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クエスト 披露宴に出席せよ
グランドマスターvs三丁目の悪夢
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脳天気だな。
リアは心のなかで、ため息をつきながら、それを面には出さない。
そんな自分をゆっくり分析する。
たぶん、リアは今もこの男が好きなのだ。
彼女の愛するルトを、殺そうとした一派に属していながら。
そのルトの結婚式に、いそいそと出席しようとしているエルマートを目の前にして、クズでもシネでもなく、やっぱり変わらず脳天気なお坊ちゃんだ、と思うくらいには。
家格の問題は、男爵の養女と第二王子から、クローディア大公家の姫君と国王と、はるかにマシなものになっている。今なら、正式に妃となってもおかしくはない。
それは、例えば今後、クローディアがグランダを併呑しようとしたときにも絶好の切り札として効いてくるだろう。
一方で、愛するルトは、フィオリナといよいよ結婚するという。
リアがそこに入り込む余地はあるのだろうか。
‥これがまた、ありそうな気もするのだ。
外見的なところでは、リアはフィオリナと違って顔立ちは優しげだ。今のところは無駄なお肉はそんなについていない。ただ、戦いや狭いところに潜り込むときに、胸とお尻がじゃまになる、と思うことがある。リアは豊満な体型ではないが、そう言った部分については、彼女の姉は無頓着に育ちすぎたのだ。あるいは育たなすぎたのだ。
そして、10代にあるまじき、閨での技を呆れるほど持っている。
フィオリナ姉さんは、そういうタイプではなさそうだから、つけ込むスキはありそうなのだ。
“君の前途はなにを選んでも可能性に満ち溢れているんだ。”
リアが王立学院に復学したときに、そんなふうに励ましてくれた先生がいた。
冒険者としての未来、魔術者として上級学校へすすむ、あるいはエルマートの求愛を受け入れて、彼の成人を待って結婚する。
そのときには、どれにも決められなかったから、リアはここにいるのだ。
「前王陛下ご夫妻も?」
「うん、とくに母がすごく喜んでてね。昨夜は自ら遅くまで、招待状を配って歩いてたみたいなんだ。」
リアは、あとの列席者を尋ねてみた。
エルマートは笑顔で、知らない、と言った。
「でもあの変わり者ぞろいの『踊る道化師』は参加するんだろうなあ。グランダからの招待は、ぼくらとあとは、友人代表でミュラさんと、ヨウィスらしいよ。
行き帰りは、なんと竜が運んでくれるらしいんだ。
いやあ、楽しみだなあ。」
リアはエルマートのからの夕食の誘いを丁寧に断った。
夕食だけで終わらなせない魂胆はみえていたし、ルトとのことは、先がまったく見えない。
うっかり誘いにのらない自信は100パーセントではなかった。なにしろ、相手は若き国王で、別れたショックで生活が荒れるほど、リアを思っていて、どうも正妃の座をあけといてくれるつもりのようで、早速にもちこまれた婚約話をいくつも断り続けているのだ。
政治的な意味合いでは、クローディア大公国と斜陽のグランダ王国を結びつけるということで、双方がWinWinになるのであろう。
グランダ側に、不満があるとすれば、リアがクローディア家の実子でないことなのだが、嫡子がフィオリナしかいない以上、贅沢は言っていられない。
これからもクローディア大公国からの援助と好意をうけられればよし、機嫌を損ねたら即破滅である。
リアは、大公家からの迎えの馬車を、寮ではなく、屋敷の裏口に回すように伝えた。
クローディア大公家の屋敷の裏口は、すなわちギルド『不死鳥の冠』だった。
ドアをあけると、フィリオペがよお、と手をあげて迎えた。
「シチューを煮込んでいたところだ。食うかい?」
「ありがとう、フィリオペさん。ミュラさんは?」
ランゴバルドから舞い戻ったベテラン冒険者は、奥の扉を指差した。
