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第1章 始まりの砦攻め
第8話 人間たち
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排泄物や吐しゃ物の匂いが入り混じった強烈な匂いが漂っている。
魔王軍による砦への攻撃が行われた翌日、アラル砦守備隊副長のリューグは地下牢に捕らえた魔王軍の捕虜の様子を視察していた。
捕虜たちの扱いは劣悪だ。
食事は一日一度、一切れのパンと僅かな量の水が与えられるだけ。両手には手錠を嵌められ、足は鎖で壁とつながれているため、行動の自由は全くない。
囚われた魔物のうちのほとんどは生気を失っている。
案内の兵士が、地面に倒れた人狼を指し示す。
「リューグ副長、こいつがこの前の魔王軍の侵攻に合わせて牢を脱出しようとしたものです」
よく見ると人狼の身体はバラバラに引き裂かれている。
リューグはその亡骸をみて哀れみを感じた。今回の魔王軍の攻撃に対して、アラル砦はびくともしなかった。この人狼が信じた魔王軍はろくに砦に取りつくこともできずに敗走したのだ。
地下牢から出た後、リューグは命令を下す。
「今後も脱走を試みるものには油断せず厳しく対処しろ。頭は無いに等しいが奴らの身体能力が我らを上回っていることは忘れるな。多少捕虜の数が減ってもいい」
すると、直卒の気の許せる兵士が問いかけた。
「よろしいのですか?あまり殺しすぎてしまうと魔王軍を呼び寄せる餌が無くなってしまいますが」
人間たちが捕らえた魔物は魔王軍の注意を砦に向けさせるために利用されていた。
仲間が捕らえられているとなれば、魔王軍は馬鹿の一つ覚えで突撃してくる。
「構わん。ムレヤ大隊長自ら追撃に出られている。へまをしなければ、これから追撃戦で多くの捕虜を得る。代わりはいくらでもいる」
そういうとリューグは砦の監視哨から魔王城のある方角を眺めた。
はっきり言って大隊長は無能というべき人物だが、魔王軍に後れを取ることはないだろう。
今頃川の手前で魔王軍を追い詰め、撃滅しているはずだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇
エルナーゼ王国正規軍は近代的な軍編成を導入している。
兵士12人を1個分隊とし、2個分隊で1個小隊となる。さらに4個の小隊が集まって1個中隊。1個中隊はそれぞれ約100名の兵力を保有している。
アラル砦の常備兵力は2個中隊。平時は1個中隊を守備隊隊長のムレヤが、もう1個中隊をリューグが指揮している。さらに、このところ増加している魔王軍の攻勢を防ぐため、3個中隊が援軍として派遣されていた。
つまり、ここアラル砦には現在、5個中隊が駐留している。
そして5個中隊を指揮下に置いたムレヤは大隊長へと昇進。エルナーゼ正規軍の大隊長ともなればその指揮下にある兵力は、中小貴族の私兵の数を上回る。まさにムレヤは人生の絶頂期にいた。魔王軍の追撃に失敗するまでは。
魔王軍追撃は救いようのない結果だった。
追撃に打って出た1個中隊100名の内、14名が戦士し、17名が重軽傷を負った。
なんと一度の戦いで部隊の3割に損害が出たことになる。
それだけの犠牲を払ったにも関わらず、ムレヤは魔王軍本隊を捕捉できなかった。
極めつけに、打ち取ることのできた魔物の数はゼロ…ゼロである。
誰がどう見てもムレヤ中隊の大敗北だ。
ムレヤはこの敗北について箝口令を敷いた。だが人の口に戸が立てられるはずがない。【自分たちの大隊長が、脳がついているかも疑わしい魔王軍との知恵比べで負けた!】というセンセーショナルな噂は一瞬で広がっていった。特に魔王軍の別働隊を率いていた黒騎士との会話は音よりも速い勢いで伝わっていき、帰還の翌日にはムレヤの魔王軍追撃失敗は砦に駐屯する誰もが知ることになっていた。
砦内でムレヤに向けられる視線は冷たい。何と言っても魔王軍に知略で敗北した無能なのだ。事務的な会話をする兵士たちの態度もよそよそしかった。唯一いけ好かないリューグ副長だけが、これまで通りの態度でムレヤに接していた。それが逆にムレヤの自尊心を傷つけた。
そしてムレヤがある意味もっとも恐れていた時間がやってきた。
