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同行者達がそれぞれにパートナーとの時間を過ごしている中、フィオはと言うと。
ベッドの上で頭から毛布を被り布団玉となったフリスを前にして、途方に暮れていた。
「フリスー、そろそろ機嫌直してよ-。
僕が悪かったからさぁ」
猫撫で声で相棒を懐柔しようとするが、布団玉はイヤイヤと首らしき部分を振って拒絶した。
毛布の隙間から覗く蒼い瞳は恨みがましい光を湛えている。
「……マスターは、わたしを何だと思ってらっしゃるのですか」
「大事なパートナーだよ?」
「本当に?」
「も、勿論」
不機嫌な事が多いフリスだが、主に対してそれをぶつけてくるのは珍しい。
フィオは若干気圧されながらも頷いた。
フリスはと被った毛布の下から覗く蒼い瞳を疑わしそうに細めて睨めつけてくる。
「それなら、なぜ大事なパートナーを辱めるような真似をされるのです」
「……やっぱり、恥ずかしかった?」
「当たり前ですっ!」
憤然と抗議するフリスに、フィオは困ったように頬を掻いた。
「……君の心情を配慮しなかったのは悪かったと思う。でも、どうしても我慢できなかったんだ」
「……そんなにシュネーさんの裸を見たかったんですか?」
「い、いや、それとは別の理由だよ。 僕は……君を、皆に見せびらかしたかったんだ」
フィオは布団玉の隣にぽすんと腰を下ろした。
毛布の上からフリスの頭を撫でつつ、自分の考えをまとめるようにポツポツと口を開く。
「キキョウさんと居た頃、周りから言われてたんだ。 見せつけるんじゃないって。
そんなつもりないのに、どこに行っても毎度毎度言われてさ、本当に気分悪かったんだ」
フィオの手がフリスの被った毛布を引き下ろす。
メタリックグリーンの鮮やかな放熱髪が露わになった。
「メイデンを持ってない人が羨むのはよくわかる。僕自身そうだったし。
でも、だからって始終陰口を叩かれる筋合いはない。
メイデン持ってないのはそっちの事情なのに、なんで僕が毎度嫌な思いしなきゃいけないんだ」
フィオは唇を尖らせると、毛布の上からフリスの肩に腕を回した。
ぐいと引き寄せる。
「だから、常々思ってたんだ。
そんなに羨ましいのなら、思いっきり自慢して心底羨ましがらせてやろうってね」
「……かなり趣味が悪くないですか?」
「……自分でもそう思わなくはない……」
流石にバツが悪そうに俯く主を見上げ、フリスは追求した。
「マスターの陰口を利いていた相手はタウン48の人達で、この町の人達じゃないでしょうに」
「まあ、そうなんだけどさ、これはフリスを見せびらかすチャンスだ!って思っちゃって」
フィオは両手でフリスの頬を包み込むように撫でる。
「僕のメイデンはこんなに強くて可愛いんだぞ、どうだ皆よく見ろってね」
「……もう」
頬を撫でながら囁かれた言葉にフリスは照れたように目を逸らした。
「キキョウにはそんな事させなかったんでしょうに」
照れ隠しの憎まれ口は、フィオの痛い所を突いた。
「……キキョウさんはパートナーである以前に、僕の教官役だから。
破廉恥だって怒られちゃう」
「わたしだって怒ってますよ!」
「でも従ってくれたよね?
ありがとうフリス、大好きだよ」
「お、おだてればいいと思ってらっしゃるんだから、マスターは……」
どぎまぎしながらそっぽを向いたフリスは、ちらちらと視線だけを主に向けつつ、ぼそぼそと呟く。
「口だけじゃなく、行動で示してください……♡」
フィオはフリスの被った毛布の下に潜り込みながら、ベッドに相棒を押し倒した。
毛布の下のフリスは裸身である。
昼の一戦の直後、シャワーで身を清めてからベッドに直行し布団玉になって不貞腐れていたのであった。
フィオは体格に比して豊かな重量級バストに手を伸ばした。
手のひらに吸い付くなめらかな肌の感触を楽しみながら、乳肉を指を食い込ませて鷲掴みにする。
「んっ……♡ ふぅ……♡」
フリスは鼻に掛かった吐息を漏らしながら、主の首に両腕を回した。
毛布の下の暗がりの中、フリスの柔らかな体が押しつけられる。
しっとりと機体冷却液に濡れた肢体は、内側に秘めたジェネレーターの高稼働を反映して熱い。
フリスは主の首の後ろに両腕を絡めながら、両足も腰に巻き付けていく。
絶対に逃がさないと言わんばかりに。
フリスの蒼玉の瞳が、暗がりの中で悪戯っぽく輝いた。
「今夜はたくさんたくさん、可愛がっていただきますから♡」
「判ってるさ。
埋め合わせって訳じゃ無いけど、今夜は僕がフリスのリクエストに応えるよ。
どういう風にされたい?」
