キャンピングカーで、異世界キャンプ旅

風来坊

文字の大きさ
27 / 89
第3章:異世界キャンプの始まり

戦後の清算

しおりを挟む
森は、不気味なほどの静寂に沈んでいた。
つい先ほどまで大地を揺らしていたオークたちの咆哮も、武器と武器がぶつかり合う音も、今は遠い幻のように掻き消えている。

戦場に残っていた百体を超える死骸も、血に濡れた土も、黒煙を上げていた粗末な小屋さえも、光の粒子となって消え去っていた。
それは――ブレイザーの自動収集機能によるものだった。

車体から放たれた青白い光がすべてを回収し、辺りはまるで何も起こらなかったかのように更地へと変わっていた。

《ふぅ……後始末はこれで完了だ。死骸、魔石、装備品、集落そのものまで、全部素材として保管した》

ブレイザーの声に、翔は肩の力を抜き、大きく息を吐いた。
「助かった……。これだけの数、俺たちだけじゃ絶対片付けられなかった」

忍も胸に手を当て、安堵の笑みを浮かべる。
「本当に……ブレイザーがいてくれて良かった」

ライトが小さく点滅し、まるで照れているかのように音を鳴らす。
《へっ、俺は車だ。荷物運びと掃除は専門だからな。だが……悪くねぇ気分だ》

避難民たちは呆然とそのやり取りを聞き、次の瞬間、膝から崩れるように地面へ座り込んだ。
「……助かったんだ……」
「俺たち、生き延びたんだな……」

翔は皆を見渡し、力強く声をかける。
「もう大丈夫だ。ブレイザーの中に戻ろう。」

翔は皆を見回し、落ち着いた声で告げる。
「まずはお風呂に入ろう。男は俺と一緒に、女は忍と一緒にな。ここなら、体も心も落ち着けるはずだ」



シャワーの驚き

男女に分かれて案内された避難民たちは、浴場に足を踏み入れた瞬間、目を見開いた。
磨き上げられた床と壁、立ち昇る白い湯気、甘い香りの蒸気――。
あまりにも清潔で、現実離れした光景が広がっていた。

「……これが……風呂……?」
「夢じゃ……ないのか……」

翔は壁際に並ぶ金属の筒を指差した。
「まずは湯船に浸かる前に、これで体を洗おう。筒の先から水が出る。“シャワー”っていうんだ」

そう言ってレバーをひねると、筒の先端から勢いよく水が噴き出した。

「うわっ……! 筒から水が出てきたぞ!」
「頭や体に降りかかって……泥や血が流れていく……!」
「……しかも温かい……!」

お湯が肩から背中へと流れ落ちるたびに、こびりついた汚れが床へと洗い流されていく。
避難民たちは全身でその温かさを受け止め、涙を流しながら笑った。

忍も女湯で微笑みながら同じように説明していた。
「まずはこのお湯で体を流してください。そのあと石鹸で洗って……最後に湯船に浸かるんです」



石鹸とシャンプーの衝撃

忍は女性たちに白い塊を手渡した。
「これは石鹸。少し水をつけて擦ると泡が立って、体をきれいにしてくれます」

恐る恐る擦った瞬間、もこもこと泡が立ち上がり、女性たちは目を丸くした。
「な、なにこれ……! ふわふわしてる!」
「いい匂いまで……!」

さらに忍は瓶を開け、髪に液体を垂らして見せる。
「これはシャンプー。髪を洗うものです」
娘の髪に泡を立てて流すと、指がすっと通り、さらさらと輝いた。
「すごい……! 髪が……生まれ変わったみたい……!」

