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第一章 夜の淵を走る
第2話 車中喜劇
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列車はようやく、バルトフィルの街を離れた。停車時間は予定をだいぶオーバーしての出発となった。
「なんでこんな無茶をしたんだ!」
ルウエンは、怒鳴り散らすアデルから逃げ回っている。
とは言っても、通路や連結部まで人がいっぱいの車内だ。
逃げる場所もないし、下手に動けば、通路に座り込んだ人にぶつかったり、踏みつけたりしそうだった。
「無茶じゃないって。ちゃんと計算し尽くした計画のもとにだから!」
「“貴族”に血を吸わせることがか!?
バカも休み休み言え。いいからこっちに来い!」
「アデルが剣をしまったら。」
と、ルウエンは言った。
いま、実際にアデルが握っているのは、彼女が実戦で愛用している斧状の刃をもつ打撃剣ではなく、手のひら程度の刃渡りしかない短剣だ。
それを魔法で赤熱化させている。
脳筋を戯画化したような外見のくせに、魔法の熟練度もなかなかのものだった。
いまどき、冒険者になるのは、まず学校に通うのがほとんどだ。それ以外、例えば“貴族”のように高度な能力をもった亜人は、直接冒険者事務所で、登録に応じてくれる場合もあるが、これはそのような存在がそもそも稀なケースである。
相変わらず人気のあるテーマであるズブの素人が、いきなり迷宮で大活躍。冒険者として名を挙げていく、と言うのは、実際にはまず有り得ない。
いや、その無謀な試みを行おうとする者は、いつの時代にも一定数は存在するのだろうが、そもそもそんな連中は著しく死亡率が高いのだ。
それよりも、一応読み書き、四則演算、一般常識まで教えてくれる冒険者用の学校は、授業料の安さもあって、庶民には人気がある。なによりも“冒険者”という若い者の心をくすぐるばかりで、不安定で危険がいっぱいの職業に、そうそうに見切りをつけさせてくれるのが、ありがたい。
自分のなけなしの才能に見切りをつけて、結局、卒業後に冒険者以外の道を選ぶ者が大半だが、それでも、少なくとも自分の名前をかくのがやっとという状態で放り出されることはないのだ。
ダメならダメなりに。才能があってもなくても、先に述べたように基礎的な学問をはじめ、戦う術、魔法とその使い方。一通りのことは教えてくれる。
卒業は大体、18歳の成人に合わせるから、そこからなにかの道に進むことももちろんできる。
見るからに前衛戦士よりのアデルが、きっちりと魔法をマスターしているのは、彼女たちが冒険者学校の生徒ならば納得できる話であった。
「わかった。傷口を焼くのは諦める。」
アデルは、指を刀身に滑らせた。ジュっと肉の焼けるいやな音がして、アデルは顔をしかめる。
剣は熱を発するのをやめた。
いそいそと寄ってきた小柄な少年を、アデルの腕が羽交締めにする。
「な、なにを!?」
「焼くのは諦めた。抉るだけで勘弁してやる!」
「首、抉られたら死にますけど!?」
「死なない程度に抉る。大丈夫、ちゃんとやるから。」
「きみ、治癒魔法、追試だったよね?」
「わたしは、本番に強いタイプなんだ。」
少年と少女のじたばたわいわいは、いつまでも続きそうだったが、誰かの「うるさい!」という一喝がそれを阻んだ。
ルウエンも、アデルも、押し黙った。
たしかに、若い彼らがきゃいきゃい騒ぐには、ふさわしくない。
列車は、闇の中を落ちるように、疾走していく。
客車に乗っているものは、戦乱を逃れて、中立地帯である「城」を目指すものがほとんどだ。
ほぼ、全員が着の身着のままで、おそらくは、その前からろくに食べていないものも多かったのだろう。
そうしたものは、痩せこけて、目ばかりギョロギョロとしているか、疲れ果てて寝込んでいる。
そういった意味では、ついさっき、バトルフィルの街で乗り込んできた避難民のほうが、まだましだったかもしれない。
多少の金品や、食料、着替えなどを持ち出す時間は十分にあったのだから。
彼らはいま、「特別車両」に押し込められている。とはいえ、もともと車両をひとつまるごと借り切っているのだ。
人数的な余裕という点でもここより、よほどマシ、だったのかもしれない。
ルウエンとアデルが、この車両に押し込められたのは、彼らがこどもで、まあ、なんとか空いてスペースに押し込められる、と思われたことと、あとは、フェリベリック男爵と駅員の配慮によるものだった。
ルウエンは、特別車両の主に噛まれている。
まだ、その影響は軽微だが、今宵にもまた呼ばれるかもしれない。あるいは、むこうから訪問があるかも。
