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第127話 愚者の盾は魔族と戦う
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剣士は6人。
対する『愚者の盾』は、フィオリナ、アウデリア、クロノ、ボルテック、ヨウィス。そしておまけのリヨン。
ベルトから斧を抜いたアウデリアが一歩前に出る。
「あのデカブツはわたしがもらう。残りは、おまえらで分けろ。」
「わかっているとは思うが魔族だぞ、こいつら。しかもこの魔素の濃さ…」
ボルテックがしかめ面をしている。
武術に長けたものは、対峙した相手の力量を見ただけで見抜くというが、ボルテックは間違いなくその域に達していた。
「伝説によれば、耐久力、再生力も一体一体が古龍をしのぐとか。」
そうつぶやいたフィオリナは、このとき、素手であった。
愛用の剣は、もとの持ち主の手元に戻ってしまっている。
だが、むしろそのことを楽しむかのように、にこにこと。
その笑顔ができるなら、舞踏会でやれよ!と突っ込むものはここにはいなかった。
「せめて、勇者らしい剣の一本もなかったのかな。」
クロノは不満そうではある。
手にしたのは、反りのある片刃の剣。寄った店で一番、いい鉄を使っていたのがこの剣だったがせめて何件か武器屋を回りたかったのだが、アウデリアの腹の虫が鳴き始め断念したのだった。
「ここは、ぼくがやる。」
自分を鼓舞するようにほっぺたを膨らませたリヨンが前に出ようとするのを、ヨウィスが止めた。
「だ、だいじょだよ! それにおまえに助けてもらう義理はないからね。」
「ぼくは、わたしと違っておまえを別に嫌ってはいない。」
「そ、それって、どういう」
「愚者の盾」の面々には知る由もないことではあったが、リヨンは守ってもらったり庇ってもらったりすることにものすごく弱いたちであった。
いらないフラグをたてつつ、ヨウィスの糸が走った。
同時に剣士たちも動き出す。
身につけたのは、急所のみを覆う軽装の鎧。手に持つのは、幅広の片手剣だった。
盾はもたずに、速度を重視した装備だった。
クロノは、「瞬き」・・・彼の流派の独特の「歩法」。緩急と爆発的な加速により、相手にとっては自分が消失したように見える・・・それが見切られた。
背後から放った袈裟懸けの一撃を、相手の剣が受け止め、そして、クロノの剣はその衝撃で、根本から折れた。
その勢いのままに、打ち込まれた斬撃の凄まじさ。
体を沈めてかろうじて、そらしながらも放った足刀は。途中で引っ込めなければ、スネからばっさりやられていただろう。
強い。
これで本体ではなく、迷宮内に分身を投影しただけの代物だとしたら。
本体は。
考えているヒマはなかった。
剣士の動きは、ゆっくりに見えた。だが、無駄がない。最短の距離で最速の一撃をあびせてくる。
地面を転がりながら、火炎球を放つ。剣がそれを両断。
いや、魔法を剣で防ぐってそれだけで普通じゃないぞ。
ぼやきながらも生み出した火炎球はいつつ。
それをわずかにタイミングをずらしながら、投じる。
剣士が嘲笑った・・・・ように見えた。わずかに腰を沈め。
放った斬撃は、クロノの目には見えず。ただ火炎球のすべてが消失している。
「遅い。」
クロノも嘲笑った。
紡いだ魔法は。
「黒雷」
破壊属性を帯びた雷魔法は、剣士の腹部を焼き切って背後に抜けた。
それでも。剣士は委細構わず、剣を振りかぶり。
そのまま、己の首をかききった。
「奥義“糸繰り”」
ヨウィスが、クロノの傍らに立つ。
幼ささえ残る顔立ちに浮かんだ楽しげな笑顔は、「不死鳥の冠」に所属する冒険者が見たならば、戦慄の走るものだっただろう。
「ぼく」だ。
不機嫌そうに見えながらも、けっこう面倒見がよく、過度な暴力を嫌う「わたし」ではない。
血を好み、殺戮を楽しむ「ぼく」だ。
「ほらもうひとり。」
腰だめから、鞘のうちに放つ一閃は「東方」の武術ならば「居合」と呼ばれた技だったろう。
それは、見事に剣士自身の首を刎ね、さらに跳ね上がり落ちてきた頭を両断した。
「うん、良い技だ。体に染み付いているから、外から操るぼくにも使える。こうなると、簡単に自死させてしまったのがおしいな。」
「ヨウィス?」
「ああ、クロノはぼくとはあまり馴染みがなかったねえ?