男湯では翔が石鹸を手に取り、笑みを浮かべた。
「こうやって擦るんだ。泡を立てて体を洗え。頭はこの液体でな。驚くほどさっぱりするぞ」

男たちは泡まみれになりながら豪快に笑い、浴場は久しぶりの笑い声に包まれた。



湯船の奇跡

体を洗い終え、恐る恐る湯船に浸かった瞬間――避難民たちの間から驚きの声が上がった。

「……あ、傷が……!」
「俺の腕の切り傷が……塞がっていく……!」
「体の痛みが消えていく……こんなの……奇跡だ……!」

湯はただ温かいだけではなかった。
じんわりと体の奥へ沁み込み、ひび割れた肌や腫れた筋肉を包み込み、まるで抱きしめるように癒していく。

「生き返る……本当に……生き返るみたいだ……!」

人々の瞳に涙が浮かび、湯気の中に笑顔が広がっていった。



お風呂上がりの気づき

やがて湯船から上がった避難民たちは、更衣室に立ち尽くした。
清潔になった体を見下ろしながら、顔に不安が戻る。

「……服が……ない……!」
「血と泥で……もう着られねぇ……」
「このままじゃ外に出られない……!」

翔はその声を聞き、柔らかく言った。
「心配するな。ブレイザー、頼む。回収したオークの皮で服を仕立ててくれ。色もそれぞれ違うようにな」

《了解。自動加工システム起動》

青白い光が奔り、皮は精緻な布地へと変わり、色とりどりの服が更衣室に届けられた。



鑑定の声

忍は女性側の更衣室で服を手に取り、目を閉じて呟く。
「……鑑定」

【自動伸縮服(改)】
・着用者の体格に合わせて伸縮
・寒暖差自動調整
・自然治癒力の補助(小)
・汚れは魔力を流せば除去
・破損時は魔力で自動修復

忍は声を張り、男女両方に届くように説明した。
「この服は、着る人の体に合わせて伸び縮みし、暑さ寒さから守ってくれます。着ているだけで体の治りを助け、汚れや破れも魔力で直せます!」

更衣室のあちこちから驚きの声が湧いた。
「本当か……!」
「体が軽い……!」
「これは……一生の宝だ……!」

翔は隣の更衣室から笑いを含んだ声で応じた。
「その服は、お前たちが新しく生き直すためのものだ。胸張って着てくれ」

すすり泣きと歓声が交じり、人々は新しい衣をまといながら――確かに、生き直す実感を抱いた。



豪華な食卓

新しい衣をまとった避難民たちは、まだ信じられないという顔をしていた。
清潔な服に身を包み、湯上がりの肌は赤らみ、疲れきった体が不思議と軽い。
その時、翔が声をかけた。

「さて……次は腹ごしらえだな。みんな腹が減ってるだろう?」

途端に、誰かの腹がぐぅと鳴り、場が少し和んだ。
「もう何日も……まともに食べてねぇ……」
「腹が……減った……」

翔はにやりと笑い、ブレイザーに命じた。
「ブレイザー、頼む。ごちそうを並べてくれ」

《了解。食事モード、展開》

中央のテーブルがせり上がり、次々と料理が並んでいく。
黄金色に揚がったオークのトンカツ。
香ばしい匂いを放つ唐揚げ。
山盛りのフライドポテト。
ぐつぐつと煮込まれたスープには、日本の野菜とホーンラビットの肉。
さらに白く柔らかなパンが籠に積まれていく。

