精霊と共に異世界へ

徹恵心 アキラ

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ダンジョンで状況悪化です

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魔物は突っ込みすぎて、壁に頭めり込み動けないでいた。

「大丈夫か!
行けるか!」

大声を出しアレンに問いかける。

「……そ……そんなバカな……聖剣が……」

アレンの剣がポッキリ折れており、動揺してるせいか返事が帰ってこない。
エブリンは壁に当たった為か、意識が無い。

最悪だ!

まともに動けるのが、俺とステラだけ!?

「シン!
こうなったら何とかして倒すぞ」

「そうだね!
タッグ攻撃と行こうか」

幸い相手が動けないでいる今がチャンスだ。
走り高く飛び、中心目掛けて縦一文字に振り落とす。
シンは剣を重くし、より早くスピードを上げる。
いける!

しかし振り落とす際に、壁から頭を取り出し狙いから外れた。
クッソー!何で今出るかな。

このまま振り下ろすしかない。
案の定、右肩に当たりそのまま右腕を切り落とした。

「ブォ!?…………ブォォォォォ!!」


右腕が失くなったのに気がつき、怒り叫ぶ。

うるさい!

ガスッと地面に刺さり、そのまま横払いに変えるもかわされた。

「ライアン!
アレン!
どっちでもいい、動けるなら加勢してくれ!」

後ろをチラッと振り返ると、アレンはブツブツ言っており聞こえている様子でない。
ライアンは立ったままで気を失っているのか返事が無い。

魔物は待っていてくれない。
左手に斧を持ち、俺目掛けて攻撃してくる。

右から左からと、がむしゃらに振り回してきた。
幸い両手でない為か、大剣で弾き返せる。
けど、手が痛い!無茶苦茶痛い!

魔法使おうにも、両手塞がれてとても無理だ。
ただ、スピードは奴が上だがパワーはこっちが上ってのは分かった。

「シン!弾き返しても直ぐ攻撃がくる。
コイツどうすればいい?」

藁にもすがる思いで、シンに聞く。

「動き止められれば、さっきのジャンプ切りで倒せるとは思うけど、他に戦う人がいないからそれまで耐えるかな?」

聞いた俺が馬鹿だった。
俺もそれぐらいしか浮かばなかった。
弾き返して動き止まればと考えてたが、直ぐ攻撃してくるからどうしようも無い。

流石に一人はないでしょ!

まぁ正確には、精霊と俺の二人?だけど。

「キャアァァァァァァ!?」

後ろからステラの声が聞こえた?
他にもいたのか?

下より斜め上に振り、斧を一度弾きよろめいた所を、上から下に斜めに振り下ろす。

「シン今だ!
重くしてくれ。
たたっ切るぞ!」

「わかった!」

全力でするも、斧で防いだ。
このままいけ!

斧に亀裂が入った!?次の瞬間砕いた感触と、左手を切る感触とが伝わった。
魔物は相討ち覚悟で、蹴りを放った。

横っ腹に食らい飛ばされる。
イッタタタタタ!!

そうだ!ステラ!?
周りを確認すると、レイラとステラの前にライアンが仁王立ちし、腹に剣が突き刺さっていた!?

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