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第三章 バルトフェル奪還戦
第42話 誰も知らない決着
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刻は少し遡る。
貴族の王とも神とも言うべき、真祖ロウ=リンドには、身長ほどもある大太刀を振るうマシュケートと、切り結んでいた。
ロウの獲物は肘から生えた歪曲した紅い剣である。魔法の産物であることはまちがいなく、それを維持するだけでも大変な魔力を使用するはずだが、ロウは気に求めていなかった。
そして。
剣技ではマシュケートが、上回るのか、いくども、人間ならば動けなくなるほどの傷をロウに負わせている。だが、真祖はそれもまた気に留めていなかった。
“勝負を長引かせろ。”
そう言ったルウエンの指示を、守っているのだ。
かわしたはずのマシュケートの剣筋が死角から飛んできた。
腕が肘から飛んだ。
ロウ=リンドは、自己愛の塊のような性格だったが、顔やおっぱいなど、相手の好みが大きく別れる部分よりも、しなやかな、腕を誇りに思っていた。
飛ばされた右腕を、左手でキャッチする。
そのまま、傷口に押し当てると、腕は癒着した。
だが愉快なはずは無い。
大きく太刀を振り上げたマシュケートから、距離をとるために、後方に飛んだ。
剣は、ロウの鼻先から顎までを深深と切り裂いた。
愉快ではない。
いくら治癒が早いといっても痛みはある。
不愉快だ。
だが、ロウは、ルウエンの指示を守り続けた。
それが何故か分からずに。
アデルは、顔をしかめている。
目の前はまるで、個体にように濁ったカバロの吐息が蠢いている。
かわし損ねて、触れてしまった左手は焼けただれて、動かそうとすると、激痛が走った。
「全てを腐食するカバロ婆の吐息はどうじゃ?」
煙幕の向こうで、老婆は笑った。
「三日三晩ヤツガ草のみを食べ続け、腐った葡萄酒を樽いっばいあけると、この息が出せる。早めに降参すればきれいなママで死ねるぞ、小娘。」
アデルは、斧剣を力いっぱい地面に突き刺した。
衝撃音が走り、剣圧は、そのまま斬撃となって、カバロの吐息の雲を割いた。
だが、それはほんの一瞬、雲の進行を遅らせただけだった。
別れた雲は、再び混ざり合い、いっそうおぞましい色に姿をかえた。
その僅かな時間に。
アデルは、取り出したいくつかの丸薬と粉薬を口に放り込むと、頬の肉を食いちぎって、出血した血でそれを混ぜ合わせた。
ブフウッ!
守るも攻めるも、かなり、汚い。
呼気と唾の集合体は、迫り来る雲にふれた途端に劇的に変化した。触れたとこらから、雲は消滅していく。
「くそっ! なぜ腐食の吐息に対抗出来るのじゃ!」
婆さんは地団駄を踏んだ。
「だから、どんな攻撃かいちいち教えてくれたら、いくらでも対処できるんだって。」
ただれた左手に、治癒の光を明滅させながら、アデルは言った。
「お、おのれ! ならば! ならば剣で勝負じゃあ!
我が剣は、邪剣。その昔、ミトラ真流から別れた、その名もミトラ暗流天破。
思いもよらぬ角度から、放たれる必殺の一撃、かわせるものなら、かわしてみるがよい!」
「だから、なんで説明したがる!」
カバロの魔法の強化、制御のためのものと思われた魔法杖は、なかに刃が仕込んであった。
それに気づかすに、接近戦に持ち込まれて、不意の一撃をくらったらならば、それはずいぶんと危険なものとなっただろう。
だが、予告された斬撃は、たしかに速く、鋭いものだったが、アデルは自分の斧剣の重みを利用してそれをはじき飛ばした。
「なかなか、ユニークな配下をおもちみたいですね。」
頭上の虚空に、結跏趺坐したブテルパに、ルウエンは、話しかけた。
彼のにぎる「光の剣」の切っ先には、ブテルパの「影の矢」で組み上がった「影の獣」が蠢いていた。
もともと、物理的なダメージを受けないはずの合成獣であったが、「光の剣」との相性は、無茶苦茶に悪かった。
もがきながら、獣は急速にその体積を縮めていく。
一呼吸する間にそれは、萎び、消滅した。
「“貴族”を超える魔力をもち、“貴族”を超える力をもち、さらに“貴族”を超える再生力をもつから“貴族殺し”。」
感慨深げに、ルウエンは、光の剣を眺め、そして手を一振してそれを消滅させた。
「魔力については、もういいですか?
