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「んぶっ、ちゅぐっ、んぢゅ……」
「おおぅ……」
ベッドの端に座ったバンは幸福を噛みしめる余り、思わず感涙しそうになっていた。
両足の間に跪いた愛らしいメイデンが、小さな口一杯に肉棒を頬張っている。
かつて覗き見した、フィオとキキョウがやっていた行為の再現だ。
「ぷぁ……ますたー、だいじょぶ?
おちんちん、いたい?」
バンの逸物を小さな口から放し、スコールは主をオッドアイの瞳で見上げた。
思わず目頭を押さえたバンを心配しているのだ。
「いや、大丈夫、これは違うから」
「いたいと、なみだ、でるんじゃ、ないの?」
「嬉しくても泣けてくるんだよ」
「うれしい? わたしが、おちんちん、なめると、うれしい?」
「いや、そうだけど、そうじゃなくて」
バンは苦笑しながら、不思議そうに見上げてくるスコールの頭を撫でた。
耳のように跳ねた金髪が、弾みでぴこぴこと動く。
「お前がメイデンになって、俺に尽くしてくれることが嬉しくてさ」
「うん、つくす。 だから、おちんちん、なめる」
スコールは決然と頷くと、再度逸物に挑みかかった。
「あぐ」
体格がいいだけにバンの持ち物はかなりの逸品である。
スコールは小さな口を精一杯に開けて、主の肉棒を奥まで押し込んだ。
「く……」
バンの口から声が漏れる。
歯が当たってちょっと痛い。
男に尽くすために製造された存在であるメイデンには、奉仕用のプロトコルが予めインストールされている。
だが、特殊な経緯で完成したスコールにはその手のデータは一切入っていない。
今行っているフェラチオも、バンに命じられてやり方を知ったくらいだ。
当然、そこには技量などと言うものは欠片もない。
喉の奥まで肉棒を差し込まれたスコールは、どうすればいいの?とオッドアイを主に向ける。
「えっと、そうだな……さっきみたいに舌を動かしてくれ」
バンの指示に従って、スコールは舌を動かす。
幹に絡めたりなぞったりなどせず、口中で上下に動き、途中の障害物である肉棒に触れるだけの動きだ。
とても性感を引き出すようなものではない。
時折歯も当たって痛いほどだ。
しかし、バンの興奮は異常に高まっていた。
吊り目も可愛らしい、金髪の小さなメイデン。
自分の、自分だけの機械少女が薄い色の唇を一杯に開けて逸物をくわえ込んでいる。
その様子を見下ろすだけで最早達してしまいそうだ。
(いや、まだだ!)
フィオとキキョウの行為を覗き見た時の事を思い出す。
金銭的な問題で性産業に触れる余裕もなかったバンにとって、あの体験はほとんど唯一と言ってもいい性知識だ。
(キキョウさんは胸で挟んでた、俺も胸で……)
スコールの胸を見下ろす。
キキョウと比べると余りにもささやかな隆起しかない。
(とても挟めないか、ならば!)
スコールの頭を両手で掴む。 技量は全然だが、彼女の口腔粘膜自体は絶品だ。
温かく、湿った口内に包まれる感触は堪らない。
ただ、奉仕の動作が劣悪なせいで射精まで至らないだけだ。
ならば、自分で動きをサポートすればいい。
バンはスコールの頭を掴んだ両手を前後に動かした。
「んぶっ!?」
喉奥まで逸物を突っ込まれたまま急に動かされ、スコールは驚きの呻きを漏らした。
一人でしごいて処理する時のように動かせばいいというバンの考えは、彼の知識にないハードなイラマチオを実現させる。
「んっ、ぐっ、んぐぅっ」
口内と喉を蹂躙するかのように陰茎が暴れまわる。
スコールは口から涎混じりの呻きをこぼしつつ、主を見上げた。
「ス、スコールの口ん中っ! すっげえ気持ちいい……!」
スコールの頭を動かす主は、口中粘膜の感触に夢中になっている。
従順なメイデンは主が喜んでいるのならと状況を受け入れ、そのままオナホ扱いに甘んじた。
「くぅっ!」
「んぶっ!?」
口中にぶちまけられたバンの精液は、肉棒に占拠されて狭まったスコールの口内容量をあっと言う間に越える。
飲食の機能がないマペットのCPUであったスコールは、とっさに呑み干す判断を下せず、限界の余り口を開いてしまった。
「ぷぁっ!?」
スコールの唇から未だそそり立ったままの肉棒がずるんと抜け、涎混じりの精液が口からこぼれ落ちる。
「うおぉ……」
最後の刺激を受けたバンは、竿の中の残り汁も噴き出し、スコールの顔を汚していく。
「うぁ……ますたー、ごめん、なさい……」
顔中精液で汚し、口元から白濁液を滴らせた金髪のメイデンは、オッドアイを伏せ主に謝罪した。
「え、なんで謝るんだ。 俺の方こそ汚しちまって……」
しょんぼりと謝るスコールにバンの方が慌ててしまう。
「ますたーの、せいえき、こぼしちゃった。
わたしの、おなかに、いれないといけないのに」
「……いや、口から入れるんじゃないよ、股から入れるんだ」
「じゃあ」
スコールはベッドの上にころんと転がった。
大きく両足を広げて股間をさらけ出し、精液まみれの顔をこてんと傾げながら、主に言う。
「おなかのなか、いれて?」
「初手からイラマチオとは、バン坊め、なかなかにドSじゃのう!
