アーリウムの大賢者

佐倉真稀

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大賢者はダンジョンで運命と出会う(ヒューSIDE)

7※

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 メルトはめちゃめちゃ可愛かった。自分が反応するのに戸惑っているみたいで、でも素直に快感を訴えてくる。涙を浮かべた目で見あげられたら、もう熱がダイレクトに股間に響いた。
 お互いの手で一緒に果てた。メルトのイく姿は超絶に可愛かった。自慰もしたことないんだろう。いっぱいいっぱいになってる様子で、俺は無理はさせたくなかったのでそこまでにした。

 スリープの魔法をかけて眠らせた。
 メルトの腹の上に大量に俺の精が散らばって、あまりのエロさにまた勃ち上がりそうになるが、ぐっと堪えた。浄化をかけてすべて綺麗にして元の姿に戻った。

「おやすみメルト」
 チュッと唇にキスを落として、裸のメルトを抱き締める。ちゃんとこの姿の事も、ダンジョンを出たら教えないと、とそう思って寝た。
 抱き込んだメルトからはいい匂いがした。

 朝起きて元の姿に戻る。朝食(今日はベーコンエッグ、クルミパン、コーンスープにした)の支度を終えてメルトを起こしに行く。顔を覗き込んで起きるのを待つ。目を開けたメルトが固まってた。
 可愛いなあ。思わずおはようのキスをすると挨拶を返してくれた。それがまた可愛くて頭を軽くぽんぽんと叩いた。

 朝食を終えて、昨日の場所まで転移して、またレベリングしながらマッピングをした。まだ全然全貌が見えない。今のところ狼や猪型、鹿型の森でよく出る魔物ばかりだ。だが、脅威度はC~Bランク。安全地帯から遠ざかるほど強さが増していくようだ。

 魔物の抵抗は極力俺が抑えているとはいっても、完全に抑え込めるわけじゃないし、抑え込まない。昨日はある程度パワーレベリングにしたけど、今日からは安全を担保した魔術師との連携プレー実習にしよう。

 さすがに魔物の量が多い。一歩進むとエンカウントするRPGみたいだ。俺のマップは赤い光点だらけだ。
 一時間に大体20~30体は相手にする。メルトの体力や身体能力を30%底上げしているとはいっても、精神的疲労や、武器の疲弊は避けられない。魔素から出現する魔物とはいっても、ちゃんと血肉は存在する。剣で斬れば、血や脂がつく。それがメルトの手に流れて、持ち手が滑っている。俺は一旦メルトの全身に浄化をかけた。

「ありがとう…」
 ああ。声が可愛い。
「どういたしまして」
 少し息が上がっているな。スタミナ配分は大丈夫か?

「メルト、くるぞ。狼型、個体数5だ。」
 メルトは難なく、4体を倒したが、嫌な音が聞こえて、剣が砕けた。俺は瞬時にアイテムボックスから、剣を取り出してメルトに剥き身で、持ち手をメルトに向けて投げた。それをメルトは見事にキャッチして、降り降ろして綺麗に叩き斬った。

 うん。腕が上がってるし、レベルも大分上がったんじゃないだろうか?
 だが、メルトの装備がこの階層のランクにあっていない。見習い用の数打ちで、耐久力もない使い古された鉄剣だった。よし、メルトに装備を見繕おう。確か、色々あったな。昔に作った奴とか。剣は今渡した火竜の剣で良いだろう。認証式にもできるから、メルト以外使えないようにして。

 じゃないと、奪われたりしたら洒落にならない性能だからな。この剣。素材、ヒヒイロカネだし。鞘も渡した。メルト以外が鞘から抜こうとすると、抜けないし、あんまり無理して抜こうとすると電流が走るし、メルトに抜かせた後奪おうとしたらそれも電流が走る。気絶する程度だけど、破壊や邪な気持ちで持つと電流強くなる設定にしてあるんだよな。

 また開けたところで休憩をとった。水筒を渡して、お互いに水を飲んだ。たまごサンドを渡したら目をキラキラさせて食べていた。可愛い。
「さて、もう少し頑張って、今日はもう終わりにしよう。」
 また何十体も斬って、昨日と同じだけマップが埋まって最初の部屋に戻った。

 俺が食事を作っている傍で、メルトは新しい武器を手に馴染ませる訓練をしている。
 勤勉だし、武器を扱う基本を知っている。俺はあの剣がメルトに合うと思って渡したが正解だったようだ。
 メルトは剣舞をしているように次々と技を繰り出していく。踊っているようで凄く綺麗だ。

 今日の夕飯は中華だ。青椒肉絲、花巻、春巻きに、シュウマイ、中華風コーンスープと杏仁豆腐。
 アイテムボックスにしまって、メルトの相手をする。昨日より動きがよくなって、剣の重みも増している。メルトに合っているんだろう。キレがよくなっている。

 動きのロスは最小限にしろという教えで、寸前にかわしている。大きく動くのは隙になるという師匠の教えだ。
 俺の場合は剣術より、魔法が主体なので、めったにそういう目には遭わないが、隙はない方がいい。
 メルトはどんどん上手くなっていく。本当に剣術に才能がある。熱意があるし、俺が魔法を夢中になって習得したのと同じように、好きなのがわかる。

