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第1話 ♪通常バトルBGM『奮い立つ』
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ある日、傭兵ギルド所属のしがない戦士稼業を続けている俺は少々手に負えない魔物に当たって死にかけた……。しかし、通りすがりの冒険者らしき人に助けられ一命は取り留めた。
そして、怪我の功名とでも言うのだろうか。その時のショックでそもそも日本人だった記憶が甦り、それが教えてくれた。今俺が生きている世界は昔随分とやり込んだRPG『ファイナルクエストサーガ』とそっくりなのだと。
きっと転生とかで入り込む事になってしまったんだろうな。ただ、そんなものを思い出したところで何かが変わったわけじゃなかった。これと言って特別な能力を持っていたわけでもなし、しがない戦士稼業が続いただけ。ただ、これまでと明らかに感じ方の変わった事があった。
「何だろう? やっぱり何かが物足りないんだよな~~」
住んでいる町の中をいつも通りに歩いていた時、町の外へ出て目的地までてくてくと歩いていた時。ダンジョンへ潜り込んだ時。そして、魔物と遭遇して戦いになった時。どこへ行っても何をやっても感じる物足りなさ。
その正体に気付く事なくしばらく時が過ぎ。ついに、それが解消される瞬間がやって来た。それは記憶が戻ってから初のレベルアップ。傭兵ギルドに所属した時にもらう『冒険者の腕輪』が青白く輝き始めたのがその合図だ。体内にほんわりとエネルギーの様な物が漲り、腕輪に表示された数字が4から5に変わった瞬間、ほぼ無意識に鼻歌を歌っていた。
「あっ! これだ、これが無かったんだ」
それは『ファイナルクエストサーガ』のレベルアップ音だった。やり込んでいた俺にとって、これを聴くだけで何かを達成した気分で満たされる。そんなわけでプレイ以外の日常でもよく鼻歌を歌っていたっけな。珍しくテストの点数が70点を越えた時とか、放り投げたゴミが綺麗にゴミ箱に入った時とか。
転生前の記憶が甦ったからその癖も出たのかな?今はこの世界に足りなかったものに気付けた嬉しさに、改めてレベルアップ音を鼻歌で添えていた。そうだ、この世界の冒険には至る所でBGMが寄り添っていてくれたはずなのだ。
音楽の専門的な事はよくわからない。でも、陽気な感じがするからここは魔物に襲われる心配がないのだろうと思えた町のBGM、何となく用心深くさせられるダンジョンのBGM。そして、何だか腹の底から力が漲ってきた高揚感ありありのバトルBGM。
それらが『ファイナルクエストサーガ』なはずであるこの世界にはなかったから物足りなさを感じていたわけだ。まあ、日常生活の至る所でBGMが鳴っている方がおかしいか。ゲームがリアル化した様な世界からBGMが消えたのもそんな理由だろうか?
一度そんな事を考えてからしばらく経った頃。
散歩の帰り道でゴブリン4体に遭遇した。まあ、ちょっと時間はかかりそうだが1人で充分に片付けられる程度なので剣を鞘走らせて先頭のヤツに斬りかかる。
「♪フフフッン ツッタラ ツッタラ」
で、そう言えば丁度いい機会という感じで『ファイナルクエストサーガ』の通常バトルBGM【奮い立つ】のメロディを鼻歌演奏していた。やっぱり何だか戦闘にほどよい緊張感が生まれるし、戦うぞっ!という気持ちが胸の奥で熱くなる。やっぱり略してFクエの戦闘はこうじゃなくっちゃ。
ところが、浮かれている俺へ何かの警鐘だろうか?目の前のゴブリンは通常よりかなり素早い少々レアな個体だった。剣に合わせて絶妙なタイミングで盾を突き出して来た。むっ、これでは完全に防がれてしまう。
「グギャッ~~~~!!」
「へっ?ゴブリンが盾ごと真っ二つに縦割れしましたけど……」
ところがいけてしまった。でも、こんな豪快過ぎる仕留め方は初めてなんですけど……。俺、そんなに腕力あったかな?ゲームの時にもたまに発生していた『渾身のブレイク』判定にでもなったのだろうか。通常の威力3倍攻撃、にしても俺のしょぼい実力を鑑みれば5倍でも納まらない様な……
自分のやった事ではあるが予想外の事が起きてしまったせいで驚き過ぎた。その隙を衝いて残ったゴブリン3体が俺を取り囲む、顔に薄ら笑いを浮かべながら一斉に短剣を突き出してきた。正面と右側は何とかなりそうだが後ろは厳しいかっ!?
