溺愛魔王は優しく抱けない

今泉香耶

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夢の交わり(1)☆

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「リーエン様、お体に力が入っていらっしゃいますよ」

 湯あみ担当の女中に言われ、リーエンは「あっ、ごめんなさい……」と慌てて返す。どうにも未だ慣れずに、すべての魔族に対して丁寧な言葉で接してしまう。

 湯からあがると、髪を乾かしながら香油を体に塗られる。足や腕のマッサージを受けながら、リーエンはアルフレドとの会話を思い出していた。

 少し助けてもらってもいいだろうか、と言われて、断る選択肢はリーエンにはなかった。それに、自分が出来ることを彼が要求するならば、自分の精一杯で応えようと心に決めて頷いたのだが……。

「夢の中でお前を抱かせてくれ」

 確かに、話の流れを整理して考えれば、そのような言葉が出て来ることは想定出来たはずだった。だが、正直なところリーエンにはピンと来ない。彼に「わたしに出来るでしょうか?」なんて間抜けな言葉を返したぐらいだ。アルフレドの説明によると、リーエンはとにかく眠れば良い。アルフレドが「夢に入る」力を使えば、その時にリーエンが夢を見ていようがいまいが、自動的に夢を作り出すのだと言う。そして、夢の世界でリーエンは彼に抱かれるらしい。

 夢の中で体内に射精されると、現実のリーエンの体内に放たれるのだという。そのため、目覚めてからの処理が必要だ。だが、それ以外の何もかもが夢なので、着衣が乱れることもなければ、彼が共にベッドにあがることもないとのことで、何を説明されてもリーエンは「お任せします」と言うしかなかった。

 後継者作りを急いでいないため、アルフレドの生殖能力は止めると言っていた。リーエンはぼんやりと「生殖能力は止めるのに放つというのはどういうことなのかしら……殿方のそういう話は不勉強で理解が足りないわ……」と思う。

 ひとまず試しに、と今晩約束をしたが、あれこれ考えると緊張をしてしまって、折角の湯あみ、折角のマッサージでも体を強張らせてしまう。おかげで女中達に「どうなさったんですか?」と心配される始末。

 わざわざ周囲に「今晩そういうことをします」と言うわけにもいかなかったが、アルフレドの計らいなのか何なのか、眠りにつく前にそれまで飲んだことがないような茶を女中が持ってきてくれた。どうやら睡眠導入の効果があるようで、飲んでしばらくしたらじんわりと体が温かくなり「眠たい」と思うのと違うぼんやりした感じになっていく。

(あ、これよく眠れるかも……)

 茶から立ち上っていた少し甘い優しい香りがなんだかいつまでも室内に漂っているように思える。ベッドにあがって毛布の中に潜り込んでも、ふわふわと心地よい香りに包まれてリーエンは眠りについた。



 柔らかな芳香。それは眠りにつく前に飲んだ茶の香りとは少し違うようだ。

(眠る前のお茶とは違う……え? 眠る前の……お茶……? そっか……今、わたし寝ているんだ……)

 なのに意識がある。ということは、これは夢なのだろう。「見えている」と感じているその空間はやたらと抽象的で、一体どこなのか「どういう場所」なのかもよくわからない。建物の中? それとも外? それすら判断が出来ないほど曖昧だ。

 リーエンは自分が寝間着姿であることを確認して「素足でどこに立っているんだろう」と不思議な感覚に驚く。いや、夢の中というものは概してわけがわからない状況で、細やかなシチュエーションに気を払うような余裕はいつもないし、本当はいつもの夢も「どこなのか本当はよくわかっていない」のかもしれない、と思った。

「きちんと眠ったな」

 突如、聞き慣れた声が響いた。寸前まで誰もいなかったはずの場所にアルフレドが立っている。彼も普段と比べてくつろいだ服を着ており、そういえば彼がどんな恰好で寝ているのかを自分は知らなかった、とリーエンは思う。

「はい。お茶を飲んだらなんだか眠くなって……」

「そうか。お前とあの茶は相性が良いのだな。眠れなさそうな夜は女中に頼むがいい」

「わかりました」

 まるでティータイムに話しているような雰囲気で言葉を交わす。が、このままのんびり立ち話をするだけではないと、夢の中でもリーエンは正しく思い出した。

「あの、アルフレド様……」

 夢なのに緊張するし鼓動は高鳴る。どうしよう。いや、どうしようもない。今から自分は、この夢の中で彼に抱かれるのだ。夢でありながらもそのことをようやく実感して、リーエンは不安げな瞳をアルフレドに向ける。

