26 / 89
第3章:異世界キャンプの始まり
王狩りの決着
しおりを挟む
森の奥深く。
静けさを破ったのは、獣とも雷鳴ともつかぬ咆哮だった。
「グオオオオオオオオ――ッ!」
大地が震え、木々の葉がざわめき落ちる。
漆黒の鎧に身を包み、二丈を超える巨躯――【オークキング】が姿を現した。
両腕に握られた大戦斧は人間を小枝のように砕き、樹木さえも豆腐のように断ち割る凶器だ。
《警告。対象は【オークキング LV25】。王者の威圧を展開中》
ブレイザーの冷徹な声が響いた瞬間、空気が重く沈み込んだ。
翔の喉が詰まり、肺が押し潰されるような圧迫感が襲いかかる。
「……っくそ……重ぇ……! 体が鉛みたいだ!」
忍は必死に矢を構え、歯を食いしばった。
「翔さん……圧力で……息ができない……!」
額から汗が滴り、弓を握る指が震える。
しかし避難民たちはブレイザーの【結界】内に守られていた。
轟音と地鳴りには怯えたが、威圧そのものは遮られている。
ただ窓の外の光景を見て、言葉を失っていた。
「な、なんだあの化け物は……」
「俺たちは……本当に助かるのか……」
翔は血の味を噛みしめ、不敵に笑った。
「ここまで来て退けるかよ……やるしかねぇ!」
忍は瞳を強く燃やし、頷いた。
「翔さんの背中、私が絶対に守ります!」
開戦
巨斧が振り下ろされる。大地が砕け、衝撃波が襲いかかる。
翔は盾で受け止めるが、全身に雷鳴のような痛みが走り、膝が沈む。
「くそっ……一撃が重すぎる!」
忍は狙撃姿勢に入り、矢に魔力を込める。
「……狙うは……顔!」
強く息を吐き、放った矢が閃光のように飛ぶ。
矢はオークキングの片目を狙った。
「グルァッ!」
巨体は反射的に腕で顔を庇う。――胸甲の継ぎ目が露わになった。
「今だ!」翔は地を蹴り、【突撃】を発動。
ランスが胸甲を穿つが、分厚い鎧は完全には破れない。
「ぐっ……くそ……まだ貫けねぇか!」
その隙を逃さず、ブレイザーのドローン十機が旋回。
《火力集中――発射》
火矢と弾丸の雨が鎧を打ち据え、亀裂を広げていく。
赤熱した装甲から煙が上がり、戦場を焦げ臭い匂いが覆った。
片腕を失う翔
「グォオオオオッ!」
怒り狂ったオークキングが巨斧を振り抜く。
翔は盾を構えるが、圧倒的な力がそれを切り裂いた。
刃が右腕を容赦なく薙ぎ払う。
「ぐああああああああああっ!!!」
肉が裂け、血が噴き上がる。
翔の右腕が宙を舞い、泥に叩きつけられた。
「翔さんっ!!!」
忍の叫びが絶望に響く。
駆け寄り、涙を浮かべながら両手を翳した。
「治せる……私なら……! 上級治癒魔法ッ!」
しかし震える心は魔力を乱し、光は掻き消える。
「ダメ……怖い……翔さんが死んじゃう……!」
その瞬間、オークキングが突進した。
《危険、回避行動!》
ブレイザーが轟音を立て、車体を盾にして割り込む。
「ギギギギィィィィ――ッ!」
巨体同士がぶつかり合い、ブレイザーは横転して林に激突。
結界内の避難民たちが悲鳴を上げた。
「ブレイザーが……!」
「俺たち……終わりなのか!?」
翔は血塗れの左腕で忍を抱き寄せ、顔を近づけた。
「落ち着け……忍。お前ならできる」
そのまま唇を重ねた。
時間が止まったかのように、忍の震えが消える。
「……翔さん……信じます……!」
彼女の両手が輝き、再び魔力を放つ。
まばゆい光が翔の断面を覆い――失われた右腕が、再生していく。
「……戻った……本当に……!」
翔は拳を握り、笑った。
「助かったぜ、忍!」
避難民の勇気
「グルァアアアアアアア!」
オークキングが再び巨斧を掲げ、鎧の魔石が赤黒く輝く。
《警告――敵スキル【狂乱強化】発動の兆候!》
「まずい!」翔が叫ぶ。
その時――結界を破り、避難民たちが外に飛び出した。
「やめろォォォッ!」
手にしたのは石ころや折れた枝。
「俺たちを助けてくれたんだ! 今度は俺たちの番だ!」
「化け物め、こっちを見ろッ!」
次々と投げられた石が兜に当たり、乾いた音を響かせる。
傷はつかない。だが――オークキングの視線が逸れた。
翔は叫ぶ。
「恩に着る! あとは俺たちに任せろ!」
総攻撃
「燃えろォッ!」翔が中級火炎魔法を放つ。
轟炎が木々を燃やし、黒煙がオークキングの顔を覆った。
