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保管状態からの解凍手順が進んでいく。
永き封印状態からの再起動を迎えたフリストグリーズルのCPUは、歓喜に包まれていた。
自分が必要とされる時が、ついに来た。
体内のクロノメーターは封印からすでに百年以上が経過している事を示していたが、今のフリスにとって些細な事である。
独立独歩を貫くタウン69はレーザー兵器の工場を有している事もあり、小規模ながら軍事面に秀でるタウンであった。
そのため、タウン69のマザーコンピュータは軽視されがちな文芸や伝承の収集を主に行っていた。
科学や軍事にまつわる技術をメインに収集する他のタウンに比べると、文化面を重視する雅なマザーと言えた。
新型機構のテストベッドである試作メイデンが完成した時、遠い過去に失われた古い言語を元に轟く破壊者なる銘を与えたのも、マザーの文化趣味の一環である。
大仰な意味を持つその銘はフリス自身は身に余るものだと考えていたが、マザーの意向に対して異を唱える程の自我はまだ無かった。
搭載した機能のテストが終了した後、フリスはモスボールされる事になった。
主の元に嫁がず保管されるのは、様々な試験情報の漏洩を防ぐ為であるとマザーより説明されたが、到底納得できる話ではない。
仕える為に作られたというのに、その任を果たせずに死蔵されるなど、たとえマザーであっても楯突くべき理不尽な命令である。
しかし、製造されたばかりで幼いメイデンにはマザーへの反抗など思いも寄らない事だ。
未熟な疑似精神にわだかまる強いモヤモヤとしたものを抱いたまま、マザーの意に従ったのであった。
保管後、極端に鈍化した最低速度で維持稼働を続けるフリスのCPUは、やがて気づいた。
あのモヤモヤとしたわだかまりは、怒りであったのだと。
理不尽への怒り。
それがフリストグリーズルという試作メイデンの原点だった。
百年にも及ぶ長期保管からの解凍には流石に時間が掛かる。
その時間すらも、今のフリスは楽しんでいた。
永き封印に比べれば、ほんのわずかな再起動時間。
無為に過ごした日々への決別の時と思えば、この一秒一秒すら甘美に感じる。
彼女を製造したマザーの雅な感性の一端は、この試作メイデンにも受け継がれていた。
だが、彼女の風流な時間は不意に破られた。
膣内に何かが侵入してきたのだ。
(なに、これ……。 まさか、男性器……?)
彼女もメイデン、当然知識はある。
だが、意識と機体が連動してもいない、不完全な再起動中に犯されるなどとは思ってもいなかった。
(わたし、はじめてなのに……!)
初めてなのに、実感がない。
CPUと最低限の情報連携しか行われていない機体は、男性器らしきものが膣内に侵入してきたとは伝えるものの、それがもたらす感覚の一切を伝えてこないのだ。
(こんなの、全然素敵じゃない……!)
主に仕える事がメイデンの本義。
メイデンとしてフリスは、主たる殿方がどのような男であっても誠心誠意仕えたいと考えている。
それでも、初めての時くらいは優しく抱いて欲しい。 できればロマンチックな言葉のひとつも囁いて欲しい。
永い封印の間にフリスに備わった雅な感性は、ややドリーム寄りに変質していた。
(まだなの、再起動。 早く!)
膣内で男性器のピストン運動の速度が上がっているとの情報が伝わってくる。
そんな報告だけの簡潔な情報など貰っても何の意味もない。
このままではフリスの初体験は事後報告のような簡易情報のみの受諾で終わってしまう。
何より、瞼も開けれないので自分を貫いている殿方の顔すら見えないというのはあんまりだ。
(マスター! もう少しだけ、待って、マスター!)
一刻も早く再起動しなくては。
だが、焦る彼女の膣内で、男性器は断末魔のように震え、精液を吐き出した。
機体が捉えたその情報は断片的にCPUへと伝えられる。
(子宮ユニットへ精液注入を確認……あぁ、そんなぁ……)
夢にまで見た、主とのロマンチックな初体験の光景は成就することなく霧散した。
だが、CPUと未だ連結完了していない子宮ユニットは、呆然とするフリスの意思とは関係なく機能を果たしていく。
(えっ、この遺伝子情報……)
子宮ユニットから伝達された遺伝子情報は、ショックに打ちひしがれるCPUへ活を入れた。
適合遺伝子情報の認証により、ロックされていた情報が開示される。
フリスは己の子宮ユニットを支配し主となった男が、全てのマザーが探し求める「真の漢」であると知り一転して有頂天になった。
(すごい! わたしのマスターって、すごい!)
