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逆襲
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「ネッド!」
リュランが、絶望の声をあげる。
地獄の光はネッドを包み込み、同時にその周辺の木々を消滅させた。凄まじい土煙が舞い上がり、辺り一帯の視界が遮られる。
「アルベルト、すまない。だがそちらの世界で親子仲良く暮らしてほしい」
憎しみの権化と成り果てたマリオンが、手向けの言葉を口にする。
「次は君の番だ、リュラン君。すぐにネッド君の後を追いたまえ。さらばだ」
魔人の目が再び光に満ち始め、もう一人の犠牲者に放たれようとした時、辺りに耳をつんざく轟音が響いた。魔人がその音の正体を確かめる間もなく、その身は衝撃に撃たれ地面に叩きつけられた。
「ぐ、ぐっ……」
魔人は何が起こったのか全く理解できず、クラクラとする頭を押さえながら体勢を整える。
「この巨大な魔力は何だ……?」
魔人はネッドが最後に立っていたあたりに巨大なエネルギーを感じ取り、その縦に並んだ二つの目で凝視した。土ぼこりが収まるにつれ、一人の人物が月明かりに照らし出される。
「ネッド、お前……!」
ようやく立ち上がったリュランは、友の変貌した姿を目の当たりにする。皮膚は首の上あたりまで朱色に染まり、それは尚も少しずつ上へと這い上がっている。また大地の茶色だった髪の毛は冷たいアイスブルーとなり、頭の両側に大きく張り出していた。まるで湾曲した角が生えているようである。
そして着ているものも、ネッドのそれではない。それは位の高い暗黒貴族のようにも見えた。そして何よりも、優しさに満ちた黒々とした瞳は消え失せ、見るものを瞬時に凍りつかせるような黄金のそれに代わっている。
”あの時と同じだ……。始まっちまったか”
「お前は誰だ。何処から現れた!?」
憎悪の魔人が問う。謎の存在は何も答えない。
「応えぬか? ならば消し去るのみ!」
憎しみに支配された魔人の心は、誰であろうと、自らに逆らう他者を容赦しない。強大な光の筋が変貌したネッド・ライザーに襲い掛かる。
「リフレクト・ワイバーンのウロコを機能付加」
ネッドがそうつぶやくと、彼の体は渋い銀色となり、正面から直撃した悪魔の光を斜め上に反射した。光の帯は真暗な夜空を目指しやがて霧散する。
「跳ね返した? ありえない。どういう事だ」
今まで余裕綽々だった魔人の心に、砂粒ほどのかすかな不安が芽生えた。
「もう、やめましょう」
ネッドが、魔人の目を見て語りかける。
「その声はネッド君? ネッド君なのか。その姿は何とした事だ?」
余りに突然の展開に、魔人は当惑した。
「話せば長くなります。今はその時じゃない。元の姿に戻って下さい」
「何だと? 何故、君は私の光で消滅しない。何故、そこに立っていられるのだ」
魔人は、重ねて尋ねた。
「マリオン、降参してくれ。お前にもう勝ち目はない。ネッドの事を少しでも思っているのなら、降参してくれ!」
リュランが、魔人に懇願する。
まだ間に合うかも知れない。今ならまだ元のネッド・ライザーに戻れるかも知れない。リュランは、僅かな望みを胸に神に祈った。
「何を言ってるんだ、リュラン君。降参しろだと? 今の私は、無敵だといういうのに!」
降伏を勧められ激高する魔人。それはまるで、かつてのドラゼルのようである。
「お願いです。降伏して下さい。マリオンさん」
ネッドは、再び魔人に呼びかけた。
「出来ん、出来ん、出来んよ、そんな事。今の君が、何者かはわからない。だが、私が降伏するなんて、世界が終ってもあり得ない!」
魔人は、足の触手の半分をネッドに向かって繰り出した。
「ライトニング・ユニコーンの電を機能付加」
ネッドがそう叫ぶと、その体からまばゆい光が程走り、それは大いなる電と化して魔人を打つ。先ほど、魔人が被った衝撃と同じものだ。