見所のある奴よ!」
自室のモニターで初々しい睦み事を行う新米主従の様子を覗き見ながら、ヘイゲン老は上機嫌でビールを啜る。
バンとスコールが睦みあう部屋は、ヘイゲン整備工場の居住区内にある、仮眠室だ。
スコールが起動した後、工場を辞しようとしたバンにヘイゲン老は声を掛けたのだ。
部屋を貸すから、スコールに精を注いでおけと。
未だ正式な主を登録したことのないスコールはヴァージンメイデンである。
誰にも汚されていないその子宮ユニットは、最初に精を注ぎ込んだ男を無条件にマスター認定する。
万が一、帰宅途中に暴漢にでも襲われ、その男がスコールの子宮ユニットに精を注ぎ込んだなら。
スコールは見ず知らずの男をマスターと呼び、着いていってしまうであろう。
そう脅かされたバンに選択肢はなかった。
そもそも、帰る家もないのだ。
コフィンは二人で入るには狭すぎるし、軽トラの運転席で初体験というのもあんまり過ぎる。
ホテルに一晩泊まるかと考えていた所なので、仮眠室の提供はバンにとってもありがたい話であった。
当然、カメラで覗かれている等とは思ってもいなかったが。
モニターの中のバンは恐る恐るといった風情で、大きく開かれたスコールの足の付け根に指を這わせている。
壊れ物を扱うように慎重な手つきはまさに童貞丸出しで、ヘイゲン老は楽しげに頷きながらビールを呷った。
「うむうむ、判るぞバン坊。
どこから触っていいものやら、どれくらいの強さで触っていいものやら、まるで判らんもんよのう」
若き少年の不器用さを肴にビールが進む。
「いささかと言わず、趣味が悪すぎませんか?」
お楽しみのヘイゲン老の背に冷たいを通り越して氷点下の声が掛かり、ビール片手の老人は凍り付いた。
「キ、キキョウちゃん!?」
振り返れば、戸口に腕組みをしたメイデンと目元を抑えているその主が居た。
「いや、爺さん、こりゃないよ。
僕も余所がどういう風にいちゃついてるのかなーとか気になるけどさぁ、初めての所を盗撮とかちょっとアウトすぎない?」
「許しがたいですね、端的に言って」
「ま、待った! 防犯カメラだから! わざと盗撮しようとかそういうつもりじゃないから!」
「ほんとにぃ?」
フィオのねめつけるような視線に、ヘイゲン老をそっぽを向いて片手のビールを口に運んだ。 空だ。
「とにかく、すぐにカメラを止めてください。
道義的にも問題ですし、リンクを結んだスコールは私にとって妹のようなもの。
彼女の初めてを晒し者にするわけには行きません」
「うぅ、いい所なんじゃがのう……」
モニターの中では、小さな少女人形に大柄な少年が押し潰すかのように覆い被さり、まさに貫こうとしているタイミングであった。
「おぉこれは……いや、やっぱダメだよ、爺さん!」
「そうです、すぐに……」
不意にキキョウは言葉を止めた。 虚空を見上げる。
「スコール? なぜこんな状況で……。
え? いえ、そこはダメです、お尻に受け入れても何にもなりません。
即刻やめさせなさい」
「……リンク通信かのう?」
「なんか不穏な感じなんですけど」
ほんの少し、時間は遡る。
家主の老人に覗かれているとも知らず、バンはぎこちない指先をスコールの股に伸ばした。
色素の薄い白い肌がそのまま続く柔らかな皮膚に、一筋のラインが走っている。
「こ、こんな風になっているのか……!」
初めて見るメイデンの股間はバンにとって、まさに衝撃体験であった。
恐る恐る、壊れ物を触るようにラインに触れる。
「あ……」
その様子を赤と青のオッドアイでじっと見つめていたスコールは、主の指が股間に触れて声を漏らした。
「だ、大丈夫か!?」
「ん、へいき、ちょっと、ぴりっとした、だけ」
「そ、そうか。 もっと、触るぞ?」
「うん、どうぞ」
スコールの股間のライン、ぴったりと閉じた秘唇をバンの指先はゆっくりと撫でた。
「ん……く……」
ふにふにと頼りないほど柔らかな部位に、おっかなびっくり指を走らせていると、スコールは眉を寄せて呻くような声を出す。
応じるように、ラインの上部にふっくらとした小さな蕾のような物が隆起してくる。
「ん、なんだこれ……」
好奇心の赴くまま、蕾を摘む。
「ひぅっ!?」
びくんとスコールの背が跳ねた。
「うお!? どうした?」
「び、びりって、した」
スコール自身、驚いたようにマジマジと己の股間を見下ろしている。
「こ、ここか?」
「うん……」
バンは蕾にそっと指先で触れる。
スコールはびくりと身を堅くするが、今度は声を漏らさない。
「い、いじるぞ」
「うん」
メイデンの体はバンのみならず、スコール自身にとっても未知のものだ。
女体という未知を探索すべく、スコールは己の変化を見逃さないように目を見張り、バンは慎重に指先を動かす。
「んっ、くぅっ」
蕾をこねるようにいじると、スコールの口から我慢しきれない声が漏れた。
「びりっとするのか?」
「うん……。 でも、いや、じゃない……。
もっと、さわって、ますたー」
「よ、よし……!」
バンは徐々に固さと大きさを増していく蕾に上から指先を当てると、ぐっと力を入れながらこねた。
「ひあっ、んっ、うぅっ」
「スコール、平気か?」
「うんっ、ますたー、もっとしてっ♡」
甘みの増していく声でねだられたバンは指先に力を込め、蕾を押し潰すように刺激する。
「うあっ♡ あうぅっ♡」
無垢なメイデンの口から紛れもない嬌声が漏れ、ぴったりと閉じた陰唇からは潤滑液が滲み出てくる。
スコールの変化にぐびりと唾を飲んだバンは、乱暴ともいえる手つきで蕾をぐりぐりといじり回した。
「あぅっ♡ ますたー♡ ますたー♡」
とろけそうな掠れ声で主を呼ぶスコールの腰は浮き、かくかくと悶えるように震える。
「メ、メイデンって、こんなになるのか……!」
相棒の痴態に、バンの股間もひときわ固くそそり立っていた。
実の所、異常事態である。
メイデンのCPUは性感センサーからの情報を大幅に劣化させるリミッターが付けられており、普通のメイデンであれば包皮を被ったままのクリトリスをいじられた所で、ここまで乱れる事はない。
その異常性に気づけるヘイゲン老はフィオとキキョウの突撃を受けてモニターから目を離しており、事態を指摘できる者は誰も居なかった。
「はひ、ひうぅ……♡ ま、ますたー、ください。
ますたーの、せいえき、おなかに、ください」
スコールはさらに大きく足を広げ、屈服した犬そのもののポーズで主にねだる。
剥き出しの秘唇はうっすらと口を開き、内側からあふれる液体で艶やかに光っていた。
バンの方とて否やはない。 これ以上いじっていたら、スコールの甘い声だけで出してしまいそうだ。
「よ、よし、行くぞスコール!」
バンは降参の姿勢のスコールに覆い被さる。
身長140センチのSSフレームであるスコールに対し、バンは現在成長中の180センチ。
その差は余りにも大きく、傍目にはバンの巨体で華奢なスコールが押し潰されてしまいそうだ。
猛りたった逸物の切っ先を、ひくひくと震える秘唇に押し当て、バンは唐突な疑問に襲われた。
(は、入るのか、これ?)