砦に駐留する全中隊指揮官による部隊長会議だ。
各中隊長の挨拶もそこそこに、話し合いが始まった。議題はムレヤが取り逃がした魔王軍
に対しての対応策についてだ。
この時エルナーゼ王国軍には二つの選択肢があった。
一つ目は逃げ切った魔王軍に対して攻勢打って出ること。二つ目はこれまで通り守勢に徹して出血を強いることだった。
まずリューグ副長が意見を述べる。
「私は直ちにこの砦において遠征可能な全軍で、魔王城近くまで攻め込むべきだと考えます。撤退に成功したとはいえ、奴らは砦の戦いで大きな損害を受けています。戦力は目減りしているはずです」
「いや、魔王城近くまでの攻勢はあまりにも危険すぎる!わたしは魔王軍を挑発し、この砦へと引き込んで殲滅するこれまでの策を維持するべきだと考える」
それに対してカーマイト中隊長が難色を示す。既に50歳を超えており、冒険しない堅実な戦い方を好む軍人だ。
「お言葉ですがカーマイト中隊長。私は今回のムレヤ大隊長の追撃を退けた魔王軍の動きが偶然のものであると考えてはおりません。少なくとも魔王軍の別働隊を率いた奴は戦術と戦略を理解しています。奴に時間を与えては後々我らにとって大きな災いになります」
その後も議論が続いたが結論はでない。
結局、決断は大隊長のムレヤに委ねられることになった。
「私はカーマイト中隊長の意見に賛成する。今はあくまで守勢に徹して魔王軍を疲弊させるべきだ」
こうして人間側の対応は現状を維持することに決まった。
ムレヤが守勢を唱えたのは、カーマイト中隊長のように攻勢のリスクを考えていたのではなく、自らの立場を守るための自己保身からだった。
幸い部隊長会議では表立って自分を非難するものはなかった。だがもはや誰も本心から忠誠を尽くしてはいないだろう。
もしも攻勢に出てムレヤ以外の中隊長が功績を上げればその時は、自分は大隊長の職を追われるかもしれない。それならば誰がやっても成功し、大した武功にならない防衛戦をやった方が彼にとって都合が良かった。
後世の人間の歴史家たちはこの決定を大いに悔やみ、ムレヤを罵倒することになる。
だがこの時はまだ攻勢論を唱えたリューグでさえも、事の重大さを完全には理解していなかった。
魔王軍による砦への攻撃が行われた翌日、アラル砦守備隊副長のリューグは地下牢に捕らえた魔王軍の捕虜の様子を視察していた。
捕虜たちの扱いは劣悪だ。
食事は一日一度、一切れのパンと僅かな量の水が与えられるだけ。両手には手錠を嵌められ、足は鎖で壁とつながれているため、行動の自由は全くない。
囚われた魔物のうちのほとんどは生気を失っている。
案内の兵士が、地面に倒れた人狼を指し示す。
「リューグ副長、こいつがこの前の魔王軍の侵攻に合わせて牢を脱出しようとしたものです」
よく見ると人狼の身体はバラバラに引き裂かれている。
リューグはその亡骸をみて哀れみを感じた。今回の魔王軍の攻撃に対して、アラル砦はびくともしなかった。この人狼が信じた魔王軍はろくに砦に取りつくこともできずに敗走したのだ。
地下牢から出た後、リューグは命令を下す。
「今後も脱走を試みるものには油断せず厳しく対処しろ。頭は無いに等しいが奴らの身体能力が我らを上回っていることは忘れるな。多少捕虜の数が減ってもいい」
すると、直卒の気の許せる兵士が問いかけた。
「よろしいのですか?あまり殺しすぎてしまうと魔王軍を呼び寄せる餌が無くなってしまいますが」
人間たちが捕らえた魔物は魔王軍の注意を砦に向けさせるために利用されていた。
仲間が捕らえられているとなれば、魔王軍は馬鹿の一つ覚えで突撃してくる。
「構わん。ムレヤ大隊長自ら追撃に出られている。へまをしなければ、これから追撃戦で多くの捕虜を得る。代わりはいくらでもいる」
そういうとリューグは砦の監視哨から魔王城のある方角を眺めた。
はっきり言って大隊長は無能というべき人物だが、魔王軍に後れを取ることはないだろう。
今頃川の手前で魔王軍を追い詰め、撃滅しているはずだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇
エルナーゼ王国正規軍は近代的な軍編成を導入している。
