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小学生編
十(2020、秋)
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晴れ渡った空は広々とし、上空は風が強く吹いていた。
翼化用のそで無しの体操服だというのに、不思議と寒さを感じない。風の強さに辟易して低空飛行を続けるクラスメイトを尻目に、高く高く、太陽を目指して晶は飛翔した。
もう少し羽根を大きくできれば、もっと高く飛べるのではないだろうか……あるいは、もっと速く。周りには誰もいない。
晶は独りだった。
一瞬の誘惑を、晶は振り払った。樹のことで、十分なリスクを既に抱えている。自分のためにも母のためにも、そして樹のためにも、これ以上危険を冒すことは避けなければならなかった。
樹……彼のことを考えると、不思議に胸がざわめく。歪められた痛む身体に閉じ込められ、人に足蹴にされて生きてきていながら、どうしてあそこまで無垢に振る舞えるのか。
その高さからは、遠いはずの筑波山の双峰が、手に取れそうに近くに見えた。さまざまな怪物が住むと噂される霊峰……
(こんな景色を、樹は見たことがないに違いない)
彼が飛翔したことがないのは、自明に思われた。【ねのたみ】に変化の能力があるのであれば、あのような姿に留まっているわけがない。そう、同じ人間めいた存在でありながら、彼らと自分、在来人は違う……受血を必要とせず、変化することもなく、ただただ病に耐えながら、使役される存在……
(見せてやりたい……樹に。この光景を……重力を離れて風に乗る喜びを、味わわせてやりたい)
そうしたら、彼はどんなに嬉しそうに笑うだろうか。その顔を想像したとき、胸にかつてない喜びが広がり、知らずに晶は微笑していた。
ふと、地上を見て、晶は違和感を覚えた。翼化せず、地面にたむろしている生徒が増えている。気づけば、振り付けどおり飛翔しているのは、自分含め数名に減っていた。
頭を地上に向け、翼をたたむ。急降下すると三半規管や肺に負担がかかるが、墜落にも似た感触が、彼は好きだった。風を切って、彼は墜ちた。クラスメイトと衝突しないよう十分な高さでふっと急停止し、ふわりと校庭に降り立つ。クラスの中でそれができるのは彼一人だった。
翼化を解きながら、クラスメイトの輪に近づく……啓介が怒鳴っていた。
「だからぁ、真面目にやれって言ってんだよ!! なんだよ、羽も出さねえのかよ。やる気あんのか!?」
責められているのは、隼太だった。「だいたいよぉ、せっかく特訓してやるって言ってんのに、フケやがって。人の善意をなんだと思ってんだ」
「……俺が、頼んだわけじゃない」
隼太は、小さい声でもごもごと呟いた。
「はあ?! なにさまのつもり?」
鋭く恵梨花が叫んだ。「今日だって、もう通し練習に入りたいのに、あんた一人のせいでできないんじゃん。ちょっとは、みんなのこと考えてよね!!」
「やだよねー、陰キャの自己中ヤロー。自分のことしか考えてないんだ」
「できないんだから仕方ない、許されるとか思ってるんでしょ。努力もしないくせに」
「せっかく練習付き合ってくれるって啓介が言ってんじゃん。なんで行かなかったのよ」
囲まれ、責め立てられて、隼太の丸い頬が真っ赤に染まっていく。「おい……」と、晶が言いかけたとき、隼太が吠えるような声を上げた。
「うるさいうるさい、――うるさいっ!! 自分たちが正義みたいなツラしやがって。できないんだよ、俺は……頑張ったって、どうやったって、無駄なんだよ!! どうせ、そのうち、俺なんか、うそりよだかに……」
「シッ」
恵梨花が鋭く声を上げた。
校舎を背に、るみこ先生が歩み寄ってくるところだった。
「どう、みんなーー? 練習進んだ?」