二人の体格差もあり、相対的にバンの逸物はスコールにとって大きすぎる巨根だ。
ろくに開いていない秘唇に対して、膨れ上がった亀頭はサイズオーバーにも見える。
(メイデンの股には穴があるっていうけど、この隙間、本当に穴なのか?
なんかもっと、別の受け入れ口があるんじゃないのか?)
この土壇場に及んで、バンは余計な心配をしてしまう。
今にも押し入ろうとした体勢の亀頭を、染み出した潤滑液を頼りにずるりと滑らせる。
「んあっ♡ ま、ますたー♡」
スコールのいぶかしげな声にも構わず、切っ先で彼女の股間を調査するように滑らせていくと、別の穴に先端が引っかかった。
(ここか!)
スコールの腰を捕まえ、ぐっと力を入れる。
スコールは、慌てた。
主以上に性知識に乏しい彼女ではあるが、そこは何か違う気がした。
だが、主は強行しようとしている。
切羽詰まったスコールは、経験豊富な元上位機器へのリンク回線を開いた。
(キキョウねえさま!)
(スコール? なぜこんな状況で……。)
困惑したような上位機器に、スコールは端的に説明した。
(おしりに、せいえきもらっても、だいじょぶですか?)
(え? いえ、そこはダメです、お尻に受け入れても何にもなりません。
即刻やめさせなさい)
キキョウのありがたいお言葉に、スコールは小さく頷く。
「ますたー!」
「お、おう?」
いざ一突きをと構えていたバンはスコールの鋭い声に思わず動きを止めた。
「そこ、おしり、です。
おしりにいれても、なんにも、なりません」
「で、でも、スコールのここ、入るのか?
壊れちゃわないか?」
別の場所を探した主の行動は、スコールの身を気遣ってのものらしい。
スコールの頬が、自然と緩む。
未熟な表情ルーチンがようやくCPUと同期し始めていた。
「だいじょぶ、めいでんは、じょうぶ。
ますたーの、おちんちん、ください」
こうまで言われては、バンも覚悟を決めるしかない。
改めて、秘唇に亀頭の先端をあてがう。
「い、行くぞ……!」
「はい」
両腕で細い腰をがっちりと掴み、ぐっと突き入れる。
柔らかな秘肉は一瞬抵抗するかのように歪み、儚く貫かれた。
一本の筋のようであった秘裂は、バンの大きな亀頭の形に押し広げられる。
「んっ、くぅ」
メイデンに処女膜はない。
しかし、未使用の膣道は膣壁同士がしっかりと重なりあい、肉槍の侵攻を阻む。
「あ♡ あ♡」
バンの亀頭は、みっちり詰まった膣肉を引き裂き、道を作りながら押し通り、己の形を所有物に覚え込ませていく。
純潔を奪われる最中の機械少女はオッドアイの瞳はまん丸に見開かれ、己を貫き真の主になろうとする少年の姿を映し込んでいる。
半ば膣肉を引き裂かれているというのにスコールは痛みも苦痛も感じず、主の所有物にされる喜びと、まともに声も出せなくなるほどの快楽情報だけを感じていた。
「あ あぐぅ……♡」
「スコール、もうちょっとで全部入る、我慢してくれ……!」
サイズが違いすぎる物を突き込んでるのだ、スコールが声も出せないほどに苦しんでいると勘違いしたバンは、焦燥感と肉棒を締め付ける未体験の快楽に眉を寄せながら囁いた。
バンの逸物は、小さなスコールの膣穴を完全に屈服させ制圧していた。
そして、ついにスコールの奥底に、ずんと亀頭が叩きつけられる。
ほっそりとした下腹に、バンの亀頭の形がぼこりと浮かび上がった。
その途端、スコールは甲高い嬌声を発しつつ、大きく仰け反った。
「あ♡ あ♡ ああーーっ♡」
一杯まで広がった秘唇の隙間からは潤滑液が迸るように吹き出し、細い腰はがくがくと痙攣する。
子宮口への打撃はわずか一撃で、ヴァージンメイデンを初めての絶頂へと叩き込み、完全に惑乱させていた。
赤と青のオッドアイは半ば白目を剥いて洗浄液を零し、半開きの唇の端からは涎が垂れている。
なまじ整った容貌をしているだけに、乱れきったその顔とのギャップが激しい。
「う、おぉぉっ」
膣道全体が激しく締め上げ、搾り取ろうかとするような動きで逸物を責められたバンの方もただでは済まない。
絶叫を上げながら、ヴァージンメイデンの膣奥へと精を放つ。
「あ♡ あ♡ あぁぁ♡♡♡」
どくどくと脈打つように注ぎ込まれ、スコールの子宮ユニットはその機能を目覚めさせた。
熱い精液の遺伝子情報を登録し、初めて受け入れたこの男こそが己の主であるとマスターパーティションポイントを割り振る。
この瞬間、名実ともにバンはスコールのマスターとなった。
スコールは身を焦がすような激しい絶頂の波にさらされながらも微笑み、震える手で主の頬を撫でた。
「ま、ますたー、これで、あなたは、わたしの、ますたー」
幸せそうに呟き、スコールは動きを止めた。
「ど、どうなってんの、スコール、動かなくなっちゃったよ!」
なし崩し的に出歯亀が続行されてしまったヘイゲン老の私室で、フィオは慌て声を上げる。
モニターの中では動かなくなったスコールに驚き、バンが必死で揺すっている。
「……シャットダウン、してますね、あの子」
「シャットダウン?」
「はい、情報過多の余りにCPUが耐えられなくなった場合、一時的に機能を落としてCPUへのダメージを防ぐんです」
キキョウの解説にフィオは驚きの声をあげる。
「って事は、スコールはCPUが耐えれなくなるくらいに、いかされちゃったって事?
