竜人のつがいへの執着は次元の壁を越える

たま

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その後の日々

報告 連絡

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『ありがとう。』

「まだお礼を言われる程の事はしてません。無事に解決出来たら言ってもらいます。」

『ふふふ、そうだね。そうしよう。』

まずは、

『そうだね~君のつがい君を呼ぶ事にしよう~』

次の瞬間目の前に大きな姿見が、その中にリュートの姿が現れた。

『彼は~ここには呼ばないからね~色々~めんどくさそう~だから~』

「そうですね~鏡越しで大丈夫です!寧ろ鏡越しがいいです!」

まずは、リュートとの問題よりも、創造主様達の幸せの為、まだ見ぬ我が子の幸せの為問題解決を最優先させますか。

…創造主様の幸せの為…って…私如き人間が畏れ多いんだけど…これってどう言う事?
今更な事を考えていると、鏡越しのリュートがどうやら私に気付いたらしく、声は聞こえないけど、半狂乱で鏡を叩き始めてしまった。

ごめん、リュートマジ怖いんだけど。

本能的に後退ってしまったら、今度は驚愕の表情から号泣し始めた。

本当にごめん、リュート、まじドン引くよ。

まあ、さっきよりは落ち着いたよね。

「創造主様」

『うるさいから向こうの声は聞こえないけど、君の声はつがい君に聞こえるよ~』

「リュート、あのね。」

確かに私の声は聞こえたみたい。
リュートの声は聞こえないけどなんか凄い勢いで話始めちゃったよ。

ここはとりあえず、
「リュートの声は聞こえないから、とりあえず私の話を聞いてくれる?」
ちょっと上目遣いで首を傾げて、お願いポーズをかましてみる。

スッゲー!効いたよ。チョロ…
…反省

今リュート達の世界の創造主様の所にいて、問題が解決出来れば帰れる事を説明して落ち着いてもらった。

そして、創造主様の許可をもらって、この世界の創造主様のつがい誕生の為に、私達は世界を時代を渡って、リュートの世界のつがい達の元に飛ばされていた事を伝えた。

「私達のせいじゃなかった。変に責任感じちゃってたけど、確かに私達にこんな壮大な事出来ないもんね。」

今思うと恥ずかしいよ。自分に酔ってたのかな。これが黒歴史って言うのかも。

リュートは鏡に粘りつきながら、激しく頷いている。

今いる創造主様の白く何もない世界に1人世界を見続けてきた事を。自分の子がこんな世界につがいとして生きて行くくらいならいっそ生まれてこない方がいいと思った事をそのまま順を追って話した。

現実離れしすぎた事が続きすぎて、自分の事をどこか遠くから見てる気がする。
もしかして…全部

『夢じゃ無いよ~突然現実逃避~』

創造主様…
なんか疲れちゃって、脱力感が半端ないよ~
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