機甲乙女アームドメイデン ~ロボ娘と往く文明崩壊荒野~

日野久留馬

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 安宿の廊下をルームキーを手にして歩きながら、バンは情けない顔でため息を吐いた。

「押しに弱いなあ、俺……」

 元々メイデンバトルに興味があったとはいえ、なし崩しに参加するつもりまではなかった。
 この手の勢い任せに弱いのは、バンの人の良さに突け込まれているからと言っても良い。
 ようやくバンは自分の弱点を自覚していた。

 もっとも、彼の根っこが人の良い少年でなければ、金魚鉢兄弟バースブラザーの為にタウン75まで遠出する事もなかったろうが。

「もぎせん、たのしみ」

 一方、勝手にエントリーが決定してしまった出場選手の方は無邪気に喜んでいた。
 壊れる心配もない模擬戦だけに、しっかり戦闘経験値を得て勉強しようと意気に燃えている。

「まあ、やってみるつもりだったし、いいか……」

 前向きな相棒の様子にバンは気を取り直すと、部屋に入った。
 安価なビジネスホテルの一室は、彼のもう一人の金魚鉢兄弟バースブラザーが美人局に遭った部屋と似たようなワンルームである。
 狭いなりにベッドとユニットバスを備えており、砂漠を渡ってきた交易商人が羽を休めるには十分な施設であった。

「さて、ベッドに転がる前に、まずは風呂だな」

 バンの言葉に、スコールはいそいそとボディスーツを脱ぎ始めた。




「んん……ふぅ……♡」

 小さなバスタブの縁に全裸で腰掛けたバン。
 同じく裸になったスコールは床にぺたんと尻を落とし、主の足の間に座り込んでいた。
 目の前にぶら下がる主の陰嚢と会陰の間に、伸び上がるように鼻面を押しつけている。
 小さな舌を這わせて舐め清めながら、臭いを嗅いでいた。 

 数日掛かりで砂漠を渡ったバンの体からは汗、垢、砂埃に加え、若い新陳代謝が生み出す特有の雄の体臭が入り交じり、何ともいえない臭いが漂っている。
 有り体に言って悪臭なのだが、スコールは子犬のようにすぴすぴと鼻を鳴らしながら顔をこすり付け、主の臭いを堪能していた。

「そこまでしなくてもいいんだけどなあ……」

 玉袋の裏を舐め上げられる感覚に背筋をぞくぞくさせながら、バンは何ともいえない表情で呟く。

「だめ、わたしが、きれいにする、の」

 主の股間から顔を離したスコールは真剣な表情で言ってのけると、奉仕を再開する。
 主の臭いに蕩けそうな顔になりつつ、両手を上に伸ばす。
 
「うっ……」

 小さな手指で屹立した陰茎に触れられ、バンは呻くような声を上げた。
 ぺちゃぺちゃと子犬がミルクを舐めるような音を立てて奉仕しつつ、スコールは手探りで主の肉棒を撫でさする。

 スコールの細い指先が太い幹に絡み、小さな手のひらがぴったりと押しつけられた。
 血管の隆起すら愛おしむように、スコールの両手が動く。
 指先が膨れ上がった先端に到達すると、鈴口からエラに掛けてを何度となくなぞり、刺激した。

「うおっ!?」

 思わぬ巧みさにバンは快感と驚きの入り交じった声を上げて放った。

「あは♡」

 噴水のように打ち上げられて降り注ぐ主の精液を、スコールは嬉しそうに浴びる。

「巧くなったなあ、お前……」

 金色の髪にべったりと白濁液をまとわりつかせたスコールを見下ろし、バンはしみじみと呟いた。

 スコールはメイデンとして再誕した際、キキョウから基本的な動作や日常生活に関するデータをコピーされている。
 受け手側の未熟な情報処理能力も考慮して厳選されたデータの中には、男性の悦ばせ方などは入っていなかった。
 また、懐具合に余裕のないバンはスコールのために追加の奉仕プログラムなどを購入していない。

 つまり、現在のスコールの技量は彼女自身がそれだけの研鑽を積んだ成果であった。
 裏を返すと、バンとスコールが暇さえ有れば盛っているという意味でもあるのだが。

 バンはスコールを抱き上げて膝の上に乗せると、シャワーに手を伸ばした。

「そのままじゃべたべたするだろ、流すぞ」

「せっかく、だしてもらったのに」

「後でまた出してやるから。
 ……今度は中に」

「うん!」

 相棒の了承を得た所で、シャワーのノブを捻る。
 温水とは若干言い難い、生温い水流で膝の上のスコールの頭を洗い流すと、ついでに自分の体の砂埃も落とした。
 大雑把に汚れを流した所でバススポンジとボディシャンプーのボトルを手に取る。

「まって」

 スコールは主の手からボトルを取ると、くるりと体勢を入れ替えた。
 向き合う形でバンの膝に乗ったスコールは、主の逞しい胸板にぴったりと体を押しつけると、その隙間にボディシャンプーを注いだ。

