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出港! ~ コルテリアン王国へ ② ~
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「えええ!?チケットがもうない!?
というか船でしょ、そんなに人数制限しないといけないもの!?」
「も、申し訳ない。
コルテリアン王国は未だ復興途中の国のせいか、
国からの要請で未だ渡航の人数制限をされておりまして…」
「国からって…!!!ああ…」
国というと、私やティルの身内のことなのか。
ただなんとなく、ここで自分の身分を明かすわけにもいかなかったし、
サラは静かに隣でうな垂れた。
「どうしよう…」
「お嬢さん、いちおう打開策がないような、あるような…」
「なんですって!」
「お、落ち着いてください、聞いてください」
「聞いてるわよ」
「最近、近くの森の洞窟で魔物が出るようになったんです。
この辺の畑の食いもん荒らしたり、
ひでぇとたまに街に入ってきそうになったりするもんで。
船長もそれに困ってたんで、そいつをどうにか駆除してくれたら
3人くらい多めに乗っても何も言わねえんじゃねえかなぁと」
「魔物退治ですって!?まあ、出来なくはないか…」
「無理にとはもちろん言わねえです、
お嬢さんたちの身も危なくなるし」
「ああ、まあそこのところは大丈夫よ。
出港まであと2時間ね…いきましょマリア!
ティルのとこ!」
「はーい」
なんだか、RPGのクエストチックになってきた。
そういえば、こんな感じのストーリーを書いた気がする。
相変わらず詳しいことは何一つぼやぼやしているけど、
サラが私の前を歩く逞しい背中は、これからの冒険を
物語っている気がした。
~~~
「魔物退治だと?」
「そ、そうじゃないと船に乗れないんだって」
「これが親父のいう、人助け、てことか」
「ティルは残っていてもいいわよ。
魔物なんて私の魔法でピュっとやっつけちゃうんだから!」
「いや、3人で行くぞ。お前の魔法は危なすぎるからな。
ちゃんと見てないと、いつでも暴走しかねない」
そうだ、思い出した。
ティルは、王国の王子でありながら一流剣術を学んでいた。
片手剣やレイピアなどを使いこなす戦士、
城内の衛兵よりも彼1人の兵力の方が勝るとも言われていたくらいだ。
対してサラは、一流の魔法使い。
国では魔法使いは迫害を受ける対象だったけれど、
魔法使いの末裔というだけあって、
身分は関係なくその力を十分に発揮した。
きっとそれも、今思い出すことのできない
“旅に出た理由” のうちのひとつかもしれない。
というか船でしょ、そんなに人数制限しないといけないもの!?」
「も、申し訳ない。
コルテリアン王国は未だ復興途中の国のせいか、
国からの要請で未だ渡航の人数制限をされておりまして…」
「国からって…!!!ああ…」
国というと、私やティルの身内のことなのか。
ただなんとなく、ここで自分の身分を明かすわけにもいかなかったし、
サラは静かに隣でうな垂れた。
「どうしよう…」
「お嬢さん、いちおう打開策がないような、あるような…」
「なんですって!」
「お、落ち着いてください、聞いてください」
「聞いてるわよ」
「最近、近くの森の洞窟で魔物が出るようになったんです。
この辺の畑の食いもん荒らしたり、
ひでぇとたまに街に入ってきそうになったりするもんで。
船長もそれに困ってたんで、そいつをどうにか駆除してくれたら
3人くらい多めに乗っても何も言わねえんじゃねえかなぁと」
「魔物退治ですって!?まあ、出来なくはないか…」
「無理にとはもちろん言わねえです、
お嬢さんたちの身も危なくなるし」
「ああ、まあそこのところは大丈夫よ。
出港まであと2時間ね…いきましょマリア!
ティルのとこ!」
「はーい」
なんだか、RPGのクエストチックになってきた。
そういえば、こんな感じのストーリーを書いた気がする。
相変わらず詳しいことは何一つぼやぼやしているけど、
サラが私の前を歩く逞しい背中は、これからの冒険を
物語っている気がした。
~~~
「魔物退治だと?」
「そ、そうじゃないと船に乗れないんだって」
「これが親父のいう、人助け、てことか」
「ティルは残っていてもいいわよ。
魔物なんて私の魔法でピュっとやっつけちゃうんだから!」
「いや、3人で行くぞ。お前の魔法は危なすぎるからな。
ちゃんと見てないと、いつでも暴走しかねない」
そうだ、思い出した。
ティルは、王国の王子でありながら一流剣術を学んでいた。
片手剣やレイピアなどを使いこなす戦士、
城内の衛兵よりも彼1人の兵力の方が勝るとも言われていたくらいだ。
対してサラは、一流の魔法使い。
国では魔法使いは迫害を受ける対象だったけれど、
魔法使いの末裔というだけあって、
身分は関係なくその力を十分に発揮した。
きっとそれも、今思い出すことのできない
“旅に出た理由” のうちのひとつかもしれない。
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