《視界遮断確認!》ブレイザーが即座に指示する。
ドローン十機が旋回し、顔面めがけて火矢と弾丸を一斉に浴びせた。
「グルァアアアッ!」
本能的に腕で顔を庇ったオークキング――胸甲の継ぎ目が露わになる。
「翔さん、今です!」
忍の矢が氷結の輝きを帯びて飛び、鎧の隙間に突き刺さった。
翔は全身の力を込めて突撃。
「喰らえええええッ!」
ランスが矢を導とし、心臓部を貫いた。
「ギィィィィィィィィ――ッ!」
絶叫を上げたオークキングが仰け反り、血と黒煙を噴き出す。
巨斧が地に落ち、巨体が大地を揺らして崩れ落ちた。
森を覆っていた威圧は、完全に消え去った。
レベルアップ
青白い光が翔、忍、ブレイザー、そして石を投げた避難民たちを包んだ。
【清水翔 LV16 → LV20】
新スキル:火炎魔法(上級)、雷撃魔法(初級)
【松田忍 LV16 → LV20】
スキル進化:狙撃(上級)、新スキル:氷結魔法(初級)
【ブレイザー LV12 → LV15】
新兵装:多連装ロケットランチャー
【農夫 LV1 → LV5】
新スキル:投擲(初級)、胆力(初級)
【木こり LV1 → LV5】
新スキル:力仕事(初級)、斧術(初級)
【見習い仕立屋 LV1 → LV5】
新スキル:裁縫(初級)、生活魔法(初級)
避難民たちは信じられない表情で自分の手を見つめた。
「俺……本当に強くなったのか……?」
「ただ石を投げただけなのに……」
「違う……勇気を出したからだ……!」
翔は血まみれの顔で笑った。
「そうだ。お前らの勇気が、この勝利を掴んだんだ」
忍は涙を拭い、穏やかに微笑んだ。
「ここにいた全員で……生き延びたんです」
不穏な兆し
勝利の余韻に浸る一同の耳に、森の奥から低い唸りが響いた。
《探知反応……未知の魔力源接近中。オークキングの死に反応した可能性あり》
ブレイザーの声が重く落ちる。
翔と忍は顔を見合わせた。
「まだ……終わってねぇのか」
燃え盛る木々が黒煙を夜空に昇らせる中、彼らの新たな戦いの幕は、すでに上がり始めていた。
静けさを破ったのは、獣とも雷鳴ともつかぬ咆哮だった。
「グオオオオオオオオ――ッ!」
大地が震え、木々の葉がざわめき落ちる。
漆黒の鎧に身を包み、二丈を超える巨躯――【オークキング】が姿を現した。
両腕に握られた大戦斧は人間を小枝のように砕き、樹木さえも豆腐のように断ち割る凶器だ。
《警告。対象は【オークキング LV25】。王者の威圧を展開中》
ブレイザーの冷徹な声が響いた瞬間、空気が重く沈み込んだ。
翔の喉が詰まり、肺が押し潰されるような圧迫感が襲いかかる。
「……っくそ……重ぇ……! 体が鉛みたいだ!」
忍は必死に矢を構え、歯を食いしばった。
「翔さん……圧力で……息ができない……!」
額から汗が滴り、弓を握る指が震える。
しかし避難民たちはブレイザーの【結界】内に守られていた。
轟音と地鳴りには怯えたが、威圧そのものは遮られている。
ただ窓の外の光景を見て、言葉を失っていた。
「な、なんだあの化け物は……」
「俺たちは……本当に助かるのか……」
翔は血の味を噛みしめ、不敵に笑った。
「ここまで来て退けるかよ……やるしかねぇ!」
忍は瞳を強く燃やし、頷いた。
「翔さんの背中、私が絶対に守ります!」
開戦
巨斧が振り下ろされる。大地が砕け、衝撃波が襲いかかる。
翔は盾で受け止めるが、全身に雷鳴のような痛みが走り、膝が沈む。
「くそっ……一撃が重すぎる!」
忍は狙撃姿勢に入り、矢に魔力を込める。
「……狙うは……顔!」
強く息を吐き、放った矢が閃光のように飛ぶ。
矢はオークキングの片目を狙った。
「グルァッ!」
巨体は反射的に腕で顔を庇う。――胸甲の継ぎ目が露わになった。
「今だ!」翔は地を蹴り、【突撃】を発動。
ランスが胸甲を穿つが、分厚い鎧は完全には破れない。
「ぐっ……くそ……まだ貫けねぇか!」
その隙を逃さず、ブレイザーのドローン十機が旋回。
《火力集中――発射》
火矢と弾丸の雨が鎧を打ち据え、亀裂を広げていく。
赤熱した装甲から煙が上がり、戦場を焦げ臭い匂いが覆った。
片腕を失う翔
「グォオオオオッ!」
怒り狂ったオークキングが巨斧を振り抜く。
