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105章
元魔王様と空を泳ぐ魔魚 8
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ソードフィッシュ狩りを終えたジル達は王都へと戻ってきた。
皆で倉庫に向かい簡単な解体作業を行う。
「ジル兄ちゃん、ソードフィッシュの解体はこれで全部終わりました。」
「ジルお兄さん、グレートバッファローやワイバーンの解体も終了です。」
「ご苦労、さすがに解体慣れしているな。」
ラウやミミが手の空いている孤児達を呼んできてくれたおかげで今日狩ってきた魔物の解体は全て終わらせる事が出来た。
「ん?ミチチカ達はどうした?」
「お姉ちゃん達なら自分達の解体を終わらせて我慢出来無いって出て行きましたね。」
「塩焼きやお酒の用意をするって言ってましたよ。」
「相変わらずの酒飲みだな。」
今年最初のソードフィッシュを早く食べたくて我慢が出来無かった様子だ。
ジル達の解体が終わるのを待てずに用意を始めているらしい。
「さて、お前達のおかげで解体も終わらせる事が出来た。報酬の内訳に関してはどうする?」
「私達は見学させてもらえただけでも勉強になりました。なので報酬に関してはジルお兄さんが決めて下さい。」
「そうですね、貴重な体験をさせてもらいましたから。少しばかり貰えれば充分です。」
ジルと一緒に依頼を受けるなんて大金を積んでも実現出来るか分からない。
そんな貴重な体験をさせてもらえただけでも二人にとっては充分な報酬だ。
「ちなみに食料と金ならどちらが欲しいんだ?」
「「お金です。」」
ジルの質問に二人が一切迷う事無く答える。
孤児にとっては何よりもお金が必要だ。
「ならばそうしよう。ソードフィッシュの角は売れるんだったな?」
「はい、投擲武器として使われていますから。」
「ギルドでも買い取りをしてくれますよ。」
「一先ず売ってみるか。」
どれくらいになるのか分からないので解体が終わったソードフィッシュの角を一纏めにしてギルドで買い取ってもらった。
「思ったよりも安かったな。」
「ソードフィッシュは身の方が求められますからね。」
「それでも数が多かったので良いお値段になったと思いますよ。」
「ではこれはお前達に渡す。」
小金貨や銀貨の入った小袋を差し出す。
「え?でもそれだとジル兄ちゃんの取り分が無いですよ?」
「そうですよ、全部なんて頂けません。」
「こんなに?何を言っている。これだけではお前達の仕事に見合わないだろう。」
「「えっ!?」」
小袋の中身を全て受け取る事は出来無いと言う二人だが、ジルからすれば今回の働きを考えればこんな端金では釣り合わないと思っている。
「解体の礼も込めてこれくらいか。」
ジルが無限倉庫から取り出した金貨を小袋の中にジャラジャラと落として追加していく。
細長かった小袋がパンパンに膨れ上がる。
「貰い過ぎですよ!」
「解体くらいでこんなお金貰う人はいません!」
追加された金額に二人が小袋を押し返そうとしてくる。
「価値観の違いだな。お前達にとって大した事が無い解体作業も我にとっては面倒事だ。自分では一切しないから金を払って引き受けてくれるなら助かるのだ。」
そう言ってジルは無理矢理ラウに小袋を押し付けた。
受け取りを拒否する様に腕組みをする。
「…本当にこんなにいいんですか?」
「ああ、それにお前達が受け取らなければ他の者も貰いづらいだろう。」
今渡したのは二人への報酬だ。
解体を手伝ってくれた孤児達へも別に渡すつもりなのだ。
「「あ、ありがとうございます。」」
二人が深々と頭を下げてお礼を言ってくる。
小袋を受け取ってくれたので他の孤児達にも順番にお礼を渡していく。
「「「お兄ちゃん、ありがとう!」」」
「計画的に使うんだぞ。」
皆大金を得られて嬉しそうに笑っていた。
暫く金銭面で困る事は無いだろう。
「ラウ、ミミ、ワイバーンとグレートバッファローの肉はどれくらい必要だ?」
「え!?お金だけでも貰い過ぎなくらいなのにお肉までいいんですか!?」
「食べ盛りが多いのだろう?腹一杯食べさせてやれ。」
解体している時に皆何度も肉を見て唾を飲み込んでいた。
どちらも高級肉なので孤児達では滅多に食べる事が出来無いのだ。
「すみません、お言葉に甘えさせてもらいます。ですが量はジルお兄さんにお任せします。お金だけでも暫く食べるのには困りませんから。」
今回のジルからの報酬は凄まじい金額だった。
暫く孤児達にひもじい思いをさせずに済むだろう。
「ならばグレートバッファローはセダンでは手に入らないから我が多めに貰っていく。ワイバーンはまだ在庫があらから半分くらいはお前達に渡そう。ついでにソードフィッシュも幾らか持っていくといい。」
「「ありがとうございます。」」