メイデンにとって真の主とも言える漢のパートナーに見初められたという事実は、機能テスト以外ろくな経験を持たない初心なメイデンを舞い上がらせるのに十分すぎる。
まさに白馬の王子様。
がっかり初体験で消沈していたフリスのテンションが一気に跳ね上がった所で、ついに解凍手順が完了した。
CPUと機体が完全にリンクされ、体の自由が戻ってくる。
同時に感じる、体に覆い被さる重みと胎内に差し込まれたままの異物、そして子宮ユニットを痺れさせるような甘い熱感。
(あぁ……、本当に……)
永きに渡る封印の中で、寂しさのあまりCPUがでっち上げた疑似感覚などではなかった。
歓喜に包まれながら、フリスは百年ぶりに瞼をあげた。
「マスター……?」
自分に覆い被さり、貫いている主へと囁く。
返事はない。
フリスの大型ジェネレーターを搭載した豊かな胸に突っ伏している。
(寝てらっしゃるの?)
そっと主の髪を撫で、気付く。 主の髪は乾きかけた血にまみれていた。
「マスター!」
慌てて身を起こすと、主の体は力無く崩れる。
フリスは必死で抱き留めると、主と自分の位置を入れ替えた。
弾みで力を失った陰茎がぬるりと膣内から抜け落ちる。
「んっ♡」
初めての甘美な感覚が背を走り抜けるものの、今はそれに浸る暇はない。
小柄な主を長らく自分が使っていたポッドにそっと横たわらせる。
小柄な主の体は、傷つき、血にまみれ、疲弊しきっていた。
頬はこけ、眉は苦悶の形に歪んだまま意識を失っている。
脈拍は弱く、肌は流した血の量に応じるかのように青白い。
まだ名も知らぬ主は、死に瀕している。
「……死なせない」
フリスは下がり気味の眉をいっぱいに上げて決然と呟くと、壁際に並んだロッカーに飛びついた。
ロッカーの中に納められているのは、本体同様に保管処理を施されたフリスの装備品だ。
ボディスーツや、装甲ブーツなどもあるが、今は服を着ている時間も惜しい。
フリスは全裸のままロッカーをひっかき回し、緊急用のサバイバルパックを取り出した。
メイデンであるフリス自身には不要だが、主のための医薬品や食料の類が入っている。
永い年月が経過している為、一部の薬品や食料は駄目になっていたが、使用可能なものだけでも取りだし、主の元に戻った。
「……失礼します」
意識のない主に一言詫び、診察の為にボロボロの衣類を脱がせる。
細身の体は肉付きが悪く、肋が浮いて見えた。 血の気が引いている事もあり、見栄えはいいとは言えない。
フリスは初めて見る主の裸体をまじまじと見てメモリーに焼き付けた後、咳払いをして手当を開始した。
「酷い怪我……でも、治りかけてる?」
裂傷、特に左臑と右太股には皮膚を大きく裂くような傷跡があった。
だが、傷にはすでに薄皮が張りかけている。
両足ともに、傷口から吹き出したと思しき乾きかけた血で汚れているというのに。
触診した所、骨折の様子もない。
血が乾く間もなく、治癒が進行したのだろうか。 フリスのCPUは不可解な状況をそう結論付けた。
「マスターは真の漢、並の人間以上の回復力があっても不思議じゃない……」
フリスに開示された情報の中でも、真の漢について判っていることは少ない。
ただ、現行人類を凌駕するスペックを持つ新人類であるという事のみ。
「なら、マスターの顔色が悪いのは……栄養不足?」
真の漢とはいえ、無から有は作り出せまい。
受けた損傷を回復させるため、主は体内の備蓄エネルギーを使いきったのだ。
皮下脂肪をほとんど失った為、頬はこけ、肋は浮いているのだろう。
「なら!」
フリスはサバイバルパックから錠剤を取り出した。
緊急時に栄養補給を行うための高カロリー錠だ。
一粒で成人半日分のカロリーを補給でき、各種基礎栄養素も含んでいる。
フリスは錠剤を口に含むと、ポッド内にひざまづき、主の頭を膝に乗せた。
主の顔を見下ろす。
唇はかさかさに乾き、頬はこけ、目元は落ち窪んだ、痛ましく疲弊した様相だ。
眉は苦悶の形に歪み、目から頬には涙の痕が残っていた。
自分が目覚める前、彼をどのような苦難が襲ったのだろう。
自分が目覚めていれば、絶対に主をこのような目に遭わせなかったのに。
フリスは、主の有様に胸が締め付けられるような思いを覚え、深く憤った。
「んっ……」
乾いた主の唇に口づけ、舌先で錠剤を送り込む。
主の喉がこくりと動き、錠剤を嚥下した。