彼女は、にっこり微笑んだ。「どうして誰も翼を出してないのかな?」
ペナルティとして、校庭五十周のランニングが課され、クラスから不平の声が上がった。中休みまでペナルティでつぶれることは間違いなかった。
「なんだよ、益々練習遅れるじゃん……」
ランニングのために整列しながら、啓介が呟いた。誰かが、列の間で囁いた。「隼太のせいだ」
当の隼太は、真っ赤な頰を膨らませ、地面を睨みつけたまま、ランニングの群れに交じった。
*
そこから数日……
事あるごとに、啓介とその取り巻きは、残酷な嫌がらせを隼太にするようになった。
「ちゃんと食べないから力が出ないんだ」などといい、給食の残飯(特に皆が嫌いなメニューのトップに来るほうれん草のお浸しやレバニラ炒めなど)を隼太の皿に突っ込むことから始まり、体操服を無理やり脱がせて「どうして羽根が出ないんだ? 毛が生えてないからか?」と嘲ったり、その姿を女子に見せつけて嫌がるよう仕向けたりと、その行為は陰湿だった。
るみこ先生が、知っていて黙認しているのではないかと、晶は疑った……特に、給食のときに残飯を無理やり口に突っ込むのはかなり大っぴらだったが、隼太が苦しそうにしていても、「どうしたのかな?」と声をかけるだけで、啓介が「好き嫌いを、治してやってるんでーす」などと適当な言い訳をいうだけで、ニコニコ「あらいいわねえ」などと見逃してしまうのだ。
そう……この社会は、孤立したもの、弱みを見せたものに対して、とことん残酷なのだ……
隼太の苦痛を見るのが、晶は嫌だった。啓介のやっていることを辞めさせたい。今までの彼だったら、迷わずにまっすぐ進み出、啓介の横っ面を殴りつけてやっただろう。喧嘩には、多少自信があったし、負けたところで一人で今のように思い悩まずに済む。
しかし、今、彼には秘密があった……
何がきっかけで、自宅に匿っている穢狗の存在がばれないとも限らない。特に、啓介は今隼太の「教育」に夢中で忘れているようだが、全ての始まりはといえば、晶が彼から樹を庇ったことなのだ。啓介の注目を引いて、樹を危険にさらしたくなかった。
しかし……
とある放課後、気まぐれに晶をその日の受血相手に選んだ恵梨花に、彼は言った。
「クラス委員としてはさ、あれ、どう思ってる……?」
「あれって?」
恵梨花のきょとんとした表情には、何の屈託もなかった。
「啓介だよ。あいつの、『教育』。隼太に対して、あきらかにやりすぎだろ」
「ええ?! いや、あれは隼太が悪いじゃん。実際、教育してやってるんだと思うよ。あれだけみんなが言ってやってるのに、練習の一つもやる気見せないなんてさ。ほんと終わってるよ」
言いながら、鋭く晶の指を咬んだので、彼は呻いた。形の良い唇で、人差し指の傷に吸い付く。傷を這う舌の感覚に不快感をこらえながら、晶は言い募った。
「それ、本気で言ってる……? あそこまで行ったらただのいじめだろ。るみこ先生だって何も言わないし……おかしいよ」
血を吸い終わって、恵梨花はぷっと晶の指を吐き出した。
「いじめなんて、いじめられる奴が悪いんじゃん」
言葉を失って、晶はまじまじと恵梨花を見つめた。先程受け取った恵梨花の血が、胃の中で凝固するような気がした……
「そういうこと、冗談でも言うなよ」
立ち上がった晶の声は氷のようだった。「吐き気がする」
恵梨花が顔色を変えた……
そのとき、奇妙な感覚が晶をつかんだ。
(こんなことが、前にもあったような気がする……)
まっすぐな黒髪。控えめな声……
ありがとう、晶くん、……とその声は呟いた。
右隅の机……今は、空白になっているそこにいた、誰か……
「いっ……た……」
急激に襲ってきためまいを伴う頭痛に、晶は呻いた。倒れそうになり、彼は机に手をついた。
「ちょっと……」
怒りの表情を引っ込め、恵梨花はふらつく晶を支えた。「大丈夫?」
その手を跳ね除け、晶は彼女を睨んだ。
「触るな」
恵梨花は、傷ついたように唇を震わせ、彼を見つめ返した。「なによ。……最低」
その時、開いた窓の外から、悲鳴のような声が聞こえた……
翼化用のそで無しの体操服だというのに、不思議と寒さを感じない。風の強さに辟易して低空飛行を続けるクラスメイトを尻目に、高く高く、太陽を目指して晶は飛翔した。
もう少し羽根を大きくできれば、もっと高く飛べるのではないだろうか……あるいは、もっと速く。周りには誰もいない。
晶は独りだった。
一瞬の誘惑を、晶は振り払った。樹のことで、十分なリスクを既に抱えている。自分のためにも母のためにも、そして樹のためにも、これ以上危険を冒すことは避けなければならなかった。
樹……彼のことを考えると、不思議に胸がざわめく。歪められた痛む身体に閉じ込められ、人に足蹴にされて生きてきていながら、どうしてあそこまで無垢に振る舞えるのか。
その高さからは、遠いはずの筑波山の双峰が、手に取れそうに近くに見えた。さまざまな怪物が住むと噂される霊峰……
(こんな景色を、樹は見たことがないに違いない)
彼が飛翔したことがないのは、自明に思われた。【ねのたみ】に変化の能力があるのであれば、あのような姿に留まっているわけがない。そう、同じ人間めいた存在でありながら、彼らと自分、在来人は違う……受血を必要とせず、変化することもなく、ただただ病に耐えながら、使役される存在……
(見せてやりたい……樹に。この光景を……重力を離れて風に乗る喜びを、味わわせてやりたい)
そうしたら、彼はどんなに嬉しそうに笑うだろうか。その顔を想像したとき、胸にかつてない喜びが広がり、知らずに晶は微笑していた。
ふと、地上を見て、晶は違和感を覚えた。翼化せず、地面にたむろしている生徒が増えている。気づけば、振り付けどおり飛翔しているのは、自分含め数名に減っていた。
頭を地上に向け、翼をたたむ。急降下すると三半規管や肺に負担がかかるが、墜落にも似た感触が、彼は好きだった。風を切って、彼は墜ちた。クラスメイトと衝突しないよう十分な高さでふっと急停止し、ふわりと校庭に降り立つ。クラスの中でそれができるのは彼一人だった。
翼化を解きながら、クラスメイトの輪に近づく……啓介が怒鳴っていた。
「だからぁ、真面目にやれって言ってんだよ!! なんだよ、羽も出さねえのかよ。やる気あんのか!?」
責められているのは、隼太だった。「だいたいよぉ、せっかく特訓してやるって言ってんのに、フケやがって。人の善意をなんだと思ってんだ」
「……俺が、頼んだわけじゃない」
隼太は、小さい声でもごもごと呟いた。
「はあ?! なにさまのつもり?」
鋭く恵梨花が叫んだ。「今日だって、もう通し練習に入りたいのに、あんた一人のせいでできないんじゃん。ちょっとは、みんなのこと考えてよね!!」
「やだよねー、陰キャの自己中ヤロー。自分のことしか考えてないんだ」
「できないんだから仕方ない、許されるとか思ってるんでしょ。努力もしないくせに」
「せっかく練習付き合ってくれるって啓介が言ってんじゃん。なんで行かなかったのよ」
囲まれ、責め立てられて、隼太の丸い頬が真っ赤に染まっていく。「おい……」と、晶が言いかけたとき、隼太が吠えるような声を上げた。
「うるさいうるさい、――うるさいっ!! 自分たちが正義みたいなツラしやがって。できないんだよ、俺は……頑張ったって、どうやったって、無駄なんだよ!! どうせ、そのうち、俺なんか、うそりよだかに……」
「シッ」
恵梨花が鋭く声を上げた。
校舎を背に、るみこ先生が歩み寄ってくるところだった。
「どう、みんなーー? 練習進んだ?」
彼女は、にっこり微笑んだ。「どうして誰も翼を出してないのかな?」
ペナルティとして、校庭五十周のランニングが課され、クラスから不平の声が上がった。中休みまでペナルティでつぶれることは間違いなかった。
「なんだよ、益々練習遅れるじゃん……」
ランニングのために整列しながら、啓介が呟いた。誰かが、列の間で囁いた。「隼太のせいだ」
当の隼太は、真っ赤な頰を膨らませ、地面を睨みつけたまま、ランニングの群れに交じった。
*
そこから数日……
事あるごとに、啓介とその取り巻きは、残酷な嫌がらせを隼太にするようになった。
「ちゃんと食べないから力が出ないんだ」などといい、給食の残飯(特に皆が嫌いなメニューのトップに来るほうれん草のお浸しやレバニラ炒めなど)を隼太の皿に突っ込むことから始まり、体操服を無理やり脱がせて「どうして羽根が出ないんだ? 毛が生えてないからか?」と嘲ったり、その姿を女子に見せつけて嫌がるよう仕向けたりと、その行為は陰湿だった。
るみこ先生が、知っていて黙認しているのではないかと、晶は疑った……特に、給食のときに残飯を無理やり口に突っ込むのはかなり大っぴらだったが、隼太が苦しそうにしていても、「どうしたのかな?」と声をかけるだけで、啓介が「好き嫌いを、治してやってるんでーす」などと適当な言い訳をいうだけで、ニコニコ「あらいいわねえ」などと見逃してしまうのだ。
そう……この社会は、孤立したもの、弱みを見せたものに対して、とことん残酷なのだ……
隼太の苦痛を見るのが、晶は嫌だった。啓介のやっていることを辞めさせたい。今までの彼だったら、迷わずにまっすぐ進み出、啓介の横っ面を殴りつけてやっただろう。喧嘩には、多少自信があったし、負けたところで一人で今のように思い悩まずに済む。
しかし、今、彼には秘密があった……
何がきっかけで、自宅に匿っている穢狗の存在がばれないとも限らない。特に、啓介は今隼太の「教育」に夢中で忘れているようだが、全ての始まりはといえば、晶が彼から樹を庇ったことなのだ。啓介の注目を引いて、樹を危険にさらしたくなかった。
しかし……
とある放課後、気まぐれに晶をその日の受血相手に選んだ恵梨花に、彼は言った。
「クラス委員としてはさ、あれ、どう思ってる……?」
「あれって?」
恵梨花のきょとんとした表情には、何の屈託もなかった。
「啓介だよ。あいつの、『教育』。隼太に対して、あきらかにやりすぎだろ」
「ええ?! いや、あれは隼太が悪いじゃん。実際、教育してやってるんだと思うよ。あれだけみんなが言ってやってるのに、練習の一つもやる気見せないなんてさ。ほんと終わってるよ」
言いながら、鋭く晶の指を咬んだので、彼は呻いた。形の良い唇で、人差し指の傷に吸い付く。傷を這う舌の感覚に不快感をこらえながら、晶は言い募った。
「それ、本気で言ってる……? あそこまで行ったらただのいじめだろ。るみこ先生だって何も言わないし……おかしいよ」
血を吸い終わって、恵梨花はぷっと晶の指を吐き出した。
「いじめなんて、いじめられる奴が悪いんじゃん」
言葉を失って、晶はまじまじと恵梨花を見つめた。先程受け取った恵梨花の血が、胃の中で凝固するような気がした……
「そういうこと、冗談でも言うなよ」
立ち上がった晶の声は氷のようだった。「吐き気がする」
恵梨花が顔色を変えた……
そのとき、奇妙な感覚が晶をつかんだ。
(こんなことが、前にもあったような気がする……)
まっすぐな黒髪。控えめな声……
ありがとう、晶くん、……とその声は呟いた。
右隅の机……今は、空白になっているそこにいた、誰か……
「いっ……た……」
急激に襲ってきためまいを伴う頭痛に、晶は呻いた。倒れそうになり、彼は机に手をついた。
「ちょっと……」
怒りの表情を引っ込め、恵梨花はふらつく晶を支えた。「大丈夫?」
その手を跳ね除け、晶は彼女を睨んだ。
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