兵士12人を1個分隊とし、2個分隊で1個小隊となる。さらに4個の小隊が集まって1個中隊。1個中隊はそれぞれ約100名の兵力を保有している。
アラル砦の常備兵力は2個中隊。平時は1個中隊を守備隊隊長のムレヤが、もう1個中隊をリューグが指揮している。さらに、このところ増加している魔王軍の攻勢を防ぐため、3個中隊が援軍として派遣されていた。
つまり、ここアラル砦には現在、5個中隊が駐留している。
そして5個中隊を指揮下に置いたムレヤは大隊長へと昇進。エルナーゼ正規軍の大隊長ともなればその指揮下にある兵力は、中小貴族の私兵の数を上回る。まさにムレヤは人生の絶頂期にいた。魔王軍の追撃に失敗するまでは。
魔王軍追撃は救いようのない結果だった。
追撃に打って出た1個中隊100名の内、14名が戦士し、17名が重軽傷を負った。
なんと一度の戦いで部隊の3割に損害が出たことになる。
それだけの犠牲を払ったにも関わらず、ムレヤは魔王軍本隊を捕捉できなかった。
極めつけに、打ち取ることのできた魔物の数はゼロ…ゼロである。
誰がどう見てもムレヤ中隊の大敗北だ。
ムレヤはこの敗北について箝口令を敷いた。だが人の口に戸が立てられるはずがない。【自分たちの大隊長が、脳がついているかも疑わしい魔王軍との知恵比べで負けた!】というセンセーショナルな噂は一瞬で広がっていった。特に魔王軍の別働隊を率いていた黒騎士との会話は音よりも速い勢いで伝わっていき、帰還の翌日にはムレヤの魔王軍追撃失敗は砦に駐屯する誰もが知ることになっていた。
砦内でムレヤに向けられる視線は冷たい。何と言っても魔王軍に知略で敗北した無能なのだ。事務的な会話をする兵士たちの態度もよそよそしかった。唯一いけ好かないリューグ副長だけが、これまで通りの態度でムレヤに接していた。それが逆にムレヤの自尊心を傷つけた。
そしてムレヤがある意味もっとも恐れていた時間がやってきた。
砦に駐留する全中隊指揮官による部隊長会議だ。
各中隊長の挨拶もそこそこに、話し合いが始まった。議題はムレヤが取り逃がした魔王軍
に対しての対応策についてだ。
この時エルナーゼ王国軍には二つの選択肢があった。
一つ目は逃げ切った魔王軍に対して攻勢打って出ること。二つ目はこれまで通り守勢に徹して出血を強いることだった。
まずリューグ副長が意見を述べる。
「私は直ちにこの砦において遠征可能な全軍で、魔王城近くまで攻め込むべきだと考えます。撤退に成功したとはいえ、奴らは砦の戦いで大きな損害を受けています。戦力は目減りしているはずです」
「いや、魔王城近くまでの攻勢はあまりにも危険すぎる!わたしは魔王軍を挑発し、この砦へと引き込んで殲滅するこれまでの策を維持するべきだと考える」
それに対してカーマイト中隊長が難色を示す。既に50歳を超えており、冒険しない堅実な戦い方を好む軍人だ。
「お言葉ですがカーマイト中隊長。私は今回のムレヤ大隊長の追撃を退けた魔王軍の動きが偶然のものであると考えてはおりません。少なくとも魔王軍の別働隊を率いた奴は戦術と戦略を理解しています。奴に時間を与えては後々我らにとって大きな災いになります」
その後も議論が続いたが結論はでない。
結局、決断は大隊長のムレヤに委ねられることになった。
「私はカーマイト中隊長の意見に賛成する。今はあくまで守勢に徹して魔王軍を疲弊させるべきだ」
こうして人間側の対応は現状を維持することに決まった。
ムレヤが守勢を唱えたのは、カーマイト中隊長のように攻勢のリスクを考えていたのではなく、自らの立場を守るための自己保身からだった。
幸い部隊長会議では表立って自分を非難するものはなかった。だがもはや誰も本心から忠誠を尽くしてはいないだろう。
もしも攻勢に出てムレヤ以外の中隊長が功績を上げればその時は、自分は大隊長の職を追われるかもしれない。それならば誰がやっても成功し、大した武功にならない防衛戦をやった方が彼にとって都合が良かった。
後世の人間の歴史家たちはこの決定を大いに悔やみ、ムレヤを罵倒することになる。
だがこの時はまだ攻勢論を唱えたリューグでさえも、事の重大さを完全には理解していなかった。
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