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第三章フェレスト王国エルフ編
114勘違い
しおりを挟む「貴方達そこにいるエルフ達を解放しなさい!!」
エルフの国に向かおうとした無限達の目の前の木の上に弓を構えたエルフがいた。
耳が少し尖っており、高身長で胸が大きく、白金のロングヘアー、白と緑の上着とお腹に革の装備、黒いサベネアングローブ、茶色いズボンに靴、薄緑のマントを羽織っていた。
「エルフの戦士か」
「無限大丈夫!?」
「片手で矢を掴むとは凄いです!」
「良く取れましたね」
「ゾディアの迷宮で似たような事があったからな」
俺は両手を上げて木の上にいるエルフに話しかけた。
「俺達はそこにいるエルフ達を助けた者なんだが話を聞いてくれないか?」
「人間の話しなど聞きません!」
「話を聞かない方のようですが」
「いきなり無限様に矢を放つとは…………覚悟出来てるご様子で」
「どうしたものか」
ゾディアお前あのエルフ殺そうとしてないか?。
「あの、無限の話を聞いてください」
「そうです!無限殿はエルフ達を助けたんですよ!」
ビュウン! ガシ!
エルフは蒼花達の話を聞かずまた無限に向かって矢を放つち無限はそれを片手で掴んだ。
「…聞くき無しか少し手荒になるが…仕方ない…自然、千手樹木!」
ドゴゴゴン!!
「なっ!」
「はぁ!」
ドゴン!!!
「危ない」
無限はエルフに向かって手の形をした樹木で捕まえようとするが避けていく。
「無限様手伝います」
「一旦無傷で捕まえてくれよ」
「御意に……弓には弓を…人馬弓」
ゾディアはアイテムボックから風と翼を生やし馬を模様した和弓を取り出した。
「風、サイクロン・スピア」
ビュウン!!
「速い」
ザッ! ドゴン!
「嘘、何て威力なの」
ゾディアが風の矢を放ちエルフは直ぐ避けるが避けた場所にあった木には大きな穴があいた。
「避けましたかならば風、風矢五連!!」
ビュウン! ビュウン! ビュウン! ビュウン! ビュウン!
「くぅ!」
ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!
「あのエルフ動きが速いな」
ゾディアが風の矢を五発エルフに向かって放つが全て避けられてしまう。
「やりますね」
「無限様とゾディアが手加減しているとはいえ簡単に避けるとは」
エルフの女は無限の千手樹木とゾディアの矢を軽々と避けていく。
あの動き良く鍛えられている。どの木に乗れば落ちないかを完璧に理解して動いているし速い捕まえるのは難しいな。
「無限どうするの?」
「無傷で捕らえるのは難しいですよ!」
「そうだな…………」
「あの~私達が説明したらいいのでは」
捕まっていたエルフの一人が話しかけてきた。
「私達が説明したらリリナさんも誤解をしていると気づくと思います」
「アイツの名前リリナて言うんだな」
「はい、彼女は色々と有名なんです…」
一瞬彼女の顔が暗くなったが直ぐに戻った。
「ではお願いいたします」
「リリナさん!」
「!!」
「私達この人に盗賊達に襲われてた所を助けてもらったんです!」
「だから攻撃を止めて下さい!」
「リリナお姉ちゃん止めて」
「えっ!?」
エルフ達の言葉にリリナは動きを止めそれに合わせてゾディアも矢を放つのを止め俺も魔法を解いた。
「本当ですか?」
「はい」
「………」
「話を聞いてくれるな」
「はい…………」
リリナは木から降りてきて俺達の所に来てエルフ達から話を聞いていた。
「勘違いしてすいませんでした!」
話を聞いていたリリナは無限達に頭を下げ謝罪した。
「わかればいいんだ」
「状況があれだったからね」
「頭を上げて下さい」
「そうですよ」
「ですがいきなり矢を放ったのはどうかと思いますがね」
「うぅ……」
ゾディアの言葉でリリナは更に暗い顔になった。
「はい、はいもう誤解が解けたことでいいじゃねぇか彼女も反省しているようだし」
俺は手を叩きその場の空気の流れを変える。
「あの貴方達は一体?」
「俺はムゲン・フドウだ」
「アオカ・ナカノ」
「ツバキです!」
「キュンと申します」
「ゾディアと申します以後お見知りおきよ」
「私はリリナ・フォレトといいます」
ボイン!
