召喚獣に勝るものはなし《完結》

アーエル

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「召喚獣たちがあれ以来、にお絵描きをしているんだ」
「いいことではありませんか。辱めを受けるのは本人だけ。家族には罰の影響がないのですから」
「おかげで、私たちのことに口を挟む大人が出なくなったのはいいことだ」
「はい。正しい注意と因縁で絡むのは違う。そして正しくないことをすれば妖精たちが駆けつけて服を取り除き、召喚獣たちがお絵かきを楽しみます。それは最低20年は身体に残され、画伯が不快になるようなことを引き起こせば、どんな場所であってもされますわ」

フェリアのいうとおり、不正を働くとか悪意を持ってノーズやフェリアに近付けば服が捲れて、全身のペインティングを公開されてしまう。
ペインティングされていない場合は、召喚獣たちが喜んで駆けつける。
清浄な魔力が悪意を察知すると反応し、召喚師ノーズ世話役フェリア以外に視認されない妖精たちが服を捲っていることを誰も知らない。

「神殿では、その画伯たちに絵を描いてもらいたい親たちの声が上がっている」
「それは一体……?」
「ああ、心配ない。ただ子供が奴隷堕ちになるようなことをしでかさないように、腕や足に描いてもらいたいそうだ。そして間違ったことをしたら転がり苦しむ痛みが全身に走ってのたうち回るように、といっている」
「それって……」
「ああ、コウロベッガー家とサンドビエッター家の子息子女の奴隷堕ちが理由だ。画伯たちが楽しそうだから受けようかと思う」
は満足なのかご機嫌になります。ですが、召喚獣本人の意思を尊重してあげてください。そうじゃないと魔法に大変なことを重ねてしまうでしょう」

二人の脳裏にはフェリアの元両親サンドビエッターが思い浮かんだだろう。
あの二人は夜間寝ている間にフェイスペインティングを受けていた。
もちろん彼らはフェリアを口汚く罵り……殺意を持った。
それと同時に顔が焼けるような音がすると同時に焦げくさい臭いまで部屋を充満した。
その後は顔全体が痒くなり、鏡を確認して悲鳴をあげた。

駆けつけた嫡男はあまりにも恐ろしいものを見た。
顔が吹き出物に覆われ、その吹き出物から汁が滲み出していたのだ。
引っ掻くその指に吹き出物から出る汁が触れると、そこにまた吹き出物ができる。

その異様な姿を、嫡男は強力な睡眠を誘う魔導具で眠らせた。
そして感染症を疑って治療院に送られた。
吹き出物はニキビ。
ニキビを引っ掻けば悪化する。

二人は今深い眠りについている。
無意識のうちに掻きむしってしまうからだ。

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