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対の魂(現代)
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市山兄弟は似てないとよく言われる。
しかも僕達は双子なのに似てない。
よく一卵性とかいうのがそっくりになるらしいから、そうじゃないってことだろう。
だから見た目はちっとも似てないのは当たり前なんだけど、兄弟で双子にしては似てなさすぎって友達にも言われる。
だけど僕達は間違いなく双子だといえることがある。
「なあ、シヤ。今日学校で習ったんだけど」
「ん?」
学校から帰ってきた兄である真都が着替え終わってリビングにやってきた。
頭のよさも違ってて通う学校も違うんだ。僕は普通の学校だけど、真都はすごく頭のいい学校だ。
「素粒子って知ってる?」
「詳しくは知らないけど、ちっちゃい物質だよな」
「そう。で、それがさ、それに対みたいなのがあるらしくて、それがな、引き離してどんなに遠くに離しても、片方の状態変化がもう片方にも即伝わるんだって」
「ほえー。仲がいいんだね」
僕の意見に真都も真剣な顔で頷いた。
「そうなんだよ。物理的にそんなのおかしいと思うんだけど、量子力学は物理とはまた別なんだとか。もはやファンタジーだよな!」
「う、ん?」
ちょっと話についてけないけど、ファンタジーってこと?
「そんなふうな対ってまるで魂の対みたいじゃないか?」
「マト…、それって…」
「そう。俺達みたいじゃないか?まったく似てない双子ってすげー言われるけど、でも、俺達は互いのことがよく分かる。それってきっと魂が対だからなんじゃないかな?」
僕達は似てないけど、相手が感じている感情がどこにいても分かったりするんだ。
どの場所にいるかってのもなんとなく分かるよ。
「そ、それってさ…」
「ん?」
「えと、その」
自分の考えに顔が赤くなる。はっきりじゃないにしても真都に伝わっているはずで、そう思うとさらに顔が赤くなる。
「…俺達は運命の相手ってこと?」
「あう、嫌ならいいよ。別に」
「悲しそうに言うなよ。大丈夫、俺も、ずっと前からそう思ってたから」
そう言って真都がふんわりとキスをしてきた。
触れるだけのキスだけど、魂が共鳴したような気がして、身体が喜ぶ。
僕もきっと対なんだろうと分かっていたけど、やっぱり聞きたいよね?
真都の胸に顔を寄せて対の魂をじんわりと感じる。
※量子もつれから。量子力学詳しくは知らないです
2014/05/06
しかも僕達は双子なのに似てない。
よく一卵性とかいうのがそっくりになるらしいから、そうじゃないってことだろう。
だから見た目はちっとも似てないのは当たり前なんだけど、兄弟で双子にしては似てなさすぎって友達にも言われる。
だけど僕達は間違いなく双子だといえることがある。
「なあ、シヤ。今日学校で習ったんだけど」
「ん?」
学校から帰ってきた兄である真都が着替え終わってリビングにやってきた。
頭のよさも違ってて通う学校も違うんだ。僕は普通の学校だけど、真都はすごく頭のいい学校だ。
「素粒子って知ってる?」
「詳しくは知らないけど、ちっちゃい物質だよな」
「そう。で、それがさ、それに対みたいなのがあるらしくて、それがな、引き離してどんなに遠くに離しても、片方の状態変化がもう片方にも即伝わるんだって」
「ほえー。仲がいいんだね」
僕の意見に真都も真剣な顔で頷いた。
「そうなんだよ。物理的にそんなのおかしいと思うんだけど、量子力学は物理とはまた別なんだとか。もはやファンタジーだよな!」
「う、ん?」
ちょっと話についてけないけど、ファンタジーってこと?
「そんなふうな対ってまるで魂の対みたいじゃないか?」
「マト…、それって…」
「そう。俺達みたいじゃないか?まったく似てない双子ってすげー言われるけど、でも、俺達は互いのことがよく分かる。それってきっと魂が対だからなんじゃないかな?」
僕達は似てないけど、相手が感じている感情がどこにいても分かったりするんだ。
どの場所にいるかってのもなんとなく分かるよ。
「そ、それってさ…」
「ん?」
「えと、その」
自分の考えに顔が赤くなる。はっきりじゃないにしても真都に伝わっているはずで、そう思うとさらに顔が赤くなる。
「…俺達は運命の相手ってこと?」
「あう、嫌ならいいよ。別に」
「悲しそうに言うなよ。大丈夫、俺も、ずっと前からそう思ってたから」
そう言って真都がふんわりとキスをしてきた。
触れるだけのキスだけど、魂が共鳴したような気がして、身体が喜ぶ。
僕もきっと対なんだろうと分かっていたけど、やっぱり聞きたいよね?
真都の胸に顔を寄せて対の魂をじんわりと感じる。
※量子もつれから。量子力学詳しくは知らないです
2014/05/06
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