2 / 10
第2話 BGM使いの魔奏士とやらを始めてみた
しおりを挟む
その日から何日間かが過ぎた。何回も魔物と戦ってみて気づいたのはこの前みたい妙に強くなっている時、そうでない時があった事。で、強くなった時に何か特別な事をやってないだろうか?
「そうか! 通常バトルBGMだ!!」
ゲームの時に感じていた胸の奥底から湧いてくる勇気とか力みたいなもの。鼻歌BGMをやった時、それと同じ様な感覚があったかもしれない。この世界ではそれがハッキりと戦う力として付与されるという事か?
そう言えば何かのインタビューで作曲を担当したウエスギノブイチが言ってたな。『全てのBGMは私から冒険に挑むプレイヤーへの贈り物、応援ソングです』と。まさしく、この世界では先生の想いが形になる。ウエスギノブイチ大先生様、ずっと呼び捨てだったけど今日からそう呼んで感謝だ。
この世界は本来あったはずのBGMが欠けた世界。つまり、この世界に生きている人達は本来出せるはずの力を出せないまま生きている。人間を脅かす巨大な力に抗って戦っている人達もいる。俺はその欠けたものを取り戻す事が出来る、みたいだ。
そう言えば、ここがFクエの世界だと気付いてからちょっと妙だなと思っていた事。ゲームの時だと何とか魔物達の侵攻に耐えていたはずの国がいくつか陥落していた。BGMが喪われている事により人間達が真の力を発揮出来ず持ち堪えられなかったという事だろうか?
BGMの効果に気付いてから俺はそもそも存在したはずのあらゆるBGMを思い出す事に多くの時間を割いて過ごした。しがない戦士稼業はお休み、それだけの価値があるはず。
そして、とてつもなく試してみたいものがあった。何か試したいプレイがある時、まずは安全策を採って最弱の魔物でやってみるのはプレイヤーの常識みたいなもの。今回はライトスライム君でいってみるとする。
「♪テケテケテー ドラリー ドラリロリロ~~」
真のラスボス『混帝ケルヌンノス』の時にだけ流れる専用バトルBGM【光と闇の狭間にて】。序盤はおぞましい感じで始まるが途中から曲の流れをぶった切る様な勇壮なメロディが入り込む様になる。俺の解釈だと闇で覆われた世界をぶち破ろうと差し込んでは弾かれ、差し込んでは弾かれるが次第に輝きを増していく光を表しているんじゃないか?と。
「ぐっ……。だ、だめだ……、全部持っていかれたっ……」
鼻歌を始めてから5秒も立たない内に全身からチカラが抜けていく感じがわかった。この感じは魔法力の消費だ。傭兵ギルドに入る際、自分の戦闘スタイルを確立していく参考とする為に調べたら大して容量のないのがわかった魔法力。それが一気に尽きた。
そう言えば……。鼻歌BGMをやった後に戦うといつもより少しばかり疲れた感じがしていた。強化された身体で戦っているから少し負荷がかかり過ぎているのかな?程度に思っていたが違う。BGMを使うと魔法力を消費していたからだ。
通常バトルBGMじゃなくラスボス戦BGMを使えば一気に化け物級の力を得られるかと思ったがそうもいかない様だ。全てを振り絞る最後の戦い専用とあって魔法力の消費量も半端ない。取り敢えず試してよかった、暫くは分相応に通常バトルBGMを使っていく事になりそうだ。
「ギュギュギュ~~!」
しばらく俺の様子を伺っている様だったライトスライムが飛び掛かってきた。はいはい、君の存在を忘れたわけじゃないよ。君が実験相手に選ばれたのはこういう副作用的なものが起きてしまった場合に備えての事。