正面のは盾を使って身体ごと押し返し、右側のは短剣をかわしつつ鳩尾の辺りに右腕の肘を入れて突き飛ばす。この2体はほんの軽くあしらう程度でいい。一番危険なのは後ろに回り込んだヤツ、一刻も早くそちらの対処をしたかったところだが。
腰の少し上辺り、細くて鋭いものが当たった感じがした。嫌な感覚だ、この後はきっとそれがどんどん身体の中に入り込んで痛みを感じ始める。そして、そのまま押し込まれては短剣と言えど充分内臓に届く、終わった……。
バキンっ!金属と金属がぶつかる甲高い音が響いた。更にカランっ!と音がして何かが地面に落ちた様子だ。振り返って足下を見ると根元から折れた短剣の刃が転がっていた。
「グギギギッ……」
そして、俺を刺したゴブリンを見ると短剣を握っていた右手がなんだかおぞましい事に……、指全部ないし……。何か強い力で押し出されたかの様に肘の辺りから突き出た尺骨が腹に刺さって苦しそうだ。
「俺がやったと言うか。俺の身体に短剣があたった結果でこうなったんだよな?」
装備しているのは獣皮の鎧、ただの衣服よりはマシだが鎧としては最低ランクな超普及品でしかない。それが短剣の刃を折るほど硬いなんてきいた事がない。
取り敢えず残り3体の内1体はほぼ戦闘不能。しかも、俺の方から何か仕掛けたのではなく謎の自爆という幸運。さて、残る2体を仕留めにいこう。どちらも弾き飛ばした程度なので体勢を立て直したら向かってくるはず。
素早く視線をあちらこちらに飛ばしてゴブリン2体の姿を探す。
「いや、きっと来ないかな……」
軽くあしらっただけのはずの2体は既に。盾で押し返した方はすぐ側の大木に激突したようで……、しかも、何だかグチャグチャになっている様で……。ゴブリンだった原型はなくドロドロした感じは何と言えばいいだろうか。妙に緑色の樹液が幹を伝わって滴り落ちているかのよう……。
肘打ちを入れてた方は随分と後退りした状態でその場に立っていた。肘を入れたのは人間なら鳩尾の辺りなのだが、そこにポッカりと大きな穴が開いていて向こうの景色が見える除き窓の様になっている。
俺の実力と照らし合わせて少なくとも10数分間は渡り合うつもりでいたゴブリン4体だが、ほぼ一瞬で全滅させてしまったみたいだ。俺、一体どうしたんだろう?
そして、怪我の功名とでも言うのだろうか。その時のショックでそもそも日本人だった記憶が甦り、それが教えてくれた。今俺が生きている世界は昔随分とやり込んだRPG『ファイナルクエストサーガ』とそっくりなのだと。
きっと転生とかで入り込む事になってしまったんだろうな。ただ、そんなものを思い出したところで何かが変わったわけじゃなかった。これと言って特別な能力を持っていたわけでもなし、しがない戦士稼業が続いただけ。ただ、これまでと明らかに感じ方の変わった事があった。
「何だろう? やっぱり何かが物足りないんだよな~~」
住んでいる町の中をいつも通りに歩いていた時、町の外へ出て目的地までてくてくと歩いていた時。ダンジョンへ潜り込んだ時。そして、魔物と遭遇して戦いになった時。どこへ行っても何をやっても感じる物足りなさ。
その正体に気付く事なくしばらく時が過ぎ。ついに、それが解消される瞬間がやって来た。それは記憶が戻ってから初のレベルアップ。傭兵ギルドに所属した時にもらう『冒険者の腕輪』が青白く輝き始めたのがその合図だ。体内にほんわりとエネルギーの様な物が漲り、腕輪に表示された数字が4から5に変わった瞬間、ほぼ無意識に鼻歌を歌っていた。
「あっ! これだ、これが無かったんだ」
それは『ファイナルクエストサーガ』のレベルアップ音だった。やり込んでいた俺にとって、これを聴くだけで何かを達成した気分で満たされる。そんなわけでプレイ以外の日常でもよく鼻歌を歌っていたっけな。珍しくテストの点数が70点を越えた時とか、放り投げたゴミが綺麗にゴミ箱に入った時とか。
転生前の記憶が甦ったからその癖も出たのかな?今はこの世界に足りなかったものに気付けた嬉しさに、改めてレベルアップ音を鼻歌で添えていた。そうだ、この世界の冒険には至る所でBGMが寄り添っていてくれたはずなのだ。
音楽の専門的な事はよくわからない。でも、陽気な感じがするからここは魔物に襲われる心配がないのだろうと思えた町のBGM、何となく用心深くさせられるダンジョンのBGM。そして、何だか腹の底から力が漲ってきた高揚感ありありのバトルBGM。
それらが『ファイナルクエストサーガ』なはずであるこの世界にはなかったから物足りなさを感じていたわけだ。まあ、日常生活の至る所でBGMが鳴っている方がおかしいか。ゲームがリアル化した様な世界からBGMが消えたのもそんな理由だろうか?