「どんな風……」
フィオの言葉にフリスは真剣に考え込んだ。
この方面において、キキョウの薫陶を受けた主は相当な腕利きであるとフリスは身をもって実感している。
メイデンの嗜みとしてフリスにもご奉仕プログラムを含む性的知識はインストールされているものの、通り一遍の基本データに過ぎない。
機体の感じやすさとは裏腹にデータ蓄積はまだまだのフリスでは、主が「相当凄い」事は理解できても、その上限がとても見定められないのだ。
「……マスターに、お任せします」
結果、何とも無難なリクエストとなってしまった事に内心で忸怩たる思いを抱くフリスであったが、彼女の望みは子宮ユニットにたっぷり精液を注いで欲しいという点に帰結する。
真の漢に覚醒して以来、底なしのような精力を示すフィオを相手にする以上、彼女の望みは毎回叶えられていた。
「お任せか。
承りました、お嬢様」
気取った口調で了承したフィオは、左腕をフリスの背に回して抱き返すと唇を重ねた。
「んっ♡」
密着したまま股間に右手を伸ばす。
柔らかな恥毛を手のひらに感じつつ、人差し指と中指をつぷりと押し込んだ。
「んんぅっ♡」
フリスの背がぴくぴくと震える。
蒼い瞳が切なげに細められる様を至近距離から見つめながら、フィオは慎重な手付きで敏感な器官への侵入を続行した。
フリスの秘所はすでに潤み、奥からとろとろと潤滑液を溢れさせている。
性感センサーのロックが外れている彼女の敏感さは折り紙付き、口付けひとつで出来上がってしまうのはフィオにとって若干物足りない面もある。
だが、今夜はフリス自身のリクエストが「お任せ」だ。
お任せされた以上、徹底的に自分の好みにやるとしよう。
甘えるように指先に絡みつくメイデンの膣肉を掻き分け、フィオは目的の箇所へ指先を到達させた。
ただでさえ敏感なフリスの膣内でも子宮口と並び特に敏感な一点、Gスポット。
膣道の天井の一部に潜んだその弱点を探り当てたフィオは、二本の指先で強く引っ掻いた。
「んうぅっ♡♡」
甘い声は唇を合わせたフィオの口の中に消えた。
フリスの背に回した左手が仰け反ろうとする女体を抑え込む。
秘唇から蜜がどっと溢れだし、フィオの手のひらで弾けて碧のアンダーヘアまで濡らしていく。
まだまだ序の口だというのにフリスの媚肉はすっかり準備万端になっていた。
膣壁は指先に強く吸い付き、指ではなくペニスが欲しいとねだってくる。
だが、まだまだだ。
フリス自身が「お任せ」をリクエストした以上、しっかりと「お任せ」を味わってもらおう。
フィオは鍵盤を叩くかのように二本の指を交互にタップさせた。
「んんんっっ♡♡♡」
びくんとフリスの体が跳ねた。
リズミカルに弱点を叩かれたフリスの姫穴は奥から潤滑液を垂れ流し、まさに蜜壺と化している。
堪らず高い声をあげようとしたフリスの口内にフィオの舌が滑り込んだ。
叫びの形に持ち上がった舌に絡みつく。
いつになく情熱的な主に霞んだ瞳のフリスは戸惑いつつも為すがままだ。
フリスの背に回されていたフィオの左手がするりと動くと、碧の放熱髪の中に沈み込んだ。
後頭部を掴んでフリスの頭を固定しつつ、フィオの舌は口内を好き放題に蹂躙した。
その間にも右手指は執拗なタップの連打でGスポットを苛み続けている。
「んぶっ♡ んんんっ♡ んふぅぅっ♡♡♡」
唇を奪われたままのフリスは満足に嬌声を上げることすらできない。
嗚咽染みたくぐもった声を漏らしながら、主が与える快感に翻弄されている。
蕩けた蒼玉の瞳からは、惑乱の余り洗浄液がボロボロと零れ落ちていた。
体の内側、芯に近い所を責め立てられたフリスは浅く絶頂し続けている。
フリスの下腹と太腿は快楽にわなないて小刻みに震え、膣肉は主の指先に切なく吸い付いていた。
だが、これでは足りない。
フリスの蜜壺は主の逸物の味を知っている。
少年の肉槍で貫かれ、子宮ユニットが溢れかえる程の精液を注ぎ込まれる幸せを知っている。
浅いオーガズムではとても満足できない。
「んっ♡ んぐぅっ♡ んんぅっ♡」
フリスの腰がまるで主を迎え入れているかのように空腰を使う。
意識しての動作ではなく、主に与えられる快楽がCPUに焼き付けられた奉仕動作をでたらめにロードさせているのだ。
独立した部位のようにフリスの腰は擬似的なピストン運動をがくがくと行う。
相棒が半ば無意識の動作で暴れようとも、フィオの右手はフリスの股間にぴったりと張り付き、絶え間なく快楽を生み続けていた。
秘裂はすっかり開き、間欠泉のように潮を吹き零している。
その度にフリスのCPUには焼けるような、それでいて満足には程遠い快楽情報が流れ込み、切なく焦らされ続けていた。