翔は盾を構えるが、圧倒的な力がそれを切り裂いた。
刃が右腕を容赦なく薙ぎ払う。
「ぐああああああああああっ!!!」
肉が裂け、血が噴き上がる。
翔の右腕が宙を舞い、泥に叩きつけられた。
「翔さんっ!!!」
忍の叫びが絶望に響く。
駆け寄り、涙を浮かべながら両手を翳した。
「治せる……私なら……! 上級治癒魔法ッ!」
しかし震える心は魔力を乱し、光は掻き消える。
「ダメ……怖い……翔さんが死んじゃう……!」
その瞬間、オークキングが突進した。
《危険、回避行動!》
ブレイザーが轟音を立て、車体を盾にして割り込む。
「ギギギギィィィィ――ッ!」
巨体同士がぶつかり合い、ブレイザーは横転して林に激突。
結界内の避難民たちが悲鳴を上げた。
「ブレイザーが……!」
「俺たち……終わりなのか!?」
翔は血塗れの左腕で忍を抱き寄せ、顔を近づけた。
「落ち着け……忍。お前ならできる」
そのまま唇を重ねた。
時間が止まったかのように、忍の震えが消える。
「……翔さん……信じます……!」
彼女の両手が輝き、再び魔力を放つ。
まばゆい光が翔の断面を覆い――失われた右腕が、再生していく。
「……戻った……本当に……!」
翔は拳を握り、笑った。
「助かったぜ、忍!」
避難民の勇気
「グルァアアアアアアア!」
オークキングが再び巨斧を掲げ、鎧の魔石が赤黒く輝く。
《警告――敵スキル【狂乱強化】発動の兆候!》
「まずい!」翔が叫ぶ。
その時――結界を破り、避難民たちが外に飛び出した。
「やめろォォォッ!」
手にしたのは石ころや折れた枝。
「俺たちを助けてくれたんだ! 今度は俺たちの番だ!」
「化け物め、こっちを見ろッ!」
次々と投げられた石が兜に当たり、乾いた音を響かせる。
傷はつかない。だが――オークキングの視線が逸れた。
翔は叫ぶ。
「恩に着る! あとは俺たちに任せろ!」
総攻撃
「燃えろォッ!」翔が中級火炎魔法を放つ。
轟炎が木々を燃やし、黒煙がオークキングの顔を覆った。
《視界遮断確認!》ブレイザーが即座に指示する。
ドローン十機が旋回し、顔面めがけて火矢と弾丸を一斉に浴びせた。
「グルァアアアッ!」
本能的に腕で顔を庇ったオークキング――胸甲の継ぎ目が露わになる。
「翔さん、今です!」
忍の矢が氷結の輝きを帯びて飛び、鎧の隙間に突き刺さった。
翔は全身の力を込めて突撃。
「喰らえええええッ!」
ランスが矢を導とし、心臓部を貫いた。
「ギィィィィィィィィ――ッ!」
絶叫を上げたオークキングが仰け反り、血と黒煙を噴き出す。
巨斧が地に落ち、巨体が大地を揺らして崩れ落ちた。
森を覆っていた威圧は、完全に消え去った。
レベルアップ
青白い光が翔、忍、ブレイザー、そして石を投げた避難民たちを包んだ。
【清水翔 LV16 → LV20】
新スキル:火炎魔法(上級)、雷撃魔法(初級)
【松田忍 LV16 → LV20】
スキル進化:狙撃(上級)、新スキル:氷結魔法(初級)
【ブレイザー LV12 → LV15】
新兵装:多連装ロケットランチャー
【農夫 LV1 → LV5】
新スキル:投擲(初級)、胆力(初級)
【木こり LV1 → LV5】
新スキル:力仕事(初級)、斧術(初級)
【見習い仕立屋 LV1 → LV5】
新スキル:裁縫(初級)、生活魔法(初級)
避難民たちは信じられない表情で自分の手を見つめた。
「俺……本当に強くなったのか……?」
「ただ石を投げただけなのに……」
「違う……勇気を出したからだ……!」
翔は血まみれの顔で笑った。
「そうだ。お前らの勇気が、この勝利を掴んだんだ」
忍は涙を拭い、穏やかに微笑んだ。
「ここにいた全員で……生き延びたんです」
不穏な兆し
勝利の余韻に浸る一同の耳に、森の奥から低い唸りが響いた。
《探知反応……未知の魔力源接近中。オークキングの死に反応した可能性あり》
ブレイザーの声が重く落ちる。
翔と忍は顔を見合わせた。
「まだ……終わってねぇのか」
燃え盛る木々が黒煙を夜空に昇らせる中、彼らの新たな戦いの幕は、すでに上がり始めていた。
167
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる