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朝日
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朝は嫌いだ。まだ寝ていたいとか、起きられないからとか、そういった理由ではなくて、太陽が昇るから嫌いなのだ。
暗闇は自分という人間を隠してくれる。息をしてもいいと教えてくれる。しかし、温く心地よい闇を、太陽は掻き消していくのだ。明かりになれていない身体にはその光は強すぎて、じわりじわりと身体を灼かれていく。
陽が登っても、自分は日陰から出ることはできない。居心地の良い陰に座り込むように、ただ太陽に背を向け続けるのだ。
暗闇は自分という人間を隠してくれる。息をしてもいいと教えてくれる。しかし、温く心地よい闇を、太陽は掻き消していくのだ。明かりになれていない身体にはその光は強すぎて、じわりじわりと身体を灼かれていく。
陽が登っても、自分は日陰から出ることはできない。居心地の良い陰に座り込むように、ただ太陽に背を向け続けるのだ。
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