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魔王になんかなりたくない!
降臨するもの
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「ほう、ルトもそう思うのか。」
アモンは、悠然と歩を進めてきた。
先のフィオリナとの打撃戦で、それなりにダメージは通っているはずだが、まったく、普通に見えた。
「リアモンドっ!」
呼んだではいけない名で呼んだ時、竜王ルルナ=ベルの喉は張り裂けていた。
身の丈は、2メトルを越え、巨大な鉤爪を生やした手を、アモン目掛けて振り下ろす。
その手をキャッチしたアモンが、
バキバキ。
そのまま、手を握りつぶした。
苦悶しながらも、後退しようとしたルルナの腹に、アモンは膝を打ちこんだ。
効かぬわけもない。
体をおったルルナの手首もまた、アモンにキメられたまま、嫌な音をたてて、折れた。
それでも。
もう片方の手を、巌をも砕く拳にかえて、殴りつけるルルナの、その拳を、アモンは額で受けた。
乾いた音がして、ルルナの手の甲から折れた骨が飛び出す。
ガぅぅ!
もはやルルナは人とも竜ともつかぬ、怪物に変化していた。
身の丈はさらに巨大化して、3メトル。
全身は青黒いウロコに被われ、顔はもはや人間よりも、ワニに近かった。
開いた口の中は、牙に被われ、そのままルルナは、アモンの首筋に噛み付いた。
「このザマよ。」
アモンは避けようともしなかった。
「確かに力は増すのだろうが・・・。
魔力はそうでもないな。しかも制御は格段に落ちる。」
アモンは捉えた腕を捻った。
肘と肩が、なにかが折れる音がして、あらぬ方向にねじ曲がった。
たまらず、アモンに噛み付いた口を離す。そこから、白いものが大量に地に転がり落ちた。折れたルルナの牙だ。
傷1つないアモンの肩口から胸にかけて、重なり合う極彩の光が明滅している・・・神竜の竜鱗だった。
ルルナのキバがどんな硬度を備えていても、魔力を流せる「竜牙」でない限り一緒の結果が待っている。
もう一発。腹筋を貫く膝蹴り。
ルルナ=ベルの巨体が崩れ落ちた。
「力は増しているのかもしれないが、使い勝手が悪すぎるだろう。
残念姫、おまえはどうだ?」
「残念姫って言うな!」
フィオリナは答えた。こっちは、衣装はかなり傷んであちこち素肌を晒してはいるのものの、傷は見えない。
「光の剣が維持できない。」
怒ったように、言った。
「リウに貰った風の剣に至っては、鞘から出ようともしない。
複数魔法の同時制御もできない。
力は・・・本当に強くなっているのか?
強くなった気がしているだけなのか?」
美貌の公女は、断言した。
「魔王の力は効率が悪すぎる。使い物にならない。」
倒れていたルルナの、身体がビクンっと震えた。その体がしぼみ、皮膚は青黒い鱗を失い、みるみる人間の少女の体に戻っていく。
ただし、身の丈3メトルの魔人に変化したあとだ。
服はずたずたの布の切れ端になっていたので、ルトがマントを取り出し、その裸体に被せてやった。
フィオリナ自身は、外見に変化はない。
だが、ふう、と吐いた息とともに、なにかが、体から排出された。
立ち上がろうとするルルナに、アモンが手を貸してやる。
ズダボロに見えたが、あげた顔の表情はしっかりしており、空を見上げて放った言葉は力強かった。
「とんだまがい物だったな。なにが『魔王の力』だ。
この落とし前、どうつける?」
夕暮れの暗さを保ったままの、ランゴバルト上空に突如として黒雲が湧いた。
それは渦をまき、そこから巨大な稲妻が、走る。
落雷。
世界が真っ白に染まった。
とはいえ。
すでに、瓦礫の荒野と化したランゴバルトには、もう改めて壊れるものもなく、誰も目を閉じようとさえしなかった。
ルールスについては、ルトが抱き寄せて胸に顔を抱き抱えるように保護したので、問題はなかった。
降り立ったのは。
フィオリナだった。
ルトの背後で、本物の、あるいは元祖、本家、家元のフィオリナが、フンと鼻を鳴らした。
文字通り、鼻で笑った、のである。
「お揃いのようだね。」
落雷とともに現れたフィオリナは、フィオリナそっくりの声でそう言った。
容姿も姿勢も表情も口調までも、フィオリナそっくりだったが、フィオリナだったら、とても身につけないようなロングドレスを身につけていた。
裾の部分は、実際には一枚の布ではない。リボン状に裂かれた布の集合体だ。なので、一歩歩く度に脚のラインが、少なくとも下着をつけていない事がわかるほどには、露出9する。
上半身は、さらに凶悪とも言える露出度だった。
そもそも、服ではない。
何かの触手にもみえるものが、辛うじて、胸の一部を覆っているだけだ。
肌に直接張り付いているので、身体の線を隠すものはなにもない。
「ルト! こんどあんなの着てあげようか?」
フィオリナが、囁いたが、ルトは難しい顔で首を振った。
「着るならリウの前にしてくれ。品が悪すぎる。」
「うーん、あなたたちって、けっこう違ってるようで似てるんだね。やつもあんまり扇情的なのは好まないよ。」
ドレスのフィオリナは、ゆっくりと一同を見回した。
「本当にどう、落とし前をつける?」
ルトが、呆れたように言った。
「なにが魔王にならないか、だ。おまえは魔王を生み出す力なんてない。
お前が作れるのは、後に魔王になる為の素体、『魔王の卵』だけだ。」
「それだけでも充分な脅威だとは、考えないか? 我が愛しき『魔王の再来』。」
「思わない。少し手の込んだ魔物程度だ。」
ドレスのフィオリナは、むう、と言って黙った。
アモンは、悠然と歩を進めてきた。
先のフィオリナとの打撃戦で、それなりにダメージは通っているはずだが、まったく、普通に見えた。
「リアモンドっ!」
呼んだではいけない名で呼んだ時、竜王ルルナ=ベルの喉は張り裂けていた。
身の丈は、2メトルを越え、巨大な鉤爪を生やした手を、アモン目掛けて振り下ろす。
その手をキャッチしたアモンが、
バキバキ。
そのまま、手を握りつぶした。
苦悶しながらも、後退しようとしたルルナの腹に、アモンは膝を打ちこんだ。
効かぬわけもない。
体をおったルルナの手首もまた、アモンにキメられたまま、嫌な音をたてて、折れた。
それでも。
もう片方の手を、巌をも砕く拳にかえて、殴りつけるルルナの、その拳を、アモンは額で受けた。
乾いた音がして、ルルナの手の甲から折れた骨が飛び出す。
ガぅぅ!