バンすげえ、今度からバンさんって呼ばないと……」
ふと気づき、キキョウに質問する。
「キキョウさんはシャットダウンしたことあるの?」
「……ありません」
メンテナンス中のヘイゲン老の悪戯でシャットダウンさせられた事はあるのだが、その事実はキキョウのメモリーには記録されていない。
キキョウを密かにシャットダウンさせていた元凶の方は、腕組みをしたまま無言でモニターを見つめていた。
ようやく、ヘイゲン老もスコールの異常性に気づいていた。
彼女には、他のメイデンにある性感センサーへのリミッターがない。
他のメイデンに比べると数十倍も敏感な体を持っていると言っていい。
マペット用にデチューンされた際に、リミッターがオミットされたのだろう。
とはいえ、ヘイゲン老はこの事実を口にする事はできなかった。
性感センサーへのリミッターはハッキングで知り得た情報だ。
それを知る事自体が、罪に問われる可能性もある。
フィオとキキョウはそれなりに融通の利く相手だが、それに甘えてしまうほどこの古狸は迂闊ではなかった。
「……やれやれ、スコールちゃんは随分いやらしい子なんじゃのう」
ことさらにスケベ爺丸出しの口調でスコール個人の問題に納めてしまう。
保身に関しては決して油断しない事が、老人になるまで彼を生き延びさせてきたのである。
もっとも、スケベ爺成分も彼の本質ではあるのだが。
「しかし、そろそろ起こしてやらんとバン坊が泣きわめくぞ。
キキョウちゃん、リンク繋がってるなら起こしてやっとくれ」
モニターの中で半泣きになりながらスコールを揺さぶるバンの姿にキキョウは頷いた。
「スコール、起きなさい」
リンク回線越しに上位機器に起動ルーチンを叩かれ、スコールは意識を回復した。
「スコール! しっかりしろ、おい!」
「ますたー、ごめん、なさい、しゃっとだうん、してました」
ようやく聞けたスコールの声にバンは息を呑むと、ぎゅっと小さな頭を抱きしめた。
「びっくりした……。 やりすぎて壊れちまったかと思ったよ」
「ますたーの、おちんちんで、こわされるなら、いいかも……」
スコールの言葉に、バンは驚いて彼女の顔を見下ろした。
頬を桜色に染めた少女人形の顔には、先ほどまでの無垢と違って、明確な色がある。
激しい絶頂の味を知ってしまったのだ。
「ば、馬鹿な事言うなよ……」
そっぽを向いて言いつつも、少々の誇らしさがバンの胸に沸き起こる。
メイデンのリミッターや、それがスコールに備わってないことなど全く知らないバンにとって、激しく乱れるスコールの艶姿を引き出したのが自分であるという事は、男としての自信に繋がっていた。
未だスコールの膣内に突きたったままの肉棒が、ムクムクと力を取り戻してく。
「あっ♡」
己の中で堅くなっていく主の分身に、スコールは声を上げる。
明らかに喜びの色が混ざっていた。
「お前、さっきまで何にも知らなかったくせに……。
急にスケベになりすぎだろう」
「だって、しらなかったもの。
ますたーが、こんなに、きもちいいこと、してくれるって」
言いながら、主の汗ばんだ胸板の臭いを嗅ぎ、ぺろりと舐める。
「うん、ますたー、しょっぱい。
せいえきは、にがい、けど」
オッドアイで上目遣いに眺め、たどたどしく囁く。
「もっと、にがいの、おなかにのませて?」
バンはぐびりと唾を呑むと、細い両足首を捕まえて大きく割り開いた。
己が貫いている場所を剥き出しにして、深く腰を突き込む。
「はうぅっ♡」
「たっぷり呑ませてやるよ、お前の子宮ユニットがパンパンになるくらい!」
「うん!」
嬉しげに微笑んだスコールは、ふと己の目尻からこぼれる水滴に気づき、指先で拭った。
先ほど、激しく絶頂した際に流れ落ちた洗浄液だ。
「ますたー、ほんと、だね」
「うん?」
「うれしく、ても、なみだ、でるね」
微笑む相棒が愛しく、バンは頷いて腰の動きを早めた。
「おおぅ……」
ベッドの端に座ったバンは幸福を噛みしめる余り、思わず感涙しそうになっていた。
両足の間に跪いた愛らしいメイデンが、小さな口一杯に肉棒を頬張っている。
かつて覗き見した、フィオとキキョウがやっていた行為の再現だ。
「ぷぁ……ますたー、だいじょぶ?