では、次に“力”のほうを試しましょうよ。
まさか、腕相撲ってわけにもいきませんから、得物をもっての接近戦ってことで。」
「小僧が……」
ブテルバは、結跏趺坐をといて飛び降りた。
その体が。細身の体が内側から膨れ上がるように膨張していく。
盛り上がった胸筋は、顎をうめ、肩の筋肉と相まって頭が埋まったように見えた。
数倍にふくれあがった右腕腕が、剣を握っていた。柄まで金属でできた幅広の大剣だった。
左手と、もう一本、背中から生えてきた3本目の腕が、太い棒を握っていた。材質は、石に見えた。磨き抜かれていて、黒色に輝いでいていた。
「“光の剣”は使わない方がいいですね。魔力くらべとかわらなくなるから。」
ルウレンは両方の手を上げた。
「おいで、ニーサ・ガーダ。」
右手に出現した剣は、歯先まで黒く塗られた曲刀だった。
「出番だよ、ガンマ。」
左手は、半透明の剣身を持つ直刀だった。
ブテルパの剣は風を巻き、金棒が唸りを上げた。
少年の姿は。
少しよろめいたように、見えた。
ブテルパの右手は付け根から。
左手は、肩口から切り下げされて、力を失って垂れ下がった。
ブテルパは、両膝をついた。
この程度の傷は、修復できる。
できるはずだ。
だが、曲刀に切断された傷口は、強烈な毒に侵されたように、溶け崩れ続け、直刀に切り裂かれた傷は、チリチリと 細かい傷がさらに増えていく。
「剣技は、ぼくが上のようです。」
ルウエンからは、まるきり闘志というものをなんも感じられない。
ただ、静かに笑って、ブテルパを見下ろしていた。
「“再生力”を試しましょうか?」
貴族の王とも神とも言うべき、真祖ロウ=リンドには、身長ほどもある大太刀を振るうマシュケートと、切り結んでいた。
ロウの獲物は肘から生えた歪曲した紅い剣である。魔法の産物であることはまちがいなく、それを維持するだけでも大変な魔力を使用するはずだが、ロウは気に求めていなかった。
そして。
剣技ではマシュケートが、上回るのか、いくども、人間ならば動けなくなるほどの傷をロウに負わせている。だが、真祖はそれもまた気に留めていなかった。
“勝負を長引かせろ。”
そう言ったルウエンの指示を、守っているのだ。
かわしたはずのマシュケートの剣筋が死角から飛んできた。
腕が肘から飛んだ。
ロウ=リンドは、自己愛の塊のような性格だったが、顔やおっぱいなど、相手の好みが大きく別れる部分よりも、しなやかな、腕を誇りに思っていた。
飛ばされた右腕を、左手でキャッチする。
そのまま、傷口に押し当てると、腕は癒着した。
だが愉快なはずは無い。
大きく太刀を振り上げたマシュケートから、距離をとるために、後方に飛んだ。
剣は、ロウの鼻先から顎までを深深と切り裂いた。
愉快ではない。
いくら治癒が早いといっても痛みはある。
不愉快だ。
だが、ロウは、ルウエンの指示を守り続けた。
それが何故か分からずに。
アデルは、顔をしかめている。
目の前はまるで、個体にように濁ったカバロの吐息が蠢いている。
かわし損ねて、触れてしまった左手は焼けただれて、動かそうとすると、激痛が走った。
「全てを腐食するカバロ婆の吐息はどうじゃ?」
煙幕の向こうで、老婆は笑った。
「三日三晩ヤツガ草のみを食べ続け、腐った葡萄酒を樽いっばいあけると、この息が出せる。早めに降参すればきれいなママで死ねるぞ、小娘。」
アデルは、斧剣を力いっぱい地面に突き刺した。
衝撃音が走り、剣圧は、そのまま斬撃となって、カバロの吐息の雲を割いた。
だが、それはほんの一瞬、雲の進行を遅らせただけだった。
別れた雲は、再び混ざり合い、いっそうおぞましい色に姿をかえた。
その僅かな時間に。
アデルは、取り出したいくつかの丸薬と粉薬を口に放り込むと、頬の肉を食いちぎって、出血した血でそれを混ぜ合わせた。
ブフウッ!