「えへへ♡」

 滑り気が増した所で体をゆっくりと揺すり、自らをスポンジ代わりに主を洗う。
 細く起伏にも乏しいくせにしっかりと柔らかい小さな体がぬるぬると擦りつけられ、バンは思わず唸り声を上げた。

「お前、どこでこんなの覚えてくるんだ」

「んー……そーいくふう?」

 小首を傾げながらスコールは主の胸から腹にかけてを薄い胸で洗う。
 スコールのお尻に敷かれたバンの逸物は、放ったばかりながら再び力を取り戻していく。 

「んっ、おっきく、なった♡」

 スコールは泡だらけのバンにしなだれかかり、嬉しそうに腰を動かして熱い肉塊の感触を確かめた。 

「まったく、エロくなりやがって」

 呆れたような口調とは裏腹のニヤけた笑いを浮かべ、バンは相棒の両脇に手を回して持ち上げる。
 そのまま、そそり立つ逸物の上に降ろした。
 主の体臭と精液の臭いですっかり出来上がったスコールの蜜壷はとろとろに蕩けきっている。
 はしたなく涎を垂らした秘唇は拳骨のような亀頭に為すすべもなく押し広げられた。
 
「はぅぅんっ♡」

 野太い肉槍に奥深くまで貫かれ、スコールは甘ったるい悲鳴を上げた。
 きゅっと詰まった敏感な膣肉を強引に掻き分け、存分に蹂躙しながら亀頭は子宮口を叩く。

「あっ♡ あうぅっ♡」

 胎の奥から生じる幸せな疼きの命じるままに、スコールは主の背に手足を回し抱きしめた。
 彼女が好む対面座位だっこの姿勢だ。

 色違いの瞳オッドアイをぎゅっと閉じてしがみつくスコールの尻たぶを両手で掴むと、バンは腰を揺すり始める。
 バスタブに腰掛けた姿勢からでは鋭く突くことはできない。
 しかし、円を描くように腰を揺らして刺激することはできる。

「はうぅっ♡ あうぅっ♡」

 よく張り出したエラが膣壁をごりごりと抉り回し、スコールは涎と嬌声を垂れ流して悶えた。
 絶え間ない快楽情報にCPUは茹だり、シャットダウン寸前。
 膣壁は本人の意思とは無関係に主の肉棒に絡み付いている。

「くっ……」

 責め立てているバンの方も余裕はない。
 砂漠を渡る数日の旅程の間、お預けになっていた分、我慢の限界も近い。
 先ほど出したばかりだというのに、せり上がるような射精感がこみ上げてくる。

「出すぞスコール!」

 遠慮も我慢もする事はない。 どうせ夜は長いのだ。
 バンはスコールを貫き、抱きしめられたまま軽く腰を浮かすと、バスタブの縁に尻を叩きつけるかのように腰を落とした。

「ひぎっ♡」

 スコールの胎奥、最も敏感で精密な中枢部品、子宮ウテルスユニットの入り口を主の穂先がこじ開ける。
 同時に、熱い奔流が猛々しいまでの勢いでスコールの聖域になだれ込んだ。

「ひあぁぁっ♡ あーっ♡♡ あぁーーっ♡♡♡」

 精液が子宮ウテルスユニットの奥底にぶち当たり、全体を制圧していく感覚はスコールを激しいエクスタシーへと叩き込んだ。
 獣じみた声をあげながら主の背に爪を立て、胎に溜まっていく寵愛の証に未熟なCPUは歓喜に包まれ色違いの瞳オッドアイから洗浄液がこぼれ落ちる。

「ぁ……♡」

 不意にスコールの体から力が抜け、上体がくたりと背後へ倒れる。
 シャットダウンだ。

「おっと!」

 バンは滑り落ちそうになる小さなメイデンの尻をなんとか捕まえた。
 股間で主と繋がったままのスコールの頭がバスルームの床にぶつかり、再起動を促す。

「いたぁ……」

「すまん、支え損なった」

 ぶつけた頭を撫でながら逆立ちに近い状態のスコールは主を見上げ、ふと思いつく。

「ね、ますたー、このまま、もういっかい、しよ?」

「この姿勢で?」

「うん、これなら、おくまで、いっぱいつめこめる、よ?」

「ちょっとバランス悪いが……まあいいか」

 バンはスコールの尻を抱え直すと、中腰になって腰を揺すり始めた。
 彼が知る由もない話だが、太古に存在した48手のうち押し車を前後逆にしたようなアクロバティックな体位である。
 たっぷり注がれた蜜壷から湿った音と共に精液と潤滑液愛液の混合液が溢れ、スコールの下腹から胸へと伝い落ちていく。
 スコールは薄い胸まで垂れてきた粘液を指先で拭うと口に入れ、微笑んだ。

「もっとだして、ますたー。 こぼれないくらい、いっぱい、ね?」
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