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Redemption
しおりを挟む「レントゲン撮ってみないとわからないけど、まぁ全治2ヶ月ってとこだな」
翌日リビングのソファーに座らされ、骨折した左足にギプスが巻かれていた。
「暫く車椅子生活だな。そこのバカな飼い主にしっかり世話して貰えよ」
和泉が俺の頭を撫でながら皮肉交じりの言葉を投げる。
離れたところで煙草を吸っているパパは、無言で外を見ていた。
濡らした包帯が徐々に固まっていき、ギプスに膝から下が固定され、腕を出し痛み止めの注射を打たれる。
「……ッツ」
針が刺さる痛みに表情を歪め片目を閉じる。
「心配しなくても闇医者じゃねぇよ」
片付けを始める不精髭を生やした中年の男と和泉が軽口を叩く。
「お得意様は極道ばかりだけどな」
和泉が俺を撫でる度に、ついパパを気にして見上げてしまう。
身体に所有物の証をつけられ、調教され開発され洗脳され依存させられていく恐怖。
それよりも何より、これ以上パパを怒らせたくなかった。
パパがやってることはDVだ。
俺はパパのことが好きなのかどうか、正直わからない。
薬に依存しているだけかもしれない。
それでも今の俺の居場所はここしかない。
「大丈夫か?」
黙っている俺を心配そうに、和泉が顔を覗き込む。
和泉のことは好きだが、パパとは違う。
そもそも和泉はパパに絶対的に従順だ。
俺を守ってくれるのも、それがパパに取って大事な存在だからに違いない。
監禁が軟禁になったところで、今の俺に逃げ出す気は無い。
「例の物。金はいつものところに振り込んでくれ」
医者がアダッシュケースを置いて帰って行く。
中身が何かは凡そ見当がついた。
パパが近付いてくると、和泉から奪うように俺を抱え、そのまま寝室に連れて行かれる。
反射的にビクッと身体が強張り、怯えた表情を浮かべる俺をベッドに寝かせ、覆い被る形で見下ろされる。
「…………おまえは誰のもんだ?」
「……ッ…」
見上げる瞳の奥に狂気を感じ、俺は動けなくなる。
両手をベッドに押さえ付けられ、唇を塞がれると舌を絡めるように深い口づけを交わす。
「……ンッ…んぁ…ぁッ…」
息苦しさに踠きながら身動ぐ。
唾液が絡まり卑猥な水音が響き、徐々に感じて身体が熱くなる。
「……っあッ…」
パパが俺の足を抱えるとアナルに熱り勃つ肉茎を押し付ける。
「挿れるぞ」
いきなり突っ込まれる痛みに、反射的に内股が痙攣する。
さっき打たれた痛み止めなんかでは誤魔化せない痛みだ。
「…相変わらず狭いな。力抜け」
「…っやぁ、無理…ッ…」
慣らしもせずに無理に腰を進められると、腹まで届きそうな圧迫感に涙が溢れる。
徐々に激しくなる突き上げに、シーツを握り締め声を押し殺そうと、無意識に噛み締める指先に血が滲み咥内に鉄の味が広がる。
「声、聞かせろ」
「……っや…」
隣の部屋にいる和泉に嬌声が聴こえてしまうのを嫌がるのを、見透かしたかのように目の下を赤くしている俺の頬を触る。
「和泉に聴かせてやれよ。厭らしい啼き声」
無情に咥えていた手を外され、両手を頭上でベルトで拘束されると、嗜虐に煽られ興奮が増したパパが容赦なく腰を振り犯し続ける。
「……っや、ぁ…痛…ぃ…壊れ…る……」
溢れる涙を止められず痛みを我慢し、抜き挿しを繰り返されると、切れた肉壁からの出血とパパの先走りに、溢れた腸液が混じり合い滑りがよくなりグチュグチュと淫靡な水音が増す。
「……ぁ…アァッ…ン…ぁ…、そこ…もっ…と…」
雁首が前立腺の痼に触れると、ビクンと快感が走り、泣きながら見上げ訴える。
痛みを誤魔化すように無意識に腰を揺らし続け、もっとイイ所に充てようと快楽を貪る。
「……イきたいか?」
ガチガチに勃起し臍につくほど勃ち上がった性器を掴まれ、陰茎の根元を紐で縛られ射精出来ないように塞き止められる。
「…っやぁ…アァッ……イき…たい…ッ……――――」
もう少しでイけそうな絶頂を止められると、狂ったように必死に腰を振り続けてしまう……