言葉にならない金切り声をあげ、魔人は再び地にまみえる。その衝撃は森の木々を大きく揺らし、そこに暮らす動物たちはみな遁走し姿を消した。
「その力は、何だ? 君は、一体どうしてしまったのだ」
四本の腕を地面につき、顔だけをあげて魔人はネッドを睨む。
「あなたは勝てない。勝てないんだ」
ネッドは、金色の瞳で冷たく魔人を一瞥した。
「その目は何だ。私を侮辱する事は許さん、絶対に許さんぞぉ!」
魔人は十数本ある脚をフル回転させ、脱兎の勢いでネッドに迫る。そして四本の腕を同時に後ろへ引き、最大限の力をためた後、その全ての拳で目の前の敵に殴りかかった。
「雷を打つ暇なんぞ、与えぬぞ!」
魔人が、怒りの声をあげる。
「ダイヤモンド・ゴーレムの硬さと重さ機能付加」
ネッドの唇がそう囁くと、彼の体は、まばゆい宝石の如く変化した。
四本の、極太の杭のような腕が的確にネッドを捉える。だが勝利を確信した魔人は、経験した事のない激烈な痛みにその身をよじる事となった。
ネッドを粉砕したかに見えた魔人の拳は、全てがヒットしたものの、彼の体を破壊する事はかなわず、むしろその硬さに腕の方が切り裂かれ潰される。勢いがあった分、ダメージは全て魔人自身に降りかかった。
「があぁっ!」
痛みに耐え切れず、魔人はのけぞり後退する。彼の四本の腕は肘の手前までグチャグチャになり、二度と使い物にはならなかった。
「どうして、どうしてこうなる。どうして、こっちの攻撃が全く通じないんだ!?」
憎悪の魔人は、自らの命の危険すら感じ怯え始める。
機能付加。そうだ、何かするたびに、彼はそう言った。モンスターの力を、自分自身に機能付加しているのか?
憎悪の魔人は考える。
ならばそれは、私が魔人で試したのと同じではないか。つまり彼は、魔人と同じく魂石を体に練り込んでいるのか? いや、そんなはずはない。彼が口にした魔物たちは強大な力を持っている。それら違う種類の魂石を、全て体に練り込むなど不可能だ。それは、魔人を誕生させた私が一番よく知っている。
それにあの姿は何だ。何故あのよう変貌を遂げたのだ。
その時、憎悪の魔人の脳裏に、一つのひらめきが走った。
リュランが、絶望の声をあげる。
地獄の光はネッドを包み込み、同時にその周辺の木々を消滅させた。凄まじい土煙が舞い上がり、辺り一帯の視界が遮られる。
「アルベルト、すまない。だがそちらの世界で親子仲良く暮らしてほしい」
憎しみの権化と成り果てたマリオンが、手向けの言葉を口にする。
「次は君の番だ、リュラン君。すぐにネッド君の後を追いたまえ。さらばだ」
魔人の目が再び光に満ち始め、もう一人の犠牲者に放たれようとした時、辺りに耳をつんざく轟音が響いた。魔人がその音の正体を確かめる間もなく、その身は衝撃に撃たれ地面に叩きつけられた。
「ぐ、ぐっ……」
魔人は何が起こったのか全く理解できず、クラクラとする頭を押さえながら体勢を整える。
「この巨大な魔力は何だ……?」
魔人はネッドが最後に立っていたあたりに巨大なエネルギーを感じ取り、その縦に並んだ二つの目で凝視した。土ぼこりが収まるにつれ、一人の人物が月明かりに照らし出される。
「ネッド、お前……!」
ようやく立ち上がったリュランは、友の変貌した姿を目の当たりにする。皮膚は首の上あたりまで朱色に染まり、それは尚も少しずつ上へと這い上がっている。また大地の茶色だった髪の毛は冷たいアイスブルーとなり、頭の両側に大きく張り出していた。まるで湾曲した角が生えているようである。
そして着ているものも、ネッドのそれではない。それは位の高い暗黒貴族のようにも見えた。そして何よりも、優しさに満ちた黒々とした瞳は消え失せ、見るものを瞬時に凍りつかせるような黄金のそれに代わっている。
”あの時と同じだ……。始まっちまったか”
「お前は誰だ。何処から現れた!?」
憎悪の魔人が問う。謎の存在は何も答えない。
「応えぬか? ならば消し去るのみ!」
憎しみに支配された魔人の心は、誰であろうと、自らに逆らう他者を容赦しない。強大な光の筋が変貌したネッド・ライザーに襲い掛かる。