こっちは、いわば『戦闘用』の人格さあ。危ないので普段は『わたし』にまかせてる。」
アウデリアめがけて踏み出した巨人剣士の前に、フィオリナは立ちはだかった。
「おい」
アウデリアはあきれたように愛娘に声をかけた。
「それはわたしの獲物だと言っただろう?」
「母上はもう少し、酔いをさましておけ。」
フィオリナは、巨人に向かって走り出す。
走りながら両手に光の剣を出現させた。
無詠唱。しかも二本を同時に、さらに言うならそれを「剣」として維持し続けること。
なみの術師にできる技ではない。そして、それだけの魔法の技量があったとしても、その剣を振るう腕前をひとりの人間がともに持つことは不可能に近いだろう。
だが、巨人の剣士はひるまない。
もともと魔物化された時点で、恐怖などという感情とは無縁となっているのだろう。
まして、その体は投影された「影」。
切られようが倒されようが、本体が傷つくことはないのだ。
巨体にもかかわらず、その動きは素早い。
リーチがはるかに長いにもかかわらず、アウトレンジにこだわらずに、果敢にフィオリナに接近する。
光の剣がその胸板に炸裂・・・巨人はよろけこそしたが、倒れはしなかった。
二本の剣が直撃したにもかかわらず、傷もつかない。
竜の鱗でもなく、鎧にも覆われていない。一見、ただの人間の肌にみえるそれにどれだけの強度があるというのか。
フィリオナの両手にふたたび、光の剣が出現した。
両手に剣を維持したまま、ジャンプ。狙いは、巨人の顔か。
その動きを読んだかのように、巨人は横殴りの一撃を放った。
剣の長さはふつうの人間の身長を超えている。
風を巻いて、放たれた一撃は、フィオリナの細い体など両断してであろう。
もちろん。
フィオリナの蹴りが、剣をふたつにへし折っていなければ。の話だが。
光の剣は、巨人の顔めがけて投じられた。さすがに顔面への直撃はさけようと手を振り回して、それを避けようとしたその一瞬に、フィリオナの足が巨人の首にからみつく。
そのまま、ぐるりと体をひねると。
巨木が折れるようなすさまじい音をたて、巨人の脛骨がひねり壊されている。
並の人間ならば絶命してもおかしくない。だが、この巨人は魔族の作り出した「影」であり、生命力もまた通常の生き物の域をこえていた。
巨大な手がフィオリナの頭を鷲掴みにした。
もう片方の手が、その腰をつかむ。
そのまま、へし折ろうとした腕が・・・とまった。筋肉が盛り上がり、明らかに全力をこめているのがわかる。巨大な顔が紅潮し、口からはうめき声がもれた。
「いいのか? フィオリナを助けなくって!」
クロノが実に常識的なことを言ったが、ヨウィスに無表情な顔で反論された。
「ダメ。ここで、手を出したらあとで姫に殺される。」
フィオリナの手が、巨人の指にかかる。爪を、引き剥がされた激痛に、フィオリナの体を取り落とした巨人が雄叫びをあげた。
もう一度、巨人の首を足でしっかりと締め上げてから、ぐるりと体を回転させた。
首の骨を完全にへし折るのか。
いやいや。
いやいやいや。
フィオリナは、そのまま巨人の首を引き抜いた。
血が天井にまで飛び散る中、フィオリナは地上に降り立つ。
まさに戦女神。そう呼ぶにふさわしい。
ボルテックは、華麗なステップで剣士のひとりを翻弄していたが、頃合いよしとみたか、凄まじい連撃を繰り出し、頭を叩き割り、胸を陥没させ、両膝を蹴り砕いた。
それでお再生しようとする剣士に、彼流に言うところの「ちょびっと火力をあげた」火炎魔法をぶちこんで、消し炭に変えた。
「本体ではなく『影』ならこんなもんだろ?」
平然と言った彼は息もきらしていない。
すべての「魔物」が滅ぼされたとき。
次の階層への門が開くのが迷宮の「お約束」だった。
おそらく、次の階層は、王妃の離宮またはそこにいたるまでの果樹園を独立した「世界」として構築したものとなるだろう。
だが。
階層が開いた瞬間、「愚者の盾」を襲ったのはすさまじい爆発による衝撃波の嵐、だった。