いずれこうなる、と決まった運命であっても、それを少しでも先延ばししてやろう、というのが、男爵と駅員の考えであった。
「なあ」
しばらくたって、周りが静まり返ったころに、1人の男が話しかけてきた。
親子連れらしい。
連れてる少女はやせこけて、10歳にならないように見える。
「わたしたちに、なんのようだ!」
「アデル。そういうときは、なにか御用ですかって言うんだ。」
「意味は一緒だろう?」
困った仲間に、苦笑しながらルウエンは男に、なにか御用ですか?と、問いかけた。
「特別車両に、バルトフィルの難民をのせるように、交渉したのは、あんたか。」
無精髭がのびてはいる。体つきはたくましいがいやな目の光りかたをしていた。
「ああ、こいつだ。」
アデルは、ぶっきらぼうに言って、ルウエンの首筋を、指し示した。
血の流出は、止まっているが、毒をもった虫に噛まれたような腫れて、傷口のウジャケた傷跡がふたつ。
「おかげで、このザマだ。」
男は乾いた笑い声をたてた。
「そ、そんなものは、早いか遅いかの違いだろう。俺たちは『城』に向かっているんだぞ。
あそこで、人間がなんて呼ばれてるか知ってるか?
『食料』だぞ。」
「自分で、『城』に向かうことを選んでおいて、、その言い草は気に入らんな。」
アデルはズケズケと言った。
「だいたい、戦うよりも逃げることを選択したのだから少々の不自由は」
むにい。
ルウエンの指が、アデルの頬をつねった。
「ふあによう?」
「選択肢はいろいろあるけど、必ずしも誇りに満ちた選択肢でないものもある。それを選ばないといけないときもある。」
ブニブニとアデルの頬をひっぱりながら、ルウエンは言った。
「他人がとやかく言うことじゃないんだよ。」
「で? どうだった?」
男は、顔を近づけた。汗臭い。
「どう、とは?」
「バルトフィルの連中なんかどうでもいい。貴族に取り入るために、伯爵さまのところを、訪れたんだろ?」
ルウエンとアデルは、顔を見合わせた。
「だから。どうなんだ、その……貴族に噛まれるってことは。」
「どう、答えたらいい? 痛いとは痛くないとか。そういったことか?」
後ろにルウエンを庇うように、アデルは身をのりだした。
「それもそうだな。あと、今の気分とかだ。」
「いいはずがないだろう。血を吸われたんだぞ。」
「そういうことではなくて」
男はいらいらしたように、声を荒げかけたが、あまり大声でするべき話ではないと気がついたのか、声をひそめた。
「・・・あまり、その苦痛ではなければ、その、どうだろう。伯爵さまは、おまえのような少年を好むのかな。たとえば、処女の生き血などは、どうなんだろう。」
「どういう意味なのかな?」
「これは俺の娘だ。名前はミイナで歳は」
女の子は、見知らぬ少年と少女に怖気づいたように、おずおずと二人を見上げて言った。
「ミイナです。9つです。伯爵さまのところにいけば、お母さんとお兄ちゃんもいっぱいご飯が食べられるって、お父さんから聞きました。」
アデルは、手のひらに反対側の拳を叩きつけた。引き締まったその体躯のなかに凶暴なものが膨れ上がっていく。
娘を、貴族に売ろうとした男はそれに気づかない。ルウエンはアデルの肩に手をおいた。
ここで、騒ぎはおこしたくなかった。
「ルウエン、いるか?」
そのとき、客車のドアが空き、例の駅員が、顔を出した。
駅で応対にあたっていた中年の男だ。
列車にも乗り込んでいるところをみると、駅に所属していたわけではなく、列車の運行のほうに責任のある立場なのだろう。
「はい、います。」
ルウエンは、手を上げた。ついさっき“貴族”に血を吸われたばかり。それにしては、元気すぎる行動かもしれない。
「ルーデウス伯爵閣下が、お呼びだ。」
アデルは、男に対する怒りをそのままに駅員にむけた。
「断る!」
「残念ながら、おまえたちに拒否の権利はないよ。それに呼ばれているのはルウエンだけだ。おまえは呼ばれていない。」
「わかりました、行きますよ。」
ルウエンは立ち上がった。窓の外はまっくらだ。
この世界には。この列車としか存在しない。虚無の暗闇の中をひたすらに、行き場所のない列車だけが、疾走している。
そんな妙な感覚に襲われた。
「なんでこんな無茶をしたんだ!」
ルウエンは、怒鳴り散らすアデルから逃げ回っている。
とは言っても、通路や連結部まで人がいっぱいの車内だ。
逃げる場所もないし、下手に動けば、通路に座り込んだ人にぶつかったり、踏みつけたりしそうだった。
「無茶じゃないって。ちゃんと計算し尽くした計画のもとにだから!」
「“貴族”に血を吸わせることがか!?
