5 / 55
第5話
しおりを挟むこの‘ツクヨミセキュリティ’が業界トップの成績である理由はやっぱり、各種族のトップクラスが在籍していることが原因だと思う。
ちょっとした悪魔の問題でも魔王のネロさんが出向けば納まるし、同様に、精霊でもヴァンパイアでも狼族でもその道のトップクラスがいるので、チョチョッと解決してしまうのです。
やはり厄介なのはヒトです。
‘ツクヨミセキュリティ’に堕神父の桧山さんと巫女の私に社長がいるとはいえ、その柵(しがらみ)とか面倒です。
堕神父とはいえ、桧山さんはキリスト教系。対して私は巫女なのでガッツリ神道系です。
この柵がなんとも…。両方神様を祭っていると言えばそうなのですが、微妙に違い私は緩いのですが桧山さんはカッチカチに信仰しているようで…。堕神父様なので当たり前なのですが。
そんな中で何故‘ツクヨミセキュリティ’に相談に来るかなぁ?天使と神様が。
私はとりあえずお茶をお出ししたのですが、「お構いなく」と断られてしまいました。
桧山さんは感動してお二人を拝んでいました。
そんな桧山さんを見て、全く信仰心と無縁のリヒトさん・ネロさん・アウラさん・大神君の4人は「何してんだ?」という目線を送っています。
「で?なんなのよ?」
社長は神様だろうと天使だろうと変わらずの対応ですね。
「『日本には八百万の神様がいてどうにも暮らしにくい』という悩みがあるのです」
「でもさぁ、そんなのわかりきってたことでしょ?その上で日本にいるんでしょ?それで何が不満なのよ?」
「日本人の信仰心の薄さ」
「あー、そんなのも昔っからよ。七五三をしながらバレンタインをして、クリスマスを祝いつつ、正月にはおせちを食べる。不思議な民族性よねー。そういう民族性なんだから仕方ないじゃない?」
社長はブレないなぁ…。
「この日本には800万も神様がいるのか?一週間に一人会っていても、100万週間…。一生かかっても無理じゃないのか?」
「あー、日本人は都合がいい時に都合のいい神様を利用するんですよ。あと、いい神様だけじゃないんです。お酒の神様もいますよ?そこら辺はどうなってるのか私もよくわからないんですよね」
「うむ、聖が言うのならそうなのだろうな。しかし800万はい過ぎじゃないのか?」
「語呂が良かったんじゃないですか?八百万って。八百屋さんみたいな。八百屋さん、別に800種類の野菜を扱っているわけじゃないでしょう?そんなもんですよ。深く考えない方がいいですよ?」
天使は堕天使さんになってしまったようです。八百万について考えすぎて……。
結局神様は日本に古くからいる神様と共存することは不可能という事で、他国へと行くことになりました。桧山さんが泣いて悲しんでいました。しかし、「この目で神様に出会えたこと!この桧山、死んで悔いなし!」と叫んでいました。神様に命を粗末にするのはやめろと止められていました。
そして、この‘ツクヨミセキュリティ’に新しく堕天使のミシェルが仲間入りしました!
1
あなたにおすすめの小説
続・ツクヨミセキュリティ
satomi
ファンタジー
前作『ツクヨミセキュリティ』の続きです。何十年後かのツクヨミセキュリティです。
メンバーは皆様長命種なので、あまり変化ありません。ヒトが亡くなってしまったのでまずはその分の補強からですか?
ツクヨミセキュリティは多種族時代の警備会社です。
それよりも…前作の社長、最上朔夜さん(?才)が根性で霊魂を残していることがミラクルです。
そんなこんなで話は進みます。
追放された雑用係、実は神々の隠し子でした~無自覚に世界最強で、気づいたら女神と姫と勇者パーティがハーレム化していた件~
fuwamofu
ファンタジー
異世界ギルドの「雑用係」としてコキ使われていた青年レオン。だが彼は、自分が神々の血を継ぐ存在だとは知らなかった。追放をきっかけに本来の力が目覚め、魔王軍・帝国・勇者をも圧倒する無自覚最強へと覚醒する。
皮肉にも、かつて見下していた仲間たちは再び彼に跪き、女神、聖女、王女までが彼の味方に!? 誰もが予想しなかった「ざまぁ」の嵐が、今、幕を開ける——!
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
蒼き樹海の案内人
蒼月よる
ファンタジー
辺境の森で育った少年ユーリには、不思議な目がある。魔素の流れが光の粒として見えるのだ。
蒼の樹海——人を喰らう巨大な森に足を踏み入れた彼は、遺跡屋の青年カイと出会い、冒険者として歩み始める。樹海の奥に眠る遺跡、港街の裏に潜む陰謀、灰に覆われた滅びの国、そして首都に隠された世界の秘密。
仲間と共に世界を巡るうちに、ユーリは気づいていく。この世界の「魔法」も「神」も、すべてが何かの残骸なのではないか——と。
冒険・バトル・素材経済・食文化を軸に、ファンタジーの裏に潜むSF的真実へと辿り着く、全4巻の冒険ファンタジー。
この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。
・世界観・設定の管理補助
・プロット段階の壁打ち
・作者による執筆後の校正
異世界でまったり村づくり ~追放された錬金術師、薬草と動物たちに囲まれて再出発します。いつの間にか辺境の村が聖地になっていた件~
たまごころ
ファンタジー
王都で役立たずと追放された中年の錬金術師リオネル。
たどり着いたのは、魔物に怯える小さな辺境の村だった。
薬草で傷を癒し、料理で笑顔を生み、動物たちと畑を耕す日々。
仲間と絆を育むうちに、村は次第に「奇跡の地」と呼ばれていく――。
剣も魔法も最強じゃない。けれど、誰かを癒す力が世界を変えていく。
ゆるやかな時間の中で少しずつ花開く、スロー成長の異世界物語。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる