12 / 40
第十二話:香睡蓮(こうすいれん)の罠、繋がれる想い
しおりを挟む
役小角(えんのおづぬ)様の緊迫した声が、朱音(あかね)の遠のきかけた意識を辛うじて現し世に繋ぎとめていた。けれど、あの人を惑わすような甘い花の香りはますます濃くなり、まるで重たい絹の布のように朱音の五感を覆い尽くしていく。体が鉛のように重く、指一本動かすことさえ億劫だった。
「……やはり、あの花の妖か」
役小角様の苦々しげな呟きが聞こえる。戻ってきた義王(ぎおう)が持ち帰った情報と、朱音の容態、そして町に微かに漂い始めた不自然なまでの花の香りを総合し、彼は瞬時に原因を特定したようだった。
「義王、町で近頃、妙に美しい花が咲き始めたという噂はなかったか? あるいは、その花を見てから体調を崩したという者が」
「はっ。確かに、町外れの古い屋敷の庭に、見たこともない蓮に似た花が咲き誇り、それがあまりに美しいと評判になっておりました。しかし、その屋敷に近づいた者が原因不明の倦怠感を訴えるという話も……」
「それだ」
役小角は断言した。
「妖の名は、おそらく【香睡蓮(こうすいれん)】。その芳香で人の意識を朦朧とさせ、生気を少しずつ吸い取り、美しい花を咲かせるという質の悪い妖だ。特に、清浄な気や純粋な魂を持つ者を好むというが……」
そこまで言って、役小角様はちらりと朱音の赤い瞳と、隠された角のある額に視線を向けた。
「……あの娘の持つ、人ならざる者の気質が、ことさらに奴を強く引き寄せたやもしれんな」
その言葉には、普段の彼からは感じられないほどの焦りと、微かな後悔のような響きさえ含まれているように朱音には聞こえた。自分のせいで、またこの人に面倒をかけてしまっている。その申し訳なさが、熱に浮かされた胸をきりきりと締め付けた。
役小角様は懐から数枚の呪符と、あの禍々しい妖すら一撃で滅した独鈷杵(とっこしょ)を取り出した。彼の全身から放たれる霊的な圧力が、部屋の空気を張り詰めさせる。それは、朱音を苦しめる甘い香りを打ち消すかのように、清冽で、そして揺るぎない決意に満ちていた。
「義王、お前はここに残り、朱音を護れ。何者も近づけるな」
「御意」
義王の低い声が応える。主の命ならば、たとえ火の中水の中でも躊躇いなく飛び込むであろう、絶対的な忠誠がそこにはあった。
(役小角様が、行ってしまう……)
その瞬間、朱音の脳裏に、故郷の村での辛い記憶が鮮やかに蘇った。蔑まれ、石を投げつけられ、誰にも助けを求めることのできなかった孤独な日々。暗く冷たい水底に、一人で引きずり込まれていくような、底知れぬ恐怖。
(いや……いやだ……ひとりは、もう……)
高熱と妖の影響で、悪夢と現実の境が曖昧になっている。けれど、役小角様が自分から離れていってしまうという事実だけが、鋭い棘のように朱音の胸を刺した。
「……いや……行かないで……」
か細い声が、自分でも気づかぬうちに漏れていた。それは、幼子が母を求めるような、切実な響きを帯びていたかもしれない。
役小角様が、まさに部屋から一歩踏み出そうとした、その刹那だった。
朱音の右手が、まるで自分の意志とは無関係に動いたかのように、力なく伸びた。そして、彼の白い狩衣の裾を、弱々しく、しかし決して離すまいとするかのように、ぎゅっと掴んだのだ。
「……っ!」
役小角様の息を呑む音が、静かな部屋に響いた。
「……ひとりはこわい、です……役小角、さま……お願い、ですから……そばに、いて……」
熱に潤んだ赤い瞳が、必死の思いで彼を見上げている。もう、体裁も何もなかった。ただ、この人がいなくなってしまうことへの純粋な恐怖と、彼にそばにいてほしいという赤裸々な願いだけが、朱音を突き動かしていた。
役小角様は、雷に打たれたかのようにその場に立ち尽くし、掴まれた狩衣の裾と、それを見上げる朱音の顔を交互に見下ろした。彼のいつもは完璧に整えられた表情が、ほんの一瞬、明らかに崩れたのを朱音は見逃さなかった。驚き、戸惑い、そして――これまで一度も見たことのない、深く激しい何かが、その黒い瞳の奥で渦巻いている。
部屋の隅に控えていた義王もまた、主のその常ならぬ様子に、息を殺して成り行きを見守っている気配がした。
長い、長い沈黙。
やがて役小角様は、掴まれた朱音の細く冷たい指を、振り払うでもなく、ゆっくりとご自身の指で包み込むように、そっと握り返した。その手は、いつも彼が独鈷杵を握る時のような厳しさとは無縁の、驚くほど優しい温もりを持っていた。
「……馬鹿者。案ずるな」
彼の声は低く、けれど確かな力強さがそこにあった。まるで、荒れ狂う嵐の中で見つけた、唯一の灯台の光のように。
「俺がいつ、お前を見捨てると言った?」
そして、一瞬の逡巡の後、彼は続けた。
「お前は俺の……『大切な』……」
そこまで言いかけて、役小角様は意図的に言葉を区切り、まるで何かを振り払うかのように一度短く息を吐いた。そして、改めて朱音の瞳を真っ直ぐに見据えると、こう告げたのだ。
「――すぐに戻る。お前は俺の『役に立つ』道具だ。勝手に壊れるな。俺の許しなく、お前を連れて行けるものなど、この世にはおらん」
いつものように突き放すような言葉。けれど、その言葉の端々には、隠しきれない朱音への強い執着と、何があっても必ず守り抜くという、彼の揺るぎない意志が込められているように感じられた。
朱音は、彼の言葉の中の「大切な」という、途切れた響きを確かに聞き取っていた。そして、握られた手の温もりと、彼の瞳の奥に宿る力強い光に、熱で霞んでいた意識の中でも、確かな安堵と、胸が張り裂けそうなほどの激しいときめきを感じていた。
(役小角、さま……)
役小角様は、もう一度強く朱音の手を握ると、名残を惜しむかのようにゆっくりとそれを離した。そして、振り返ることなく、香睡蓮討伐へと向かう。その白い狩衣の背中は、いつにも増して大きく、そして頼もしく朱音の目に映った。
朱音は、遠ざかっていく彼の背中を、潤んだ瞳で見送ることしかできなかった。
「……やはり、あの花の妖か」
役小角様の苦々しげな呟きが聞こえる。戻ってきた義王(ぎおう)が持ち帰った情報と、朱音の容態、そして町に微かに漂い始めた不自然なまでの花の香りを総合し、彼は瞬時に原因を特定したようだった。
「義王、町で近頃、妙に美しい花が咲き始めたという噂はなかったか? あるいは、その花を見てから体調を崩したという者が」
「はっ。確かに、町外れの古い屋敷の庭に、見たこともない蓮に似た花が咲き誇り、それがあまりに美しいと評判になっておりました。しかし、その屋敷に近づいた者が原因不明の倦怠感を訴えるという話も……」
「それだ」
役小角は断言した。
「妖の名は、おそらく【香睡蓮(こうすいれん)】。その芳香で人の意識を朦朧とさせ、生気を少しずつ吸い取り、美しい花を咲かせるという質の悪い妖だ。特に、清浄な気や純粋な魂を持つ者を好むというが……」
そこまで言って、役小角様はちらりと朱音の赤い瞳と、隠された角のある額に視線を向けた。
「……あの娘の持つ、人ならざる者の気質が、ことさらに奴を強く引き寄せたやもしれんな」
その言葉には、普段の彼からは感じられないほどの焦りと、微かな後悔のような響きさえ含まれているように朱音には聞こえた。自分のせいで、またこの人に面倒をかけてしまっている。その申し訳なさが、熱に浮かされた胸をきりきりと締め付けた。
役小角様は懐から数枚の呪符と、あの禍々しい妖すら一撃で滅した独鈷杵(とっこしょ)を取り出した。彼の全身から放たれる霊的な圧力が、部屋の空気を張り詰めさせる。それは、朱音を苦しめる甘い香りを打ち消すかのように、清冽で、そして揺るぎない決意に満ちていた。
「義王、お前はここに残り、朱音を護れ。何者も近づけるな」
「御意」
義王の低い声が応える。主の命ならば、たとえ火の中水の中でも躊躇いなく飛び込むであろう、絶対的な忠誠がそこにはあった。
(役小角様が、行ってしまう……)
その瞬間、朱音の脳裏に、故郷の村での辛い記憶が鮮やかに蘇った。蔑まれ、石を投げつけられ、誰にも助けを求めることのできなかった孤独な日々。暗く冷たい水底に、一人で引きずり込まれていくような、底知れぬ恐怖。
(いや……いやだ……ひとりは、もう……)
高熱と妖の影響で、悪夢と現実の境が曖昧になっている。けれど、役小角様が自分から離れていってしまうという事実だけが、鋭い棘のように朱音の胸を刺した。
「……いや……行かないで……」
か細い声が、自分でも気づかぬうちに漏れていた。それは、幼子が母を求めるような、切実な響きを帯びていたかもしれない。
役小角様が、まさに部屋から一歩踏み出そうとした、その刹那だった。
朱音の右手が、まるで自分の意志とは無関係に動いたかのように、力なく伸びた。そして、彼の白い狩衣の裾を、弱々しく、しかし決して離すまいとするかのように、ぎゅっと掴んだのだ。
「……っ!」
役小角様の息を呑む音が、静かな部屋に響いた。
「……ひとりはこわい、です……役小角、さま……お願い、ですから……そばに、いて……」
熱に潤んだ赤い瞳が、必死の思いで彼を見上げている。もう、体裁も何もなかった。ただ、この人がいなくなってしまうことへの純粋な恐怖と、彼にそばにいてほしいという赤裸々な願いだけが、朱音を突き動かしていた。
役小角様は、雷に打たれたかのようにその場に立ち尽くし、掴まれた狩衣の裾と、それを見上げる朱音の顔を交互に見下ろした。彼のいつもは完璧に整えられた表情が、ほんの一瞬、明らかに崩れたのを朱音は見逃さなかった。驚き、戸惑い、そして――これまで一度も見たことのない、深く激しい何かが、その黒い瞳の奥で渦巻いている。
部屋の隅に控えていた義王もまた、主のその常ならぬ様子に、息を殺して成り行きを見守っている気配がした。
長い、長い沈黙。
やがて役小角様は、掴まれた朱音の細く冷たい指を、振り払うでもなく、ゆっくりとご自身の指で包み込むように、そっと握り返した。その手は、いつも彼が独鈷杵を握る時のような厳しさとは無縁の、驚くほど優しい温もりを持っていた。
「……馬鹿者。案ずるな」
彼の声は低く、けれど確かな力強さがそこにあった。まるで、荒れ狂う嵐の中で見つけた、唯一の灯台の光のように。
「俺がいつ、お前を見捨てると言った?」
そして、一瞬の逡巡の後、彼は続けた。
「お前は俺の……『大切な』……」
そこまで言いかけて、役小角様は意図的に言葉を区切り、まるで何かを振り払うかのように一度短く息を吐いた。そして、改めて朱音の瞳を真っ直ぐに見据えると、こう告げたのだ。
「――すぐに戻る。お前は俺の『役に立つ』道具だ。勝手に壊れるな。俺の許しなく、お前を連れて行けるものなど、この世にはおらん」
いつものように突き放すような言葉。けれど、その言葉の端々には、隠しきれない朱音への強い執着と、何があっても必ず守り抜くという、彼の揺るぎない意志が込められているように感じられた。
朱音は、彼の言葉の中の「大切な」という、途切れた響きを確かに聞き取っていた。そして、握られた手の温もりと、彼の瞳の奥に宿る力強い光に、熱で霞んでいた意識の中でも、確かな安堵と、胸が張り裂けそうなほどの激しいときめきを感じていた。
(役小角、さま……)
役小角様は、もう一度強く朱音の手を握ると、名残を惜しむかのようにゆっくりとそれを離した。そして、振り返ることなく、香睡蓮討伐へと向かう。その白い狩衣の背中は、いつにも増して大きく、そして頼もしく朱音の目に映った。
朱音は、遠ざかっていく彼の背中を、潤んだ瞳で見送ることしかできなかった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】冷徹執事は、つれない侍女を溺愛し続ける。
たまこ
恋愛
公爵の専属執事ハロルドは、美しい容姿に関わらず氷のように冷徹であり、多くの女性に思いを寄せられる。しかし、公爵の娘の侍女ソフィアだけは、ハロルドに見向きもしない。
ある日、ハロルドはソフィアの真っ直ぐすぎる内面に気付き、恋に落ちる。それからハロルドは、毎日ソフィアを口説き続けるが、ソフィアは靡いてくれないまま、五年の月日が経っていた。
※『王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく。』のスピンオフ作品ですが、こちらだけでも楽しめるようになっております。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
【完結】年下幼馴染くんを上司撃退の盾にしたら、偽装婚約の罠にハマりました
廻り
恋愛
幼い頃に誘拐されたトラウマがあるリリアナ。
王宮事務官として就職するが、犯人に似ている上司に一目惚れされ、威圧的に独占されてしまう。
恐怖から逃れたいリリアナは、幼馴染を盾にし「恋人がいる」と上司の誘いを断る。
「リリちゃん。俺たち、いつから付き合っていたのかな?」
幼馴染を怒らせてしまったが、上司撃退は成功。
ほっとしたのも束の間、上司から二人の関係を問い詰められた挙句、求婚されてしまう。
幼馴染に相談したところ、彼と偽装婚約することになるが――
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
イケメン警視、アルバイトで雇った恋人役を溺愛する。
楠ノ木雫
恋愛
蒸発した母の借金を擦り付けられた主人公瑠奈は、お見合い代行のアルバイトを受けた。だが、そのお見合い相手、矢野湊に借金の事を見破られ3ヶ月間恋人役を務めるアルバイトを提案された。瑠奈はその報酬に飛びついたが……
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる