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110章
元魔王様と強者集う本戦 4
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各ブロックの本戦が進んでいき、いよいよ決勝トーナメントに出場出来る上位の選手達が決まっていく。
「さすがはジル殿、余裕の一位抜けじゃな。」
「ナキナも一位だったらしいな。」
「妾のブロックにはSランクの冒険者がいなかったからのう。ここからが本番じゃろう。」
互いに一位通過で決勝トーナメントに出場した二人。
Sランクも大勢勝ち上がっているので、ここからは更に激しい戦いになる事が予想される。
「あー、悔しい。」
そんな二人とは違って悔しそうにしているのはルルネットだ。
「ルルネット殿は惜しかったからのう。」
「あと一勝すれば決勝トーナメントだったな。」
残念ながらルルネットは決勝トーナメントに進む事が出来無かったのだ。
あと一勝すればと言うところで惜しくも負けてしまった。
「残念だけどあの人は格が違ったわ。私もまだまだって事ね。」
「ルルネットも一緒に応援を頑張るの。」
「そうね、ジルとナキナを一緒に応援しましょう。」
負けてしまったルルネットはホッコと同じく応援に回る。
悔しい気持ちはあるが圧倒的な強さを見せ付けられて負けたので、そこまで悔しさを引きずらなくて済みそうだ。
「Sランクの方々も順当に勝ち上がってきていますね。ジルさんに倒されたサンドルさん以外は全員決勝トーナメントに一位進出しています。」
「ギルドでは見掛けなかった人もいるのよね?」
「はい、ダングスさんは相当声を掛けたみたいですね。」
ずっと観戦していたユメノは決勝トーナメントに進んだ者達も大体把握している。
他国の冒険者ではあるが、Sランクとして有名なので知っている者ばかりだった。
「そのダングスもしっかり勝ち進んだか。さすがだな。」
「ダングスさんはSランクに近いAランクの実力を持っていると自分で言っていましたからね。」
イストール戦武祭を楽しみにしていただけあって実力もある。
さすがはグランドマスターである。
「皆さん、対戦表をもらってきました。」
「サリー、ありがとう。見せて見せて。」
「どうぞ。」
サリーが貰ってきた決勝のトーナメント表を皆に配ってくれる。
「ふむ、ナキナと当たるとすれば決勝か。」
「お互い勝ち進めればの話しじゃがな。」
綺麗に左右のブロックに分かれていたので仲間同士での潰し合いにはならなそうだ。
「二人で戦う前にSランクの冒険者達が立ちはだかるわね。」
「Sランク同士での潰し合いもありますが、ナキナさんは二回戦でガリューさんと当たってしまいそうですね。」
「烈拳ガリューじゃない!獅子種の獣人族で武闘家、高い身体能力と攻撃力を合わせ持つSランク冒険者よ!これは強敵だわ!」
ナキナと当たる可能性があるSランク冒険者ガリューに付いてルルネットが説明してくれる。
ユメノを抜かせばこの中で最も冒険者に詳しいのはルルネットなのである。
「さすがはルルネット様ですね。ガリューさんは私達の暮らすジャミール王国の隣国であるキリアル帝国の国家戦力です。なのでジャミール王国にも足を運ばれる事が多いんですよ。」
「キリアル帝国の国家戦力か。確か複数人のSランクを抱えているんだったな?」
「はい、出場者ですとこの方もキリアル帝国のSランク冒険者になりますね。」
そう言ってユメノがもう一人の冒険者を指差す。
キリアル帝国からは二人のSランク冒険者が参加しているらしい。
「このマレイと言う冒険者か。ナキナのブロックだな。」
「妾が当たるとすれば準決勝じゃな。最もガリュー殿に勝てればの話しじゃが。」
トーナメント的にナキナはキリアル帝国のSランク冒険者二人と同じブロックになっている。
それ以外にもSランク冒険者はいるので全く油断出来無い。
「呪言師マレイ、さっき私が戦った相手ね。何もさせてもらえなかったわ。」
「はい、少し怖かったですね。」
ルルネットの言葉にサリーが同意する様に頷く。
もう一人のキリアル帝国のSランク冒険者であるマレイとルルネットは先程戦っていた。
そのマレイとの戦いに負けてしまったので決勝トーナメントに出場する事が出来無かった。
ルルネットにしてみれば訳が分からない戦いだった。
マレイとの戦いが始まった瞬間に身体が動かなくなり、攻撃を受けてあっさり場外負けとなってしまった。
文字通り何もする事が出来ずに終わってしまったのだ。
「だからこそSランクになれたのじゃろうな。人外級の化け物で無ければなれぬランク帯と言う事じゃろう。」