「リフレクト・ワイバーンのウロコを機能付加」
ネッドがそうつぶやくと、彼の体は渋い銀色となり、正面から直撃した悪魔の光を斜め上に反射した。光の帯は真暗な夜空を目指しやがて霧散する。
「跳ね返した? ありえない。どういう事だ」
今まで余裕綽々だった魔人の心に、砂粒ほどのかすかな不安が芽生えた。
「もう、やめましょう」
ネッドが、魔人の目を見て語りかける。
「その声はネッド君? ネッド君なのか。その姿は何とした事だ?」
余りに突然の展開に、魔人は当惑した。
「話せば長くなります。今はその時じゃない。元の姿に戻って下さい」
「何だと? 何故、君は私の光で消滅しない。何故、そこに立っていられるのだ」
魔人は、重ねて尋ねた。
「マリオン、降参してくれ。お前にもう勝ち目はない。ネッドの事を少しでも思っているのなら、降参してくれ!」
リュランが、魔人に懇願する。
まだ間に合うかも知れない。今ならまだ元のネッド・ライザーに戻れるかも知れない。リュランは、僅かな望みを胸に神に祈った。
「何を言ってるんだ、リュラン君。降参しろだと? 今の私は、無敵だといういうのに!」
降伏を勧められ激高する魔人。それはまるで、かつてのドラゼルのようである。
「お願いです。降伏して下さい。マリオンさん」
ネッドは、再び魔人に呼びかけた。
「出来ん、出来ん、出来んよ、そんな事。今の君が、何者かはわからない。だが、私が降伏するなんて、世界が終ってもあり得ない!」
魔人は、足の触手の半分をネッドに向かって繰り出した。
「ライトニング・ユニコーンの電を機能付加」
ネッドがそう叫ぶと、その体からまばゆい光が程走り、それは大いなる電と化して魔人を打つ。先ほど、魔人が被った衝撃と同じものだ。
言葉にならない金切り声をあげ、魔人は再び地にまみえる。その衝撃は森の木々を大きく揺らし、そこに暮らす動物たちはみな遁走し姿を消した。
「その力は、何だ? 君は、一体どうしてしまったのだ」
四本の腕を地面につき、顔だけをあげて魔人はネッドを睨む。
「あなたは勝てない。勝てないんだ」
ネッドは、金色の瞳で冷たく魔人を一瞥した。
「その目は何だ。私を侮辱する事は許さん、絶対に許さんぞぉ!」
魔人は十数本ある脚をフル回転させ、脱兎の勢いでネッドに迫る。そして四本の腕を同時に後ろへ引き、最大限の力をためた後、その全ての拳で目の前の敵に殴りかかった。
「雷を打つ暇なんぞ、与えぬぞ!」
魔人が、怒りの声をあげる。
「ダイヤモンド・ゴーレムの硬さと重さ機能付加」
ネッドの唇がそう囁くと、彼の体は、まばゆい宝石の如く変化した。
四本の、極太の杭のような腕が的確にネッドを捉える。だが勝利を確信した魔人は、経験した事のない激烈な痛みにその身をよじる事となった。
ネッドを粉砕したかに見えた魔人の拳は、全てがヒットしたものの、彼の体を破壊する事はかなわず、むしろその硬さに腕の方が切り裂かれ潰される。勢いがあった分、ダメージは全て魔人自身に降りかかった。
「があぁっ!」
痛みに耐え切れず、魔人はのけぞり後退する。彼の四本の腕は肘の手前までグチャグチャになり、二度と使い物にはならなかった。
「どうして、どうしてこうなる。どうして、こっちの攻撃が全く通じないんだ!?」
憎悪の魔人は、自らの命の危険すら感じ怯え始める。
機能付加。そうだ、何かするたびに、彼はそう言った。モンスターの力を、自分自身に機能付加しているのか?
憎悪の魔人は考える。
ならばそれは、私が魔人で試したのと同じではないか。つまり彼は、魔人と同じく魂石を体に練り込んでいるのか? いや、そんなはずはない。彼が口にした魔物たちは強大な力を持っている。それら違う種類の魂石を、全て体に練り込むなど不可能だ。それは、魔人を誕生させた私が一番よく知っている。
それにあの姿は何だ。何故あのよう変貌を遂げたのだ。
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