「抱きしめてもいいだろうか」

「は、はい」

 なんとか頷けば、アルフレドにぐいと体を引き寄せられる。がっしりとした腕の中で、リーエンの耳はちょうど彼の心臓のあたりにぴたりと寄せられた。

「あ……」

 どっ、どっ、どっ、という鼓動が響き、彼に抱きしめられている気恥ずかしさよりも「魔王という存在も人間のようにここに心臓があるのだ」ということに気がとられ、リーエンは声をあげた。

「どうした」

「アルフレド様は、ここに心臓がおありなのですね」

「ああ。魔界で人間型と呼ばれる魔族のほとんどは、身体の構造は人間によく似ている。魔王の眷属の一部はこの心臓が止まっても別の心臓が代わりに動くが……音が聞こえるか」

「はい」

「少しばかり鼓動が早くなっている。あまりお前に聞かれたくなかったが」

「はい。早いです……」

 人間の鼓動と同じと考えれば早いとは思っていたが、魔族の鼓動を聞くのは初めてだ。だが、どうやらアルフレドの言い草では、彼の心臓も自分達人間の心臓もそう変わらないらしい。そして、今彼の鼓動は高鳴っている。

「どうなさったんですか……?」

「どうなさった? は、とんだ質問だな」

 アルフレドは腕の中のリーエンを覗き込んで苦笑いを浮かべた。

「自分が選んだ女を一週間ぶりに抱くんだ。どうなってるもこうなってるもあるまい。自分で焦らしておきながら酷い女だな、お前は……」

 そう言ってアルフレドはリーエンの髪に手を差し込んで軽く上を向かせ、柔らかな唇を奪った。リーエンは小さく「んっ」と声を漏らしたが、おとなしくなされるがままになる。

 唇を割って彼女の口に入り込むアルフレドの舌は熱い。未熟でうまく受け入れられないリーエンが苦しくならないように、呼吸がうまく出来るようにと何度も口付けの角度を変え、その都度唇を一旦離す。彼のそんな気遣いはリーエンにわかるはずもなく、ただただ何度も何度も飽きずに短い口づけを繰り返されている……とぼんやりと思うだけだ。

(ああ、どうしよう……恥ずかしいのに……何度もされているとぼんやりとしてきて……これは、気持ちが良いってことなのかしら……)

 既に彼とのキスは初めてではなかったが、前回のように性交の最中ではない、恋人同士の睦み合うような口付けは初めてだ。それが、リーエンにはやたらと恥ずかしく思える。

(夫婦になる人なんですもの……キスぐらい、当たり前なのに……)

 夫婦の挨拶のようなキスすら交わしたことがないのに、アルフレドのキスは少しずつ深く、長くなっていき、まるで愛情を量っているように、確かめ合っているようにリーエンには思えた。口腔内を味わうように動く舌先を不快に思ったのもほんの一瞬のこと。ぞくりとリーエンの背筋に何かが走る。

 それから、髪に差し込まれていた彼の手がそっとリーエンの耳に触れ、耳の縁を2本の指で優しく擦っていく。その刺激にびくりと体を震わせば、アルフレドは一瞬だけ唇を離して再び深く口付けた。

 じゅっ、じゅっ、と淫猥な音を立てながら、リーエンの唇や口腔内を思う存分味わったアルフレドは、長い口づけを終えてぼんやりとしているリーエンを抱き上げた。

「あ……」

「どうだ……? 前回のように、怖くないか……?」

 前回のアルフレドが怖かった、なぞ言葉にしたことはない。だが、きっと彼には伝わっていたのだろうし、彼自身が「優しく出来なかった」ことにそこまで拘っていたことがリーエンに伝わり、そのことがなんだかとても嬉しい。

「はい。怖くありません。いえ、あの、交わること、そのものは……まだ少し怖いのですが……アルフレド様のことは……怖くありません」

「そうか。俺も今日は制御が出来ているようだ。夢としてはリアルかもしれないが、やはり現実世界に比べれば多くの要因が曖昧になっているからかもしれん」

「曖昧、ですか? でも、わたしには全然現実と代わりがなく思えます」

「そうか?」

「あっ……!」

 アルフレドは抱き上げているリーエンの首筋に唇を落とし、それから頬をリーエンの頬に寄せる。

「いいや。現実のお前の肌の方が、もっと滑らかで気持ちが良いと俺は知っているぞ。夢だと思えばリアルだが、現実と思うほどはリアルではない」

「そ、うですか……その、わたしには十分刺激的すぎて……!」

「っ、はは。では、まずは夢で慣れてくれ」

 そう言うと、アルフレドは「つい先程まで何もなかった空間」にリーエンを横たえた。リーエンは一体自分をどこに投げるのかと「えっ」と声をあげたが、次の瞬間、大きなベッドに横たえられたことに気付く。

