辺境はいいところです~実家に戻りたくありません

satomi

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20.それから

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 その後は、平和なヴェナスで今日も私はレイリー様とその子供達と過ごす。
 私とレイリー様は、息子と娘との4人家族です。娘の方が姉です。
 エマもナーヴァもリドルもそれぞれの家庭で元気に過ごしています。
 魔族の証もこのヴェナスではごく普通のものとして浸透しているので、コンプレックスに思っている人はいないでしょう。

 子供達はやっぱり魔族の証みたいなものを持って生まれてきたけど、子供達には「ホクロみたいなものだよ」と伝えた。
 
 皮膚に鱗があるケースもあれば、尾が生えているケースもある。
 それは、個性だから気にしないで。という意味なんだけど分かったかな?
 マウザック(男の子)は鱗が肩にある。
 滅多に見られるものではないけれど、「これは遠いおじい様がドラゴンだった証なのよ」と伝えている。
「ドラゴン、かっけー」と、単純にキラキラしだす。
「そのドラゴンが爪に出たのよ~」と言うのは、カリナ(女の子)。
「おかげで、服が何着も傷だらけなのよ!」とぶつくさ文句を言っていた。
 こんな時、レイリー様は申し訳なく思っちゃうのかな?

 街に行けばいろんな魔族の証を持っている人に会うことになるから、偏見とか持たずに真っ直ぐに育ってほしい。

「カリナだってあんな風に言ってるけど、俺達の遺伝で黒目なの気に入っているし、日に透けると赤くみえる髪の色も気に入っている」
 ―――レイリー様がいいならばいいのだけれど。
「因みに、マウザックに至っては黒目・黒髪が強そうで好きらしい」
 母は強い訳ではありません!

 私だけ魔族の証を持っていないのが心苦しく思う時もありますが、これで良かったと思います。
 だって幸せなんだもん!
 

END

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