守るも攻めるも、かなり、汚い。
呼気と唾の集合体は、迫り来る雲にふれた途端に劇的に変化した。触れたとこらから、雲は消滅していく。
「くそっ! なぜ腐食の吐息に対抗出来るのじゃ!」
婆さんは地団駄を踏んだ。
「だから、どんな攻撃かいちいち教えてくれたら、いくらでも対処できるんだって。」
ただれた左手に、治癒の光を明滅させながら、アデルは言った。
「お、おのれ! ならば! ならば剣で勝負じゃあ!
我が剣は、邪剣。その昔、ミトラ真流から別れた、その名もミトラ暗流天破。
思いもよらぬ角度から、放たれる必殺の一撃、かわせるものなら、かわしてみるがよい!」
「だから、なんで説明したがる!」
カバロの魔法の強化、制御のためのものと思われた魔法杖は、なかに刃が仕込んであった。
それに気づかすに、接近戦に持ち込まれて、不意の一撃をくらったらならば、それはずいぶんと危険なものとなっただろう。
だが、予告された斬撃は、たしかに速く、鋭いものだったが、アデルは自分の斧剣の重みを利用してそれをはじき飛ばした。
「なかなか、ユニークな配下をおもちみたいですね。」
頭上の虚空に、結跏趺坐したブテルパに、ルウエンは、話しかけた。
彼のにぎる「光の剣」の切っ先には、ブテルパの「影の矢」で組み上がった「影の獣」が蠢いていた。
もともと、物理的なダメージを受けないはずの合成獣であったが、「光の剣」との相性は、無茶苦茶に悪かった。
もがきながら、獣は急速にその体積を縮めていく。
一呼吸する間にそれは、萎び、消滅した。
「“貴族”を超える魔力をもち、“貴族”を超える力をもち、さらに“貴族”を超える再生力をもつから“貴族殺し”。」
感慨深げに、ルウエンは、光の剣を眺め、そして手を一振してそれを消滅させた。
「魔力については、もういいですか?
では、次に“力”のほうを試しましょうよ。
まさか、腕相撲ってわけにもいきませんから、得物をもっての接近戦ってことで。」
「小僧が……」
ブテルバは、結跏趺坐をといて飛び降りた。
その体が。細身の体が内側から膨れ上がるように膨張していく。
盛り上がった胸筋は、顎をうめ、肩の筋肉と相まって頭が埋まったように見えた。
数倍にふくれあがった右腕腕が、剣を握っていた。柄まで金属でできた幅広の大剣だった。
左手と、もう一本、背中から生えてきた3本目の腕が、太い棒を握っていた。材質は、石に見えた。磨き抜かれていて、黒色に輝いでいていた。
「“光の剣”は使わない方がいいですね。魔力くらべとかわらなくなるから。」
ルウレンは両方の手を上げた。
「おいで、ニーサ・ガーダ。」
右手に出現した剣は、歯先まで黒く塗られた曲刀だった。
「出番だよ、ガンマ。」
左手は、半透明の剣身を持つ直刀だった。
ブテルパの剣は風を巻き、金棒が唸りを上げた。
少年の姿は。
少しよろめいたように、見えた。
ブテルパの右手は付け根から。
左手は、肩口から切り下げされて、力を失って垂れ下がった。
ブテルパは、両膝をついた。
この程度の傷は、修復できる。
できるはずだ。
だが、曲刀に切断された傷口は、強烈な毒に侵されたように、溶け崩れ続け、直刀に切り裂かれた傷は、チリチリと 細かい傷がさらに増えていく。
「剣技は、ぼくが上のようです。」
ルウエンからは、まるきり闘志というものをなんも感じられない。
ただ、静かに笑って、ブテルパを見下ろしていた。
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