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ガバメントへ向かうバン主従は思わぬ障害のためにタイムロスを余儀なくされていた。
「……きゅうかくせんさーに、かんあり」
「やばい、なんだこの匂い、めっちゃ腹に来る」
胃袋を直撃する、未体験の強烈な芳香に足が止まる。
「ますたー、ますたー、あそこ」
「屋台か……デンガクケバブにちょっと似てるな、なんだろう」
大通りに並ぶ屋台の中に、もうもうと煙を上げているものが何軒かある。
鉄板や網で串に刺した何かを焼いていた。
「もしかして、肉かな?」
見知らぬ食べ物の正体を想像する。
大豆タンパクをベースにしたソイフードが主食であるタウン48では、本物の肉は高級品だ。
下流の生活を営む人間の口に入る事などないし、当然バンも食べた事がない。
だが、食料事情が良いというタウン75でなら、安価に本物の肉を食べられるかも知れない。
「おじさん、それ何を焼いてるんだい? もしかして肉?」
期待を胸に、手近な一軒で声を掛ける。
頭にタオルを巻いた店主は焼いていた串を持ち上げると、煤けた顔に人懐っこい笑みを浮かべた。
「他所からのお客さんかね? こいつはホルモンってんだ」
「ホルモン?」
「牛の内臓だよ」
「え、内臓!?」
バンは思わず後ずさった。
食肉が家畜の肉であるという程度の知識はあるが、それらがどのように生産され流通しているかなど、ろくに知りはしない。
「タウン75は食肉加工も主要な産業でね。どうしても内臓は余るんだよ。
だからと言って捨てちまうのは勿体ない。こいつも旨いんだぜ?」
古来より精肉業と内臓料理は切っても切れない関係である。
商品としては価値の低い内臓も、地元の人々の貴重な栄養源となってきたのだ。
「う、うーん……」
説明を受けてもバンの顔は引きつったままだ。
内臓と聞くとどうにもグロテスクな印象が拭えないし、串に刺された肉片は腸か何かなのか、奇妙にぶよぶよしていて見た目が悪い。
直線で切り分けられて配布されるソイフードと比べたら、醜悪とすら言えるほどだ。
やはり遠慮しようと思ったバンであったが、その袖がクイクイと引っ張られた。
「スコール?」
「ますたー、あれ、たべたい」
「……お前、チャレンジャーだなあ」
バンは溜息をついて串を一本注文した。
「ほいよ、お待ち!」
ころころとしたマルチョウが5個刺さった串を手渡される。
塩コショウを振られた熱々のマルチョウ串から爆ぜる脂の匂いに、バンの腹が大きな音を立てた。
それでも、このぶよぶよとした物体を口に入れる気にはなれない。
「ほら、スコール」
「わぁ」
串を渡されたスコールは、見た目の悪さなどにまったく躊躇せず串に食いついた。
「んっ……あまい……?」
「え、甘いの?」
「脂の甘味だなあ。 肉の旨さってのは脂の旨さに掛かってるって言ってもいい。
マルチョウは見た目は悪いが脂はたっぷり乗ってて旨いんだぜ」
「へぇ……」
屋台の店主の解説にバンは感心する。
彼の知る旨いものといえば、ソイフードを合成調味料で加工した食品ばかり。 脂の旨味などと言われても想像もつかない。
「あつ、あつ、おいし」
スコールは上機嫌で串をもう一口頬張る。
マペットの頃の尻尾が残っていれば、ぶんぶん振り回されていると思われるほどのご機嫌さに、バンは小さく唾を呑んだ。
「そんなに旨いか?」
「うん!」
「……一口分けてくれ」
「……うん」
従順なスコールには珍しく、一瞬の遅延の後に食べかけの串が差し出される。
受け取って、一口齧る。
ぶよぶよの肉塊は見た目通りの感触であったが、噛みしめると熱い液体がじゅわっと染み出して口内に溢れた。
スコールの言う通り、わずかに甘さを感じる脂の味を振られた塩コショウが複雑に彩り、バンの未熟な味蕾を蹂躙する。
呑みくだすと舌の上には濃い後味と、一抹の寂しさが残った。
間違いなく、旨い。
思わずもう一口齧ろうとして、スコールが無言でじっと見上げている事に気付き、串を返した。
露骨にホッとした様子でスコールは串にかぶりつく。
「どうだね兄ちゃん、旨かったろう?」
にやにやしながら話しかける店主に大きく頷く。
「内臓って聞いてビビっちまいました。 3本、いや、4本追加で頼んます」
「あいよ、毎度!」
タウン75のガバメントはメイデンバトル用のコロシアムを併設している。
最終戦争前の野球場を再利用したコロシアムは巨大な施設であり、本来メインとなるべき行政部分は施設外部に飛び出した、元は売店であったと思しき建物である。