この上、耐えられようはずもない。
フリスは大きく頭を振ると、主の唇から逃れた。
「まっ、ますたぁっ♡ ますたぁっ♡」
「キスは嫌かい?」
「ちっ、ちがいますっ、マスターのキスは大好きですっ。
そうじゃなくてっ、もう耐えれませんっ、早くくださいっ、マスターのペニスっ、おちんぽぉっ♡」
愛らしい顔を洗浄液でぐしゃぐしゃにしながらフリスは必死に主に訴えた。
このまま焦らされ続けたら、快楽情報でCPUが焦げ付いてしまいそうだ。
しかし、フリスの主は悪魔のように微笑むと、指先の動きに熱を入れた。
「あっ♡ あぁぁっ♡」
準備万端に潤みきった膣穴に、人差し指と中指に続いて薬指までも押し入ってくる。
機械的な程に正確な動作でGスポットを責め立てていた二本の指と違い、一本増えた三本指はそれぞれでたらめに動き回り、荒々しくフリスの姫穴を蹂躙する。
「ますたぁっ♡ だめぇぇっ♡」
フリスの悲鳴を聞き流し、フィオは親指の腹を皮を被ったままぷっくりと膨らんだクリトリスに当てた。
そのまま、押しつぶすような強さで捏ねる。
「いぎぃぃっ♡ ますたぁぁっ♡♡♡」
濁った嬌声がフリスの口から迸ると同時に、秘唇から一際盛大に潮が噴き出した。
失禁を思わせるような勢いでフィオの手のひらを濡らしていく。
「ひあっ……♡ あは……♡」
盛大に絶頂して虚脱したフリスの蜜壺から三本指が引き抜かれると、ぱっくりと開いた膣穴から湯気が上がりそうな程に熱い潤滑液が滴り落ちた。
フィオは濡れた指先をぺろりと舐めると、わざとらしい程の笑顔を浮かべる。
「フリス、リクエストは『お任せ』だったよね?
こんな感じでどうだったかな?」
「い、いじわるぅ……♡」
絶頂の余韻に重たげなバストを切なくひくつかせながら、フリスは主を睨んだ。
とはいえ、快楽に蕩けた瞳では迫力などない。
フィオは「ごめんごめん」と軽薄に謝りながら、フリスの目尻の洗浄液を指先で拭う。
「それじゃ、お嬢様にはご所望のおちんぽの方を味わっていただくとしますか!」
フィオは身を起こすと、主従に被さっていた毛布を払いのけた。
空調が効いたロイヤルスイートとは言え、毛布を被って睦み事をやっていれば汗もかく。
少年のしなやかな裸身には汗の玉が浮いていた。
「その前にちょっと水分を補給させてね」
額の汗を拭ったフィオはフリスをベッドに残して立ち上がると、窓際に置かれた冷蔵庫に歩み寄った。
ミネラルウォーターのボトルを取り出して喉を潤す。
「ふぅ……」
ボトルを戻しながら、手近の窓に視線を向ける。
刺繍の施された遮光カーテンを掛けられた窓は大きく、昼間ならば良い展望が望めそうだ。
フィオはふと思い立ち、にんまりと頬を緩めた。
「フリス、こっち来て」
「何ですか?」
一度盛大に絶頂したとはいえ、精を注がれていない子宮ユニットは満足しておらずフリスの体の熱は去っていない。
熱を帯びたまま普段よりも重たく感じる体を引きずるようにして、手招く主の元に向かう。
「夜景を見ながらってのはどうかな」
フィオは窓際に呼び寄せたフリスの背後に回ると、熱い裸体を抱きすくめながら遮光カーテンを開けた。
ホテルメルキオールはこの時代としては上等なホテルではあるが、人類文明最盛期の頃の建物に比べればささやかな代物に過ぎない。
ロイヤルスイートは最上階に位置しているとはいえ、その位置は五階でしかなかった。
見下ろせば明かりの乏しい夜の街並みを、備に見ることができる高さだ。
フィオは抱きすくめたフリスの体を窓に押しつけた。
豊かなバストが窓ガラスで潰れ、むにゅりと歪む。
「マ、マスター、下から見えちゃいます……」
「大丈夫大丈夫、今の時間ならそんなに人通りもないしさ」
不安げなフリスに、フィオはお気楽な口調で応じた。
実際、夜のタウン75はタウン48の繁華街に比べると格段に人通りが少ない。
タウン48のような大型発電プラントを擁していないタウン75は夜間の配給電力が乏しく、大通りに配置された街灯以外の明かりは自前で発電機を用意した店舗が掲げるネオンサイン程度だ。
「夜景っていうにはちょっと寂しいけど、上からの見晴らしは悪くないね」
「み、見られちゃうぅ……」
「大丈夫だって、部屋の明かり点けなきゃ下からじゃ判んないよ」
言いながら、フィオは背後からフリスに肉槍を突き立てた。
「はうぅ……♡」
待ち望んでいた主の逸物ではあるが、フリスは見られる可能性を気にしてしまう。
ゆっくりと肉槍を挿入しながら、フィオは相棒をからかった。
「昼間はたっぷり見られちゃったじゃない、今更気にしなくても」
「それとこれとは話が違います!
