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第2話 愛しのあの人が護衛騎士に♡
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「リリたーん。もっと若い男の方がいいんじゃないのか?」
お父様は昔からそう言うけれど、お父様はわかっていないわ!あの亡き奥様を一途に愛する騎士団長様!! 私の心は貴方に釘付け!
はぁ、婚約破棄されて良かったわ。これで堂々とあの方にアプローチできるもの。
出会いは私がそう、まだ幼い4才だった頃……
「もう、どうしておしろはむだにひろいのよ!まいごになったじゃない!」
私は頬をプクっと膨らませた。
「小さなレディ、そう頬を膨らせないで可愛いお顔が台無しになってしまうよ。……えーっと、どこへ行きたいのかな?」
「そうねぇ、わかりやすいから、えっけんのま!!」
謁見の間からだったら自分の部屋までのルートがわかってましたから。
というか……お城の中の他の場所って知らなかったんですよね……。嗚呼、幼いって罪だわー。
騎士団長様はすごく驚いたと思うわ。あ、当時はまだ副団長くらいだったかしら?騎士団長様の名前もその時に知ったのよ。もう脳ミソに深く深~く深~~く刻み込んだわよ。もう、これでもかっていうくらい!
……あれは私が3歳の頃よ!日付もきちんと憶えてるわよ!日記に記載済み!
「おつとめごくろうさまです。きしさま。ぜひおなまえをおしえてください!」
「はっ、私の名前はカミール=ベルと申します。王女とも知らずに申し訳ありません!ご無礼なことはありませんでしたか?」
「ひじょうにたのしくここまできました。ありがとうございます」
「殿下から礼をしていただくなど……。というか、殿下たるものそう簡単に臣下に頭を下げてはいけませんよ。たかが道案内をした程度の事です。礼など不要です!」
謁見の間までカミール様と手を繋いでいたのよね。もう、最高!でも、直後にカミール様が新婚だって知って凹んだりもしたなぁ。
それからもう10年以上もカミール様一筋!レオナルド様なんて小童(こわっぱ)よ。ホント、婚約破棄万歳!万歳!万歳!万歳三唱よ!
カミール様ってば奥様が亡くなってからも、後妻なんて娶らずに、奥様一筋で素敵!最近の男は浮気だの愛人だのと腰が据わってなくてだらしないわ。比較するのも烏滸がましい!
カミール様は毎年奥様のお墓参りに行きますし、月命日にもお墓参り。本当に一途でいらっしゃるわ!
そんなカミール様をお慕いしているのだけど、私が振り向かせることができるかしら?
「リリたん!王命で…「お父様、それ(・・)はやめてください」
王命なんてフェアじゃないわ。それに本当に私の事を想ってくださっているのかわからないじゃない!
「いい加減にしてくださいな。リリアーヌの好きなようにさせてあげましょうよ?」
流石はお母様です!
そうねぇ、専属護衛騎士に任命しましょうか?そのくらいならいいのでは?もちろん奥様のお墓参りの日は護衛しなくてもいいように私のスケジュール調整はするわよ?
専属って響きがいいわね!私だけの騎士様よ~。
護衛騎士に任命するその日。私はメイドに全身くまなく磨き上げさせ、ピッカピカに仕上げ、尚且つ、おニューのドレス(カミール様の色♡)に身を包んだ。薄緑色のドレスに銀糸の刺繍。
戦闘態勢OK。
「リリたんは可愛いなぁ」とお父様は言うけど、お父様はいつも言うから当てにならないなぁ。メイド達も却下。
お母様も褒めてくれたけど……お母様が手を加えたところが多々あるから、『自分グッジョブ!』って思ってるかも……。
「この度、王女殿下の護衛騎士という名誉ある任務に任命されました。カミール=ベルと申します。任務については謹んでお受けします」
カッコいいわ~~‼ 滲み出る大人の色気というのかなぁ? 大人の余裕? それに騎士だから、体格も昔の記憶よりもガッシリしてて、謁見の間の壇上から見ると筋肉がいい感じだわ~。
「リリアーヌ=ヴィーナスヴェールです。初めましてじゃないわよね?」
「はい。しっかりと覚えていますよ?昔は殿下も幼くていらっしゃった。王宮で迷子になられたんですよね?」
ハッキリ言われると恥ずかしいエピソードだなぁ。二人の出会いなんだけど……。赤面してしまふ。
「殿下は昔から変わらずに可愛らしくらっしゃる。殿下の事はこの剣にかけてもお守りいたします!」
いや~んかっこいい!! でもでも!‘殿下’って呼び方は他人行儀でなんか寂しいわ。
「カミール」
「はっ!」
「私の事は‘リリアーヌ’と呼びなさい」(お父様(陛下)はリリたんって呼んでるけど……)
「私などがそのような……。……では‘リリアーヌ様’とお呼びします」
うーん、敬語とかもやめて欲しいんだけどなぁ。仕方ないかぁ。まずは第一歩よね。うん。今は特に護衛するような事もないのよねー。お父様に言って、視察とかに行こうかしら?
