受けばっか?!ちょっぴりピンクい井戸端会議

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ファミレス編

それって勝ち負けの問題か??の巻

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攻め組を待っている間、結婚式の出し物の相談をする筈なのに、一回何発などと言う秒な方向に話題がズレていった。
要するに人間、他人のセックスには興味津々ということなのだろう。

「あのさ、ちょっと聞きたいんだけど。皆んな体位とかって頻繁に変える方?好きな体位ってある?」

さっきの会話で大胆になったユウが次の口火を切ると、直ぐさま向葵が乗ってきた。

「最初の頃は色々試したいみたいであれやこれや四十八手全部試そう!とか言って頑張ってたけど…最近は何となく決まってきたよ。まずは正常位か座位から始まって、……っと、なんでここまで言わされんの?」
「自分から言ったんだろう?……あのさ、片足担がれてこう、脚を交差するヤツ…」
「あ、それ松葉崩し!」

一番そう言う事に疎そうな虎丸が即答していた。

「そう、その松葉…ナントカ?それやられるとオレ直ぐにイキたくなるんだ!こう、届くって言うかさ」

そう言うユウをニヤニヤしながら向葵は見た。

「へー!どこに届くの?言ってごらん?ほらほらちゃんと!」

それってまるで言葉攻めだ。

「お前オレに言わせたいのか!このっ!このっ!変態め!」
「変態はどっちかな?毎晩健介さんとどんな羞恥プレイに勤しんでいるか聞いてやるから言ってごらん?」
「羞恥プレイ?えー?どんなどんな?ぼくも知りたい~」
「黙れ虎丸!」
「大丈夫、変態は悪い事じゃ無いもん」
「だから!オレを勝手に変態にするな!!」
「え?変態は健介さんって話しじゃ無いの?」



カタン…。
「ぽ、ぽ、ポテト…おまたせしましたっ」

変態が飛び交うテーブル席。口元を引き攣らせた店員はポテトの皿をそっと置いて逃げ去った。
なんのかんの言っても揚げたてポテトの誘惑には勝てやしない。一旦話はお預けになり、シャクシャクとまるでイナゴの食事風景のように皆無言で背中を丸め、夢中でポテトを貪った。
ポテトなんか頼むなと言った向葵も夢中で食べ、あっという間に皿が空になった。そして鳥頭の三人はすっかり話を見失っていた。
油のついた指先を舐めながら向葵がみんなを見回した

「ところで僕達なんの話してたっけ?」

「えっと、ユウが健介さんと変態ごっこ——」ボコっ!

虎丸は速攻でユウに殴られた。

「ええ~良いじゃない!ぼく、そう言うプレイ…好きっ…」

お祈りするようなポーズで顔を赤らめる虎丸は、うっとりした顔でフルフル打ち震えた。
そして二人は思った。

本当の変態はコイツだと…。

健介と言うのは水泳のインストラクターで、ユウからはいつも筋肉霜降り蛙とかヤリチンエロ河童とか随分な言われようだがれっきとしたユウの彼氏なのだ。

「覚えてやがれ!」と照れに任せてユウは捨て台詞を吐いたが、ムキになればなるほど健介の変態疑惑は深まった。
そしてこの日、皆んなの認識では何故か「変態健介」と言うイメージが出来上がってしまった。


「さっきから話が先に進んで無いな」
「あれぇ?何だっけ?」
「体位だろう?たいい!」
「ユウは松葉崩しで止まってる」
「言ったのオレだけじゃん!お前らも吐け!」
「や、やだよ。首筋咬まれながらバックが良いだなんて言えない。海斗さんの〇〇(ピー)が〇〇(ピー)して〇〇(ピー)すると更に良くて、〇〇(ピー)が〇〇(ピー)だから〇〇(ピー!ピー!ピ~!)」

向葵。もう十分かったよ。

「ところで虎丸君の好きな体位って?」
「え?ぼく?…ぼくはね、…エヘヘ……え、駅弁…」

???

え、駅弁?
それって何?



「へ……へえ~、そぉなんだ」
「………なるほどね~…それも、良いね~」

知ったかぶりを顔にも出さず、視線は明後日。
そして二人は思った。人は見かけによらないもの。

——何だかこいつに負けている!——
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