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その後の日々

知りたくないこと

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そうだ、私の帰る場所も帰りたい場所も、もうリュートの所なんだ…

流されて絆された感はあるけど、後は…巻き込んじゃったみんな

『君に、君達にそんな力ないでしょ?』

「えっ?」
どう言う事

『つまり、君達が巻き込んだわけじゃなくて、君達も巻き込まれたとは思わないのかい?』

話し方が変わった…?
私達も巻き込まれた…?
誰に?…
目が合うと、目の前の白い人創造主様が笑った。

何の為に?

『君はこの世界を見てどう思う?』

この白い世界?真っ白。
真っ白の中やけに彩り豊かな花が私の周りだけ?

『この花はね、君がこの世界に持ち込んだものだよ。この花以外が、この世界、私の居る世界さ。』

この白いだけの世界が創造主様の世界…
何もないこの世界は…

『そう寂しくて、味気ないだろ。
創造主だったけど~今はただの世界の傍観者なんだよね~』

『自分の作った世界の成長をね~眺めて過ごすうちに~私達は羨ましく思う様になったんだよね~君達の様に寄り添う存在を渇望する様になっちゃったの~』


君達って…
私達のって、事?寄り添う存在…つがいって事?
てか、私達は羨ましいって言わなかった⁈
⁇⁇
創造主様は複数居るの?
私ナニヲキカサレテルノ?
わたしなぜよばれたの?
⁇⁇

『ん~、創造主は~世界の数だけあるんだよ~そして~私達は~君が思った通りつがいが欲しくなっちゃったの~でもね~いくら創造主だからと言っても~自分のつがいは作れないんだよ~』

創造主様が言う事で私が理解できたのは、自分達、沢山ある異世界を作った創造主様達はつがいを作る努力はしたけど、自分の意思を持たない人形は作る事は出来た。何人かの創造主様はそれで納得したみたいだけど、他の創造主様達何人かは納得出来なかった。最初は良かったけど、刺激?…従順過ぎる?…ん~、とにかく創造主様の意見に肯定しかない事に違うって思た。そこで壮大な、それこそちょ~壮大な、異世界をまたにかけた遺伝子レベルの、光源氏計画を立てたと。

ここまで聞かされて、背中に冷たい汗を感じるほどの嫌な予感しかしない。
そう!これは聞いてはいけない事だ。
私はこれ以上首を突っ込まない。サラッと流して

『も~、なんとなくわかってるでしょ~お義母さん。』

……
なんとなく分かったよ、なんとなくね。でも知りたくないよそんな事‼︎
創造主様にお義母さん呼ばわりされたくないよ‼︎
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