絶頂を迎えたくても出せない苦しさに、泣きながら腰を揺らす俺を無視するように、折れた足を抱えたまま貫く。
痛みにさえ感じてしまうくらい揺さ振り続け、大量の精液をたっぷりと中出しされた。
「……お願い……イき…た…い……出したいッ……出さ…せ、て…」
甘ったるく啼き続ける姿に、満足そうに嗤うと隣の部屋にいる和泉を呼ぶ。
「シャブあったろ?」
和泉が一瞬戸惑う表情を浮かべるも、命令された通りに先程のアダッシュケースの中から注射器を取り出す。
「……コイツをこれ以上ヤク中にする気か…?」
怒りを買うのは覚悟の上で、禁断症状に苦しむ姿を見て、和泉が神妙な顔で問い掛ける。
「だったらおまえがコイツをヤれ」
冷たい声音に表情が変わる。
「………!?」
「本気で言ってるのか?」
「……や、だ…ッ…なん、で…?」
いつもは何をされてもどこか諦めた様な反応しか見せないのが、驚いたように声を大きくする。
耳元で言葉を吹き込む。
「大好きな和泉に犯して貰え」
アナルからペニスを引き抜かれると鮮血の混じった、中出しされた白濁がドロッと溢れ出た。
ショックで言葉を失う俺に和泉が近付き足を掴んで拡げる。
「……っや、め……ヤ…ダ……い、やだぁ…!」
今まで見た中で一番必死に抵抗する姿に、見ている方が興奮する。
初めて抱いた時よりも、どんな責め苦よりも、何よりも耐え難い苦痛を与える。
怯えて震える股間に和泉が顔を埋め、勃起させられているペニスを口に含む。
「……ッ……ンぁ…ッやぁ…ッツ…」
柔らかい粘膜に包まれる感覚に、涙は止まらず叫び続ける中に甘い喘ぎが交じる。
尿道口を舌先で抉るようにし、裏筋をゆっくりと舐めたり、和泉の口淫によって射精出来ないままイってしまうと、睾丸に溜まった精液でパンパンに膨らみ痛みに泣きじゃくる。
「…お願い……も、痛い……我慢…出来…な…い…ッ……」
可哀想に――――
頭が嫌がれば嫌がるほど、思考と相反して湊の身体は反応してしまう。
楽になりたい一心で強請る姿に、和泉が下半身を緩め下着の中から、自身の昂ぶったモノを取り出す。
大きく拡げられた内股が痙攣し、ヒクつくアナルから先に出された白濁がトロリと溢れ出る。
「……エロイな……湊」
物欲しげに蠢く孔に和泉が先端を宛がうと、湊の表情が恐怖に引き攣る。
「…っや…だ……ッ、やめ…て……」
泣き叫び拒む湊を見る和泉の目付きが明らかに違った。普段見るのとは違う雄の顔。
ペニスの先に付けられたリング状のピアスを引っ張りながら、肉筒の中にグッと亀頭を押し込められると、細い腰が痙攣し瞳を見開いたまま大きく仰け反った。
「……ァアァッ…!…ぃやぁあぁァ…ッ…――――!」
飼い主の目の前で他の男に犯される。
「…っやだ…ッ…パパ、助け…て…ッ……」
感じたくないのに、湊の身体は正直に反応する。
屈辱感に塗れ犯されながらも主人を求めることで、和泉の本能を刺激することをわかってはいないのだろう。
「…ッァ…んぁ…ッ…っはぁ…ん…っく…ぅ…ぁあァん…」
乳首を舐めながら和泉が湊の最奥を狙って、腰の動きを早め突き上げをより激しくする。
「…湊のナカ、熱くてスゲー気持ちイイ……」
和泉が初めて抱く身体に夢中になり、ただ獣の様に腰を打ち付け続ける。
「…っや、だぁ…やめ…て…ッ…もう、いやぁあぁァッ……」
心を開きかけていた信頼していた男に裏切られ、それでも感じてしまう絶望に絶叫を上げる。
泣きながら喘ぎ続け、パパが言うようにただの淫売だと思い知らされる。
「……っぁ…っひ…ぁアン……ぁあ…苦し…ぃ……パ…パ…ぁ…ッ……」
とっくに理性など壊れ、イキたいのにイカせて貰えないジレンマに、もどかしさに狂ったように泣き叫ぶのをあやす様にパパが抱き締める。
「……湊、和泉のチンポ気持ちイイだろ?」
「……パパ…、が…い…い……」
――――――――堕ちた
ニヤリとパパの口角が上がる。
苦しさの中で、パパに助けを求め続けながら、身体は快楽に支配されていく。
今の和泉は俺の知ってる和泉じゃない。
知らない男と一緒だ。
いっそ全くの他人に犯されてる方がどれほどマシか
「……出す、ぞ…――――ッ…!」