「……リリアーヌ様? リリアーヌ様? 大丈夫ですか? 気分が優れないのでは? このような場所に不慣れで長い時間いるから疲れが溜まったとか?」
「あ、ごめんなさい。大丈夫よ、ちょっと意識を飛ばしてただけ?」
「大丈夫ですか? 護衛騎士としての任務第1回目がリリアーヌ様の介助とか私は嫌ですよ(笑)」
「うふふっ。大丈夫よ。それはないわよ、カミールはなかなかイジワルね!」
介助って……。カミール様がいる時は本人に集中しよう。そこに本人がいるんだから! 意識を飛ばすのは一人の時にしよう。
「私はリリアーヌ様のお部屋の入り口に常時おりますので、御用の際にはお呼びください。それと、不審な物音がした際には殿下の部屋に入る事をお許しください」
カミール様が部屋に入るなんて、寧ろウェルカムよ~‼ っとお父様には言えないかな?私の部屋にカミール様と二人きりなんて……。考えただけで鼻血出そう!きゃ~~!!
*****
そんな感じでカミール様の護衛騎士の任命式は終わった。
カミール様はこのあと亡き奥様の墓前に私の護衛騎士になったことを報告に行くらしい。いや~ん、一途で素敵♡
お父様は昔からそう言うけれど、お父様はわかっていないわ!あの亡き奥様を一途に愛する騎士団長様!! 私の心は貴方に釘付け!
はぁ、婚約破棄されて良かったわ。これで堂々とあの方にアプローチできるもの。
出会いは私がそう、まだ幼い4才だった頃……
「もう、どうしておしろはむだにひろいのよ!まいごになったじゃない!」
私は頬をプクっと膨らませた。
「小さなレディ、そう頬を膨らせないで可愛いお顔が台無しになってしまうよ。……えーっと、どこへ行きたいのかな?」
「そうねぇ、わかりやすいから、えっけんのま!!」
謁見の間からだったら自分の部屋までのルートがわかってましたから。
というか……お城の中の他の場所って知らなかったんですよね……。嗚呼、幼いって罪だわー。
騎士団長様はすごく驚いたと思うわ。あ、当時はまだ副団長くらいだったかしら?騎士団長様の名前もその時に知ったのよ。もう脳ミソに深く深~く深~~く刻み込んだわよ。もう、これでもかっていうくらい!
……あれは私が3歳の頃よ!日付もきちんと憶えてるわよ!日記に記載済み!
「おつとめごくろうさまです。きしさま。ぜひおなまえをおしえてください!」
「はっ、私の名前はカミール=ベルと申します。王女とも知らずに申し訳ありません!ご無礼なことはありませんでしたか?」
「ひじょうにたのしくここまできました。ありがとうございます」
「殿下から礼をしていただくなど……。というか、殿下たるものそう簡単に臣下に頭を下げてはいけませんよ。たかが道案内をした程度の事です。礼など不要です!」
謁見の間までカミール様と手を繋いでいたのよね。もう、最高!でも、直後にカミール様が新婚だって知って凹んだりもしたなぁ。
それからもう10年以上もカミール様一筋!レオナルド様なんて小童(こわっぱ)よ。ホント、婚約破棄万歳!万歳!万歳!万歳三唱よ!