「ベ、ベッドなんて、ありました……?」

「愚問だな。この夢は、俺がお前を抱くために整えている夢だぞ……」

 そう言いながらアルフレドはリーエンに覆い被さり、もう一度優しいキスをした。




 ベッドに体を預けたリーエンは、アルフレドからの口付けを受け入れながら瞳を閉じる。何度も何度も口付けを繰り返しながら、アルフレドの指はリーエンの耳を、首筋を、鎖骨を滑っていく。くすぐったさとは少し違う何かが体に走るが、口付けのせいなのか彼の指のせいなのか、あるいはどちらもなのかリーエンにはよくわからない。

 初日にマーキングをされた時には、ドレスをすぐに破かれ否応なしに裸体を見られてしまった。だが、改めて寝間着を着たまま体をまさぐられると、その時とはまた違う羞恥を感じてしまう。

「ふっ……」

 リーエンはようやく唇を解放され、荒く息をついた。彼の手がそっとリーエンの鎖骨付近から胸のふくらみへと降りていく。

 柔らかな乳房が布越しに彼の手の平に包まれるのと、柔らかな耳が彼の舌になぞられるのは同時で、一瞬リーエンは何が起きたのかわからぬように「はっ……!?」と体を跳ねさせた。

「初々しいな」

「く、う……ん……あっ……」

 じゅる、と耳の奥に響く淫猥な音。キスをしているような音をわざとたてて、じゅっ、じゅっ、と耳を食まれたかと思えば、舌を差し込んで繰り返し舐められリーエンは腰をわずかに浮かせた。胸を掴まれていることの方が恥ずかしいはずなのに、明らかに「耳を犯されている」と感覚がそちらに集中してしまう。

「耳がよく感じることはわかっている」

「っ!」

 耳元で囁かれて、リーエンの背筋にまた何かが走った。そうだ。あの日も、彼は音をたてて執拗にリーエンの耳を嬲り、それだけで感じてしまうリーエンに「心配するな、もう片方の耳も可愛がってやる」などと嘲笑った。

「や、だ、め……耳っ……耳ぃ……」

 耳だけでこんなに感じるなんてはしたない。羞恥に頬を染めながら喘ぐリーエンに「耳は駄目なのに乳房はいいのか?」とアルフレドは笑う。

「だ、だって……」

 だって、乳房はまだ。寝間着の上から手で触れられているだけで……そうリーエンが言おうとした瞬間、寝間着の胸元からするりとアルフレドの手が入り込み、ゆっくりと乳房が揉みしだかれる。

「あっ、あ……」

 アルフレドは程よく弾力がある彼女の白い乳房を揉みながら、何度も円を描くように手を動かした。そうしている間も、じゅるじゅると音を立てながらリーエンの耳を舐めて、吸って、舌を中に差し入れる。彼を受け入れると決めたものの、あまりの恥ずかしさに耐えかねたように、リーエンは自分の乳房を堪能している彼の腕を無意識に掴んだ。

「こら」

 アルフレドはまるで子供を窘めるように優しい声音で彼女の抵抗を笑い、乳房を揉む指先で突然乳首をカリカリと甘く引っ掻く。

「んっ、あ、あ、あ!」

 強い快感に堪らず腰を跳ねさせ、リーエンはあっさりとその手をベッドの上に投げ出した。体を捩って抵抗を見せたが、アルフレドはおかまいなしで容赦なく彼女の乳首を引っ掻き続ける。

「ふっ、ふうっ……う、ううっ……」

「邪魔をしてはいけない。そんなことをしたら、いくら抑えてもお前を虐めたくなってしまうからな」

「し、しま、せん、しません、からっ……」

「どちらにしても、どうせここはこれからたっぷり可愛がる場所だ」

「やああああだああああ、や、や……」

 彼の指から送り込まれる快感にびくびくと体を震わせるたびに、下腹部から股のあたりがぞわりとしてリーエンは恐れを抱く。今から何をするのかわかっているのに、体がはっきりと「そこ」を意識しだしたのだと感じ、自分がはしたなく思えて泣きそうだ。

「嫌か?」

「わけが、わけがわからなくなりますっ……そこっ……」

「そうだな。お前は、乳首を弄られるのが好きだった。俺も覚えている」

 俺「も」と言われてリーエンの体は熱くなる。違う。自分は覚えていなかった。あの晩何をどうされたのかをひとつずつ思い出すことが怖くて、どこをどう攻められたのか、何を言われて辱められたのかを反芻しないようにしていたのに。

 だが、アルフレドは「インキュバスになって」いて、平時の彼とは違う状態だったにも関わらず、あの晩乱れたリーエンがどこに反応して嬌声をあげていたのか全て覚えている。そして、彼がそれを口に出すことで、どんなに嫌がってもリーエンは思い出さざるを得ない。