おちんちん、いたい?」
バンの逸物を小さな口から放し、スコールは主をオッドアイの瞳で見上げた。
思わず目頭を押さえたバンを心配しているのだ。
「いや、大丈夫、これは違うから」
「いたいと、なみだ、でるんじゃ、ないの?」
「嬉しくても泣けてくるんだよ」
「うれしい? わたしが、おちんちん、なめると、うれしい?」
「いや、そうだけど、そうじゃなくて」
バンは苦笑しながら、不思議そうに見上げてくるスコールの頭を撫でた。
耳のように跳ねた金髪が、弾みでぴこぴこと動く。
「お前がメイデンになって、俺に尽くしてくれることが嬉しくてさ」
「うん、つくす。 だから、おちんちん、なめる」
スコールは決然と頷くと、再度逸物に挑みかかった。
「あぐ」
体格がいいだけにバンの持ち物はかなりの逸品である。
スコールは小さな口を精一杯に開けて、主の肉棒を奥まで押し込んだ。
「く……」
バンの口から声が漏れる。
歯が当たってちょっと痛い。
男に尽くすために製造された存在であるメイデンには、奉仕用のプロトコルが予めインストールされている。
だが、特殊な経緯で完成したスコールにはその手のデータは一切入っていない。
今行っているフェラチオも、バンに命じられてやり方を知ったくらいだ。
当然、そこには技量などと言うものは欠片もない。
喉の奥まで肉棒を差し込まれたスコールは、どうすればいいの?とオッドアイを主に向ける。
「えっと、そうだな……さっきみたいに舌を動かしてくれ」
バンの指示に従って、スコールは舌を動かす。
幹に絡めたりなぞったりなどせず、口中で上下に動き、途中の障害物である肉棒に触れるだけの動きだ。
とても性感を引き出すようなものではない。
時折歯も当たって痛いほどだ。
しかし、バンの興奮は異常に高まっていた。
吊り目も可愛らしい、金髪の小さなメイデン。
自分の、自分だけの機械少女が薄い色の唇を一杯に開けて逸物をくわえ込んでいる。
その様子を見下ろすだけで最早達してしまいそうだ。
(いや、まだだ!)
フィオとキキョウの行為を覗き見た時の事を思い出す。
金銭的な問題で性産業に触れる余裕もなかったバンにとって、あの体験はほとんど唯一と言ってもいい性知識だ。
(キキョウさんは胸で挟んでた、俺も胸で……)
スコールの胸を見下ろす。
キキョウと比べると余りにもささやかな隆起しかない。
(とても挟めないか、ならば!)
スコールの頭を両手で掴む。 技量は全然だが、彼女の口腔粘膜自体は絶品だ。
温かく、湿った口内に包まれる感触は堪らない。
ただ、奉仕の動作が劣悪なせいで射精まで至らないだけだ。
ならば、自分で動きをサポートすればいい。
バンはスコールの頭を掴んだ両手を前後に動かした。
「んぶっ!?」
喉奥まで逸物を突っ込まれたまま急に動かされ、スコールは驚きの呻きを漏らした。
一人でしごいて処理する時のように動かせばいいというバンの考えは、彼の知識にないハードなイラマチオを実現させる。
「んっ、ぐっ、んぐぅっ」
口内と喉を蹂躙するかのように陰茎が暴れまわる。
スコールは口から涎混じりの呻きをこぼしつつ、主を見上げた。
「ス、スコールの口ん中っ! すっげえ気持ちいい……!」
スコールの頭を動かす主は、口中粘膜の感触に夢中になっている。
従順なメイデンは主が喜んでいるのならと状況を受け入れ、そのままオナホ扱いに甘んじた。
「くぅっ!」
「んぶっ!?」
口中にぶちまけられたバンの精液は、肉棒に占拠されて狭まったスコールの口内容量をあっと言う間に越える。
飲食の機能がないマペットのCPUであったスコールは、とっさに呑み干す判断を下せず、限界の余り口を開いてしまった。
「ぷぁっ!?」
スコールの唇から未だそそり立ったままの肉棒がずるんと抜け、涎混じりの精液が口からこぼれ落ちる。
「うおぉ……」
最後の刺激を受けたバンは、竿の中の残り汁も噴き出し、スコールの顔を汚していく。
「うぁ……ますたー、ごめん、なさい……」
顔中精液で汚し、口元から白濁液を滴らせた金髪のメイデンは、オッドアイを伏せ主に謝罪した。
「え、なんで謝るんだ。 俺の方こそ汚しちまって……」
しょんぼりと謝るスコールにバンの方が慌ててしまう。
「ますたーの、せいえき、こぼしちゃった。
わたしの、おなかに、いれないといけないのに」
「……いや、口から入れるんじゃないよ、股から入れるんだ」
「じゃあ」
スコールはベッドの上にころんと転がった。
大きく両足を広げて股間をさらけ出し、精液まみれの顔をこてんと傾げながら、主に言う。
「おなかのなか、いれて?」
「初手からイラマチオとは、バン坊め、なかなかにドSじゃのう!