カミール様ってば奥様が亡くなってからも、後妻なんて娶らずに、奥様一筋で素敵!最近の男は浮気だの愛人だのと腰が据わってなくてだらしないわ。比較するのも烏滸がましい!
カミール様は毎年奥様のお墓参りに行きますし、月命日にもお墓参り。本当に一途でいらっしゃるわ!
そんなカミール様をお慕いしているのだけど、私が振り向かせることができるかしら?
「リリたん!王命で…「お父様、それ(・・)はやめてください」
王命なんてフェアじゃないわ。それに本当に私の事を想ってくださっているのかわからないじゃない!
「いい加減にしてくださいな。リリアーヌの好きなようにさせてあげましょうよ?」
流石はお母様です!
そうねぇ、専属護衛騎士に任命しましょうか?そのくらいならいいのでは?もちろん奥様のお墓参りの日は護衛しなくてもいいように私のスケジュール調整はするわよ?
専属って響きがいいわね!私だけの騎士様よ~。
護衛騎士に任命するその日。私はメイドに全身くまなく磨き上げさせ、ピッカピカに仕上げ、尚且つ、おニューのドレス(カミール様の色♡)に身を包んだ。薄緑色のドレスに銀糸の刺繍。
戦闘態勢OK。
「リリたんは可愛いなぁ」とお父様は言うけど、お父様はいつも言うから当てにならないなぁ。メイド達も却下。
お母様も褒めてくれたけど……お母様が手を加えたところが多々あるから、『自分グッジョブ!』って思ってるかも……。
「この度、王女殿下の護衛騎士という名誉ある任務に任命されました。カミール=ベルと申します。任務については謹んでお受けします」
カッコいいわ~~‼ 滲み出る大人の色気というのかなぁ? 大人の余裕? それに騎士だから、体格も昔の記憶よりもガッシリしてて、謁見の間の壇上から見ると筋肉がいい感じだわ~。
「リリアーヌ=ヴィーナスヴェールです。初めましてじゃないわよね?」
「はい。しっかりと覚えていますよ?昔は殿下も幼くていらっしゃった。王宮で迷子になられたんですよね?」
ハッキリ言われると恥ずかしいエピソードだなぁ。二人の出会いなんだけど……。赤面してしまふ。
「殿下は昔から変わらずに可愛らしくらっしゃる。殿下の事はこの剣にかけてもお守りいたします!」
いや~んかっこいい!! でもでも!‘殿下’って呼び方は他人行儀でなんか寂しいわ。
「カミール」
「はっ!」
「私の事は‘リリアーヌ’と呼びなさい」(お父様(陛下)はリリたんって呼んでるけど……)
「私などがそのような……。……では‘リリアーヌ様’とお呼びします」
うーん、敬語とかもやめて欲しいんだけどなぁ。仕方ないかぁ。まずは第一歩よね。うん。今は特に護衛するような事もないのよねー。お父様に言って、視察とかに行こうかしら?
「……リリアーヌ様? リリアーヌ様? 大丈夫ですか? 気分が優れないのでは? このような場所に不慣れで長い時間いるから疲れが溜まったとか?」
「あ、ごめんなさい。大丈夫よ、ちょっと意識を飛ばしてただけ?」
「大丈夫ですか? 護衛騎士としての任務第1回目がリリアーヌ様の介助とか私は嫌ですよ(笑)」
「うふふっ。大丈夫よ。それはないわよ、カミールはなかなかイジワルね!」
介助って……。カミール様がいる時は本人に集中しよう。そこに本人がいるんだから! 意識を飛ばすのは一人の時にしよう。
「私はリリアーヌ様のお部屋の入り口に常時おりますので、御用の際にはお呼びください。それと、不審な物音がした際には殿下の部屋に入る事をお許しください」
カミール様が部屋に入るなんて、寧ろウェルカムよ~‼ っとお父様には言えないかな?私の部屋にカミール様と二人きりなんて……。考えただけで鼻血出そう!きゃ~~!!
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そんな感じでカミール様の護衛騎士の任命式は終わった。
カミール様はこのあと亡き奥様の墓前に私の護衛騎士になったことを報告に行くらしい。いや~ん、一途で素敵♡
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