ガバメントの施設がコロシアムを背負っていると評することもできなくはないが、客観的に見るならば明らかにオマケはガバメント部分であった。
ホルモン串を堪能したバンは、ようやくたどり着いたガバメント施設を驚きを持って見回す。
「……なんというか、カルチャーショックって奴を感じるな」
タウン48育ちのバンにとってガバメントといえばタウンで最も大きく威厳ある建物という印象だ。
故郷とは余りにもかけ離れたタウン75の有り様に、呆れとも感心ともつかない言葉が洩れる。
食べ終わった串を咥えてぴこぴこと動かしながら、スコールは入り口を指さした。
「あんまり、ひと、いない……」
タウン48の3割以下の人口しかいない小規模タウンとはいえ、ガバメントを訪れている人影は遠目にもまばらであった。
「仕事の斡旋とかやってねえのかな……。
まあいい、行ってみようぜ」
「うん」
近くで観察すると、二階建てのガバメント施設のコンクリート壁には経年劣化のひび割れが大きく走り、見るからにくたびれ果てている。
まるで廃屋だ。
「ほんとにガバメントなのかよ、ここ……」
一抹の不安を覚えながらも正面のガラス扉の前に立つと、軋みながらスライドした。
自動ドアの機能はなんとか生きている。
ガバメントを訪れるというよりも、未踏の廃墟への探索行を行っているような気分になりつつ内部へ踏み込んだ。
室内はタウン48のガバメントと同じくエアコンの利いた清涼な空気に満たされており、警戒心を上昇させていたバンは思わず安堵の吐息を漏らした。
もっとも、オアシスのあるタウン75は余所よりも気候がマイルドであり、エアコンの恩恵はあまりないのだが。
受付カウンターと情報検索用の多目的端末がいくつか置かれた室内はタウン48のトラブルサポートエリアを大きくスケールダウンしたような風情であるが、ベンチは置かれていない。
そのためベンチに屯する人影は居ないのだが、受付カウンターの方にもほとんど人影はなかった。
唯一開いたカウンターの職員は大きく足組みをして席に着き、タブレット端末でメイデングラビアを鑑賞している。
よれたワイシャツに緩んだネクタイの中年男からは明らかにやる気が感じられなかった。
「……メイデンが受付じゃないんだな」
メイデンファクトリーを有する為どこにでもメイデンが配備され、行政施設が完全にオートメーション化されていた故郷との差に思いを馳せる。
「あの、すいません」
恐る恐る声を掛けると、職員はタブレットから顔を上げずに目線だけバンへ向けた。
「……何か?」
「えーと、ここ、ガバメントですよね?」
「見てわかんねえのか?」
舌打ちと共に吐き捨てられた声に、バンは目眩を覚えそうになる。
故郷の受付メイデンたちの接客態度はなんと素晴らしかった事か。
バンは初めてホームシックというものを感じた。
「……仕事が欲しいなら、そこの端末で勝手に検索しろ」
「い、いや、仕事が欲しいんじゃなくて。
ここでメイデンバトルってのやってるって聞いて」
職員は初めてバンに向き直った。
大柄な少年の脇に控える小さなメイデンの存在をようやく知覚したようだ。
「……失礼」
一声発すると同時に、職員の両手が稲妻のような速度で動き始めた。
タブレットを閉じて机の引き出しに放り込む。
よれたワイシャツの裾をぴんと引っ張り皺を伸ばすと、恐ろしい速度でネクタイを締め直す。
胸ポケットから取り出した櫛であちこち跳ねた髪をオールバックに撫でつける。
手のひらで緩んだ表情の顔面をひと揉みして、机の上に放り出されていた眼鏡を掛ける。
わずか10秒で、だらけた中年男は凛としたダンディな職員へと変貌した。
「お待たせいたしました、お客様」
「え、えぇー……?」
言葉遣いすら一変しており、バンは先ほどまでとのギャップにぽかんと口を開けた。
職員は眼鏡越しに鋭い視線を、オッドアイを見開いて感心しているスコールへ向ける。
「そちらのお嬢様がメイデンバトルへチャレンジなさるという事でよろしゅうございますか?」
「あ、はい、それでよろしゅうございます」
半ば呆然としたまま、バンは頷く。
「お客様、本日はあいにくバトルのエントリー時間を過ぎてしまっております。
ご参加という事でしたら明日になりますがよろしゅうございますね?」
「そ、それでお願いします」
早変わりから畳みかけてくるような職員のペースに呑まれ、バンはメイデンバトルの細かい説明を受ける前にエントリーを承諾してしまった。