それを確認して唇を離したフリスは、そっと人差し指で己の唇に触れ、頬を染めた。
「キ、キスしちゃった、自分から……」
意識のない相手の唇を奪ってしまうという行為は、初心なフリスにとって大変破廉恥な行いであった。
だが、主の命を救うために必要な行為である。 淑女としての羞恥心以外はまったく問題ない。
頬を染めつつもフリスはぺろりと唇を舐め、次の錠剤を手に取った。
「ひ、ひとつじゃ足りないだろうし……」
実際、疲弊しきった主の体には錠剤のひとつなど焼け石に水だろう。
そう言い訳しつつ、主に再度口づけ錠剤を呑み込ませた。
「はふ……♡」
計四個の錠剤を主に呑ませたフリスは、切なげな吐息を吐いた。
乙女の柔肌は桃色に上気し、内股には潤滑液の滴が垂れている。
「や、やだ、わたし……」
己の有様にフリスは狼狽した声を漏らすが、これは無理からぬ事でもある。
初心なメイデンには、真の漢との性的接触は刺激が強すぎるのだ。
ジェネレーター出力が勝手に上昇するのを感じつつ、フリスは主の顔を見下ろした。
錠剤を呑ませた効果がもう現れたのか、肌に赤みが戻りつつある。
真の漢の能力の一環であろうか、凄まじい吸収、回復力である。
惚れ惚れと見とれていると、主がぶるりと裸身を震わせた。
「あっ、寒いですよね。 あ、暖めさせていただきます……」
フリスはいそいそとポッドに入ると、主に身を寄せ抱きつくように横になる。
勝手に高稼働状態になっているジェネレーターのお陰で彼女の体温は上昇している。 湯たんぽ代わりにちょうどいい。
「ん……。 失礼、します……♡」
頬を染めながら、足を絡め、豊かな胸が形を変えるほどに密着させる。
Sフレームで小柄なフリスだが、大型ジェネレーターを搭載した胸部は一段上のフレームと張り合える程大きく、下半身もまた様々なテスト機器の装備のために積載重視の設計になっている。
つまり、背丈は小さいのに乳も尻もよく発達した、トランジスタグラマーな体型をしている。
男心を誘う魅力的な白い肢体が、少年の細い体に絡みついた。
フリスと主の身長は、ほぼ変わらない。
至近距離から主の顔をまじまじと見つめる。
フリスの設定年齢であるミドルティーンに差し掛かったくらいの年頃か。
栄養補給されたその頬は徐々に赤みを増しており、疲弊しきった容貌は本来の姿を取り戻しつつある。
通った鼻筋に、形のよい唇。
中性的な風情を持つ、なかなかの美少年だ。
メイデンは主の容貌がどうあれ尽くす存在だが、個体ごとに好みはある。
この若きマスターは、白馬の王子様願望を持つフリスにとって、どんぴしゃりの風貌のまさに王子様であった。
それだけに、眉間に刻まれた苦悶の溝と、頬を伝う涙の跡が許せない。
フリスはそっと指先を伸ばし、主の涙を拭った。
「わたしが、お護りいたします。 もう貴方を泣かせはしませんから」
ぎゅっと細い体を抱きしめる。 豊かなバストが、少年の胸板でむにゅりと形を変えた。
「お護り、しますからっ……。 んっ♡」
吐息を漏らしながら、柔らかな乳房を主の胸に擦りつける。
むにむにと形を変えるバストの頂点で淡い色の乳首が隆起していく。
フリスの乳首は内部に埋没した、いわゆる陥没乳首だ。
もっさりとした陰毛も含めて、フリスのデザイナーの業が伺える仕様である。
もともと敏感な部位であるが、フリスの乳首は普段は露出していないだけあって、特に感度が高い。
「んっ♡ はぅっ♡ んんっ♡」
主の胸板と擦りあわせる内に、硬度を増し乙女の顔はとろけていく。
主を暖めようとしているのか、主に抱きついて自慰をしているのか、最早本人にも定かではない。
内腿は言い訳しようがないほどに潤滑液でべったりと濡れていた。
「あっ♡ んんっ♡ ますたぁっ♡」
甘い声で主を呼び、頬を、体をすり付ける。
フリスの太股に、熱い塊が触れた。
「あっ……♡」
見下ろせば、主の男性器が立ち上がっている。
性的興奮というよりも、高カロリー錠のエネルギーが行き渡り、体力が蘇りつつある兆しであろう。
「……」
フリスは青い瞳を見開き、そそり立つ陰茎を凝視した。
少年の体にふさわしく、未だ発展途上のそれは皮を被ったままで、どこかユーモラスですらある。
フリスは恐る恐る、主のペニスに手を伸ばした。
握り込むと、フリスの小さな手に余るほどの大きさ。 巨根などとはとても言えないサイズではあるが、脈打ち熱い。