対する『愚者の盾』は、フィオリナ、アウデリア、クロノ、ボルテック、ヨウィス。そしておまけのリヨン。
ベルトから斧を抜いたアウデリアが一歩前に出る。
「あのデカブツはわたしがもらう。残りは、おまえらで分けろ。」
「わかっているとは思うが魔族だぞ、こいつら。しかもこの魔素の濃さ…」
ボルテックがしかめ面をしている。
武術に長けたものは、対峙した相手の力量を見ただけで見抜くというが、ボルテックは間違いなくその域に達していた。
「伝説によれば、耐久力、再生力も一体一体が古龍をしのぐとか。」
そうつぶやいたフィオリナは、このとき、素手であった。
愛用の剣は、もとの持ち主の手元に戻ってしまっている。
だが、むしろそのことを楽しむかのように、にこにこと。
その笑顔ができるなら、舞踏会でやれよ!と突っ込むものはここにはいなかった。
「せめて、勇者らしい剣の一本もなかったのかな。」
クロノは不満そうではある。
手にしたのは、反りのある片刃の剣。寄った店で一番、いい鉄を使っていたのがこの剣だったがせめて何件か武器屋を回りたかったのだが、アウデリアの腹の虫が鳴き始め断念したのだった。
「ここは、ぼくがやる。」
自分を鼓舞するようにほっぺたを膨らませたリヨンが前に出ようとするのを、ヨウィスが止めた。
「だ、だいじょだよ! それにおまえに助けてもらう義理はないからね。」
「ぼくは、わたしと違っておまえを別に嫌ってはいない。」
「そ、それって、どういう」
「愚者の盾」の面々には知る由もないことではあったが、リヨンは守ってもらったり庇ってもらったりすることにものすごく弱いたちであった。
いらないフラグをたてつつ、ヨウィスの糸が走った。
同時に剣士たちも動き出す。
身につけたのは、急所のみを覆う軽装の鎧。手に持つのは、幅広の片手剣だった。
盾はもたずに、速度を重視した装備だった。
クロノは、「瞬き」・・・彼の流派の独特の「歩法」。緩急と爆発的な加速により、相手にとっては自分が消失したように見える・・・それが見切られた。
背後から放った袈裟懸けの一撃を、相手の剣が受け止め、そして、クロノの剣はその衝撃で、根本から折れた。
その勢いのままに、打ち込まれた斬撃の凄まじさ。
体を沈めてかろうじて、そらしながらも放った足刀は。途中で引っ込めなければ、スネからばっさりやられていただろう。
強い。
これで本体ではなく、迷宮内に分身を投影しただけの代物だとしたら。
本体は。
考えているヒマはなかった。
剣士の動きは、ゆっくりに見えた。だが、無駄がない。最短の距離で最速の一撃をあびせてくる。
地面を転がりながら、火炎球を放つ。剣がそれを両断。
いや、魔法を剣で防ぐってそれだけで普通じゃないぞ。
ぼやきながらも生み出した火炎球はいつつ。
それをわずかにタイミングをずらしながら、投じる。
剣士が嘲笑った・・・・ように見えた。わずかに腰を沈め。
放った斬撃は、クロノの目には見えず。ただ火炎球のすべてが消失している。
「遅い。」
クロノも嘲笑った。
紡いだ魔法は。
「黒雷」
破壊属性を帯びた雷魔法は、剣士の腹部を焼き切って背後に抜けた。
それでも。剣士は委細構わず、剣を振りかぶり。
そのまま、己の首をかききった。
「奥義“糸繰り”」
ヨウィスが、クロノの傍らに立つ。
幼ささえ残る顔立ちに浮かんだ楽しげな笑顔は、「不死鳥の冠」に所属する冒険者が見たならば、戦慄の走るものだっただろう。
「ぼく」だ。
不機嫌そうに見えながらも、けっこう面倒見がよく、過度な暴力を嫌う「わたし」ではない。
血を好み、殺戮を楽しむ「ぼく」だ。
「ほらもうひとり。」
腰だめから、鞘のうちに放つ一閃は「東方」の武術ならば「居合」と呼ばれた技だったろう。
それは、見事に剣士自身の首を刎ね、さらに跳ね上がり落ちてきた頭を両断した。
「うん、良い技だ。体に染み付いているから、外から操るぼくにも使える。こうなると、簡単に自死させてしまったのがおしいな。」
「ヨウィス?」
「ああ、クロノはぼくとはあまり馴染みがなかったねえ?