それに昼の話と言えば、何ですか『砂潜りの剣』って!
あのデータ、どうやって渡したんです!」
地雷を踏んだ。
突っ込まれたくなかった点についてきゃんきゃんと吠え立てるフリスを黙らせるべく、フィオは鋭く腰を突き込んだ。
「あうっ♡」
前回の性交時に記録されたデータよりも大きさを増している亀頭が、ごつんと奥底を抉る。
フィオはフリスの細腰を両手でホールドすると、立ちバックの姿勢で本格的なピストンを開始した。
「うぁっ♡ まっ、ますたぁっ♡ まだっ♡ はなしのとちゅうっ♡」
「いやいや、それよりご奉仕の途中ですよ、お嬢様っ!」
誤魔化しながら続けざまに膣奥を突く。
子宮ユニットを揺さぶるような連打が子宮口に叩き付けられ、フリスの膝はがくがくと震えた。
「あぅっ♡ くぅぅんっ♡」
「ほら、フリス、窓に寄りかかって。
強化ガラスみたいだから、メイデンの体重でも大丈夫だよ」
主の言葉に従い、フリスは脱力しかけた上体を窓ガラスに預けた。
窓ガラスに押しつけられた豊かな乳肉は潰れて背後から見ても大きく変形してるのが見て取れる。
「うーん、これ、ガラスの向こう側から見たら絶景なんだろうなあ……。
フリス、せっかくだし電気点けて、下から誰かに見て貰おうか?」
「なっ、なにがっ♡ せっかくなんですかぁっ♡」
抗議しながら振り返ったフリスは、主がサイドテーブルに載せられたナイトランプに手を伸ばしているのを見て、愕然とした。
「マ、マスター! だめですっ!」
「いいじゃない、見て貰おうよフリスのエッチなところ。
ほら、ちょうど下に通行人がいるよ」
こんな状況でもメイデンのカメラアイは的確に視覚情報を処理する。
主の言葉通り、中年男がホテルの前の道を歩いている様子を克明に捉えた。
星を肴に一杯といった所か、酒瓶をぶらさげて千鳥足のおじさんの顔は夜空に向けられている。
主が電灯のスイッチを入れれば、こちらに気付かれる可能性は高い。
「やっ♡ やだっ♡ だめっ♡ だめぇっ♡」
慌てるフリスの膣奥を主の逸物がペースを上げながら耕していく。
焦りと、それを上回る快感にフリスは喘ぎ混じりに拒否の言葉を口走る。
フリスの羞恥心などお構いなしに、彼女の膣壁は持ち主の意向を無視して逸物に絡みつき、締め上げていた。
責め立てているフィオもまた限界が近い、眉を寄せて射精を堪えながら相棒に囁く。
「それじゃいくよー、スイッチオーン!」
「だっ、だめぇぇぇっ♡♡♡」
フィオの言葉と同時にフリスはぎゅっと両目を閉じた。
同時に膣壁が激しく収縮し、好き放題に突きまくるフィオの逸物を一際強く締め上げた。
「う、うわっ!?」
絞り出されるかのように、亀頭から精液が迸る。
不本意ながらも暴発してしまったフィオはカバーするべくフリスのむっちりとした尻に腰を押しつけ、膣穴の一番奥まで射精中の逸物を突き込んだ。
「んあっ♡ あっ♡ あはぁっ♡」
子宮ユニットに待ちに待った精液が注ぎ込まれ、目を閉じたままのフリスは眉を寄せながらも歓喜の喘ぎを漏らす。
「ん……♡ はぁ……♡」
長い主の射精が終わった後、子宮ユニットに溜まる心地よい熱に満足げな吐息を漏らしたフリスは、恐る恐る目を開いた。
部屋の電灯は点いていない。
「……マスター?」
射精後の呼吸を整えている主を肩越しに睨むと、フィオはバツが悪そうに頬を掻いた。
「フリスが本気で嫌がってるんだから、やらないよ」
「……本気で嫌がってるのにされた事が結構たくさんある気がするんですけど」
「そうだっけ?」
フリスは小さく頬を膨らませると、後方へ突き出したままの尻を揺すり蜜壺をきゅっと締めた。
「うっ」
小さく声をあげる主を見上げ、桜色の舌で唇を湿す。
「たくさんたくさん、可愛がっていただくって言いましたよね?