その奥は、ギルドの執務室や倉庫、ギルマスの個室などがあり、そこは今はミュラが使っていた。
「さっき実家から戻った。山ほどドレスを抱えている。
ハルトとフィオリナの結婚式用なんだろうが、こういうときは新しいヤツを仕立てるもんじゃないのかい?」
貴族の儀礼、習慣には、くわしい。永年、銀級冒険者としてランゴバルドはじめ、西域での活動が長いフィリオペはもっともな疑問を口にした。
「時間がなさすぎる。2年も着る機会がなかったら、手直しも必要かもしれないし、小物をあわせるだけで、大変なんです。」
話をしているところに、ミュラがはいってきた。
リアの顔をみて、驚いたように立ち尽くしたが、手にしたドレスや様々な装身具をテーブルに投げ出した。
「ミュラさん、式の招致状は受け取った?」
「受け取ったからこのザマだ。」
ミュラは、舌打ちをした。
「そっちも出席するんだ?」
「わたしは、クローディア家の猶子ですから。そちらもよくぞまあ、ゴシュツセキされるんですか?」
「だって、ハルトといろいろあったでしょ?」
「わたしは、単純に言ってしまえば、酔いすぎたのをルトが介抱してくれただけです。」
三丁目の悪夢、と冒険者ギルドのグランドマスターは睨み合った。
「シチューと、パンだ。飯を喰いながら喧嘩しろ。」
そこは、フィリオぺの、年の功である。
色とりどりの生地の山を横目に、隣のテーブルに、どかどかと皿を並べていく。
視線を合わせたまま、リアとミュラは席に着いた。
「で、どうなの?」
「・・・」
「ミュラ先輩の姉に対してのご執心ぶりは、すでに学院の伝説になってる。
このまま、素直に結婚されてしまってもいい?」
「言いも悪いも」
ミュラは目を逸らした。
「フィオリナがそれでいいなら、しかたないわけだし。」
「まあ、あの二人を止めることは、魔王宮が総掛かりでもできないわけだし。」
リアは、ふいに笑った。
一応は淑女然とした仮面がはずれて、悪党の顔になっている。
「でも、出来ればもうちょっと後にして欲しい。例えば、二年後、とか。」
「その期間になんの意味が」
「わたしが、王立学院を卒業する。そうしたらわたしは『 踊る道化師』にはいる。」
リアは心のなかで、ため息をつきながら、それを面には出さない。
そんな自分をゆっくり分析する。
たぶん、リアは今もこの男が好きなのだ。
彼女の愛するルトを、殺そうとした一派に属していながら。
そのルトの結婚式に、いそいそと出席しようとしているエルマートを目の前にして、クズでもシネでもなく、やっぱり変わらず脳天気なお坊ちゃんだ、と思うくらいには。
家格の問題は、男爵の養女と第二王子から、クローディア大公家の姫君と国王と、はるかにマシなものになっている。今なら、正式に妃となってもおかしくはない。
それは、例えば今後、クローディアがグランダを併呑しようとしたときにも絶好の切り札として効いてくるだろう。
一方で、愛するルトは、フィオリナといよいよ結婚するという。
リアがそこに入り込む余地はあるのだろうか。
‥これがまた、ありそうな気もするのだ。
外見的なところでは、リアはフィオリナと違って顔立ちは優しげだ。今のところは無駄なお肉はそんなについていない。ただ、戦いや狭いところに潜り込むときに、胸とお尻がじゃまになる、と思うことがある。リアは豊満な体型ではないが、そう言った部分については、彼女の姉は無頓着に育ちすぎたのだ。あるいは育たなすぎたのだ。
そして、10代にあるまじき、閨での技を呆れるほど持っている。
フィオリナ姉さんは、そういうタイプではなさそうだから、つけ込むスキはありそうなのだ。
“君の前途はなにを選んでも可能性に満ち溢れているんだ。”
リアが王立学院に復学したときに、そんなふうに励ましてくれた先生がいた。
冒険者としての未来、魔術者として上級学校へすすむ、あるいはエルマートの求愛を受け入れて、彼の成人を待って結婚する。
そのときには、どれにも決められなかったから、リアはここにいるのだ。