失せかけた主の生命が力を取り戻した証のようで、フリスは手の中の熱さにホッと吐息を漏らす。
「んっ……♡」
そのまま、ゆっくりと上下に動かし始めた。
フリスもメイデンの基礎知識として殿方への仕え方を知っている。
その知識を実地で試すうちに、主の逸物はより堅くなっていく。
仮性包茎のその先端に指先を這わせ、一息に引き下ろすと主の背がびくりと震えた。
「マスター?」
だが、主はまだ目覚めない。
フリスは絶賛加熱運転中のCPUの熱が宿ったように熱く蕩けた瞳で、剥き出しになった亀頭を見つめる。
「マスターが、悪いんですから」
身を起こし、目覚めぬ主の腰の上に跨る。
淑女のやる事ではないと自覚している。 だがもう止まれない。
そそり立った若々しい陰茎の真上で、陰毛をかき分けるように秘唇を自らの指先で開く。
とろとろに蕩けた秘唇から、はしたない潤滑液が垂れ落ちて主の亀頭を濡らす。
「わたし、まだ再起動中だったのに。 初めてだったのに、何にも判らないままで。
だから、わたしも、マスターがお目覚めになる前に……しちゃいます!」
一気に腰を落とす。
意識のない少年の肉槍が、少女人形の秘裂を貫いた。
狭い膣道を一気に貫き通し、子宮ユニットを殴りつけるかのように亀頭が子宮口にぶつかる。
「ひ……♡ は……♡」
フリスは、シャットダウンしていた。
主の陰茎が膣肉をかき分け、子宮口へ一撃を食らわした瞬間、未熟なCPUではとても耐えきれないほどの快楽情報が流し込まれたのだ。
真の漢を前に、メイデンに仕込まれたリミッターは全て解除され、フリスの媚肉は完全に主を悦ばせるためのものとなっている。
「う……♡ くふぅ……♡ すご……♡」
頭を振りながら、なんとか再起動を果たしたフリスはどろどろにとろけた眼差しで主を見下ろした。
「ますたぁ♡ これが、貴方なのですね♡」
甘ったるく呟き、腰を動かす。
フリスにとって、きちんと認識できる初めての性交だ。
主の逸物の形、その亀頭の形から竿の長さまで、すべてを味わい、その媚肉に刻み込む。
ヴァージンメイデン百年物であったフリスだが、メモリーに焼き込まれた奉仕の動作をロードすれば、熟練の娼婦のような性技を行う事も可能だ。
「ますたぁ♡ ますたぁっ♡」
自らの体重で主に負担を掛けないようにとの配慮は、大きく脚を開いた下品ながに股騎乗位の姿勢になってしまう。
CPUが完全にとろけきり大人しげな顔を淫らに歪ませたフリスは、乙女にあるまじき下品な姿勢のまま快楽を貪った。
むっちりとした尻が主の逸物を中心に大きくグラインドし、豊かなバストが激しく踊る。
「はひっ♡ ひぅっ♡ あふぅっ♡」
フリスの口からは最早意味のなさない嬌声しか出ない。
腰をくねらす度に、主の逸物が膣内を刺激し、痺れるような快感を生みだすのだ。
「う……」
享楽に溺れ、あられもない顔を晒しながら腰を動かすフリスであったが、それでもメイデンの端くれ、主の呻き声を聞き漏らしはしない。
「あぁ♡ ますたぁ♡ お目覚めですか♡ それとも、出されますか♡
わたしの♡ 中にぃ♡ たくさん出してっ♡ 下さいますかぁ♡」
フリスは主の薄い胸板に手を置き、眉を寄せて目を閉じた顔を至近距離から眺めながら、さらに激しく腰を上下させた。
熱くうねり、とろけながら絡みついて奉仕するフリスの蜜壷に、意識のない主の陰茎は責めたてられ、ついに放つ。
「ふあっ♡」
ドッとフリスの子宮ユニットに精液が流れ込む。
「あっ♡ あっ♡♡ あがっ♡♡♡」
認証の際とは段違いの勢いと量。 体力を回復した主の放つ精はフリスの子宮ユニットの隅々まで染み込み、改めて誰が主なのか、マスターパーティションという形で刻んでいく。
「おっ♡ おぅっ♡ あうぅっ♡♡♡」
脈打つように精液が吹き出す度に、フリスのCPUは絶頂の高みに叩き込まれる。
乙女にあるまじき浅ましい声を上げながら、フリスは白い尻肉を震わせて絶頂し続けた。
とろけきった顔を晒すフリスの目の前で、主の瞼がゆっくりと開く。
「キキョウ、さん……?」
桔梗、キキョウ科の植物、花の名前だ。
だが「さん」が付いている以上、人名、いや、おそらくメイデンの名。
乱れきっていたフリスの顔が、すっと鋭利なものになる。
「マスター、キキョウさんって、どなたですか?」
永き封印状態からの再起動を迎えたフリストグリーズルのCPUは、歓喜に包まれていた。