見所のある奴よ!」
自室のモニターで初々しい睦み事を行う新米主従の様子を覗き見ながら、ヘイゲン老は上機嫌でビールを啜る。
バンとスコールが睦みあう部屋は、ヘイゲン整備工場の居住区内にある、仮眠室だ。
スコールが起動した後、工場を辞しようとしたバンにヘイゲン老は声を掛けたのだ。
部屋を貸すから、スコールに精を注いでおけと。
未だ正式な主を登録したことのないスコールはヴァージンメイデンである。
誰にも汚されていないその子宮ユニットは、最初に精を注ぎ込んだ男を無条件にマスター認定する。
万が一、帰宅途中に暴漢にでも襲われ、その男がスコールの子宮ユニットに精を注ぎ込んだなら。
スコールは見ず知らずの男をマスターと呼び、着いていってしまうであろう。
そう脅かされたバンに選択肢はなかった。
そもそも、帰る家もないのだ。
コフィンは二人で入るには狭すぎるし、軽トラの運転席で初体験というのもあんまり過ぎる。
ホテルに一晩泊まるかと考えていた所なので、仮眠室の提供はバンにとってもありがたい話であった。
当然、カメラで覗かれている等とは思ってもいなかったが。
モニターの中のバンは恐る恐るといった風情で、大きく開かれたスコールの足の付け根に指を這わせている。
壊れ物を扱うように慎重な手つきはまさに童貞丸出しで、ヘイゲン老は楽しげに頷きながらビールを呷った。
「うむうむ、判るぞバン坊。
どこから触っていいものやら、どれくらいの強さで触っていいものやら、まるで判らんもんよのう」
若き少年の不器用さを肴にビールが進む。
「いささかと言わず、趣味が悪すぎませんか?」
お楽しみのヘイゲン老の背に冷たいを通り越して氷点下の声が掛かり、ビール片手の老人は凍り付いた。
「キ、キキョウちゃん!?」
振り返れば、戸口に腕組みをしたメイデンと目元を抑えているその主が居た。
「いや、爺さん、こりゃないよ。
僕も余所がどういう風にいちゃついてるのかなーとか気になるけどさぁ、初めての所を盗撮とかちょっとアウトすぎない?」
「許しがたいですね、端的に言って」
「ま、待った! 防犯カメラだから! わざと盗撮しようとかそういうつもりじゃないから!」
「ほんとにぃ?」
フィオのねめつけるような視線に、ヘイゲン老をそっぽを向いて片手のビールを口に運んだ。 空だ。
「とにかく、すぐにカメラを止めてください。
道義的にも問題ですし、リンクを結んだスコールは私にとって妹のようなもの。
彼女の初めてを晒し者にするわけには行きません」
「うぅ、いい所なんじゃがのう……」
モニターの中では、小さな少女人形に大柄な少年が押し潰すかのように覆い被さり、まさに貫こうとしているタイミングであった。
「おぉこれは……いや、やっぱダメだよ、爺さん!」
「そうです、すぐに……」
不意にキキョウは言葉を止めた。 虚空を見上げる。
「スコール? なぜこんな状況で……。
え? いえ、そこはダメです、お尻に受け入れても何にもなりません。
即刻やめさせなさい」
「……リンク通信かのう?」
「なんか不穏な感じなんですけど」
ほんの少し、時間は遡る。
家主の老人に覗かれているとも知らず、バンはぎこちない指先をスコールの股に伸ばした。
色素の薄い白い肌がそのまま続く柔らかな皮膚に、一筋のラインが走っている。
「こ、こんな風になっているのか……!」
初めて見るメイデンの股間はバンにとって、まさに衝撃体験であった。
恐る恐る、壊れ物を触るようにラインに触れる。
「あ……」
その様子を赤と青のオッドアイでじっと見つめていたスコールは、主の指が股間に触れて声を漏らした。
「だ、大丈夫か!?」
「ん、へいき、ちょっと、ぴりっとした、だけ」
「そ、そうか。 もっと、触るぞ?」
「うん、どうぞ」
スコールの股間のライン、ぴったりと閉じた秘唇をバンの指先はゆっくりと撫でた。
「ん……く……」
ふにふにと頼りないほど柔らかな部位に、おっかなびっくり指を走らせていると、スコールは眉を寄せて呻くような声を出す。
応じるように、ラインの上部にふっくらとした小さな蕾のような物が隆起してくる。
「ん、なんだこれ……」
好奇心の赴くまま、蕾を摘む。
「ひぅっ!?」
びくんとスコールの背が跳ねた。
「うお!? どうした?」
「び、びりって、した」
スコール自身、驚いたようにマジマジと己の股間を見下ろしている。
「こ、ここか?」
「うん……」
バンは蕾にそっと指先で触れる。
スコールはびくりと身を堅くするが、今度は声を漏らさない。
「い、いじるぞ」
「うん」
メイデンの体はバンのみならず、スコール自身にとっても未知のものだ。
女体という未知を探索すべく、スコールは己の変化を見逃さないように目を見張り、バンは慎重に指先を動かす。
「んっ、くぅっ」
蕾をこねるようにいじると、スコールの口から我慢しきれない声が漏れた。
「びりっとするのか?」
「うん……。 でも、いや、じゃない……。
もっと、さわって、ますたー」
「よ、よし……!」
バンは徐々に固さと大きさを増していく蕾に上から指先を当てると、ぐっと力を入れながらこねた。
「ひあっ、んっ、うぅっ」
「スコール、平気か?」
「うんっ、ますたー、もっとしてっ♡」
甘みの増していく声でねだられたバンは指先に力を込め、蕾を押し潰すように刺激する。
「うあっ♡ あうぅっ♡」
無垢なメイデンの口から紛れもない嬌声が漏れ、ぴったりと閉じた陰唇からは潤滑液が滲み出てくる。
スコールの変化にぐびりと唾を飲んだバンは、乱暴ともいえる手つきで蕾をぐりぐりといじり回した。
「あぅっ♡ ますたー♡ ますたー♡」
とろけそうな掠れ声で主を呼ぶスコールの腰は浮き、かくかくと悶えるように震える。
「メ、メイデンって、こんなになるのか……!」
相棒の痴態に、バンの股間もひときわ固くそそり立っていた。
実の所、異常事態である。
メイデンのCPUは性感センサーからの情報を大幅に劣化させるリミッターが付けられており、普通のメイデンであれば包皮を被ったままのクリトリスをいじられた所で、ここまで乱れる事はない。
その異常性に気づけるヘイゲン老はフィオとキキョウの突撃を受けてモニターから目を離しており、事態を指摘できる者は誰も居なかった。
「はひ、ひうぅ……♡ ま、ますたー、ください。
ますたーの、せいえき、おなかに、ください」
スコールはさらに大きく足を広げ、屈服した犬そのもののポーズで主にねだる。
剥き出しの秘唇はうっすらと口を開き、内側からあふれる液体で艶やかに光っていた。
バンの方とて否やはない。 これ以上いじっていたら、スコールの甘い声だけで出してしまいそうだ。
「よ、よし、行くぞスコール!」
バンは降参の姿勢のスコールに覆い被さる。
身長140センチのSSフレームであるスコールに対し、バンは現在成長中の180センチ。
その差は余りにも大きく、傍目にはバンの巨体で華奢なスコールが押し潰されてしまいそうだ。
猛りたった逸物の切っ先を、ひくひくと震える秘唇に押し当て、バンは唐突な疑問に襲われた。
(は、入るのか、これ?)