「前王陛下ご夫妻も?」
「うん、とくに母がすごく喜んでてね。昨夜は自ら遅くまで、招待状を配って歩いてたみたいなんだ。」
リアは、あとの列席者を尋ねてみた。
エルマートは笑顔で、知らない、と言った。
「でもあの変わり者ぞろいの『踊る道化師』は参加するんだろうなあ。グランダからの招待は、ぼくらとあとは、友人代表でミュラさんと、ヨウィスらしいよ。
行き帰りは、なんと竜が運んでくれるらしいんだ。
いやあ、楽しみだなあ。」
リアはエルマートのからの夕食の誘いを丁寧に断った。
夕食だけで終わらなせない魂胆はみえていたし、ルトとのことは、先がまったく見えない。
うっかり誘いにのらない自信は100パーセントではなかった。なにしろ、相手は若き国王で、別れたショックで生活が荒れるほど、リアを思っていて、どうも正妃の座をあけといてくれるつもりのようで、早速にもちこまれた婚約話をいくつも断り続けているのだ。
政治的な意味合いでは、クローディア大公国と斜陽のグランダ王国を結びつけるということで、双方がWinWinになるのであろう。
グランダ側に、不満があるとすれば、リアがクローディア家の実子でないことなのだが、嫡子がフィオリナしかいない以上、贅沢は言っていられない。
これからもクローディア大公国からの援助と好意をうけられればよし、機嫌を損ねたら即破滅である。
リアは、大公家からの迎えの馬車を、寮ではなく、屋敷の裏口に回すように伝えた。
クローディア大公家の屋敷の裏口は、すなわちギルド『不死鳥の冠』だった。
ドアをあけると、フィリオペがよお、と手をあげて迎えた。
「シチューを煮込んでいたところだ。食うかい?」
「ありがとう、フィリオペさん。ミュラさんは?」
ランゴバルドから舞い戻ったベテラン冒険者は、奥の扉を指差した。
その奥は、ギルドの執務室や倉庫、ギルマスの個室などがあり、そこは今はミュラが使っていた。
「さっき実家から戻った。山ほどドレスを抱えている。
ハルトとフィオリナの結婚式用なんだろうが、こういうときは新しいヤツを仕立てるもんじゃないのかい?」
貴族の儀礼、習慣には、くわしい。永年、銀級冒険者としてランゴバルドはじめ、西域での活動が長いフィリオペはもっともな疑問を口にした。
「時間がなさすぎる。2年も着る機会がなかったら、手直しも必要かもしれないし、小物をあわせるだけで、大変なんです。」
話をしているところに、ミュラがはいってきた。
リアの顔をみて、驚いたように立ち尽くしたが、手にしたドレスや様々な装身具をテーブルに投げ出した。
「ミュラさん、式の招致状は受け取った?」
「受け取ったからこのザマだ。」
ミュラは、舌打ちをした。
「そっちも出席するんだ?」
「わたしは、クローディア家の猶子ですから。そちらもよくぞまあ、ゴシュツセキされるんですか?」
「だって、ハルトといろいろあったでしょ?」
「わたしは、単純に言ってしまえば、酔いすぎたのをルトが介抱してくれただけです。」
三丁目の悪夢、と冒険者ギルドのグランドマスターは睨み合った。
「シチューと、パンだ。飯を喰いながら喧嘩しろ。」
そこは、フィリオぺの、年の功である。
色とりどりの生地の山を横目に、隣のテーブルに、どかどかと皿を並べていく。
視線を合わせたまま、リアとミュラは席に着いた。
「で、どうなの?」
「・・・」
「ミュラ先輩の姉に対してのご執心ぶりは、すでに学院の伝説になってる。
このまま、素直に結婚されてしまってもいい?」
「言いも悪いも」
ミュラは目を逸らした。
「フィオリナがそれでいいなら、しかたないわけだし。」
「まあ、あの二人を止めることは、魔王宮が総掛かりでもできないわけだし。」
リアは、ふいに笑った。
一応は淑女然とした仮面がはずれて、悪党の顔になっている。
「でも、出来ればもうちょっと後にして欲しい。例えば、二年後、とか。」
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