バカも休み休み言え。いいからこっちに来い!」
「アデルが剣をしまったら。」
と、ルウエンは言った。
いま、実際にアデルが握っているのは、彼女が実戦で愛用している斧状の刃をもつ打撃剣ではなく、手のひら程度の刃渡りしかない短剣だ。
それを魔法で赤熱化させている。
脳筋を戯画化したような外見のくせに、魔法の熟練度もなかなかのものだった。
いまどき、冒険者になるのは、まず学校に通うのがほとんどだ。それ以外、例えば“貴族”のように高度な能力をもった亜人は、直接冒険者事務所で、登録に応じてくれる場合もあるが、これはそのような存在がそもそも稀なケースである。
相変わらず人気のあるテーマであるズブの素人が、いきなり迷宮で大活躍。冒険者として名を挙げていく、と言うのは、実際にはまず有り得ない。
いや、その無謀な試みを行おうとする者は、いつの時代にも一定数は存在するのだろうが、そもそもそんな連中は著しく死亡率が高いのだ。
それよりも、一応読み書き、四則演算、一般常識まで教えてくれる冒険者用の学校は、授業料の安さもあって、庶民には人気がある。なによりも“冒険者”という若い者の心をくすぐるばかりで、不安定で危険がいっぱいの職業に、そうそうに見切りをつけさせてくれるのが、ありがたい。
自分のなけなしの才能に見切りをつけて、結局、卒業後に冒険者以外の道を選ぶ者が大半だが、それでも、少なくとも自分の名前をかくのがやっとという状態で放り出されることはないのだ。
ダメならダメなりに。才能があってもなくても、先に述べたように基礎的な学問をはじめ、戦う術、魔法とその使い方。一通りのことは教えてくれる。
卒業は大体、18歳の成人に合わせるから、そこからなにかの道に進むことももちろんできる。
見るからに前衛戦士よりのアデルが、きっちりと魔法をマスターしているのは、彼女たちが冒険者学校の生徒ならば納得できる話であった。
「わかった。傷口を焼くのは諦める。」
アデルは、指を刀身に滑らせた。ジュっと肉の焼けるいやな音がして、アデルは顔をしかめる。
剣は熱を発するのをやめた。
いそいそと寄ってきた小柄な少年を、アデルの腕が羽交締めにする。
「な、なにを!?」
「焼くのは諦めた。抉るだけで勘弁してやる!」
「首、抉られたら死にますけど!?」
「死なない程度に抉る。大丈夫、ちゃんとやるから。」
「きみ、治癒魔法、追試だったよね?」
「わたしは、本番に強いタイプなんだ。」
少年と少女のじたばたわいわいは、いつまでも続きそうだったが、誰かの「うるさい!」という一喝がそれを阻んだ。
ルウエンも、アデルも、押し黙った。
たしかに、若い彼らがきゃいきゃい騒ぐには、ふさわしくない。
列車は、闇の中を落ちるように、疾走していく。
客車に乗っているものは、戦乱を逃れて、中立地帯である「城」を目指すものがほとんどだ。
ほぼ、全員が着の身着のままで、おそらくは、その前からろくに食べていないものも多かったのだろう。
そうしたものは、痩せこけて、目ばかりギョロギョロとしているか、疲れ果てて寝込んでいる。
そういった意味では、ついさっき、バトルフィルの街で乗り込んできた避難民のほうが、まだましだったかもしれない。
多少の金品や、食料、着替えなどを持ち出す時間は十分にあったのだから。
彼らはいま、「特別車両」に押し込められている。とはいえ、もともと車両をひとつまるごと借り切っているのだ。
人数的な余裕という点でもここより、よほどマシ、だったのかもしれない。
ルウエンとアデルが、この車両に押し込められたのは、彼らがこどもで、まあ、なんとか空いてスペースに押し込められる、と思われたことと、あとは、フェリベリック男爵と駅員の配慮によるものだった。
ルウエンは、特別車両の主に噛まれている。
まだ、その影響は軽微だが、今宵にもまた呼ばれるかもしれない。あるいは、むこうから訪問があるかも。
いずれこうなる、と決まった運命であっても、それを少しでも先延ばししてやろう、というのが、男爵と駅員の考えであった。
「なあ」
しばらくたって、周りが静まり返ったころに、1人の男が話しかけてきた。
