俺は悪役令息というものだろうか?アレは断罪だったの?

satomi

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15.最終話 数年後

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 数年後―――

「おじいちゃまー‼おかたをもんであげゆー‼」
「ぼくがさきだもん」
「こらこら、私の肩は二つあるんだから、二人で仲良く肩をもんでくれるとじぃじは嬉しいな?」
「「はーい」」
「二人ともいい返事だ」
 ……デレデレして、アレが一国の王の姿だろうか?とても国民に大々的に公表できない。ここにいる、侍女と護衛に固く口止めをしている。

 二人の子供というのは、アースの子と俺の子の二人。
 俺の子は女の子。絶対にエリンに似て、美人になるはずだ。嫁にやらん‼俺のヘレン。
 もう一人の男の子はアースの子だから、将来の王太子、ひいては国王。カール君。
 絶対にアースの子の方が早く生まれると思ったんだけどなぁ。俺も新婚生活をエンジョイし過ぎたのか?
 
 二人の爺さんからの「孫の顔が見たい」という要求はもう叶えられたので、あとは俺が楽しみたい。だって、エリンが…年齢を重ねたのもあるし、妊娠出産に子育てしてるからかなぁ?あどけなさがなくなって、より美しくなるのはそうだけど、妖艶な魅力まで出てきたんだよなぁ。
 もうエリンを連れて市場に行かないぞぉ!

 だというのに、エリンがヘレンに市場に行ったという話をしたようだ。
「とーさまー!ヘレンもいちばにいきたいです!」
 俺の考えだと、市場の連中は可愛い系の女の子に弱い!ヘレンなんて可愛い100%じゃないかー‼市場の連中絶対にヘレンに甘々な行動する。
 俺はヘレンの頼みに弱いんだよなぁ。どうしたもんか。
 行き当たりばったりで連れて行ってみるか。


「おう、あんちゃんって年じゃねーか」
「リチャードって名前なんだ」
「立派な名前だな、貴族ってそんなんなのか」
「えーと、俺の子でこの子はヘレンだ」
「なんてこと!エリン様の子?天使が降臨したような可愛らしさじゃねーか!」
 それは同意するけど……。
「みんな聞いてくれ、エリン様の子が超可愛い!天使が降臨したみたいだ‼」
 どやどやと人だかりができる。ヘレンがちょっと怯えてる。俺の服掴んでるし。
「とりあえず、鳥串をお召し上がりください」
 俺の分は?またお金取るの?いいもんね、ヘレンと半分こするから。
「とうさん、これどうやってたべるの?」
「見てろ?」
 普段ナイフとフォークだし、淑女教育でもこんなの習わないもんな。
 俺は見事(?)ヘレンと鳥串を半分こすることに成功した。
「お嬢さん、今日の記念にこの花をどうぞ。俺が育てたものです」
「まぁ、きれいですね」
 ヘレンが受け取ろうとしたところで、またしても俺が割り込んで受け取った。
「邸に飾りたいと思います。ありがとうございますね。エレンも喜びますよ」
「「「エレン様の最近の様子はどうですか?」」」
 やはり市場の連中は興味があるようだ。
「流石、天使を出産しただけの事はある。まさに、最近のエレンは女神と言っても過言じゃないな」
「「「おおぉー」」」
 ここはエレン教(?)なんだろうか?

 邸に帰り、もらった花を花瓶に活けているところで、エレンから重大発表が……。

「もしかしたらだけど、もう一人妊娠してるかも……」



 
お忘れですが、オパニオン帝国はお花畑カップルによって国が滅茶苦茶。王政はとりあえずなくなりました。有力貴族がどうにかするんじゃないかなぁ?
幸せな俺には関係ないもんね~♪


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