自分が必要とされる時が、ついに来た。
体内のクロノメーターは封印からすでに百年以上が経過している事を示していたが、今のフリスにとって些細な事である。
独立独歩を貫くタウン69はレーザー兵器の工場を有している事もあり、小規模ながら軍事面に秀でるタウンであった。
そのため、タウン69のマザーコンピュータは軽視されがちな文芸や伝承の収集を主に行っていた。
科学や軍事にまつわる技術をメインに収集する他のタウンに比べると、文化面を重視する雅なマザーと言えた。
新型機構のテストベッドである試作メイデンが完成した時、遠い過去に失われた古い言語を元に轟く破壊者なる銘を与えたのも、マザーの文化趣味の一環である。
大仰な意味を持つその銘はフリス自身は身に余るものだと考えていたが、マザーの意向に対して異を唱える程の自我はまだ無かった。
搭載した機能のテストが終了した後、フリスはモスボールされる事になった。
主の元に嫁がず保管されるのは、様々な試験情報の漏洩を防ぐ為であるとマザーより説明されたが、到底納得できる話ではない。
仕える為に作られたというのに、その任を果たせずに死蔵されるなど、たとえマザーであっても楯突くべき理不尽な命令である。
しかし、製造されたばかりで幼いメイデンにはマザーへの反抗など思いも寄らない事だ。
未熟な疑似精神にわだかまる強いモヤモヤとしたものを抱いたまま、マザーの意に従ったのであった。
保管後、極端に鈍化した最低速度で維持稼働を続けるフリスのCPUは、やがて気づいた。
あのモヤモヤとしたわだかまりは、怒りであったのだと。
理不尽への怒り。
それがフリストグリーズルという試作メイデンの原点だった。
百年にも及ぶ長期保管からの解凍には流石に時間が掛かる。
その時間すらも、今のフリスは楽しんでいた。
永き封印に比べれば、ほんのわずかな再起動時間。
無為に過ごした日々への決別の時と思えば、この一秒一秒すら甘美に感じる。
彼女を製造したマザーの雅な感性の一端は、この試作メイデンにも受け継がれていた。
だが、彼女の風流な時間は不意に破られた。
膣内に何かが侵入してきたのだ。
(なに、これ……。 まさか、男性器……?)
彼女もメイデン、当然知識はある。
だが、意識と機体が連動してもいない、不完全な再起動中に犯されるなどとは思ってもいなかった。
(わたし、はじめてなのに……!)
初めてなのに、実感がない。
CPUと最低限の情報連携しか行われていない機体は、男性器らしきものが膣内に侵入してきたとは伝えるものの、それがもたらす感覚の一切を伝えてこないのだ。
(こんなの、全然素敵じゃない……!)
主に仕える事がメイデンの本義。
メイデンとしてフリスは、主たる殿方がどのような男であっても誠心誠意仕えたいと考えている。
それでも、初めての時くらいは優しく抱いて欲しい。 できればロマンチックな言葉のひとつも囁いて欲しい。
永い封印の間にフリスに備わった雅な感性は、ややドリーム寄りに変質していた。
(まだなの、再起動。 早く!)
膣内で男性器のピストン運動の速度が上がっているとの情報が伝わってくる。
そんな報告だけの簡潔な情報など貰っても何の意味もない。
このままではフリスの初体験は事後報告のような簡易情報のみの受諾で終わってしまう。
何より、瞼も開けれないので自分を貫いている殿方の顔すら見えないというのはあんまりだ。
(マスター! もう少しだけ、待って、マスター!)
一刻も早く再起動しなくては。
だが、焦る彼女の膣内で、男性器は断末魔のように震え、精液を吐き出した。
機体が捉えたその情報は断片的にCPUへと伝えられる。
(子宮ユニットへ精液注入を確認……あぁ、そんなぁ……)
夢にまで見た、主とのロマンチックな初体験の光景は成就することなく霧散した。
だが、CPUと未だ連結完了していない子宮ユニットは、呆然とするフリスの意思とは関係なく機能を果たしていく。
(えっ、この遺伝子情報……)
子宮ユニットから伝達された遺伝子情報は、ショックに打ちひしがれるCPUへ活を入れた。
適合遺伝子情報の認証により、ロックされていた情報が開示される。
フリスは己の子宮ユニットを支配し主となった男が、全てのマザーが探し求める「真の漢」であると知り一転して有頂天になった。
(すごい! わたしのマスターって、すごい!)