ヘトヘトではあるがグーパンチ1発で撃墜。ブジュル、そんな音を残してライトスライムは潰れた。
「この潰れ方だといつも通りか。ほんのちょっとBGMのさわりをやったくらいじゃ強化効果は付かないって事かな」
その検証も兼ねた一撃だったが結果はそういう事に。取り敢えず、当面の俺の目標はちゃんとラスボス戦BGMを奏でられるほどに魔法力を高めていくのに尽きる。
BGMの使い方というものがわかり、少しは扱いに慣れた頃。俺は剣を置く事にした。新たな武器として選んだのはティンホイッスルという縦笛。BGMはただの鼻歌なんかよりちゃんと楽器で演奏した方が効果は高まるらしい。
超高級なバイオリンとかピアノとかでやった方が更に高い効果を期待出来るかもしれないが色々と事情もある。まず、今の俺に高級な楽器を買うだけの金はない……。それに、幼少期からそれらを習う様な御上品育ち方をしていないから仮に手元にあっても演奏出来ない。あと、ピアノは持ち運べないから実戦的じゃない、とか。
で、この世界に来る前の俺が何とか出来た楽器と言えば縦笛のリコーダー。義務教育、音楽の授業に感謝だ。お陰で上手か下手かは別としてティンホイッスルを演奏出来るまでになるのはそれなりに早かった。
さて、俺はずっと通っていた傭兵ギルドの受付に来ていた。
「登録情報の変更手続きですね、職業はいかがなされますか?」
受付のお姉さんはいつもの様にうつむいたままで紙の束をめくりながらそう尋ねてきた。クエストの依頼書やら魔物の討伐依頼、さっさと処理しなければ明日には更に厚みを増していそうな書類の山の相手をするのに忙しいらしい。
「魔奏士でお願いします」
「はい? まそうし?」
思わず手を止めて顔を上げてズレ気味の眼鏡の位置を直しているお姉さんと初めて目が合った。
「聞いた事ありませんが、どういったものを得意とされるので?」
「俺が考えた全く新しい支援系の職業です。魔力を込めた音楽で冒険者をサポートするんです」
「はぁ? よっ、よくわかりませんがあなた様がそれでよければ、その『まそうし』とやらで登録させてもらいますね」
こうして、俺だけの職業『魔奏士』はじめてみた。
「そうか! 通常バトルBGMだ!!」
ゲームの時に感じていた胸の奥底から湧いてくる勇気とか力みたいなもの。鼻歌BGMをやった時、それと同じ様な感覚があったかもしれない。この世界ではそれがハッキりと戦う力として付与されるという事か?
そう言えば何かのインタビューで作曲を担当したウエスギノブイチが言ってたな。『全てのBGMは私から冒険に挑むプレイヤーへの贈り物、応援ソングです』と。まさしく、この世界では先生の想いが形になる。ウエスギノブイチ大先生様、ずっと呼び捨てだったけど今日からそう呼んで感謝だ。
この世界は本来あったはずのBGMが欠けた世界。つまり、この世界に生きている人達は本来出せるはずの力を出せないまま生きている。人間を脅かす巨大な力に抗って戦っている人達もいる。俺はその欠けたものを取り戻す事が出来る、みたいだ。
そう言えば、ここがFクエの世界だと気付いてからちょっと妙だなと思っていた事。ゲームの時だと何とか魔物達の侵攻に耐えていたはずの国がいくつか陥落していた。BGMが喪われている事により人間達が真の力を発揮出来ず持ち堪えられなかったという事だろうか?