まだまだ、こんなものじゃないんでしょう、マスター?」
挑戦的に蒼玉の瞳を光らせる相棒にフィオは苦笑した。
「へいへい、今宵はたくさんご奉仕させていただきますよ、お嬢様」
ベッドの上で頭から毛布を被り布団玉となったフリスを前にして、途方に暮れていた。
「フリスー、そろそろ機嫌直してよ-。
僕が悪かったからさぁ」
猫撫で声で相棒を懐柔しようとするが、布団玉はイヤイヤと首らしき部分を振って拒絶した。
毛布の隙間から覗く蒼い瞳は恨みがましい光を湛えている。
「……マスターは、わたしを何だと思ってらっしゃるのですか」
「大事なパートナーだよ?」
「本当に?」
「も、勿論」
不機嫌な事が多いフリスだが、主に対してそれをぶつけてくるのは珍しい。
フィオは若干気圧されながらも頷いた。
フリスはと被った毛布の下から覗く蒼い瞳を疑わしそうに細めて睨めつけてくる。
「それなら、なぜ大事なパートナーを辱めるような真似をされるのです」
「……やっぱり、恥ずかしかった?」
「当たり前ですっ!」
憤然と抗議するフリスに、フィオは困ったように頬を掻いた。
「……君の心情を配慮しなかったのは悪かったと思う。でも、どうしても我慢できなかったんだ」
「……そんなにシュネーさんの裸を見たかったんですか?」
「い、いや、それとは別の理由だよ。 僕は……君を、皆に見せびらかしたかったんだ」
フィオは布団玉の隣にぽすんと腰を下ろした。
毛布の上からフリスの頭を撫でつつ、自分の考えをまとめるようにポツポツと口を開く。
「キキョウさんと居た頃、周りから言われてたんだ。 見せつけるんじゃないって。
そんなつもりないのに、どこに行っても毎度毎度言われてさ、本当に気分悪かったんだ」
フィオの手がフリスの被った毛布を引き下ろす。
メタリックグリーンの鮮やかな放熱髪が露わになった。
「メイデンを持ってない人が羨むのはよくわかる。僕自身そうだったし。
でも、だからって始終陰口を叩かれる筋合いはない。
メイデン持ってないのはそっちの事情なのに、なんで僕が毎度嫌な思いしなきゃいけないんだ」
フィオは唇を尖らせると、毛布の上からフリスの肩に腕を回した。
ぐいと引き寄せる。
「だから、常々思ってたんだ。
そんなに羨ましいのなら、思いっきり自慢して心底羨ましがらせてやろうってね」
「……かなり趣味が悪くないですか?」
「……自分でもそう思わなくはない……」
流石にバツが悪そうに俯く主を見上げ、フリスは追求した。
「マスターの陰口を利いていた相手はタウン48の人達で、この町の人達じゃないでしょうに」
「まあ、そうなんだけどさ、これはフリスを見せびらかすチャンスだ!って思っちゃって」
フィオは両手でフリスの頬を包み込むように撫でる。
「僕のメイデンはこんなに強くて可愛いんだぞ、どうだ皆よく見ろってね」
「……もう」
頬を撫でながら囁かれた言葉にフリスは照れたように目を逸らした。
「キキョウにはそんな事させなかったんでしょうに」
照れ隠しの憎まれ口は、フィオの痛い所を突いた。
「……キキョウさんはパートナーである以前に、僕の教官役だから。
破廉恥だって怒られちゃう」
「わたしだって怒ってますよ!」
「でも従ってくれたよね?
ありがとうフリス、大好きだよ」
「お、おだてればいいと思ってらっしゃるんだから、マスターは……」
どぎまぎしながらそっぽを向いたフリスは、ちらちらと視線だけを主に向けつつ、ぼそぼそと呟く。
「口だけじゃなく、行動で示してください……♡」
フィオはフリスの被った毛布の下に潜り込みながら、ベッドに相棒を押し倒した。
毛布の下のフリスは裸身である。
昼の一戦の直後、シャワーで身を清めてからベッドに直行し布団玉になって不貞腐れていたのであった。
フィオは体格に比して豊かな重量級バストに手を伸ばした。
手のひらに吸い付くなめらかな肌の感触を楽しみながら、乳肉を指を食い込ませて鷲掴みにする。
「んっ……♡ ふぅ……♡」
フリスは鼻に掛かった吐息を漏らしながら、主の首に両腕を回した。
毛布の下の暗がりの中、フリスの柔らかな体が押しつけられる。
しっとりと機体冷却液に濡れた肢体は、内側に秘めたジェネレーターの高稼働を反映して熱い。
フリスは主の首の後ろに両腕を絡めながら、両足も腰に巻き付けていく。
絶対に逃がさないと言わんばかりに。
フリスの蒼玉の瞳が、暗がりの中で悪戯っぽく輝いた。
「今夜はたくさんたくさん、可愛がっていただきますから♡」
「判ってるさ。
埋め合わせって訳じゃ無いけど、今夜は僕がフリスのリクエストに応えるよ。
どういう風にされたい?」
「どんな風……」