一度そんな事を考えてからしばらく経った頃。
散歩の帰り道でゴブリン4体に遭遇した。まあ、ちょっと時間はかかりそうだが1人で充分に片付けられる程度なので剣を鞘走らせて先頭のヤツに斬りかかる。
「♪フフフッン ツッタラ ツッタラ」
で、そう言えば丁度いい機会という感じで『ファイナルクエストサーガ』の通常バトルBGM【奮い立つ】のメロディを鼻歌演奏していた。やっぱり何だか戦闘にほどよい緊張感が生まれるし、戦うぞっ!という気持ちが胸の奥で熱くなる。やっぱり略してFクエの戦闘はこうじゃなくっちゃ。
ところが、浮かれている俺へ何かの警鐘だろうか?目の前のゴブリンは通常よりかなり素早い少々レアな個体だった。剣に合わせて絶妙なタイミングで盾を突き出して来た。むっ、これでは完全に防がれてしまう。
「グギャッ~~~~!!」
「へっ?ゴブリンが盾ごと真っ二つに縦割れしましたけど……」
ところがいけてしまった。でも、こんな豪快過ぎる仕留め方は初めてなんですけど……。俺、そんなに腕力あったかな?ゲームの時にもたまに発生していた『渾身のブレイク』判定にでもなったのだろうか。通常の威力3倍攻撃、にしても俺のしょぼい実力を鑑みれば5倍でも納まらない様な……
自分のやった事ではあるが予想外の事が起きてしまったせいで驚き過ぎた。その隙を衝いて残ったゴブリン3体が俺を取り囲む、顔に薄ら笑いを浮かべながら一斉に短剣を突き出してきた。正面と右側は何とかなりそうだが後ろは厳しいかっ!?
正面のは盾を使って身体ごと押し返し、右側のは短剣をかわしつつ鳩尾の辺りに右腕の肘を入れて突き飛ばす。この2体はほんの軽くあしらう程度でいい。一番危険なのは後ろに回り込んだヤツ、一刻も早くそちらの対処をしたかったところだが。
腰の少し上辺り、細くて鋭いものが当たった感じがした。嫌な感覚だ、この後はきっとそれがどんどん身体の中に入り込んで痛みを感じ始める。そして、そのまま押し込まれては短剣と言えど充分内臓に届く、終わった……。
バキンっ!金属と金属がぶつかる甲高い音が響いた。更にカランっ!と音がして何かが地面に落ちた様子だ。振り返って足下を見ると根元から折れた短剣の刃が転がっていた。
「グギギギッ……」
そして、俺を刺したゴブリンを見ると短剣を握っていた右手がなんだかおぞましい事に……、指全部ないし……。何か強い力で押し出されたかの様に肘の辺りから突き出た尺骨が腹に刺さって苦しそうだ。
「俺がやったと言うか。俺の身体に短剣があたった結果でこうなったんだよな?」
装備しているのは獣皮の鎧、ただの衣服よりはマシだが鎧としては最低ランクな超普及品でしかない。それが短剣の刃を折るほど硬いなんてきいた事がない。
取り敢えず残り3体の内1体はほぼ戦闘不能。しかも、俺の方から何か仕掛けたのではなく謎の自爆という幸運。さて、残る2体を仕留めにいこう。どちらも弾き飛ばした程度なので体勢を立て直したら向かってくるはず。
素早く視線をあちらこちらに飛ばしてゴブリン2体の姿を探す。
「いや、きっと来ないかな……」
軽くあしらっただけのはずの2体は既に。盾で押し返した方はすぐ側の大木に激突したようで……、しかも、何だかグチャグチャになっている様で……。ゴブリンだった原型はなくドロドロした感じは何と言えばいいだろうか。妙に緑色の樹液が幹を伝わって滴り落ちているかのよう……。
肘打ちを入れてた方は随分と後退りした状態でその場に立っていた。肘を入れたのは人間なら鳩尾の辺りなのだが、そこにポッカりと大きな穴が開いていて向こうの景色が見える除き窓の様になっている。
俺の実力と照らし合わせて少なくとも10数分間は渡り合うつもりでいたゴブリン4体だが、ほぼ一瞬で全滅させてしまったみたいだ。俺、一体どうしたんだろう?
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