二人の体格差もあり、相対的にバンの逸物はスコールにとって大きすぎる巨根だ。
ろくに開いていない秘唇に対して、膨れ上がった亀頭はサイズオーバーにも見える。
(メイデンの股には穴があるっていうけど、この隙間、本当に穴なのか?
なんかもっと、別の受け入れ口があるんじゃないのか?)
この土壇場に及んで、バンは余計な心配をしてしまう。
今にも押し入ろうとした体勢の亀頭を、染み出した潤滑液を頼りにずるりと滑らせる。
「んあっ♡ ま、ますたー♡」
スコールのいぶかしげな声にも構わず、切っ先で彼女の股間を調査するように滑らせていくと、別の穴に先端が引っかかった。
(ここか!)
スコールの腰を捕まえ、ぐっと力を入れる。
スコールは、慌てた。
主以上に性知識に乏しい彼女ではあるが、そこは何か違う気がした。
だが、主は強行しようとしている。
切羽詰まったスコールは、経験豊富な元上位機器へのリンク回線を開いた。
(キキョウねえさま!)
(スコール? なぜこんな状況で……。)
困惑したような上位機器に、スコールは端的に説明した。
(おしりに、せいえきもらっても、だいじょぶですか?)
(え? いえ、そこはダメです、お尻に受け入れても何にもなりません。
即刻やめさせなさい)
キキョウのありがたいお言葉に、スコールは小さく頷く。
「ますたー!」
「お、おう?」
いざ一突きをと構えていたバンはスコールの鋭い声に思わず動きを止めた。
「そこ、おしり、です。
おしりにいれても、なんにも、なりません」
「で、でも、スコールのここ、入るのか?
壊れちゃわないか?」
別の場所を探した主の行動は、スコールの身を気遣ってのものらしい。
スコールの頬が、自然と緩む。
未熟な表情ルーチンがようやくCPUと同期し始めていた。
「だいじょぶ、めいでんは、じょうぶ。
ますたーの、おちんちん、ください」
こうまで言われては、バンも覚悟を決めるしかない。
改めて、秘唇に亀頭の先端をあてがう。
「い、行くぞ……!」
「はい」
両腕で細い腰をがっちりと掴み、ぐっと突き入れる。
柔らかな秘肉は一瞬抵抗するかのように歪み、儚く貫かれた。
一本の筋のようであった秘裂は、バンの大きな亀頭の形に押し広げられる。
「んっ、くぅ」
メイデンに処女膜はない。
しかし、未使用の膣道は膣壁同士がしっかりと重なりあい、肉槍の侵攻を阻む。
「あ♡ あ♡」
バンの亀頭は、みっちり詰まった膣肉を引き裂き、道を作りながら押し通り、己の形を所有物に覚え込ませていく。
純潔を奪われる最中の機械少女はオッドアイの瞳はまん丸に見開かれ、己を貫き真の主になろうとする少年の姿を映し込んでいる。
半ば膣肉を引き裂かれているというのにスコールは痛みも苦痛も感じず、主の所有物にされる喜びと、まともに声も出せなくなるほどの快楽情報だけを感じていた。
「あ あぐぅ……♡」
「スコール、もうちょっとで全部入る、我慢してくれ……!」
サイズが違いすぎる物を突き込んでるのだ、スコールが声も出せないほどに苦しんでいると勘違いしたバンは、焦燥感と肉棒を締め付ける未体験の快楽に眉を寄せながら囁いた。
バンの逸物は、小さなスコールの膣穴を完全に屈服させ制圧していた。
そして、ついにスコールの奥底に、ずんと亀頭が叩きつけられる。
ほっそりとした下腹に、バンの亀頭の形がぼこりと浮かび上がった。
その途端、スコールは甲高い嬌声を発しつつ、大きく仰け反った。
「あ♡ あ♡ ああーーっ♡」
一杯まで広がった秘唇の隙間からは潤滑液が迸るように吹き出し、細い腰はがくがくと痙攣する。
子宮口への打撃はわずか一撃で、ヴァージンメイデンを初めての絶頂へと叩き込み、完全に惑乱させていた。
赤と青のオッドアイは半ば白目を剥いて洗浄液を零し、半開きの唇の端からは涎が垂れている。
なまじ整った容貌をしているだけに、乱れきったその顔とのギャップが激しい。
「う、おぉぉっ」
膣道全体が激しく締め上げ、搾り取ろうかとするような動きで逸物を責められたバンの方もただでは済まない。
絶叫を上げながら、ヴァージンメイデンの膣奥へと精を放つ。
「あ♡ あ♡ あぁぁ♡♡♡」
どくどくと脈打つように注ぎ込まれ、スコールの子宮ユニットはその機能を目覚めさせた。
熱い精液の遺伝子情報を登録し、初めて受け入れたこの男こそが己の主であるとマスターパーティションポイントを割り振る。
この瞬間、名実ともにバンはスコールのマスターとなった。
スコールは身を焦がすような激しい絶頂の波にさらされながらも微笑み、震える手で主の頬を撫でた。
「ま、ますたー、これで、あなたは、わたしの、ますたー」
幸せそうに呟き、スコールは動きを止めた。
「ど、どうなってんの、スコール、動かなくなっちゃったよ!」
なし崩し的に出歯亀が続行されてしまったヘイゲン老の私室で、フィオは慌て声を上げる。
モニターの中では動かなくなったスコールに驚き、バンが必死で揺すっている。
「……シャットダウン、してますね、あの子」
「シャットダウン?」
「はい、情報過多の余りにCPUが耐えられなくなった場合、一時的に機能を落としてCPUへのダメージを防ぐんです」
キキョウの解説にフィオは驚きの声をあげる。
「って事は、スコールはCPUが耐えれなくなるくらいに、いかされちゃったって事?