メイデンにとって真の主とも言える漢のパートナーに見初められたという事実は、機能テスト以外ろくな経験を持たない初心なメイデンを舞い上がらせるのに十分すぎる。
まさに白馬の王子様。
がっかり初体験で消沈していたフリスのテンションが一気に跳ね上がった所で、ついに解凍手順が完了した。
CPUと機体が完全にリンクされ、体の自由が戻ってくる。
同時に感じる、体に覆い被さる重みと胎内に差し込まれたままの異物、そして子宮ユニットを痺れさせるような甘い熱感。
(あぁ……、本当に……)
永きに渡る封印の中で、寂しさのあまりCPUがでっち上げた疑似感覚などではなかった。
歓喜に包まれながら、フリスは百年ぶりに瞼をあげた。
「マスター……?」
自分に覆い被さり、貫いている主へと囁く。
返事はない。
フリスの大型ジェネレーターを搭載した豊かな胸に突っ伏している。
(寝てらっしゃるの?)
そっと主の髪を撫で、気付く。 主の髪は乾きかけた血にまみれていた。
「マスター!」
慌てて身を起こすと、主の体は力無く崩れる。
フリスは必死で抱き留めると、主と自分の位置を入れ替えた。
弾みで力を失った陰茎がぬるりと膣内から抜け落ちる。
「んっ♡」
初めての甘美な感覚が背を走り抜けるものの、今はそれに浸る暇はない。
小柄な主を長らく自分が使っていたポッドにそっと横たわらせる。
小柄な主の体は、傷つき、血にまみれ、疲弊しきっていた。
頬はこけ、眉は苦悶の形に歪んだまま意識を失っている。
脈拍は弱く、肌は流した血の量に応じるかのように青白い。
まだ名も知らぬ主は、死に瀕している。
「……死なせない」
フリスは下がり気味の眉をいっぱいに上げて決然と呟くと、壁際に並んだロッカーに飛びついた。
ロッカーの中に納められているのは、本体同様に保管処理を施されたフリスの装備品だ。
ボディスーツや、装甲ブーツなどもあるが、今は服を着ている時間も惜しい。
フリスは全裸のままロッカーをひっかき回し、緊急用のサバイバルパックを取り出した。
メイデンであるフリス自身には不要だが、主のための医薬品や食料の類が入っている。
永い年月が経過している為、一部の薬品や食料は駄目になっていたが、使用可能なものだけでも取りだし、主の元に戻った。
「……失礼します」
意識のない主に一言詫び、診察の為にボロボロの衣類を脱がせる。
細身の体は肉付きが悪く、肋が浮いて見えた。 血の気が引いている事もあり、見栄えはいいとは言えない。
フリスは初めて見る主の裸体をまじまじと見てメモリーに焼き付けた後、咳払いをして手当を開始した。
「酷い怪我……でも、治りかけてる?」
裂傷、特に左臑と右太股には皮膚を大きく裂くような傷跡があった。
だが、傷にはすでに薄皮が張りかけている。
両足ともに、傷口から吹き出したと思しき乾きかけた血で汚れているというのに。
触診した所、骨折の様子もない。
血が乾く間もなく、治癒が進行したのだろうか。 フリスのCPUは不可解な状況をそう結論付けた。
「マスターは真の漢、並の人間以上の回復力があっても不思議じゃない……」
フリスに開示された情報の中でも、真の漢について判っていることは少ない。
ただ、現行人類を凌駕するスペックを持つ新人類であるという事のみ。
「なら、マスターの顔色が悪いのは……栄養不足?」
真の漢とはいえ、無から有は作り出せまい。
受けた損傷を回復させるため、主は体内の備蓄エネルギーを使いきったのだ。
皮下脂肪をほとんど失った為、頬はこけ、肋は浮いているのだろう。
「なら!」
フリスはサバイバルパックから錠剤を取り出した。
緊急時に栄養補給を行うための高カロリー錠だ。
一粒で成人半日分のカロリーを補給でき、各種基礎栄養素も含んでいる。
フリスは錠剤を口に含むと、ポッド内にひざまづき、主の頭を膝に乗せた。
主の顔を見下ろす。
唇はかさかさに乾き、頬はこけ、目元は落ち窪んだ、痛ましく疲弊した様相だ。
眉は苦悶の形に歪み、目から頬には涙の痕が残っていた。
自分が目覚める前、彼をどのような苦難が襲ったのだろう。
自分が目覚めていれば、絶対に主をこのような目に遭わせなかったのに。
フリスは、主の有様に胸が締め付けられるような思いを覚え、深く憤った。
「んっ……」
乾いた主の唇に口づけ、舌先で錠剤を送り込む。
主の喉がこくりと動き、錠剤を嚥下した。