「やあああだあああ、優しく、優しくしてくれるって……」

 既に十分優しく扱われていることを理解しているのに、つい口走ってしまう。すると、アルフレドは小さく笑って

「ああ。本当は強くされるのが好きなここも、優しく擦ってあげた方が良いのか」

と言うと手をリーエンの胸元から抜き、寝間着の上から優しく人差し指の腹で乳首に触れ、ゆっくり円を描いて柔らかな刺激を与える。その間に首筋にちゅ、ちゅ、と何度も軽いキスをしていくアルフレド。

「あっ、あ、ん……ああっ……」

(違う……優しくしてくれるって……そういうことじゃない……意地悪だわ……)

 リーエンは焦らされて体をわずかに震わせる。刺激を優しくして欲しいという意味ではない。そんな風に布越しで触れるか触れないかのような刺激を与えられれば、もどかしさでもっと恥ずかしい気持ちになるではないか。

 あの晩と違って確かにその愛撫は優しいし、未だに寝間着も脱がされない。けれど、こんな風にゆっくりと味わうように触れられると、なんだか今度はせつない気持ちになっていく。やだ、と言いたくなるが、その「やだ」の意味が変わりつつあることを、リーエンは自分で気付いていない。もどかしい、もっと、ということはまだ彼女には難しく、かといって止めてというにはもう体は熱を帯びている。

「あっ……」

「リーエン。こうしているだけで、固くなってきたぞ」

「あ、あ、あ、あ……!」

 言われなくてもわかる。アルフレドの指先に触れている自分の乳首は固くなってしまっている。先程まで優しく擦られて与えられた刺激と違う、はっきりとした快感が先端から送り込まれて、我慢をしようとしていたのにびくりと腰が跳ねた。

「っ!」

 仰け反ったせいで、アルフレドの指先がリーエンの乳房にめり込む。アルフレドは小さく笑って

「そんなに自分から押し付けてくるなんて。可愛らしい」

と言うと、布越しでリーエンの乳首を強く摘まみ、こりこりと擦り合わせた。

「ああっ!? あ、あ、あ、あ……あはっ? ええっ……?」

 強烈な快感が乳首から送り込まれて、びくん、びくんと続けて体が跳ねた。かと思ったら、じゅん、と熱い液体が股間を潤す。その感覚に気付いたリーエンは、一体何が自分の体に起こったのかと驚いて間が抜けた声をあげた。

「……凄いな。女の匂いだ。お前のように清楚で何も知らなそうな令嬢でも、当然、もう大人の女と同じように男を誘うのだな」

 その言葉にリーエンは目に涙を浮かべた。嫌だ。自分の中から溢れ出した愛液の匂いを彼が気付くなんて。自分はよくわからないのにどういうことなのか、と動揺する。インキュバスがそれに敏感だからわかるだけなのだが、今のリーエンはそこまでのことは考えられない。彼の意地が悪い言葉に反論するのが精一杯だ。

「誘う……? 誘ってなんか、いません……」

「いつも賢いのに、ここでは察しが悪くなるんだな? これは、中に入って欲しい、という誘いのようなものだ」

 アルフレドはリーエンの寝間着をたくし上げ、不躾に彼女の太ももの間に手を差し込む。布越しで気付かなかったが、彼の手が汗ばんでしっとりとしていることにリーエンは気付き、何故だかそのことにすら僅かに興奮してしまう。

「ふあっ……!」

 アルフレドはリーエンの下着の上から、湿った場所を指先で擦る。布が不必要に肌に張り付く感触に、リーエンはどれだけ自分が一瞬で濡らしてしまったのか理解をさせられ、恥ずかしさで首を横に振った。ぴったりと入口に張り付いたそれは、リーエンが感じて体を震わせるたびに入口がひくついていることを僅かな振動で彼女自身に教える。なんという恥ずかしさを彼は自分に味わわせるのか……と恨み言を言いそうになる。

「嘘……嘘……」

「嘘じゃない。そういうことだ。お前は少し乳首を弄られただけで俺が入ってくることを期待してしまったんだろう。何もおかしいことはない。そうなってもらうために、お前の体を愛しているのだし」

「期待なんてしてないです……! その、その、入れられることはわかっていますけれど……んっ……や、あ……」

 アルフレドは布越しに指でぐっと入口を押す。リーエンが体を強張らせたことに気付いた彼は手を緩め、彼女の頬に、耳に、再びキスを落とす。

「大丈夫だ。何も恥ずかしいことではないし、むしろ、俺にとっては喜ばしい。その、お前が他の男にも少し弄られただけでこうなってしまうのだったら、それは問題だが……」

「そんなことっ……ん、んんっ……」

 自分のことをふしだらな女だと言っているのか。リーエンはそう思って抗議の言葉を口にしようとした。が、下着の上から彼の手で秘部をゆっくりとこねられ、堪らず鼻にかかった喘ぎを漏らした。
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