限界が近い和泉が俺の腰を掴んで無我夢中で打ち付ける。
「……や、…だッ……やだ、お願いッ……やめ、て……!!ナカ…出さ…な…で……!!」
泣きながら懇願する願いも虚しく、和泉の精液が胎内奥に注がれた。熱い感触が拡がる。
気がつくと俺は和泉に犯されながら、パパに抱かれる妄想で、意識が混濁していた。
「湊、イイ子だ」
「……お願…い…ッ……俺を、犯し……て……」
和泉に背後からピアス毎乳首を弄られながら、パパがギプスのついた片足の膝裏を押しグッと俺の両足を開くと、アナルに指を挿れると粘膜に白い粉を塗り込む。
乳首だけでイきそうになりながら、快感に包まれるも射精出来ない苦しさが襲う。
「――――……ッ……んァ…っはぁ……」
熱い吐息を吐き出しながら、唇を塞がれると口移しで錠剤を飲まされた。
唾液と一緒に飲みこむとそのまま快楽を貪るように、されるがままに捩じ込まれる舌に翻弄される。
何のドラッグかはわからない――――飛べるならなんでもいい
視界が霞みよく見えない……寧ろ幻覚だろうか……
俺の全身から力が抜けてきたところで、アナルにパパの巨根と和泉の亀頭が無理やり捩じ込まれる。
「……痛いッ……!無理…ッ……裂け……るッ……!!」
「二輪挿し好きだろ?」
物理的に無理な痛みに現実に引き戻されそうになる。
――――ッ……!!!
めり込むように二本の肉棒が挿入されると、切れていたアナルの内部が更にブチブチと出血する感覚がわかる。
声にならない悲鳴をあげながら、俺の身体は締め付け続ける。
「……くッ……湊…力緩め……ろ……」
痛いくらいの刺激に和泉が額に汗を浮かべながら告げるが、その言葉は届いていない。
「おいおい、食い千切る気か?うまそうに二本も銜え込んで……おまえの躰は離そうとしねぇぞ」
狭い胎内に埋め込まれた圧迫感に快楽と苦しさで気が狂いそうになる……
「和泉…こいつの躰ァ絶品だろ?」
「――――嗚呼、おまえが、…執着する…はずだな」
無慈悲な雄の本性が支配すると、意思などない肉の塊を犯すように滅茶苦茶に動かれる。
「……ぃやぁあッ…んぁ…あぁッ……痛…ぃ…も、やめ…ッ……無…理ッ…壊れ……る……ッ…」
泣き叫びながら二人分の精液を大量に注がれ続ける。
「―――ッ……クスリのせいで、全然勃起がおさまんねぇ……」
和泉が疲労の色を見せながら、アナルから引き抜き、俺の喉奥に突っ込むと、そのまま犯し続ける。
「……ッ……ゔ……」
呼吸出来ずに苦しさに全身に力が入ると、下半身に力が入り気持ち良さそうにパパが嗤う。
アナルには血の混じった泡立った精液がナカからドプッと溢れ出てくるのが止まらない。
「このまま結腸迄犯してやるよ」
和泉の精子を飲み込み、ゲホゲホと噎せながらペニスを吐き出す。
「……い、やッ…ぁ……やだッ……ぁ……あ……アッ……――――」
最奥まで突っ込まれると亀頭が結腸口を強引に抉じ開けるように、直腸の奥に埋め込まれる感触がわかった。
「下からも一週間分全部飲ませてやるよ」
「…や、あぁ…ッ…お腹…痛いッ…も…赦し…て…」
勃起したままのペニスに1.0サイズの尿道プラグを突っ込まれる。全身の快感に気絶しそうだった。
「ほら。こっちも、まだおさまんねぇぞ……ッ」
髪を掴み再び和泉のペニスを咥えさせられ、結腸口を犯されると無意識に連動するように喉奥も締まる。
「チンポ大好きなクソ淫乱が…ホラ、孕めよッ……」
二人がかりで無茶苦茶に動かれ、結腸のナカに熱い白濁が注ぎ込まれる。
「――――ッ……!!!」
何度も中イキを繰り返し二人が満足する迄一晩中凌辱され続け、赤黒く変色したペニスを縛る紐が外され、射精をやっと許される。
背中を弓なりに撓らせ無言のままビクビクと痙攣し、刺さっていた尿道プラグを吹き飛ばしながら精液と大量の潮を勢い良く噴き上げた。
――――――――ッ……!
「……ァ……あッ……止ま…ら……な…ぃ……」
機能が壊れてしまったのかと思うほど、大量の精液と潮だか尿だかわからない体液が床に散っていた。
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