「よろしくな」
「「…………」」
お互いに自己紹介を終えると蒼花とツバキがリリナの胸に注目していた。
(胸が大きい……負けた気分……)
(なんとゆう大きさ……差がありすぎます…)
「蒼花、ツバキどうした?」
「な……何でもない…………」
「何もありませんよ…………」
「マジでどうした?」
(蒼花様とツバキは多分リリナさんのスタイルが羨ましいと思っているのでしょうかね…………特に胸ですが)
蒼花とツバキがリリナの事を見てから胸に対して少し落ち込んでいた。それを見たキュンは全て理解し何も言わなかった。
「…………」
(同じエルフや人間の男達は初めて会っただけで私の体をいやらしい目で見てくるのにこのムゲンて人は私の体をいやらしい目で見てこないなんて……)
リリナは無限が自分の体をいやらしい目で見ない事が気になっていた。
無限はリリナの体を見ても何も思わなかった。
それもそのはず何故なら無限は五大明王を祀る寺の子であり不動流剣術格闘の師範代、女性をいやらしい目で見る気は一切無い!!。
更には蒼花とツバキ、二人の大切彼女がいるからである。
「無限様もうすぐしたら夕方になります。暗くなる前にエルフの国に行かなくてはなりません」
因みゾディアは元々そんなのには興味が無い。
「そうだな」
「行きましょう」
俺達はリリナが先頭にエルフ達と共にエルフの国に向かった。
「しかしエルフの戦士達は来なかったなキュン」
「仲間が拐われそうになったのに助けに来ないとは何をしているのでしょか」
「本当だよな」
「「「「「…………」」」」」」
「皆さん何か心当たりがあるようですね」
俺とキュンがエルフの戦士が来なかった事を話しているとリリナや助けたエルフ達は何か知っているようだった。
「実はエルフの国にいるエルフの戦士達はとある二人の女性を守っているのです」
「はぁ!?」
「それはまた」
「どう言うことですか?」
「……異世界から召喚された勇者達の二人がエルフの国に来ているのです」
「「「「!!」」」」
無限達はリリナの言葉に驚き話の続きを聞くことにした。
「その二人の美しさと可憐さにエルフの戦士達は魅了されほぼ全員がその二人を守っているのです」
「私達も抗議をしたのですが聞く耳持たず」
「娘も話を聞いてもらえなかったのです」
「そんなの許せません!」
話を聞いたツバキはエルフの戦士達に怒っていた。
「同胞を守らずただ自らの欲望に身を任せるなんて!」
「ツバキさん」
「無限今回の事私も許せない」
「そうだな」
多分男のエルフ達は東雲に魅了されているな。そして女性のエルフ達はアイツに魅了…………いや惚れているて言った方が正しか。
「無限」
「どうやらついたようだな」
「ここがエルフの国ですか」
話をしている間に森を抜けて目の前には自然豊かな国が広がっていた。
「ここがエルフの国か」
「自然と一体化している」
「何だが落ち着きます」
「空気が綺麗な場所ですね」
「フェレスト王国のエルフの国ですか良いところですね」
「では私は皆さんを送ってきます」
???「あらあらどうして貴方がこの国に入ってきているのかしらリリナさん」
リリナは助けたエルフ達を家まで送ろうとしたその時目の前に大勢のエルフ達とそれを率いている二人の女性がいた。
「サヤカさん…………」
「フフフ」
続く。
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