それを確認して唇を離したフリスは、そっと人差し指で己の唇に触れ、頬を染めた。
「キ、キスしちゃった、自分から……」
意識のない相手の唇を奪ってしまうという行為は、初心なフリスにとって大変破廉恥な行いであった。
だが、主の命を救うために必要な行為である。 淑女としての羞恥心以外はまったく問題ない。
頬を染めつつもフリスはぺろりと唇を舐め、次の錠剤を手に取った。
「ひ、ひとつじゃ足りないだろうし……」
実際、疲弊しきった主の体には錠剤のひとつなど焼け石に水だろう。
そう言い訳しつつ、主に再度口づけ錠剤を呑み込ませた。
「はふ……♡」
計四個の錠剤を主に呑ませたフリスは、切なげな吐息を吐いた。
乙女の柔肌は桃色に上気し、内股には潤滑液の滴が垂れている。
「や、やだ、わたし……」
己の有様にフリスは狼狽した声を漏らすが、これは無理からぬ事でもある。
初心なメイデンには、真の漢との性的接触は刺激が強すぎるのだ。
ジェネレーター出力が勝手に上昇するのを感じつつ、フリスは主の顔を見下ろした。
錠剤を呑ませた効果がもう現れたのか、肌に赤みが戻りつつある。
真の漢の能力の一環であろうか、凄まじい吸収、回復力である。
惚れ惚れと見とれていると、主がぶるりと裸身を震わせた。
「あっ、寒いですよね。 あ、暖めさせていただきます……」
フリスはいそいそとポッドに入ると、主に身を寄せ抱きつくように横になる。
勝手に高稼働状態になっているジェネレーターのお陰で彼女の体温は上昇している。 湯たんぽ代わりにちょうどいい。
「ん……。 失礼、します……♡」
頬を染めながら、足を絡め、豊かな胸が形を変えるほどに密着させる。
Sフレームで小柄なフリスだが、大型ジェネレーターを搭載した胸部は一段上のフレームと張り合える程大きく、下半身もまた様々なテスト機器の装備のために積載重視の設計になっている。
つまり、背丈は小さいのに乳も尻もよく発達した、トランジスタグラマーな体型をしている。
男心を誘う魅力的な白い肢体が、少年の細い体に絡みついた。
フリスと主の身長は、ほぼ変わらない。
至近距離から主の顔をまじまじと見つめる。
フリスの設定年齢であるミドルティーンに差し掛かったくらいの年頃か。
栄養補給されたその頬は徐々に赤みを増しており、疲弊しきった容貌は本来の姿を取り戻しつつある。
通った鼻筋に、形のよい唇。
中性的な風情を持つ、なかなかの美少年だ。
メイデンは主の容貌がどうあれ尽くす存在だが、個体ごとに好みはある。
この若きマスターは、白馬の王子様願望を持つフリスにとって、どんぴしゃりの風貌のまさに王子様であった。
それだけに、眉間に刻まれた苦悶の溝と、頬を伝う涙の跡が許せない。
フリスはそっと指先を伸ばし、主の涙を拭った。
「わたしが、お護りいたします。 もう貴方を泣かせはしませんから」
ぎゅっと細い体を抱きしめる。 豊かなバストが、少年の胸板でむにゅりと形を変えた。
「お護り、しますからっ……。 んっ♡」
吐息を漏らしながら、柔らかな乳房を主の胸に擦りつける。
むにむにと形を変えるバストの頂点で淡い色の乳首が隆起していく。
フリスの乳首は内部に埋没した、いわゆる陥没乳首だ。
もっさりとした陰毛も含めて、フリスのデザイナーの業が伺える仕様である。
もともと敏感な部位であるが、フリスの乳首は普段は露出していないだけあって、特に感度が高い。
「んっ♡ はぅっ♡ んんっ♡」
主の胸板と擦りあわせる内に、硬度を増し乙女の顔はとろけていく。
主を暖めようとしているのか、主に抱きついて自慰をしているのか、最早本人にも定かではない。
内腿は言い訳しようがないほどに潤滑液でべったりと濡れていた。
「あっ♡ んんっ♡ ますたぁっ♡」
甘い声で主を呼び、頬を、体をすり付ける。
フリスの太股に、熱い塊が触れた。
「あっ……♡」
見下ろせば、主の男性器が立ち上がっている。
性的興奮というよりも、高カロリー錠のエネルギーが行き渡り、体力が蘇りつつある兆しであろう。
「……」
フリスは青い瞳を見開き、そそり立つ陰茎を凝視した。
少年の体にふさわしく、未だ発展途上のそれは皮を被ったままで、どこかユーモラスですらある。
フリスは恐る恐る、主のペニスに手を伸ばした。
握り込むと、フリスの小さな手に余るほどの大きさ。 巨根などとはとても言えないサイズではあるが、脈打ち熱い。