親子連れらしい。
連れてる少女はやせこけて、10歳にならないように見える。
「わたしたちに、なんのようだ!」
「アデル。そういうときは、なにか御用ですかって言うんだ。」
「意味は一緒だろう?」
困った仲間に、苦笑しながらルウエンは男に、なにか御用ですか?と、問いかけた。
「特別車両に、バルトフィルの難民をのせるように、交渉したのは、あんたか。」
無精髭がのびてはいる。体つきはたくましいがいやな目の光りかたをしていた。
「ああ、こいつだ。」
アデルは、ぶっきらぼうに言って、ルウエンの首筋を、指し示した。
血の流出は、止まっているが、毒をもった虫に噛まれたような腫れて、傷口のウジャケた傷跡がふたつ。
「おかげで、このザマだ。」
男は乾いた笑い声をたてた。
「そ、そんなものは、早いか遅いかの違いだろう。俺たちは『城』に向かっているんだぞ。
あそこで、人間がなんて呼ばれてるか知ってるか?
『食料』だぞ。」
「自分で、『城』に向かうことを選んでおいて、、その言い草は気に入らんな。」
アデルはズケズケと言った。
「だいたい、戦うよりも逃げることを選択したのだから少々の不自由は」
むにい。
ルウエンの指が、アデルの頬をつねった。
「ふあによう?」
「選択肢はいろいろあるけど、必ずしも誇りに満ちた選択肢でないものもある。それを選ばないといけないときもある。」
ブニブニとアデルの頬をひっぱりながら、ルウエンは言った。
「他人がとやかく言うことじゃないんだよ。」
「で? どうだった?」
男は、顔を近づけた。汗臭い。
「どう、とは?」
「バルトフィルの連中なんかどうでもいい。貴族に取り入るために、伯爵さまのところを、訪れたんだろ?」
ルウエンとアデルは、顔を見合わせた。
「だから。どうなんだ、その……貴族に噛まれるってことは。」
「どう、答えたらいい? 痛いとは痛くないとか。そういったことか?」
後ろにルウエンを庇うように、アデルは身をのりだした。
「それもそうだな。あと、今の気分とかだ。」
「いいはずがないだろう。血を吸われたんだぞ。」
「そういうことではなくて」
男はいらいらしたように、声を荒げかけたが、あまり大声でするべき話ではないと気がついたのか、声をひそめた。
「・・・あまり、その苦痛ではなければ、その、どうだろう。伯爵さまは、おまえのような少年を好むのかな。たとえば、処女の生き血などは、どうなんだろう。」
「どういう意味なのかな?」
「これは俺の娘だ。名前はミイナで歳は」
女の子は、見知らぬ少年と少女に怖気づいたように、おずおずと二人を見上げて言った。
「ミイナです。9つです。伯爵さまのところにいけば、お母さんとお兄ちゃんもいっぱいご飯が食べられるって、お父さんから聞きました。」
アデルは、手のひらに反対側の拳を叩きつけた。引き締まったその体躯のなかに凶暴なものが膨れ上がっていく。
娘を、貴族に売ろうとした男はそれに気づかない。ルウエンはアデルの肩に手をおいた。
ここで、騒ぎはおこしたくなかった。
「ルウエン、いるか?」
そのとき、客車のドアが空き、例の駅員が、顔を出した。
駅で応対にあたっていた中年の男だ。
列車にも乗り込んでいるところをみると、駅に所属していたわけではなく、列車の運行のほうに責任のある立場なのだろう。
「はい、います。」
ルウエンは、手を上げた。ついさっき“貴族”に血を吸われたばかり。それにしては、元気すぎる行動かもしれない。
「ルーデウス伯爵閣下が、お呼びだ。」
アデルは、男に対する怒りをそのままに駅員にむけた。
「断る!」
「残念ながら、おまえたちに拒否の権利はないよ。それに呼ばれているのはルウエンだけだ。おまえは呼ばれていない。」
「わかりました、行きますよ。」
ルウエンは立ち上がった。窓の外はまっくらだ。
この世界には。この列車としか存在しない。虚無の暗闇の中をひたすらに、行き場所のない列車だけが、疾走している。
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