ジルから報酬を受け取って嬉しそうに頭を下げる二人だった。
皆で倉庫に向かい簡単な解体作業を行う。
「ジル兄ちゃん、ソードフィッシュの解体はこれで全部終わりました。」
「ジルお兄さん、グレートバッファローやワイバーンの解体も終了です。」
「ご苦労、さすがに解体慣れしているな。」
ラウやミミが手の空いている孤児達を呼んできてくれたおかげで今日狩ってきた魔物の解体は全て終わらせる事が出来た。
「ん?ミチチカ達はどうした?」
「お姉ちゃん達なら自分達の解体を終わらせて我慢出来無いって出て行きましたね。」
「塩焼きやお酒の用意をするって言ってましたよ。」
「相変わらずの酒飲みだな。」
今年最初のソードフィッシュを早く食べたくて我慢が出来無かった様子だ。
ジル達の解体が終わるのを待てずに用意を始めているらしい。
「さて、お前達のおかげで解体も終わらせる事が出来た。報酬の内訳に関してはどうする?」
「私達は見学させてもらえただけでも勉強になりました。なので報酬に関してはジルお兄さんが決めて下さい。」
「そうですね、貴重な体験をさせてもらいましたから。少しばかり貰えれば充分です。」
ジルと一緒に依頼を受けるなんて大金を積んでも実現出来るか分からない。
そんな貴重な体験をさせてもらえただけでも二人にとっては充分な報酬だ。
「ちなみに食料と金ならどちらが欲しいんだ?」
「「お金です。」」
ジルの質問に二人が一切迷う事無く答える。
孤児にとっては何よりもお金が必要だ。
「ならばそうしよう。ソードフィッシュの角は売れるんだったな?」
「はい、投擲武器として使われていますから。」
「ギルドでも買い取りをしてくれますよ。」
「一先ず売ってみるか。」
どれくらいになるのか分からないので解体が終わったソードフィッシュの角を一纏めにしてギルドで買い取ってもらった。
「思ったよりも安かったな。」
「ソードフィッシュは身の方が求められますからね。」
「それでも数が多かったので良いお値段になったと思いますよ。」
「ではこれはお前達に渡す。」
小金貨や銀貨の入った小袋を差し出す。
「え?でもそれだとジル兄ちゃんの取り分が無いですよ?」
「そうですよ、全部なんて頂けません。」
「こんなに?何を言っている。これだけではお前達の仕事に見合わないだろう。」
「「えっ!?」」
小袋の中身を全て受け取る事は出来無いと言う二人だが、ジルからすれば今回の働きを考えればこんな端金では釣り合わないと思っている。
「解体の礼も込めてこれくらいか。」
ジルが無限倉庫から取り出した金貨を小袋の中にジャラジャラと落として追加していく。
細長かった小袋がパンパンに膨れ上がる。
「貰い過ぎですよ!」
「解体くらいでこんなお金貰う人はいません!」
追加された金額に二人が小袋を押し返そうとしてくる。
「価値観の違いだな。お前達にとって大した事が無い解体作業も我にとっては面倒事だ。自分では一切しないから金を払って引き受けてくれるなら助かるのだ。」
そう言ってジルは無理矢理ラウに小袋を押し付けた。
受け取りを拒否する様に腕組みをする。
「…本当にこんなにいいんですか?」
「ああ、それにお前達が受け取らなければ他の者も貰いづらいだろう。」
今渡したのは二人への報酬だ。
解体を手伝ってくれた孤児達へも別に渡すつもりなのだ。
「「あ、ありがとうございます。」」
二人が深々と頭を下げてお礼を言ってくる。
小袋を受け取ってくれたので他の孤児達にも順番にお礼を渡していく。
「「「お兄ちゃん、ありがとう!」」」
「計画的に使うんだぞ。」
皆大金を得られて嬉しそうに笑っていた。
暫く金銭面で困る事は無いだろう。
「ラウ、ミミ、ワイバーンとグレートバッファローの肉はどれくらい必要だ?」
「え!?お金だけでも貰い過ぎなくらいなのにお肉までいいんですか!?」
「食べ盛りが多いのだろう?腹一杯食べさせてやれ。」
解体している時に皆何度も肉を見て唾を飲み込んでいた。
どちらも高級肉なので孤児達では滅多に食べる事が出来無いのだ。
「すみません、お言葉に甘えさせてもらいます。ですが量はジルお兄さんにお任せします。お金だけでも暫く食べるのには困りませんから。」
今回のジルからの報酬は凄まじい金額だった。
暫く孤児達にひもじい思いをさせずに済むだろう。
「ならばグレートバッファローはセダンでは手に入らないから我が多めに貰っていく。ワイバーンはまだ在庫があらから半分くらいはお前達に渡そう。ついでにソードフィッシュも幾らか持っていくといい。」
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ジルから報酬を受け取って嬉しそうに頭を下げる二人だった。
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