お転婆令嬢の日常・改

satomi

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第4話 久しぶりの自宅は大騒ぎ。


休日に私とお嬢様は久しぶりに侯爵家の門をくぐった。

「ただいまー」
「おかえり、元気だな我が娘よ。この時期に帰宅?なんかあったのか?」
「ただいま戻りました。旦那様、お嬢様が2重生活をしていることが一人の騎士にバレそうです(7割以上バレてると思うけど)。そこで、外では会話ができないので侯爵家の一部屋をお借りしたい次第です」
「騎士……男か……。当然ステフより強いんだろうな?」
「えー、だいたい五分五分かなぁ」
「お嬢様!お嬢様が騎士団で訓練している時です。実践ではわかりかねます」
旦那様はお嬢様とマーク様の仲を気にしていらっしゃるようですけど、今回の目的は違うんですよ!2重生活がバレそうですって話をしに来たんですよ!

「だいたい、女が剣を振れないっておかしくない?体がうずうずしちゃって。大変だったんだ」
「大変だったね、我が美しい娘よ」
「旦那様、客人がいらっしゃいました」
あ、久しぶりに会った。執事さんだ。寮にはいなかったからなぁ…。

……でなくて!マーク様がいらっしゃったのね!
「お嬢様も出迎えをするのです」
「えー?マークだよ?いいじゃない、しなくても」

玄関の方から旦那様の声が聞こえてくる。

「スススススススステフ!早急に玄関にお出迎えを!あ、こちらに部屋を用意しております。おい!部屋の準備は万全なんだろうな?」
「はい、旦那様の言うとおりにしてあります」
「違う。我が家で一番豪奢な応接室……いや今の季節なら四阿がいいか?」
「お父様、大混乱ね。マーク、いらっしゃい」
「ステフー‼こちらはマーク=エル=ハイランド様だ‼ お前は馴れ馴れしい!」

遠くから旦那様の大声が聞こえました。
そうですか……あの方、マーク様は殿下でしたか。確か立太子されていたはず。騎士団でちょろちょろしていていいのでしょうか?
うちのお嬢様も似たようなものか、はぁ。

「四阿は整っていないな、えーと応接室にお通しして…。お前とマーク殿下とサラの会話に私も加わってもいいのか?」
「はい、どうぞ」
「お父様が返事をしなくても……。だってマークよ?」
「だってもへちまもあるかー‼ そうだ!うちの家内も同席させよう。殿下におかれましては多忙の中をわざわざご足労有難き――」
「マークよ?」
「はははっ。ステフは変わらないな。今はピエトロなのか?」
核心をつかれて困る。
「その辺は応接間で話すわよ。手が早い男は嫌われるわよ?」
「私には“殿下”というウリがあるからな」

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