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しおりを挟む「ところで、ジェラード様はいつから私の事を慕ってくださっていたのですか?」
「それ…本人に直接聞くか?…まぁいい。アイスベルグ王国でレイカを拾ってからかな?レイカが無事だったのは、無意識で『氷創造』のスキルを使って自分の周りの氷の温度を下げなかったんじゃないか?」
「そうですね、家を追い出されてからの時間と着ている服のチグハグとした感じを考えると、周りの氷の温度がそれほど低くなかったという方が説得力がありますね」
ジルまでそう言う。ジェラード様は随分前から私の事を慕ってくれてたんだなぁ。服は暖炉の側にいたからそれほど厚着じゃなかったんだよね。
「まぁ、だからこそジルに治療させたんだけど」
そう考えると自然だと思った。確かにどうでもいい人なら、凍傷で手足が切断されようとどうでもいい。
そうなのか…。現実は受け止めた方がいいだろうな。
その瞬間から体中が沸騰しているかのように熱くなった。
「太陽の下にいるからかな?なんか熱くありませんか?私はなんだか体中が火照っているみたいです」
「王宮ですので、どこもかしこも日陰ですが……。レイカ様、体調が何か悪いのですか?」
「多分大丈夫だと思うんだけど……」
そう言った後、自分の火照りに体も頭もついていけなかったようで、不甲斐なくも目を回して気絶してしまった。
「レイカ様はジェラード様の事をどう思っているのでしょうね?密偵からの話だと、西国イーストイングも東国フェスタバルウェストもレイカ様を囲みたいようです。この2国の目的は純粋にレイカ様のスキルです。両国共に島国ですからね。レイカ様のスキルである『氷創造』で島との間の橋みたいなものを作って領土を拡大しようとしているようです」
「いろいろと考えるものだな。しかしだな、その二つの国はレイカがスキルを使えなくなった瞬間にレイカを捨てるんだろ?酷だな。絶対にレイカは渡さない!」
「その意気です!ジェラード様‼」
「レイカのスキル目的というのも不純な動機だ。レイカ自身は見ていないのか?いや、レイカの良さは私だけが知っていればいいのだが、だからと言ってスキルだけが目的の輩がいるのも解せん!」
「半年後にこの国が主催のパーティーがありますが?」
「俺はレイカのエスコート役として参加するぞ!」
「……ジェラード様はホストなんですよ」
「なんだと?そうか……。半年以内にレイカとなんとか婚約するぞー‼‼」
という会話がなされましたが、お二人は私の意識がある事をわかっているのでしょうか?ジルはわかってて、ジェラード様を煽っている感じがしますね。
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