もはやルルナは人とも竜ともつかぬ、怪物に変化していた。
身の丈はさらに巨大化して、3メトル。
全身は青黒いウロコに被われ、顔はもはや人間よりも、ワニに近かった。
開いた口の中は、牙に被われ、そのままルルナは、アモンの首筋に噛み付いた。
「このザマよ。」
アモンは避けようともしなかった。
「確かに力は増すのだろうが・・・。
魔力はそうでもないな。しかも制御は格段に落ちる。」
アモンは捉えた腕を捻った。
肘と肩が、なにかが折れる音がして、あらぬ方向にねじ曲がった。
たまらず、アモンに噛み付いた口を離す。そこから、白いものが大量に地に転がり落ちた。折れたルルナの牙だ。
傷1つないアモンの肩口から胸にかけて、重なり合う極彩の光が明滅している・・・神竜の竜鱗だった。
ルルナのキバがどんな硬度を備えていても、魔力を流せる「竜牙」でない限り一緒の結果が待っている。
もう一発。腹筋を貫く膝蹴り。
ルルナ=ベルの巨体が崩れ落ちた。
「力は増しているのかもしれないが、使い勝手が悪すぎるだろう。
残念姫、おまえはどうだ?」
「残念姫って言うな!」
フィオリナは答えた。こっちは、衣装はかなり傷んであちこち素肌を晒してはいるのものの、傷は見えない。
「光の剣が維持できない。」
怒ったように、言った。
「リウに貰った風の剣に至っては、鞘から出ようともしない。
複数魔法の同時制御もできない。
力は・・・本当に強くなっているのか?
強くなった気がしているだけなのか?」
美貌の公女は、断言した。
「魔王の力は効率が悪すぎる。使い物にならない。」
倒れていたルルナの、身体がビクンっと震えた。その体がしぼみ、皮膚は青黒い鱗を失い、みるみる人間の少女の体に戻っていく。
ただし、身の丈3メトルの魔人に変化したあとだ。
服はずたずたの布の切れ端になっていたので、ルトがマントを取り出し、その裸体に被せてやった。
フィオリナ自身は、外見に変化はない。
だが、ふう、と吐いた息とともに、なにかが、体から排出された。
立ち上がろうとするルルナに、アモンが手を貸してやる。
ズダボロに見えたが、あげた顔の表情はしっかりしており、空を見上げて放った言葉は力強かった。
「とんだまがい物だったな。なにが『魔王の力』だ。
この落とし前、どうつける?」
夕暮れの暗さを保ったままの、ランゴバルト上空に突如として黒雲が湧いた。
それは渦をまき、そこから巨大な稲妻が、走る。
落雷。
世界が真っ白に染まった。
とはいえ。
すでに、瓦礫の荒野と化したランゴバルトには、もう改めて壊れるものもなく、誰も目を閉じようとさえしなかった。
ルールスについては、ルトが抱き寄せて胸に顔を抱き抱えるように保護したので、問題はなかった。
降り立ったのは。
フィオリナだった。
ルトの背後で、本物の、あるいは元祖、本家、家元のフィオリナが、フンと鼻を鳴らした。
文字通り、鼻で笑った、のである。
「お揃いのようだね。」
落雷とともに現れたフィオリナは、フィオリナそっくりの声でそう言った。
容姿も姿勢も表情も口調までも、フィオリナそっくりだったが、フィオリナだったら、とても身につけないようなロングドレスを身につけていた。
裾の部分は、実際には一枚の布ではない。リボン状に裂かれた布の集合体だ。なので、一歩歩く度に脚のラインが、少なくとも下着をつけていない事がわかるほどには、露出9する。
上半身は、さらに凶悪とも言える露出度だった。
そもそも、服ではない。
何かの触手にもみえるものが、辛うじて、胸の一部を覆っているだけだ。
肌に直接張り付いているので、身体の線を隠すものはなにもない。
「ルト! こんどあんなの着てあげようか?」
フィオリナが、囁いたが、ルトは難しい顔で首を振った。
「着るならリウの前にしてくれ。品が悪すぎる。」
「うーん、あなたたちって、けっこう違ってるようで似てるんだね。やつもあんまり扇情的なのは好まないよ。」
ドレスのフィオリナは、ゆっくりと一同を見回した。
「本当にどう、落とし前をつける?」
ルトが、呆れたように言った。
「なにが魔王にならないか、だ。おまえは魔王を生み出す力なんてない。
お前が作れるのは、後に魔王になる為の素体、『魔王の卵』だけだ。」
「それだけでも充分な脅威だとは、考えないか? 我が愛しき『魔王の再来』。」
「思わない。少し手の込んだ魔物程度だ。」
ドレスのフィオリナは、むう、と言って黙った。
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