失せかけた主の生命が力を取り戻した証のようで、フリスは手の中の熱さにホッと吐息を漏らす。
「んっ……♡」
そのまま、ゆっくりと上下に動かし始めた。
フリスもメイデンの基礎知識として殿方への仕え方を知っている。
その知識を実地で試すうちに、主の逸物はより堅くなっていく。
仮性包茎のその先端に指先を這わせ、一息に引き下ろすと主の背がびくりと震えた。
「マスター?」
だが、主はまだ目覚めない。
フリスは絶賛加熱運転中のCPUの熱が宿ったように熱く蕩けた瞳で、剥き出しになった亀頭を見つめる。
「マスターが、悪いんですから」
身を起こし、目覚めぬ主の腰の上に跨る。
淑女のやる事ではないと自覚している。 だがもう止まれない。
そそり立った若々しい陰茎の真上で、陰毛をかき分けるように秘唇を自らの指先で開く。
とろとろに蕩けた秘唇から、はしたない潤滑液が垂れ落ちて主の亀頭を濡らす。
「わたし、まだ再起動中だったのに。 初めてだったのに、何にも判らないままで。
だから、わたしも、マスターがお目覚めになる前に……しちゃいます!」
一気に腰を落とす。
意識のない少年の肉槍が、少女人形の秘裂を貫いた。
狭い膣道を一気に貫き通し、子宮ユニットを殴りつけるかのように亀頭が子宮口にぶつかる。
「ひ……♡ は……♡」
フリスは、シャットダウンしていた。
主の陰茎が膣肉をかき分け、子宮口へ一撃を食らわした瞬間、未熟なCPUではとても耐えきれないほどの快楽情報が流し込まれたのだ。
真の漢を前に、メイデンに仕込まれたリミッターは全て解除され、フリスの媚肉は完全に主を悦ばせるためのものとなっている。
「う……♡ くふぅ……♡ すご……♡」
頭を振りながら、なんとか再起動を果たしたフリスはどろどろにとろけた眼差しで主を見下ろした。
「ますたぁ♡ これが、貴方なのですね♡」
甘ったるく呟き、腰を動かす。
フリスにとって、きちんと認識できる初めての性交だ。
主の逸物の形、その亀頭の形から竿の長さまで、すべてを味わい、その媚肉に刻み込む。
ヴァージンメイデン百年物であったフリスだが、メモリーに焼き込まれた奉仕の動作をロードすれば、熟練の娼婦のような性技を行う事も可能だ。
「ますたぁ♡ ますたぁっ♡」
自らの体重で主に負担を掛けないようにとの配慮は、大きく脚を開いた下品ながに股騎乗位の姿勢になってしまう。
CPUが完全にとろけきり大人しげな顔を淫らに歪ませたフリスは、乙女にあるまじき下品な姿勢のまま快楽を貪った。
むっちりとした尻が主の逸物を中心に大きくグラインドし、豊かなバストが激しく踊る。
「はひっ♡ ひぅっ♡ あふぅっ♡」
フリスの口からは最早意味のなさない嬌声しか出ない。
腰をくねらす度に、主の逸物が膣内を刺激し、痺れるような快感を生みだすのだ。
「う……」
享楽に溺れ、あられもない顔を晒しながら腰を動かすフリスであったが、それでもメイデンの端くれ、主の呻き声を聞き漏らしはしない。
「あぁ♡ ますたぁ♡ お目覚めですか♡ それとも、出されますか♡
わたしの♡ 中にぃ♡ たくさん出してっ♡ 下さいますかぁ♡」
フリスは主の薄い胸板に手を置き、眉を寄せて目を閉じた顔を至近距離から眺めながら、さらに激しく腰を上下させた。
熱くうねり、とろけながら絡みついて奉仕するフリスの蜜壷に、意識のない主の陰茎は責めたてられ、ついに放つ。
「ふあっ♡」
ドッとフリスの子宮ユニットに精液が流れ込む。
「あっ♡ あっ♡♡ あがっ♡♡♡」
認証の際とは段違いの勢いと量。 体力を回復した主の放つ精はフリスの子宮ユニットの隅々まで染み込み、改めて誰が主なのか、マスターパーティションという形で刻んでいく。
「おっ♡ おぅっ♡ あうぅっ♡♡♡」
脈打つように精液が吹き出す度に、フリスのCPUは絶頂の高みに叩き込まれる。
乙女にあるまじき浅ましい声を上げながら、フリスは白い尻肉を震わせて絶頂し続けた。
とろけきった顔を晒すフリスの目の前で、主の瞼がゆっくりと開く。
「キキョウ、さん……?」
桔梗、キキョウ科の植物、花の名前だ。
だが「さん」が付いている以上、人名、いや、おそらくメイデンの名。
乱れきっていたフリスの顔が、すっと鋭利なものになる。
「マスター、キキョウさんって、どなたですか?」
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