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本編

第16話

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「ただいまー!」
「あっ!あらんお兄ちゃん!おかえり!」
と言ってあおくんが突っ込んできた
「おっとっと危ないよ~僕力ないから支えられなくて後ろに倒れちゃうよ?」
今はゆうくんが支えてくれたけど!
「あっ!ごめんなさい...でも!お兄ちゃんたちが遅いからだよ!」
「そーだよ!クロ達ちゃんとあらんお兄ちゃん達が言った通り布団敷いて待ってたのに遅すぎて寝ちゃうとこだったよ?」
「うんうん、一緒に寝たいのにゆうりお兄ちゃんが浴室には近づいちゃダメって言ったから呼びにも行けないし...」
「あ~それはごめんね!あっ!なら明日はみんなで入る?」
「!?ちょ!あらんそれは...!」
「「いいの!?」」
「いいよ!みんなで洗いっこしようね」
ゆうくんは何か言いたげな顔してるけどまぁいいよね
「うん!」
「はぁ、明日だけだからなじゃそろそろ寝るぞ」
「「「はーい」」」
「あらんお兄ちゃんはあおの隣で寝よ!」
「あらんお兄ちゃん!クロと一緒に寝よ!」
見事にかぶった
「な!あらんお兄ちゃんはあおの隣で寝るの!」
「いや!クロの隣だもん!」
そのままギャーギャー喧嘩し始めてしまったいや~喧嘩しててもかわいいなって違う違う早く止めなきゃ
「えーと僕が二人の間で寝るよ?」
「えっ?おれは?俺もあらんの隣がいい」
「え~そこは譲りなよ...大人げないな...」
「ならクロ今日はゆうりお兄ちゃんと寝る」
「おっ!クロくん偉いね~なら明日は一緒に寝ようね!」
と言って頭をなでてやると嬉しそうに目を細めてる
「お、おれは!?」
「んー?クロくんの次だね喧嘩になるから交代制ね」
「は、はーい」
「じゃゆうくん扉のほうのはじでいい...?」
「おう!」
「じゃゆうくんの隣がクロくんでその隣があおくんそして窓側のはじは僕で寝よっか!」
「「「はーい」」」
「ねね!あらんお兄ちゃん、ぎゅーして寝よー?」
「ふふっ、いいよ!おいで~?」
「あークロもぎゅーしてほしい!ゆうりお兄ちゃん!」
「はいはいおいで?」
「えへへ~ありがと!」
「じゃおやすみ!また明日ね!」
いつもとは違う体温を感じながらその日は眠りについた

次の日
ん~もう朝か~さて朝ご飯作るか~よし!
ほかの三人を起こさないように下に降りた
んー朝は何食べるんだろ...?好き嫌いとかあるかな?ないよね!きっと!あったらゆうくんが食べてくれると信じてベーコンエッグでも作るか~あっお米もたかないと
そうして朝ご飯があと少しでできるという時にタイミングよく3人が下りてきた
「「「おはよー!」」」
「おはよーあと少しでご飯できるから座って待っててね?」
「なんであらんお兄ちゃん一人で起きちゃったの?あお、隣にあらんお兄ちゃんいなくて寂しかったよ...?」
あっ、目がウルウルしてる...やば...泣いちゃうかな...?さすがに何も言わないで消えるのは悪かったな...
「ごめんねあおくん...なら明日から2人でご飯作る?」
「いいの?」
「いいよ!あっなんならみんなで作る?」
「クロは朝ちょっと苦手だから大丈夫」
「俺も料理できないしクロと寝てる」
「わかった!じゃ朝は二人きりだねあおくん!」
「うん!じゃあちゃんと起こしてね?」
「はーい!」
「よし!仲直りもできたしご飯食べて家の周りで戦闘訓練?するか」
「あれ?そういえばゆうくんって剣持ってたっけ?」
「あっ、ない...」
「えっ?ゆうりお兄ちゃん剣持ってないの?」
「持ってない...」
「じゃご飯食べた後は買い物に街に行って時間があったらあおくんとクロくんの冒険者登録してついでに昼ご飯を食べてから家の周りで戦闘訓練?しよっか」
「「はーい!」」
「おう、今度は迷子になるなよ?w」
「うっさい!みんなで手つなげば大丈夫だもん!」
「どーだかwよし今日の予定も決まったことだし朝ごはん食べるか」
「うん!せーの」
「「「「いただきます!」」」」


ご飯を食べ終わり後片付けをして着替えて僕たちは玄関にいた
「じゃ準備できたか?」
「できたよ!」「「うん!」」
「ほんとお前らかわいいな~」
と言ってあおくんとクロくんの頭をなでてる、う~今日まだ僕されてないのに~ずるい~と思ってゆうくんを見てると2人を先に外に行かせキスしてきた
「な!もう...何するの」
「だってして欲しそうだったから」
「う~なんでいつもわかるの?」
「なんとなく?さっいくぞ!そんなかわいい顔してるともっとするぞ?」
ひぇ、いきなりそんなこと言われても...まぁ今日はしてほしくてもお出かけと戦闘訓練あるから無理なんだけどさ...さっ!気を引き締めなきゃ!
「わかった!もう大丈夫!いこっか!」
「あらんお兄ちゃん!ゆうりお兄ちゃん!遅いよー」
「ごめんごめんwじゃ行こっか!それでは街にレッツゴー!」
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