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第10話
しおりを挟むブルハング帝国はクーラル王国を属国として大陸のほぼ全部が国土となった。
残りは部族とかかな?
ドラムス様は特に大陸制覇を目標としているわけではないので、残りの部族の方ものびのびと生活してらっしゃるようです。どちらかというと、部族の方々の文化などを尊重するようなスタンスのようです。
「ウラル嬢が言った。自分はパール嬢の義妹だから、俺にとっても義妹というのはどういうことなのだろうか?」
「私はよくわかりません」
『いやだっ!パールってば、わかってるくせに~』
『冷やかしたらダメよ~。こういうのは自然が一番!』
『俺はドラとパールが両想いだって話だと思ってたんだけど?』
『そういう話はお二人でじっくりって事だってば!』
筒抜けで聞こえてるんだけど?顔が紅潮するじゃない!
「パール嬢、顔が赤いけど大丈夫か?」
「平気よ。ちょっと精霊さん達の会話が…」
「出来れば二人っきりで話したいんだが、無理か?」
現在も見た目二人っきりで王城内の四阿でお茶をしている。…多くの精霊さんがいるけど。
「パール嬢、これからも俺を支えてほしい。これはプロポーズだ。自分が精霊様に慕われてるからとか思わないでほしい。パール嬢の心の清らかさとかに俺は惹かれている」
『僕も~』
『私も!』
『俺もだ』
「俺がドラだろうとドラムスだろうと変わらずに接してくれたし、あの家族の処罰についても一緒に考えてくれて本当に助かっている。これからも共に二人で過ごしていきたい。ああ、君と一緒になるという事は多くの精霊様も一緒という事なのか」
「精霊さん達の食費とかは考えなくていいんですよ?私もドラムス様を慕っています。家族が流刑になっているような人間でもいいのでしょうか?」
「どんな中傷だろうと何だろうと俺が守る!」
『僕も~』
『私も!』
『俺もだ』
「ふふふ、精霊さん達もやる気ですよ。私も負けないように頑張りますね。よろしくお願いします」
私はこの後に皇太子妃教育に王妃教育と受け、社交界でも結構あたりがきつかったりしたのですが、そこはドラムス様と精霊さんが守ってくれました。
現在は2男1女の母をしています。
女の子はどうも精霊さんの声が聞こえるようです。でもかつて、母としたように
「あなたが精霊の話を聞けることは誰にも話してはダメよ?」
「ちちうえにも?」
「そうよ。父上にも内緒よ。そうねぇ、あなたがこの人なら絶対に大丈夫って人なら話してもいいかな?あなただけの王子様♡」
「ちちうえはおうじさまじゃないもんね!」
「そうよ。だから、これは母上との大事な秘密よ?話さないって約束できる?」
「ははうえとのひみつだもん!だいじにする!」
「うふふ、いいこね。約束よ!」
と、誰にも言わないように約束をしています。約束を破らないように、実はこっそりとドラムス様に伝えているのですが、私が約束を破ったと娘に知られるわけにいかないので、あくまでもこっそりです。
精霊さん達にもお願いをしています。
この子を含め、皆が幸せになりますように…。
END
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