄色い卵を三つも産んでしまった……。裂けた尻はもう治して貰って痛くないけど、何かがとても痛い。心かな……。
「あーー!凄い!どれも可愛らしい卵だねぇ!」
ルルゥが頬擦りしている。
「本当ですなぁ!可愛らしい!」
ベル君まで頬擦りしている。
「あーなんだっけ鳥とか卵の形がたまらなく愛しく感じるから、大事にするんだっけ?」
鳥は恐竜から進化した。恐竜にどことなく似ている竜達もその性質がある、とか??
「そなの?でも可愛いよーもう少しあっためてあげないと出てこないなぁ~はぁ可愛い!」
「ルルゥ様!交代で温めさせて下さいませー!あー卵様、癒されます~」
ルルゥもベル君も卵達にメロメロだ。まあちょうど良いや。
「俺は休憩させてもらうぅ……」
三週間ほどして
「ピィ!」「ピィ!」「ピィ!」
可愛い真っ黄色のチビ竜達が殻を割って出てきた。皆、ちんちんが付いていた。男だな。
「まだ喋れない?」
「ボクとは違うね。でもすぐ喋るよ。過去の竜の記憶をついでいるもの!」
3匹はすぐに喋り始め、竜体から、人間体に変化も出来るようになる。
「真っ黄色だねぇ!って事は僕たちも黄金竜になるかな?」
「父様が居るうちはあそこまで輝きを放てないでしょうが、そこそこには」
「俺、ベル君を嫁にするから黄金竜にならなくていーよ」
息子達はなんとも頼もしい。
「僕たちは別の世界に行く。そしてそこでその世界の黄金竜になるんだ。ここじゃ父様に勝てないからね!」
2回目に産んだ子供達も旅立った。
《お兄ちゃん、もう少しショタ竜お願い……》
「何回ひりだせばいいんだよ!!」
《お兄ちゃんの子供達、大人気でさー!神様ってほら、八百万っていうじゃん?》
「はっ、800万回……?!うーん」
いや、いっぺんに3.4個卵が産まれるから、200万回?流石に唸って倒れてしまった。
流石に200万回産む前に、俺の体にガタが来た。ルルゥとのつがい契約で人間としては有り得ない長生きをしたが、何千年も生きて、時を超える竜には付き合いきれない。
「はー……もう無理だ卵は産めない」
「卵なんてもうどうでも良い!俺を置いていくな!アルトゥス」
まだギリギリ半ズボンがイケそうなルルゥが俺のベッドの横で泣いている。戻って来れる子供達は皆近くに来ている。
何となく分かるんだよね、いるって事が。
「仕方がないだろ、俺は人間だもん」
分かってたはずだろう?泣くなよ、旦那様。
「分かりたくない!」
「ルルゥはどっか子供なんだよなぁ。子供達の方が大人じゃねーか」
「竜の200歳なんて子供だ!」
あーそうですか。じゃあ俺はガキと子作りしたのか……犯罪の香りがプンプンするぜ。
「そんな事いうなよ、旦那様よー俺はガキに愛してるなんて言わないぞ」
「アルトゥス!俺も、俺も大好き!愛してる!」
笑うか。それが良い。俺がいなくなってもルルゥは子供達を育てて生きていかなきゃならないからな。
力の入らない口元を一生懸命持ち上げる。笑みの形になったろうか?
「おう、俺も」
そして俺の意識は闇に飲まれる。すーーーっと下へ落ちて行き、ある程度まで来ると、上へ凄い勢いで引っ張りあげられる。
目を覚ませばそこに心配してるのか、笑ってるのかよく分からない顔の妹がいるんだ。
あれ?
そろそろ上に引っ張られるはずなのに、今回はどんどん下へ落ちていく。
あれ?あれれ?
どんどん、どんどん落ちていく闇の底に、銀色の髪の毛の冷たい目の男が両手を伸ばして待っていた。
「さあ、仕込みを始めましょう。神の子よ」
ぞわりと寒気が走るが、ここには身動きが出来ない俺と、銀髪の男しかおらず辺りは真っ暗闇だった。
いも、妹!
《ザザッ!ガーガーピー……》
電波障害が起こった時のような音だけしか聞こえない。これは妹に繋がらないと言う事だろう。
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