フィオの言葉にフリスは真剣に考え込んだ。
この方面において、キキョウの薫陶を受けた主は相当な腕利きであるとフリスは身をもって実感している。
メイデンの嗜みとしてフリスにもご奉仕プログラムを含む性的知識はインストールされているものの、通り一遍の基本データに過ぎない。
機体の感じやすさとは裏腹にデータ蓄積はまだまだのフリスでは、主が「相当凄い」事は理解できても、その上限がとても見定められないのだ。
「……マスターに、お任せします」
結果、何とも無難なリクエストとなってしまった事に内心で忸怩たる思いを抱くフリスであったが、彼女の望みは子宮ユニットにたっぷり精液を注いで欲しいという点に帰結する。
真の漢に覚醒して以来、底なしのような精力を示すフィオを相手にする以上、彼女の望みは毎回叶えられていた。
「お任せか。
承りました、お嬢様」
気取った口調で了承したフィオは、左腕をフリスの背に回して抱き返すと唇を重ねた。
「んっ♡」
密着したまま股間に右手を伸ばす。
柔らかな恥毛を手のひらに感じつつ、人差し指と中指をつぷりと押し込んだ。
「んんぅっ♡」
フリスの背がぴくぴくと震える。
蒼い瞳が切なげに細められる様を至近距離から見つめながら、フィオは慎重な手付きで敏感な器官への侵入を続行した。
フリスの秘所はすでに潤み、奥からとろとろと潤滑液を溢れさせている。
性感センサーのロックが外れている彼女の敏感さは折り紙付き、口付けひとつで出来上がってしまうのはフィオにとって若干物足りない面もある。
だが、今夜はフリス自身のリクエストが「お任せ」だ。
お任せされた以上、徹底的に自分の好みにやるとしよう。
甘えるように指先に絡みつくメイデンの膣肉を掻き分け、フィオは目的の箇所へ指先を到達させた。
ただでさえ敏感なフリスの膣内でも子宮口と並び特に敏感な一点、Gスポット。
膣道の天井の一部に潜んだその弱点を探り当てたフィオは、二本の指先で強く引っ掻いた。
「んうぅっ♡♡」
甘い声は唇を合わせたフィオの口の中に消えた。
フリスの背に回した左手が仰け反ろうとする女体を抑え込む。
秘唇から蜜がどっと溢れだし、フィオの手のひらで弾けて碧のアンダーヘアまで濡らしていく。
まだまだ序の口だというのにフリスの媚肉はすっかり準備万端になっていた。
膣壁は指先に強く吸い付き、指ではなくペニスが欲しいとねだってくる。
だが、まだまだだ。
フリス自身が「お任せ」をリクエストした以上、しっかりと「お任せ」を味わってもらおう。
フィオは鍵盤を叩くかのように二本の指を交互にタップさせた。
「んんんっっ♡♡♡」
びくんとフリスの体が跳ねた。
リズミカルに弱点を叩かれたフリスの姫穴は奥から潤滑液を垂れ流し、まさに蜜壺と化している。
堪らず高い声をあげようとしたフリスの口内にフィオの舌が滑り込んだ。
叫びの形に持ち上がった舌に絡みつく。
いつになく情熱的な主に霞んだ瞳のフリスは戸惑いつつも為すがままだ。
フリスの背に回されていたフィオの左手がするりと動くと、碧の放熱髪の中に沈み込んだ。
後頭部を掴んでフリスの頭を固定しつつ、フィオの舌は口内を好き放題に蹂躙した。
その間にも右手指は執拗なタップの連打でGスポットを苛み続けている。
「んぶっ♡ んんんっ♡ んふぅぅっ♡♡♡」
唇を奪われたままのフリスは満足に嬌声を上げることすらできない。
嗚咽染みたくぐもった声を漏らしながら、主が与える快感に翻弄されている。
蕩けた蒼玉の瞳からは、惑乱の余り洗浄液がボロボロと零れ落ちていた。
体の内側、芯に近い所を責め立てられたフリスは浅く絶頂し続けている。
フリスの下腹と太腿は快楽にわなないて小刻みに震え、膣肉は主の指先に切なく吸い付いていた。
だが、これでは足りない。
フリスの蜜壺は主の逸物の味を知っている。
少年の肉槍で貫かれ、子宮ユニットが溢れかえる程の精液を注ぎ込まれる幸せを知っている。
浅いオーガズムではとても満足できない。
「んっ♡ んぐぅっ♡ んんぅっ♡」
フリスの腰がまるで主を迎え入れているかのように空腰を使う。
意識しての動作ではなく、主に与えられる快楽がCPUに焼き付けられた奉仕動作をでたらめにロードさせているのだ。
独立した部位のようにフリスの腰は擬似的なピストン運動をがくがくと行う。
相棒が半ば無意識の動作で暴れようとも、フィオの右手はフリスの股間にぴったりと張り付き、絶え間なく快楽を生み続けていた。
秘裂はすっかり開き、間欠泉のように潮を吹き零している。
その度にフリスのCPUには焼けるような、それでいて満足には程遠い快楽情報が流れ込み、切なく焦らされ続けていた。