「エントリーいたしました。
明日の11時までにこちらへいらしてください」
「は、はぁ……」
「……きゅうかくせんさーに、かんあり」
「やばい、なんだこの匂い、めっちゃ腹に来る」
胃袋を直撃する、未体験の強烈な芳香に足が止まる。
「ますたー、ますたー、あそこ」
「屋台か……デンガクケバブにちょっと似てるな、なんだろう」
大通りに並ぶ屋台の中に、もうもうと煙を上げているものが何軒かある。
鉄板や網で串に刺した何かを焼いていた。
「もしかして、肉かな?」
見知らぬ食べ物の正体を想像する。
大豆タンパクをベースにしたソイフードが主食であるタウン48では、本物の肉は高級品だ。
下流の生活を営む人間の口に入る事などないし、当然バンも食べた事がない。
だが、食料事情が良いというタウン75でなら、安価に本物の肉を食べられるかも知れない。
「おじさん、それ何を焼いてるんだい? もしかして肉?」
期待を胸に、手近な一軒で声を掛ける。
頭にタオルを巻いた店主は焼いていた串を持ち上げると、煤けた顔に人懐っこい笑みを浮かべた。
「他所からのお客さんかね? こいつはホルモンってんだ」
「ホルモン?」
「牛の内臓だよ」
「え、内臓!?」
バンは思わず後ずさった。
食肉が家畜の肉であるという程度の知識はあるが、それらがどのように生産され流通しているかなど、ろくに知りはしない。
「タウン75は食肉加工も主要な産業でね。どうしても内臓は余るんだよ。
だからと言って捨てちまうのは勿体ない。こいつも旨いんだぜ?」
古来より精肉業と内臓料理は切っても切れない関係である。
商品としては価値の低い内臓も、地元の人々の貴重な栄養源となってきたのだ。
「う、うーん……」
説明を受けてもバンの顔は引きつったままだ。
内臓と聞くとどうにもグロテスクな印象が拭えないし、串に刺された肉片は腸か何かなのか、奇妙にぶよぶよしていて見た目が悪い。
直線で切り分けられて配布されるソイフードと比べたら、醜悪とすら言えるほどだ。
やはり遠慮しようと思ったバンであったが、その袖がクイクイと引っ張られた。
「スコール?」
「ますたー、あれ、たべたい」
「……お前、チャレンジャーだなあ」
バンは溜息をついて串を一本注文した。
「ほいよ、お待ち!」
ころころとしたマルチョウが5個刺さった串を手渡される。
塩コショウを振られた熱々のマルチョウ串から爆ぜる脂の匂いに、バンの腹が大きな音を立てた。
それでも、このぶよぶよとした物体を口に入れる気にはなれない。
「ほら、スコール」
「わぁ」
串を渡されたスコールは、見た目の悪さなどにまったく躊躇せず串に食いついた。
「んっ……あまい……?」
「え、甘いの?」
「脂の甘味だなあ。 肉の旨さってのは脂の旨さに掛かってるって言ってもいい。
マルチョウは見た目は悪いが脂はたっぷり乗ってて旨いんだぜ」
「へぇ……」
屋台の店主の解説にバンは感心する。
彼の知る旨いものといえば、ソイフードを合成調味料で加工した食品ばかり。 脂の旨味などと言われても想像もつかない。
「あつ、あつ、おいし」
スコールは上機嫌で串をもう一口頬張る。
マペットの頃の尻尾が残っていれば、ぶんぶん振り回されていると思われるほどのご機嫌さに、バンは小さく唾を呑んだ。
「そんなに旨いか?」
「うん!」
「……一口分けてくれ」
「……うん」
従順なスコールには珍しく、一瞬の遅延の後に食べかけの串が差し出される。
受け取って、一口齧る。
ぶよぶよの肉塊は見た目通りの感触であったが、噛みしめると熱い液体がじゅわっと染み出して口内に溢れた。
スコールの言う通り、わずかに甘さを感じる脂の味を振られた塩コショウが複雑に彩り、バンの未熟な味蕾を蹂躙する。
呑みくだすと舌の上には濃い後味と、一抹の寂しさが残った。
間違いなく、旨い。
思わずもう一口齧ろうとして、スコールが無言でじっと見上げている事に気付き、串を返した。
露骨にホッとした様子でスコールは串にかぶりつく。
「どうだね兄ちゃん、旨かったろう?」
にやにやしながら話しかける店主に大きく頷く。
「内臓って聞いてビビっちまいました。 3本、いや、4本追加で頼んます」
「あいよ、毎度!」
タウン75のガバメントはメイデンバトル用のコロシアムを併設している。
最終戦争前の野球場を再利用したコロシアムは巨大な施設であり、本来メインとなるべき行政部分は施設外部に飛び出した、元は売店であったと思しき建物である。