バンすげえ、今度からバンさんって呼ばないと……」
ふと気づき、キキョウに質問する。
「キキョウさんはシャットダウンしたことあるの?」
「……ありません」
メンテナンス中のヘイゲン老の悪戯でシャットダウンさせられた事はあるのだが、その事実はキキョウのメモリーには記録されていない。
キキョウを密かにシャットダウンさせていた元凶の方は、腕組みをしたまま無言でモニターを見つめていた。
ようやく、ヘイゲン老もスコールの異常性に気づいていた。
彼女には、他のメイデンにある性感センサーへのリミッターがない。
他のメイデンに比べると数十倍も敏感な体を持っていると言っていい。
マペット用にデチューンされた際に、リミッターがオミットされたのだろう。
とはいえ、ヘイゲン老はこの事実を口にする事はできなかった。
性感センサーへのリミッターはハッキングで知り得た情報だ。
それを知る事自体が、罪に問われる可能性もある。
フィオとキキョウはそれなりに融通の利く相手だが、それに甘えてしまうほどこの古狸は迂闊ではなかった。
「……やれやれ、スコールちゃんは随分いやらしい子なんじゃのう」
ことさらにスケベ爺丸出しの口調でスコール個人の問題に納めてしまう。
保身に関しては決して油断しない事が、老人になるまで彼を生き延びさせてきたのである。
もっとも、スケベ爺成分も彼の本質ではあるのだが。
「しかし、そろそろ起こしてやらんとバン坊が泣きわめくぞ。
キキョウちゃん、リンク繋がってるなら起こしてやっとくれ」
モニターの中で半泣きになりながらスコールを揺さぶるバンの姿にキキョウは頷いた。
「スコール、起きなさい」
リンク回線越しに上位機器に起動ルーチンを叩かれ、スコールは意識を回復した。
「スコール! しっかりしろ、おい!」
「ますたー、ごめん、なさい、しゃっとだうん、してました」
ようやく聞けたスコールの声にバンは息を呑むと、ぎゅっと小さな頭を抱きしめた。
「びっくりした……。 やりすぎて壊れちまったかと思ったよ」
「ますたーの、おちんちんで、こわされるなら、いいかも……」
スコールの言葉に、バンは驚いて彼女の顔を見下ろした。
頬を桜色に染めた少女人形の顔には、先ほどまでの無垢と違って、明確な色がある。
激しい絶頂の味を知ってしまったのだ。
「ば、馬鹿な事言うなよ……」
そっぽを向いて言いつつも、少々の誇らしさがバンの胸に沸き起こる。
メイデンのリミッターや、それがスコールに備わってないことなど全く知らないバンにとって、激しく乱れるスコールの艶姿を引き出したのが自分であるという事は、男としての自信に繋がっていた。
未だスコールの膣内に突きたったままの肉棒が、ムクムクと力を取り戻してく。
「あっ♡」
己の中で堅くなっていく主の分身に、スコールは声を上げる。
明らかに喜びの色が混ざっていた。
「お前、さっきまで何にも知らなかったくせに……。
急にスケベになりすぎだろう」
「だって、しらなかったもの。
ますたーが、こんなに、きもちいいこと、してくれるって」
言いながら、主の汗ばんだ胸板の臭いを嗅ぎ、ぺろりと舐める。
「うん、ますたー、しょっぱい。
せいえきは、にがい、けど」
オッドアイで上目遣いに眺め、たどたどしく囁く。
「もっと、にがいの、おなかにのませて?」
バンはぐびりと唾を呑むと、細い両足首を捕まえて大きく割り開いた。
己が貫いている場所を剥き出しにして、深く腰を突き込む。
「はうぅっ♡」
「たっぷり呑ませてやるよ、お前の子宮ユニットがパンパンになるくらい!」
「うん!」
嬉しげに微笑んだスコールは、ふと己の目尻からこぼれる水滴に気づき、指先で拭った。
先ほど、激しく絶頂した際に流れ落ちた洗浄液だ。
「ますたー、ほんと、だね」
「うん?」
「うれしく、ても、なみだ、でるね」
微笑む相棒が愛しく、バンは頷いて腰の動きを早めた。
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