この上、耐えられようはずもない。
フリスは大きく頭を振ると、主の唇から逃れた。
「まっ、ますたぁっ♡ ますたぁっ♡」
「キスは嫌かい?」
「ちっ、ちがいますっ、マスターのキスは大好きですっ。
そうじゃなくてっ、もう耐えれませんっ、早くくださいっ、マスターのペニスっ、おちんぽぉっ♡」
愛らしい顔を洗浄液でぐしゃぐしゃにしながらフリスは必死に主に訴えた。
このまま焦らされ続けたら、快楽情報でCPUが焦げ付いてしまいそうだ。
しかし、フリスの主は悪魔のように微笑むと、指先の動きに熱を入れた。
「あっ♡ あぁぁっ♡」
準備万端に潤みきった膣穴に、人差し指と中指に続いて薬指までも押し入ってくる。
機械的な程に正確な動作でGスポットを責め立てていた二本の指と違い、一本増えた三本指はそれぞれでたらめに動き回り、荒々しくフリスの姫穴を蹂躙する。
「ますたぁっ♡ だめぇぇっ♡」
フリスの悲鳴を聞き流し、フィオは親指の腹を皮を被ったままぷっくりと膨らんだクリトリスに当てた。
そのまま、押しつぶすような強さで捏ねる。
「いぎぃぃっ♡ ますたぁぁっ♡♡♡」
濁った嬌声がフリスの口から迸ると同時に、秘唇から一際盛大に潮が噴き出した。
失禁を思わせるような勢いでフィオの手のひらを濡らしていく。
「ひあっ……♡ あは……♡」
盛大に絶頂して虚脱したフリスの蜜壺から三本指が引き抜かれると、ぱっくりと開いた膣穴から湯気が上がりそうな程に熱い潤滑液が滴り落ちた。
フィオは濡れた指先をぺろりと舐めると、わざとらしい程の笑顔を浮かべる。
「フリス、リクエストは『お任せ』だったよね?
こんな感じでどうだったかな?」
「い、いじわるぅ……♡」
絶頂の余韻に重たげなバストを切なくひくつかせながら、フリスは主を睨んだ。
とはいえ、快楽に蕩けた瞳では迫力などない。
フィオは「ごめんごめん」と軽薄に謝りながら、フリスの目尻の洗浄液を指先で拭う。
「それじゃ、お嬢様にはご所望のおちんぽの方を味わっていただくとしますか!」
フィオは身を起こすと、主従に被さっていた毛布を払いのけた。
空調が効いたロイヤルスイートとは言え、毛布を被って睦み事をやっていれば汗もかく。
少年のしなやかな裸身には汗の玉が浮いていた。
「その前にちょっと水分を補給させてね」
額の汗を拭ったフィオはフリスをベッドに残して立ち上がると、窓際に置かれた冷蔵庫に歩み寄った。
ミネラルウォーターのボトルを取り出して喉を潤す。
「ふぅ……」
ボトルを戻しながら、手近の窓に視線を向ける。
刺繍の施された遮光カーテンを掛けられた窓は大きく、昼間ならば良い展望が望めそうだ。
フィオはふと思い立ち、にんまりと頬を緩めた。
「フリス、こっち来て」
「何ですか?」
一度盛大に絶頂したとはいえ、精を注がれていない子宮ユニットは満足しておらずフリスの体の熱は去っていない。
熱を帯びたまま普段よりも重たく感じる体を引きずるようにして、手招く主の元に向かう。
「夜景を見ながらってのはどうかな」
フィオは窓際に呼び寄せたフリスの背後に回ると、熱い裸体を抱きすくめながら遮光カーテンを開けた。
ホテルメルキオールはこの時代としては上等なホテルではあるが、人類文明最盛期の頃の建物に比べればささやかな代物に過ぎない。
ロイヤルスイートは最上階に位置しているとはいえ、その位置は五階でしかなかった。
見下ろせば明かりの乏しい夜の街並みを、備に見ることができる高さだ。
フィオは抱きすくめたフリスの体を窓に押しつけた。
豊かなバストが窓ガラスで潰れ、むにゅりと歪む。
「マ、マスター、下から見えちゃいます……」
「大丈夫大丈夫、今の時間ならそんなに人通りもないしさ」
不安げなフリスに、フィオはお気楽な口調で応じた。
実際、夜のタウン75はタウン48の繁華街に比べると格段に人通りが少ない。
タウン48のような大型発電プラントを擁していないタウン75は夜間の配給電力が乏しく、大通りに配置された街灯以外の明かりは自前で発電機を用意した店舗が掲げるネオンサイン程度だ。
「夜景っていうにはちょっと寂しいけど、上からの見晴らしは悪くないね」
「み、見られちゃうぅ……」
「大丈夫だって、部屋の明かり点けなきゃ下からじゃ判んないよ」
言いながら、フィオは背後からフリスに肉槍を突き立てた。
「はうぅ……♡」
待ち望んでいた主の逸物ではあるが、フリスは見られる可能性を気にしてしまう。
ゆっくりと肉槍を挿入しながら、フィオは相棒をからかった。
「昼間はたっぷり見られちゃったじゃない、今更気にしなくても」
「それとこれとは話が違います!