BGMの効果に気付いてから俺はそもそも存在したはずのあらゆるBGMを思い出す事に多くの時間を割いて過ごした。しがない戦士稼業はお休み、それだけの価値があるはず。
そして、とてつもなく試してみたいものがあった。何か試したいプレイがある時、まずは安全策を採って最弱の魔物でやってみるのはプレイヤーの常識みたいなもの。今回はライトスライム君でいってみるとする。
「♪テケテケテー ドラリー ドラリロリロ~~」
真のラスボス『混帝ケルヌンノス』の時にだけ流れる専用バトルBGM【光と闇の狭間にて】。序盤はおぞましい感じで始まるが途中から曲の流れをぶった切る様な勇壮なメロディが入り込む様になる。俺の解釈だと闇で覆われた世界をぶち破ろうと差し込んでは弾かれ、差し込んでは弾かれるが次第に輝きを増していく光を表しているんじゃないか?と。
「ぐっ……。だ、だめだ……、全部持っていかれたっ……」
鼻歌を始めてから5秒も立たない内に全身からチカラが抜けていく感じがわかった。この感じは魔法力の消費だ。傭兵ギルドに入る際、自分の戦闘スタイルを確立していく参考とする為に調べたら大して容量のないのがわかった魔法力。それが一気に尽きた。
そう言えば……。鼻歌BGMをやった後に戦うといつもより少しばかり疲れた感じがしていた。強化された身体で戦っているから少し負荷がかかり過ぎているのかな?程度に思っていたが違う。BGMを使うと魔法力を消費していたからだ。
通常バトルBGMじゃなくラスボス戦BGMを使えば一気に化け物級の力を得られるかと思ったがそうもいかない様だ。全てを振り絞る最後の戦い専用とあって魔法力の消費量も半端ない。取り敢えず試してよかった、暫くは分相応に通常バトルBGMを使っていく事になりそうだ。
「ギュギュギュ~~!」
しばらく俺の様子を伺っている様だったライトスライムが飛び掛かってきた。はいはい、君の存在を忘れたわけじゃないよ。君が実験相手に選ばれたのはこういう副作用的なものが起きてしまった場合に備えての事。
ヘトヘトではあるがグーパンチ1発で撃墜。ブジュル、そんな音を残してライトスライムは潰れた。
「この潰れ方だといつも通りか。ほんのちょっとBGMのさわりをやったくらいじゃ強化効果は付かないって事かな」
その検証も兼ねた一撃だったが結果はそういう事に。取り敢えず、当面の俺の目標はちゃんとラスボス戦BGMを奏でられるほどに魔法力を高めていくのに尽きる。
BGMの使い方というものがわかり、少しは扱いに慣れた頃。俺は剣を置く事にした。新たな武器として選んだのはティンホイッスルという縦笛。BGMはただの鼻歌なんかよりちゃんと楽器で演奏した方が効果は高まるらしい。
超高級なバイオリンとかピアノとかでやった方が更に高い効果を期待出来るかもしれないが色々と事情もある。まず、今の俺に高級な楽器を買うだけの金はない……。それに、幼少期からそれらを習う様な御上品育ち方をしていないから仮に手元にあっても演奏出来ない。あと、ピアノは持ち運べないから実戦的じゃない、とか。
で、この世界に来る前の俺が何とか出来た楽器と言えば縦笛のリコーダー。義務教育、音楽の授業に感謝だ。お陰で上手か下手かは別としてティンホイッスルを演奏出来るまでになるのはそれなりに早かった。
さて、俺はずっと通っていた傭兵ギルドの受付に来ていた。
「登録情報の変更手続きですね、職業はいかがなされますか?」
受付のお姉さんはいつもの様にうつむいたままで紙の束をめくりながらそう尋ねてきた。クエストの依頼書やら魔物の討伐依頼、さっさと処理しなければ明日には更に厚みを増していそうな書類の山の相手をするのに忙しいらしい。
「魔奏士でお願いします」
「はい? まそうし?」
思わず手を止めて顔を上げてズレ気味の眼鏡の位置を直しているお姉さんと初めて目が合った。
「聞いた事ありませんが、どういったものを得意とされるので?」
「俺が考えた全く新しい支援系の職業です。魔力を込めた音楽で冒険者をサポートするんです」
「はぁ? よっ、よくわかりませんがあなた様がそれでよければ、その『まそうし』とやらで登録させてもらいますね」
こうして、俺だけの職業『魔奏士』はじめてみた。
1
あなたにおすすめの小説
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる