精霊と共に異世界へ

徹恵心 アキラ

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王都でアクセサリーが変化しました

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「エリザにミーナ丁度良かった。
良ければプレゼントだ」

二人に声をかけ、二つの指輪を見せた。
何か驚いているが、まぁいいか。

「どうだ。
いい出来だろ~明日から暫くダンジョン予定だ。
その前に渡せて良かったよ。
そうそう着けると光放ってビックリするから、俺が着けてやるよ」

とりあえずエリザの手を握った。
細いなぁ。
サイズ考えないとなぁ。
中指や人差し指は無理そうだし、まぁここならいいかな?
薬指に着けて見ると、光がさっき以上に強く放たれた!?


光がおさまると、エリザは真っ赤になっており、指輪の形も少し変わっていた?

ミーナは固まっていた?
なんだ?

鑑定!

幸ある生命の指輪
普段は僅かな回復だが、思いにより回復力が上がる。
石の色により状態がわかる。



……何故変わる?異世界だからか??

「いい加減にしなさい!
自分の行動を、理解してるの?」

考え込んでいると、ミーナに急に言われた。
何の事だ?
……あぁ!説明不足だったなぁ。

「悪かった。
アクセサリーの事か、悪いものはつかないよ。
着けることにより、回復力を上げ状態が石の色で分かる指輪だよ。
出来が良くて、つい説明忘れててゴメンな。
ミーナとエリザは、俺が知り合った大事な人だ。
まぁお互い美人だから、俺と違ってアクセサリーは、特に似合うしね」

「なぁ!?」

なぁ?って何??
まぁ説明はしたしいいかなぁと、ミーナの手を握りエリザと同じ感じに着けた。
すると、エリザと同じように光を放ち変化した!?



「……ツルギ。
もしこの世界で、ミドリに再会したら直ぐに謝らないと……殴られるよ」

シンがいきなり物騒な事を言ってきた。

何であって早々嫁に殴られるんだ?
会ったら普通感動の再会だろう!

「はぁ」と一言いって黙りやがった……全く。
幸い変化して効果は良くなったし、問題ないだろう。

背伸びし、ふと効果はどんな感じかと聞こうとすると、ミーナはその場で固まっていた?

ロックは近づいてきて、肩に手をあててきた。

「ツルギ部屋に戻って休んだ方がいい。
こっちの事は気にするな!
それと、ダンジョンは何があるかわからねぇ。
……特に勇者パーティーは気をつけておけよ」

えらい心配そうに言ってきた。

「わかった。
明日万全にしておく為にも、休むよ!」

エリザとミーナは気になったが、ロックの言葉にそう思い、部屋に行き休んだ。



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