 気の済むまで付き合って、ご飯にした。
 杏仁豆腐にはめちゃめちゃ感激してた。今度からデザートもだそう。

 お風呂でメルトを抱えて湯船につかる。抱き心地がよくて離せない。色々魔道具について話してたら、メルトは抱っこが落ち着かないのか、抗議しようとこっちを見る。俺の表情に口ごもってしまうから、耳元に囁いた。

 どうやら耳は弱点みたいだ。
 横抱きにしたら、メルトは俺の首に縋りついた。可愛かったのでキスしたら赤くなった。

「昨日の続きをしなきゃな?」
 かっこつけてウィンクしたら、メルトは俺に見惚れてた。嬉しい。愛しくて思わずじっと見てしまった。
 ベッドにそっと降ろすとそのまま覆い被さった。俺の首にかけたメルトの腕が誘うように抱きよせられた。
 意外で、嬉しくて思わず顔が緩む。
 そのまま深く口付けた。蕩けるように甘いメルトの口腔は俺を蕩けさせた。魔力を注ぎ込んで、交換する。メルトの魔力は透明で、心地いい。

 口付けしている間にメルトの肌を堪能する。どこもかしこも吸いつくように手に馴染む。心地よくていつまでも触っていたい。手に引っかかりを感じるとピンクでかわいい尖りがあった。そこを指腹で転がしていくと、ぷくっと立ち上がって存在を主張し始めた。メルトが震えて感じているのがわかった。

 可愛い。
 唇を離してメルトの肌へキスをする。

「あ…ヒュー…」
 メルトの甘い声が股間を刺激する。俺は夢中になって、メルトの肌を吸いつくす。
 突起は特に反応がよくて、メルトが泣きそうな声で訴えた。

「や、なんか、そこ、変…」
「ここ、メルトの弱いところだね?気持ちいいんじゃないかな?」
 突起をきつく吸い上げて尖らせるとそこを離れた。メルト自身はもう涎を先端から垂らしていて可愛く勃ち上がっていた。

「…あ、あっ…」
 メルトの嬌声が甘く耳を打つ。俺は口で可愛がりたくてメルト自身をぱくりと口に咥えた。メルトがびっくりした顔で俺を見た。

「ヒ、ヒュー!…そんなとこ…あっ…」
 俺は口淫しながら根元の袋も手で揉みしだく。ここは結構気持ちいい。メルトも気持ちいいのか目を閉じて震えている。
 メルトの先走りは甘い。相性がいい者同士のそれはお互いに甘く感じるそうだけど、ほんとだった。夢中になって吸い上げた。

「やっ…気持ち、よすぎ…で、出る…よッ…あ…」
 甘い声に背中が震える。俺のもすっかりと昂って、痛いくらいだ。

 きつく吸い上げるとメルトは仰け反って果てた。
「…あ…あああっ…」
 甘い声にぞくぞくした。全て吸い上げて飲み込んだ。ぺろりと唇を舐めて一滴も零さないようにして味わった。

「あ…の、飲んだ?」
 俺が顔をあげると、メルトの先端から口の端に唾液が糸を引いた。

「もちろん。甘くておいしかった」
 驚いて固まっているメルトをひっくり返した。引き締まった尻を見て、喉を鳴らした。
 早くそこに入れたくて仕方がない。だけど、メルトは何にも知らない。

「え?…」
「メルトはセックスってどこまでわかってる?」
 質問をするとメルトは首を傾げた。まあ、さっきまでのは前戯なんだけどな。

「ん、恋人や伴侶がすること?伴侶を探す時に恋人じゃなくてもお試しでするって聞いてるけど…発情期じゃなければ卵ができないから大丈夫らしい?」
 どういう性教育してくれてんだ。性に開放的な国か?
 だから、何も知らないのに変なところで大胆なんだな。

「じゃあ、具体的にはどうするかってことはわかるかな?」
 大分メルトは考えてた。

「…子種をもらう??」
 まあ、正解っちゃあ、正解だけど。でも具体的な方法はわからないってことだよなあ…。

「まあ、そうなんだけど、子種を卵のもとに運ばなきゃいけないんだ。それには…」
 メルトの足を広げて秘所に指を宛がった。
「ここ、に俺のを入れて奥に子種を注ぐんだ。卵のもとはこの奥の卵の部屋にあるからね?」

 俺は指でメルトの後孔を押した。反射的にメルトの腰が逃げた。やっぱり怖いよな?
「メルト…怖い?」
 優しく抱きしめた。手の中で、こわばりがなくなっていく。

「ヒューの大きいの、入る?痛くない?」
 メルトが可愛いことを言うので頭を撫でた。あやすように、抱きしめたまま身体をゆっくりと揺すった。そうするとメルトの表情が緩んでいった。

「入るよ?痛くないよ。気持ちいいよ?でも、ちゃんと準備しないとね?」
 その間にも俺のモノは昂っていった。
「…うん…するって言ったの、俺だし…恋人ならするんだし…痛くないなら、多分大丈夫…」
 俺を見て、強い意志を宿した目で言ってくれた。

「メルト…」
 嬉しくてチュッと耳にキスをする。
「…あん…」

 メルトの声に甘い痺れが走った。これからするのはいわゆる素股だ。まだ入れないけど、疑似体験をしてもらおうと思った。

「うん。焦ることないから。今日はこんなふうにするって感じてもらうだけにするからね?」
そうして俺は、メルトの足の間に自身を忍ばせた。

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