こっちは、いわば『戦闘用』の人格さあ。危ないので普段は『わたし』にまかせてる。」
アウデリアめがけて踏み出した巨人剣士の前に、フィオリナは立ちはだかった。
「おい」
アウデリアはあきれたように愛娘に声をかけた。
「それはわたしの獲物だと言っただろう?」
「母上はもう少し、酔いをさましておけ。」
フィオリナは、巨人に向かって走り出す。
走りながら両手に光の剣を出現させた。
無詠唱。しかも二本を同時に、さらに言うならそれを「剣」として維持し続けること。
なみの術師にできる技ではない。そして、それだけの魔法の技量があったとしても、その剣を振るう腕前をひとりの人間がともに持つことは不可能に近いだろう。
だが、巨人の剣士はひるまない。
もともと魔物化された時点で、恐怖などという感情とは無縁となっているのだろう。
まして、その体は投影された「影」。
切られようが倒されようが、本体が傷つくことはないのだ。
巨体にもかかわらず、その動きは素早い。
リーチがはるかに長いにもかかわらず、アウトレンジにこだわらずに、果敢にフィオリナに接近する。
光の剣がその胸板に炸裂・・・巨人はよろけこそしたが、倒れはしなかった。
二本の剣が直撃したにもかかわらず、傷もつかない。
竜の鱗でもなく、鎧にも覆われていない。一見、ただの人間の肌にみえるそれにどれだけの強度があるというのか。
フィリオナの両手にふたたび、光の剣が出現した。
両手に剣を維持したまま、ジャンプ。狙いは、巨人の顔か。
その動きを読んだかのように、巨人は横殴りの一撃を放った。
剣の長さはふつうの人間の身長を超えている。
風を巻いて、放たれた一撃は、フィオリナの細い体など両断してであろう。
もちろん。
フィオリナの蹴りが、剣をふたつにへし折っていなければ。の話だが。
光の剣は、巨人の顔めがけて投じられた。さすがに顔面への直撃はさけようと手を振り回して、それを避けようとしたその一瞬に、フィリオナの足が巨人の首にからみつく。
そのまま、ぐるりと体をひねると。
巨木が折れるようなすさまじい音をたて、巨人の脛骨がひねり壊されている。
並の人間ならば絶命してもおかしくない。だが、この巨人は魔族の作り出した「影」であり、生命力もまた通常の生き物の域をこえていた。
巨大な手がフィオリナの頭を鷲掴みにした。
もう片方の手が、その腰をつかむ。
そのまま、へし折ろうとした腕が・・・とまった。筋肉が盛り上がり、明らかに全力をこめているのがわかる。巨大な顔が紅潮し、口からはうめき声がもれた。
「いいのか? フィオリナを助けなくって!」
クロノが実に常識的なことを言ったが、ヨウィスに無表情な顔で反論された。
「ダメ。ここで、手を出したらあとで姫に殺される。」
フィオリナの手が、巨人の指にかかる。爪を、引き剥がされた激痛に、フィオリナの体を取り落とした巨人が雄叫びをあげた。
もう一度、巨人の首を足でしっかりと締め上げてから、ぐるりと体を回転させた。
首の骨を完全にへし折るのか。
いやいや。
いやいやいや。
フィオリナは、そのまま巨人の首を引き抜いた。
血が天井にまで飛び散る中、フィオリナは地上に降り立つ。
まさに戦女神。そう呼ぶにふさわしい。
ボルテックは、華麗なステップで剣士のひとりを翻弄していたが、頃合いよしとみたか、凄まじい連撃を繰り出し、頭を叩き割り、胸を陥没させ、両膝を蹴り砕いた。
それでお再生しようとする剣士に、彼流に言うところの「ちょびっと火力をあげた」火炎魔法をぶちこんで、消し炭に変えた。
「本体ではなく『影』ならこんなもんだろ?」
平然と言った彼は息もきらしていない。
すべての「魔物」が滅ぼされたとき。
次の階層への門が開くのが迷宮の「お約束」だった。
おそらく、次の階層は、王妃の離宮またはそこにいたるまでの果樹園を独立した「世界」として構築したものとなるだろう。
だが。
階層が開いた瞬間、「愚者の盾」を襲ったのはすさまじい爆発による衝撃波の嵐、だった。
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