ガバメントの施設がコロシアムを背負っていると評することもできなくはないが、客観的に見るならば明らかにオマケはガバメント部分であった。
ホルモン串を堪能したバンは、ようやくたどり着いたガバメント施設を驚きを持って見回す。
「……なんというか、カルチャーショックって奴を感じるな」
タウン48育ちのバンにとってガバメントといえばタウンで最も大きく威厳ある建物という印象だ。
故郷とは余りにもかけ離れたタウン75の有り様に、呆れとも感心ともつかない言葉が洩れる。
食べ終わった串を咥えてぴこぴこと動かしながら、スコールは入り口を指さした。
「あんまり、ひと、いない……」
タウン48の3割以下の人口しかいない小規模タウンとはいえ、ガバメントを訪れている人影は遠目にもまばらであった。
「仕事の斡旋とかやってねえのかな……。
まあいい、行ってみようぜ」
「うん」
近くで観察すると、二階建てのガバメント施設のコンクリート壁には経年劣化のひび割れが大きく走り、見るからにくたびれ果てている。
まるで廃屋だ。
「ほんとにガバメントなのかよ、ここ……」
一抹の不安を覚えながらも正面のガラス扉の前に立つと、軋みながらスライドした。
自動ドアの機能はなんとか生きている。
ガバメントを訪れるというよりも、未踏の廃墟への探索行を行っているような気分になりつつ内部へ踏み込んだ。
室内はタウン48のガバメントと同じくエアコンの利いた清涼な空気に満たされており、警戒心を上昇させていたバンは思わず安堵の吐息を漏らした。
もっとも、オアシスのあるタウン75は余所よりも気候がマイルドであり、エアコンの恩恵はあまりないのだが。
受付カウンターと情報検索用の多目的端末がいくつか置かれた室内はタウン48のトラブルサポートエリアを大きくスケールダウンしたような風情であるが、ベンチは置かれていない。
そのためベンチに屯する人影は居ないのだが、受付カウンターの方にもほとんど人影はなかった。
唯一開いたカウンターの職員は大きく足組みをして席に着き、タブレット端末でメイデングラビアを鑑賞している。
よれたワイシャツに緩んだネクタイの中年男からは明らかにやる気が感じられなかった。
「……メイデンが受付じゃないんだな」
メイデンファクトリーを有する為どこにでもメイデンが配備され、行政施設が完全にオートメーション化されていた故郷との差に思いを馳せる。
「あの、すいません」
恐る恐る声を掛けると、職員はタブレットから顔を上げずに目線だけバンへ向けた。
「……何か?」
「えーと、ここ、ガバメントですよね?」
「見てわかんねえのか?」
舌打ちと共に吐き捨てられた声に、バンは目眩を覚えそうになる。
故郷の受付メイデンたちの接客態度はなんと素晴らしかった事か。
バンは初めてホームシックというものを感じた。
「……仕事が欲しいなら、そこの端末で勝手に検索しろ」
「い、いや、仕事が欲しいんじゃなくて。
ここでメイデンバトルってのやってるって聞いて」
職員は初めてバンに向き直った。
大柄な少年の脇に控える小さなメイデンの存在をようやく知覚したようだ。
「……失礼」
一声発すると同時に、職員の両手が稲妻のような速度で動き始めた。
タブレットを閉じて机の引き出しに放り込む。
よれたワイシャツの裾をぴんと引っ張り皺を伸ばすと、恐ろしい速度でネクタイを締め直す。
胸ポケットから取り出した櫛であちこち跳ねた髪をオールバックに撫でつける。
手のひらで緩んだ表情の顔面をひと揉みして、机の上に放り出されていた眼鏡を掛ける。
わずか10秒で、だらけた中年男は凛としたダンディな職員へと変貌した。
「お待たせいたしました、お客様」
「え、えぇー……?」
言葉遣いすら一変しており、バンは先ほどまでとのギャップにぽかんと口を開けた。
職員は眼鏡越しに鋭い視線を、オッドアイを見開いて感心しているスコールへ向ける。
「そちらのお嬢様がメイデンバトルへチャレンジなさるという事でよろしゅうございますか?」
「あ、はい、それでよろしゅうございます」
半ば呆然としたまま、バンは頷く。
「お客様、本日はあいにくバトルのエントリー時間を過ぎてしまっております。
ご参加という事でしたら明日になりますがよろしゅうございますね?」
「そ、それでお願いします」
早変わりから畳みかけてくるような職員のペースに呑まれ、バンはメイデンバトルの細かい説明を受ける前にエントリーを承諾してしまった。
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