避難民たちは目を見開き、息を呑んだ。
「な、なんだこの白いパンは……!」
「柔らかい……ふわふわだ……!」
「肉が……香りからして違う……!」

忍がスープを注ぎながら微笑む。
「温かいうちにどうぞ。体の芯まで温まります」



驚きの飲み物と翔の冗談

さらにジョッキに黄金色の液体が注がれる。表面には泡が立ち、ガラスは冷気で曇っていた。

「これはビールだ。冷たくて喉を潤す最高の飲み物だ」

避難民たちが恐る恐る口をつけた瞬間――
「ぷはぁっ! なんだこれ……! 喉に沁みる……!」
「苦いのに……うまい……!」

翔はオークのトンカツを皿に盛りながら、口の端を上げた。
「こいつはさっき倒したオークの肉だ。……散々痛めつけられた分、今度は俺たちが食ってやろうぜ」

一瞬静まり返ったが、次の瞬間大爆笑が起きた。
「ははっ! いい気味だ!」
「オークを食う日が来るなんて……!」
「こんなうまい復讐なら毎日でもいい!」

さらに琥珀色のウィスキーが氷の入ったグラスに注がれ、子供たちには黒い液体――コーラが配られた。

「氷が……溶けてない……!」
「しゅわしゅわする! 甘い! 美味しい!」



生きている実感

避難民たちは次々に料理へ手を伸ばし、涙を流しながら食べた。
「柔らかい……肉が……溶ける……!」
「このスープ……体に沁みる……」
「夢みてるみたいだ……」

翔はその様子を見つめ、静かに呟いた。
「これが……生きるってことだ」

忍もまた、微笑みながら言葉を重ねる。
「ここから……また始められるんです」

笑い声と歓声が食堂に響き渡り――そこには、確かに人間らしい幸せがあった。



安らぎの夜

食堂は、笑い声と食器の音でしばらく賑やかに満たされていた。
だが、腹を満たした人々は次第に瞼を重くし、力尽きるように椅子にもたれかかっていく。

「……こんなに……食べたの、何日ぶりだろう……」
「体が……ぽかぽかして……眠い……」

翔は柔らかく笑みを浮かべた。
「無理もないさ。戦い続きで疲れてたんだ。ゆっくり休め」

忍も頷き、立ち上がって手を叩いた。
「皆さん、こちらへどうぞ。ベッドのある部屋に案内します」



豪華な車内

通路を進むと、避難民たちの目に信じられない光景が広がった。
左右に三組ずつ並ぶ広いテーブル席。柔らかなリクライニングソファに囲まれた中央の通路。
奥へ進めば、両側のドアを開いた先に、八人がゆったりと眠れるベッドルームが並んでいる。

「……布団じゃない……ふかふかのベッドだ……!」
「信じられねぇ……俺たちのために、こんな場所が……」

さらに、各部屋には個室の風呂とトイレまで備わっていた。
「贅沢すぎる……夢の中みたいだ……」



安堵の眠り

人々はベッドに体を沈めた瞬間、驚きの声を漏らした。
「やわらか……体が沈む……!」
「腰が痛くない……まるで雲の上だ……!」

子供たちは布団に潜り込み、安心しきった顔で眠りにつく。
大人たちも、互いの無事を確かめ合うように手を握りながら、深い眠りへ落ちていった。

翔はその光景を見届け、忍と視線を交わす。
「……これで、やっと安心させてやれたな」
忍も微笑み返した。
「はい……今日という日を生き延びて、こうして眠れるなんて……奇跡みたいです」

ブレイザーの低い声が響く。
《安心しろ。俺が守っている限り、誰もここには入れない》

車内は穏やかな静けさに包まれ、外の荒々しい夜とは別世界のように、温かな眠りの時間が流れていった。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。 間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。 多分不具合だとおもう。 召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。 そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます ◇ 四巻が販売されました! 今日から四巻の範囲がレンタルとなります 書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます 追加場面もあります よろしくお願いします! 一応191話で終わりとなります 最後まで見ていただきありがとうございました コミカライズもスタートしています 毎月最初の金曜日に更新です お楽しみください!

キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~

サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。 ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。 木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。 そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。 もう一度言う。 手違いだったのだ。もしくは事故。 出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた! そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて―― ※本作は他サイトでも掲載しています

レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。 おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。 ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。 落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。 機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。 覚悟を決めてボスに挑む無二。 通販能力でからくも勝利する。 そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。 アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。 霧のモンスターには掃除機が大活躍。 異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。 カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!

ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!? 夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。 しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。 うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。 次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。 そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。 遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。 別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。 Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって! すごいよね。 ――――――――― 以前公開していた小説のセルフリメイクです。 アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。 基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。 1話2000~3000文字で毎日更新してます。

最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~

華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』 たったこの一言から、すべてが始まった。 ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。 そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。 それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。 ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。 スキルとは祝福か、呪いか…… ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!! 主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。 ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。 ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。 しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。 一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。 途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。 その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。 そして、世界存亡の危機。 全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した…… ※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。

異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
 農家の四男に転生したルイ。   そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。  農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。  十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。   家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。   ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる! 見切り発車。不定期更新。 カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!

くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作) 異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」

処理中です...