「そこで我を見るのは止めろ。」
ナキナの視線を受けて不満気に言うジルだった。
「さすがはジル殿、余裕の一位抜けじゃな。」
「ナキナも一位だったらしいな。」
「妾のブロックにはSランクの冒険者がいなかったからのう。ここからが本番じゃろう。」
互いに一位通過で決勝トーナメントに出場した二人。
Sランクも大勢勝ち上がっているので、ここからは更に激しい戦いになる事が予想される。
「あー、悔しい。」
そんな二人とは違って悔しそうにしているのはルルネットだ。
「ルルネット殿は惜しかったからのう。」
「あと一勝すれば決勝トーナメントだったな。」
残念ながらルルネットは決勝トーナメントに進む事が出来無かったのだ。
あと一勝すればと言うところで惜しくも負けてしまった。
「残念だけどあの人は格が違ったわ。私もまだまだって事ね。」
「ルルネットも一緒に応援を頑張るの。」
「そうね、ジルとナキナを一緒に応援しましょう。」
負けてしまったルルネットはホッコと同じく応援に回る。
悔しい気持ちはあるが圧倒的な強さを見せ付けられて負けたので、そこまで悔しさを引きずらなくて済みそうだ。
「Sランクの方々も順当に勝ち上がってきていますね。ジルさんに倒されたサンドルさん以外は全員決勝トーナメントに一位進出しています。」
「ギルドでは見掛けなかった人もいるのよね?」
「はい、ダングスさんは相当声を掛けたみたいですね。」
ずっと観戦していたユメノは決勝トーナメントに進んだ者達も大体把握している。
他国の冒険者ではあるが、Sランクとして有名なので知っている者ばかりだった。
「そのダングスもしっかり勝ち進んだか。さすがだな。」
「ダングスさんはSランクに近いAランクの実力を持っていると自分で言っていましたからね。」
イストール戦武祭を楽しみにしていただけあって実力もある。
さすがはグランドマスターである。
「皆さん、対戦表をもらってきました。」
「サリー、ありがとう。見せて見せて。」
「どうぞ。」
サリーが貰ってきた決勝のトーナメント表を皆に配ってくれる。
「ふむ、ナキナと当たるとすれば決勝か。」
「お互い勝ち進めればの話しじゃがな。」
綺麗に左右のブロックに分かれていたので仲間同士での潰し合いにはならなそうだ。
「二人で戦う前にSランクの冒険者達が立ちはだかるわね。」
「Sランク同士での潰し合いもありますが、ナキナさんは二回戦でガリューさんと当たってしまいそうですね。」
「烈拳ガリューじゃない!獅子種の獣人族で武闘家、高い身体能力と攻撃力を合わせ持つSランク冒険者よ!これは強敵だわ!」
ナキナと当たる可能性があるSランク冒険者ガリューに付いてルルネットが説明してくれる。
ユメノを抜かせばこの中で最も冒険者に詳しいのはルルネットなのである。
「さすがはルルネット様ですね。ガリューさんは私達の暮らすジャミール王国の隣国であるキリアル帝国の国家戦力です。なのでジャミール王国にも足を運ばれる事が多いんですよ。」
「キリアル帝国の国家戦力か。確か複数人のSランクを抱えているんだったな?」
「はい、出場者ですとこの方もキリアル帝国のSランク冒険者になりますね。」
そう言ってユメノがもう一人の冒険者を指差す。
キリアル帝国からは二人のSランク冒険者が参加しているらしい。
「このマレイと言う冒険者か。ナキナのブロックだな。」
「妾が当たるとすれば準決勝じゃな。最もガリュー殿に勝てればの話しじゃが。」
トーナメント的にナキナはキリアル帝国のSランク冒険者二人と同じブロックになっている。
それ以外にもSランク冒険者はいるので全く油断出来無い。
「呪言師マレイ、さっき私が戦った相手ね。何もさせてもらえなかったわ。」
「はい、少し怖かったですね。」
ルルネットの言葉にサリーが同意する様に頷く。
もう一人のキリアル帝国のSランク冒険者であるマレイとルルネットは先程戦っていた。
そのマレイとの戦いに負けてしまったので決勝トーナメントに出場する事が出来無かった。
ルルネットにしてみれば訳が分からない戦いだった。
マレイとの戦いが始まった瞬間に身体が動かなくなり、攻撃を受けてあっさり場外負けとなってしまった。
文字通り何もする事が出来ずに終わってしまったのだ。
「だからこそSランクになれたのじゃろうな。人外級の化け物で無ければなれぬランク帯と言う事じゃろう。」
「そこで我を見るのは止めろ。」
ナキナの視線を受けて不満気に言うジルだった。
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