それに昼の話と言えば、何ですか『砂潜りの剣』って!
あのデータ、どうやって渡したんです!」
地雷を踏んだ。
突っ込まれたくなかった点についてきゃんきゃんと吠え立てるフリスを黙らせるべく、フィオは鋭く腰を突き込んだ。
「あうっ♡」
前回の性交時に記録されたデータよりも大きさを増している亀頭が、ごつんと奥底を抉る。
フィオはフリスの細腰を両手でホールドすると、立ちバックの姿勢で本格的なピストンを開始した。
「うぁっ♡ まっ、ますたぁっ♡ まだっ♡ はなしのとちゅうっ♡」
「いやいや、それよりご奉仕の途中ですよ、お嬢様っ!」
誤魔化しながら続けざまに膣奥を突く。
子宮ユニットを揺さぶるような連打が子宮口に叩き付けられ、フリスの膝はがくがくと震えた。
「あぅっ♡ くぅぅんっ♡」
「ほら、フリス、窓に寄りかかって。
強化ガラスみたいだから、メイデンの体重でも大丈夫だよ」
主の言葉に従い、フリスは脱力しかけた上体を窓ガラスに預けた。
窓ガラスに押しつけられた豊かな乳肉は潰れて背後から見ても大きく変形してるのが見て取れる。
「うーん、これ、ガラスの向こう側から見たら絶景なんだろうなあ……。
フリス、せっかくだし電気点けて、下から誰かに見て貰おうか?」
「なっ、なにがっ♡ せっかくなんですかぁっ♡」
抗議しながら振り返ったフリスは、主がサイドテーブルに載せられたナイトランプに手を伸ばしているのを見て、愕然とした。
「マ、マスター! だめですっ!」
「いいじゃない、見て貰おうよフリスのエッチなところ。
ほら、ちょうど下に通行人がいるよ」
こんな状況でもメイデンのカメラアイは的確に視覚情報を処理する。
主の言葉通り、中年男がホテルの前の道を歩いている様子を克明に捉えた。
星を肴に一杯といった所か、酒瓶をぶらさげて千鳥足のおじさんの顔は夜空に向けられている。
主が電灯のスイッチを入れれば、こちらに気付かれる可能性は高い。
「やっ♡ やだっ♡ だめっ♡ だめぇっ♡」
慌てるフリスの膣奥を主の逸物がペースを上げながら耕していく。
焦りと、それを上回る快感にフリスは喘ぎ混じりに拒否の言葉を口走る。
フリスの羞恥心などお構いなしに、彼女の膣壁は持ち主の意向を無視して逸物に絡みつき、締め上げていた。
責め立てているフィオもまた限界が近い、眉を寄せて射精を堪えながら相棒に囁く。
「それじゃいくよー、スイッチオーン!」
「だっ、だめぇぇぇっ♡♡♡」
フィオの言葉と同時にフリスはぎゅっと両目を閉じた。
同時に膣壁が激しく収縮し、好き放題に突きまくるフィオの逸物を一際強く締め上げた。
「う、うわっ!?」
絞り出されるかのように、亀頭から精液が迸る。
不本意ながらも暴発してしまったフィオはカバーするべくフリスのむっちりとした尻に腰を押しつけ、膣穴の一番奥まで射精中の逸物を突き込んだ。
「んあっ♡ あっ♡ あはぁっ♡」
子宮ユニットに待ちに待った精液が注ぎ込まれ、目を閉じたままのフリスは眉を寄せながらも歓喜の喘ぎを漏らす。
「ん……♡ はぁ……♡」
長い主の射精が終わった後、子宮ユニットに溜まる心地よい熱に満足げな吐息を漏らしたフリスは、恐る恐る目を開いた。
部屋の電灯は点いていない。
「……マスター?」
射精後の呼吸を整えている主を肩越しに睨むと、フィオはバツが悪そうに頬を掻いた。
「フリスが本気で嫌がってるんだから、やらないよ」
「……本気で嫌がってるのにされた事が結構たくさんある気がするんですけど」
「そうだっけ?」
フリスは小さく頬を膨らませると、後方へ突き出したままの尻を揺すり蜜壺をきゅっと締めた。
「うっ」
小さく声をあげる主を見上げ、桜色の舌で唇を湿す。
「たくさんたくさん、可愛がっていただくって言いましたよね?
まだまだ、こんなものじゃないんでしょう、マスター?」
挑戦的に蒼玉の瞳を光らせる相棒にフィオは苦笑した。
「へいへい、今宵はたくさんご奉仕させていただきますよ、お嬢様」
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